つくばエクスプレス下りの初電でつくば駅に降り立つ。大慌てで小径自転車カラクルSを展開し、土浦市小野「小町の館」までの12kmをぶっ飛ばすこと30分弱。心拍170まで上がって良きウォーミングアップになったろう、受付締切時刻(6:45)ぎりぎり間に合わせた。荷物預けの締切時刻も同時なので極めてタイトだが、初回とあって参加者側の手際も悪い。お陰様で間に合い、これで言い訳は効かなくなった。先週末にキャリア等荷物ありで行ったヤビツ峠アタックが44'42"と初の45分切り達成。その後の体調不良はスタートしてしまえば雲散霧消するだろう。もう一人輪行組がいて、普通のロードバイクだから手間が掛かるのでは?と心配したが間に合ってたようだ。ワザマエ!
先々週に行われていた、不動峠アタックをスタートとする「ツールドつくば」は所用により不参加。今日は「筑波山・朝日峠ヒルクライム」。正直混同していたが、こちらは朝日峠アタックをスタートとし土浦市が後援している。記念すべき第一回に五百名を超えるエントリーが集まり、大盛況と言えよう。富士ヒルめいたランク分けがあって、金のガマ35分以内、銀のガマ42分以内、銅のガマ50分以内と設定されている。先月の試走でおよそ52分だったので空荷なら銅は安全圏だが、銀は厳しい。45分くらいが現実的な目標タイムとなりそうだ。
整列してからの待ち時間が意外と長く、ついうとうと・・・いや少しは緊張しようや。7時半に行列の遥か前方でエキスパートクラスが動き出し、概ね2分毎?に年代毎のパレードランが捌けていく。50歳代もスタート、しばらくだらだら走って鋭角に左折した所からネットタイム計測開始! まずは朝日峠KOM(King Of Mountain=山岳賞)を目指して猛アタックだ。道路中央のキャッツアイに気を付けつつ普段走れない反対車線も存分に使ってインを突き、後方だったポジションを上げていく。脳内は呑気にぷよぷよBGMが流れているけど心拍は183bpm…ちょっと上げ過ぎでないかい? 後半に不安を残しつつ朝日峠通過13'25"。
表筑波スカイラインに入ると登りと下りが交互にやってくる。下り区間は小径車だとどうしても不安定だし、カラクルS標準仕様だと踏めるギアが無い。KOMなんて絶対取れないのに朝日峠までオーバーペースにせざるを得なかった理由である。ライバルに次々抜き返されるばかりでなく、後方スタートのコスプレ部門にまで抜かれまくる。いや、奴らは登りも速い!まさに神々の遊びである。後藤ひとりさんは風圧が厳しそうでむしろ下りが遅いけど、コスプレで一番大切なのは速さじゃなくて恥じらいだからね。

斜度の変わり目で損をしないように気を付けて、同時スタートのライバルとは競い続ける。思い返せばこういうのが最高に楽しい。「(小径車なのに)スゴいですね」と声を掛けてくれる人がいるけど、脳に酸素が回ってないので「とんでもないです」と意味不明な返答しか出来ない。じわじわ追ってた人がチェーン落ち?で下車してしまい、以降は一人旅気味となる。
いよいよ風返峠からの筑波スカイラインは登りのみとなる。左斜線はシャトルバス等の運行があり右車線しか使えなくなる。狭いので後方スタートから抜いてきた人に気を使いつつ、なるべく付いて行こうとするが…。序盤に脚を使い過ぎたかと、弱気が入ってしまう。呼吸がいっぱいいっぱい苦しいし、ゴールまで耐えられるのか。同時スタートのライバルにも抜かれてやっと火が点き、抜き返して残り200m死力のもがき!最終心拍187bpmで精一杯にフィニッシュラインを駆け抜ける。
ゼェゼェ気持ち良かった〜、これがヒルクライムだ。時間を掛けて呼吸を落ち着かせ、預け荷物とサービスのアクエリアスを貰う。つつじヶ丘の売店はSuicaが使えるしメンチカツを頂いてエネルギーと蛋白質を補給、これで下山も安心だ。ゴールエリアをいくら見渡しても小径車が見当たらず、ちょっと孤独感はある(実はあと2台ほど居たっぽい)。さて記録は…手元の時計で45分は切れたようで、悪くない。
