東京都葛飾区の実家に出戻りして一年余り。区内のランニングイベントとしては最大規模(参加人数)となる「かつしかふれあいRUNフェスタ」は区民枠でちょっと安くなることだし、初めてエントリーしてみた。1kmの部からあるけど、もちろん最長のハーフマラソン。出走時刻はだいぶ後の方なので、自宅でゆっくりギターの練習などしていたらぎりぎりになった。慌ててチャリを漕ぎ、堀切菖蒲園近くの荒川河川敷へ急行する。間近に東京スカイツリーがそびえる、まずまずの空模様だ。
ろくにウォーミングアップもせず、荷物を預けてスタート行列へ。最近は気持ち身体が軽くなった気がするが、体脂肪率20%と相変わらず高止まりが続いていて、明らかに周囲のランナーより脚が贅肉太りしている。こんなに前に並んじゃ駄目でしょう。救急車騒ぎの影響で定刻より10分遅れの10時55分、号砲が鳴る。スタートライン通過まで11秒。
定説によれば、フルマラソンのタイムは「ハーフの倍+10分」とされる。来月のかすみがうらマラソンの目標タイムを3:05'と宣言した手前、今日は計算上1:27'30"を切っておきたいところ。しかしスピードを意識するレースはかなり久々で、つい序盤から飛ばしすぎた。キロ4勢に付いて行けないと悟ったのが4km過ぎ。気持ちペースを緩めて折り合いを探るが、8km地点までは南行きの向かい風区間なので、自分より少し速い人を風除けにしたいという意識が働く。
すなわち4'05"/km前後のペースが続く。江戸川区内に入ると、さすがに沿道の応援はほぼ無くなる。折返せば追い風区間、だが中間地点でもう走力の大半は使っちゃった感がある。ソロ走になり、ごくたまに後ろから追い越される展開。コースは荒川河川敷に途中二ヶ所(往復で4回)土手のアップダウンがあるだけのド平坦なもの。せっかくのスピードコースなのに、徐々にペースが落ちていく。暑いので適宜給水を摂り、沿道の応援に笑顔だけは返すが・・・。
15〜16kmラップ4'41"、16〜17kmラップ3'30"…は単に距離表示が大きくズレていただけだろう。驚かさないでくれよ。「もうゴールしても良いよね」って気分になる頃、一旦スタート地点を通り過ぎなければならない。ド平坦とは言ったが、少しのアップダウンがキツくてしょうがない。第2折返し地点からは、さっきより強くなった向かい風が襲いかかる。19〜20kmラップは4'35"まで落ち、呼吸が苦しくて苦しくてラストスパートもままならない。苦しいのは皆一緒で、順位に変動が無いのは救いか。
フィニッシュタイム1時間27分22秒、ぎりぎり目標タイム通りとなった。ペース配分は失敗だが、フルマラソンの後半をシミュレートできた意義はあるとしたい。ただしフィニッシュしてもしばらく呼吸困難が続くあたり、呼吸器系に一抹の不安を残す。どうにか落ち着いてとぼとぼと、水とマスクと記録証を受け取る。さらに参加賞のロングTシャツを貰いに行き、預け荷物を引き取る。レース後の食事としてアテにしていたブース出展がもうほとんど売り切れて撤収している。メインレースたるハーフの参加者に何たる仕打ちか。このイベント自体4年ぶりの開催で、あまり出店の数を集められなかったとも聞く。かろうじて母が所属する地元町会の店がまだ営業中で、ポップコーンを頂く。
少し写真を撮り回ってからリーブ。参加者用のクーポン券が堀切菖蒲園駅付近で使えるようだが、街中はチャリを駐めづらい。お花茶屋駅付近まで移動して、ようやく肉モノにありつけた。まぁ若干の手作り感が残る良い大会なので、来年も参加するよ。さてシューズは6年前に買ったアディゼロ匠練ブースト3を着用した。年々足に合わなくなって肉刺が悩ましかったが、軽量薄型強反発のスピード感は素晴らしかった。今回を以て退役とし、次レースからニューバランスのフューエルセルRCエリートv2を投入する。カーボンプレート内蔵の厚底系、どうなるだろう。そんなことより、ようやく少しは痩せようという決心が付いた…かな。
記録 | 1時間27分22秒 | (最速者1:05'59",制限時間3:30') |
ネットタイム | 1時間27分11秒 | ※スタートラインからの計測参考記録 |
男子40代順位 | 32位(速報値) | (/完走380名/出走383名/申込439名中) |
男子順位 | 74位 | (/完走1200名/出走1218名/申込1421名中) |
総合順位(女子含む) | 76位 | (/完走1421名/出走1443名/申込1681名中) |