腰痛がにわかに悪化していて億劫だが、今年初めてチャリで美鈴湖へ登る。もちろん激坂ルートで。ゆっくり漕いでるつもりでも、呼吸が一杯になって額の汗が容赦なく眼球を襲う。マラソンとはほとんど別のスポーツなのだと痛感する。一方心配だったフロントギアは噛んでくれてるようだ。
「明けましておめでとう」。美鈴湖にそう挨拶してさらに登っていくと、気分だけはだんだんノッてくる。ペダルを力を込めて踏むと自転車は少し斜め前に登る。それをバカバカと繰り返す。これこそ坂馬鹿の醍醐味だ。しかし脚がまだ出来ていないし、せっかくの休日といえど家から700mUPの第2チェックポイントまでで今日はおしまい。浅間温泉街から55分かかったが、これを40分に縮めたい。まぁまだ慌てるような段階じゃないな。
下りはやっぱり冷える。いらねー。帰宅して市議選の投票を済ませ、昼食の買い物がてら本屋に寄ってみると「ヒルクライムバイブル」が目に止まった。立ち読んでみると、本格的にヒルクライムを楽しむための、というかお金の掛かる話ばかり載っている。自転車やパーツのスペックとか、プロテインがどうのとか。貧乏人の私には雲の上の内容だ。一万円程度の靴だけあればアマのトップレベルとほぼ同条件で戦えるマラソンと違って、自転車という物はピュアオーディオ級にお金が掛かる。そんな連中をドノーマルのツーリング仕様車でバッタバッタと倒すという悪趣味な愉しみもあって今まで続けて来たが、それにも限界を感じつつある。今後、どうヒルクライムと向き合うべきか。
いや、他人との比較じゃないだろ。登ることが好きで、常に己に克つ気概が大切ではないか。“好奇心と向上心を失ったら人間じゃない”…これが自分に課している信念だ。それを実践する舞台がツールド美ヶ原なのである。
疲れたので昼寝をしてから、再び出掛ける。先日買ったジーンズよりワンサイズ細い、胴回り73cmのスラックスを買った。これだとギリギリで、満腹に食うこともままならない。きっとこれからの季節、痩せるから大丈夫……とりあえず安物で冒険だ。さっそく帰りにコンビニでスナック菓子を買ってしまったが。だめじゃん。