筑波山頂は雲に見え隠れ。この涼しさにも助けられたかもな。防寒着はアームウォーマーのみだが十分だろう。全参加者のフィニッシュを待って、集団下山が始まる。だいぶ後方のグループになっちゃったけど、早く下山したところで暇を持て余すことになる。レース中は殆ど目に入らなかった、高度感のある景色が良い。普段は治安極悪な表筑波スカイライン。今日目に付いたマナー違反は2名程度で自転車乗りの民度は高く、全員無事下山な。計測チップを返却すると米パックが貰える。
閉会式の昼12時まで相当時間があるので、とりあえずキッチンカーのひとつでサンホセカレーってのを頂く。高級なネコマンマ、と言ったら怒られるだろうか。リザルトのQRコードが会場に貼り出されている、なんてことはなく公式サイトからの直リンクも無く、どうやって確認するんだろう?と思ったが、会場MCの説明でやっと何となく分かった。エントリーリストのページからタブを辿るようだ。AIイラストな記録証もダウンロードできる。結果44分44秒で五十代クラス34位/完走120名中。ひとつ若い世代に当てはめるとちょうど中間順位、まぁそんなもんかね。終盤の弱気が反省点で、始めから心拍なんて気にしなければ良かったのよ。それにしてもあのMCの方、スゴイハイテンションでしゃべり続けている。何者なんだろうと調べたら元全日本チャンピオンとのこと。
そういえばオンザロードという自転車ショップが出展してるんだった。ってことは…代表のZ君にアイサツだ!サイクリング部時代の同期であるが、会えたのはその時以来。長年自転車に関わってると、お互いいろんな事があるもんだね。そんな話しているうちに表彰式が始まり、残ってるやつ全員集合。天頂の太陽が日暈(ハロ)を纏っているが、他に気付いた人は居るだろうか。じゃんけん大会までつつがなく終了し、会場をリーブする。観光道路を閉鎖してのイベントだったのでドライブ風情に暴言を吐かれたスタッフさんも居るようだし、大変な運営に感謝する。初回からコスプレ部門をぶち上げたのも大成功だったろう。「クルマ持ちに非ずんば人に非ず」ではなく、環境に優しい輪行組にも配慮して、もうちょっとだけ受付時刻を繰り下げてくれたらなお良い。
土浦市のイベントだし、帰りは土浦駅へ。駅前の高月堂さんで「霞浦(かほ)の恵み」という公魚(ワカサギ)の乗ったフロランタンを土産に買う。カホもメグミもラブライブ蓮ノ空を連想するから、なんてね。JR常磐線で帰宅。来年は富士ヒルに復帰しようかと考えていたが、これもう一回出たいな。
・・・で、後日「ブロンズガマ」とやらが送付されて来た。予想の斜め上をいくアクスタ形式だった。それはそれでアリなアイデアだとは思うけど、AI臭ぷんぷんなイラストだし、後ろ足の指が3本というお粗末さ。「ガマはガマでも四六のガマ」というフレーズを知らない奴は筑波じゃモグリだぜ。ヒルクライムってのはなぁ、人間の内にあるマグマを爆発させて自転車を漕ぐんだよ。AIなんか捨ててかかってこい!
| タイム | 44分44秒 朝日峠13分25秒 |
(最速者32'32", 最終完走者1:29'23") (最速者9'28", 最終完走者30'54") |
| ツツジ・チャレンジ(一般) 50歳代 男性 順位 | 34位 朝日峠31位 |
(/完走120名/出走120名/申込133名中) |
| 男性順位 (エキスパート・コスプレ等含む) |
167位 朝日峠153位 |
(/完走389名/出走391名/申込430名中) |
| 総合順位 (女子・のんびりエンジョイ含む) |
172位 朝日峠157位 |
(/完走462名/出走465名/申込511名中) |