祝日の水曜、JR大糸線で松本から大町へ。他のロゲ参加者らしきはみな信濃大町駅で降りたか。ここから北は極端に運行本数が少ない区間で、せっかくだからもう一駅乗って北大町駅に到着。と言う訳で時間ぎりぎりにやって来ましたフレンドプラザ大町、OMACHIロゲイニング2021の会場だ。時節柄、より人を分散させるためにカテゴリ別30分毎の時間差スタートとなっている。ソロ男女は二番目で、地図オープンはプログラムに20分前とあったが現場での指示は10分前。他のカテゴリでもそうだったのか、強豪が集まるソロだけデバフを掛けたのか不明だが、作戦時間なんか短いほうが性に合ってるぜ? スタート前の記念撮影もあるから賞味7分で大局を把握しておおまかなルートを決めなくてはならない。ちなみに自分のジョギング練習量は十月で220kmとピークの半分程度でスピード練習もしてないが、シューズはスピード志向のハンゾーR。
午前11時、3時間の競技が始まる。市街地東側の丘は高得点かつ終盤の調整に使えそうにないから、まずそこから取りに行く。アスリート2名が先行し最初の信号で置いていかれる・・・もうだめだ。北アルプス国際芸術祭の作品コントロールを経て山岳博物館への近道は見逃さなかったが、霊松寺あたりは紅葉にボーッと見惚れて、コントロールの山門をスルーしちゃったぞ。本堂の写真を撮ってみたがなんか違う! と慌てて戻ったり。写真はセルフチェックとは言えズルは出来ぬ。観光客が多くて地図で口を覆うなど時節柄気を使うしやりにくい。さあ序盤のミスをリカバリーして行かなくては。
北へ行こうランララン。地図に付属のコントロール位置説明は文字がデカいのは良いが、写真が小さいうえ解像感が低く分かりづらいのが難、よく見比べよう。信濃木崎駅は「おねてぃ」の聖地だけあって取りたいコントロールだが、ここは冷静にカット。いよいよ熊鈴を付けて北部の山に入る。鉄塔巡視路の激しいアップダウンにスッ転ぶし、迷いかけてコンパスで修正するなど。これがKTプランナーの厳しさだなぁ。視界が開けた場所からは素晴らしい黄葉と木崎湖をも俯瞰し絶景! こんな一期一会の景色に逢えただけでも今日参加した価値がある。
湖畔でもう時間半分が経過し、西部戦線へ。極端に遠い最高点はハナから諦めている。鹿島大橋の袂でガサガサッ! こんな所で熊か? カモシカでした。こんな感じであちこちで、競技とは無関係な写真を撮りまくってしまう。「ロゲ=旅」という楽しみ方をしているからだ。もう少し競技に本気になるべきか。
走力不足を感じ、高得点ながら意外と遠回りな74番アルプス搗精工場もカット。それより南端の35+40とか取った方が良い、という絶妙な配点。ショートカットの小径も良く見て発見しつつ、市街地のコントロールを取り尽くしてやるぞとなだれ込むが、終盤の時間経過は想像以上に早い。結局だいぶ残しつつ、松城ロゲなどの反省から一旦は諦めた31番と33番くらいは拾い、制限2分前にフィニッシュするのだった。気の迷いでヨセが下手になっちゃったな。獲得20/30コントロール、1459/2000点。短めの競技時間で良かったと思えるくったくったっぷり。最高に楽しい3時間だったことは間違いない。
致命的なミスは無いし力を出せたから、もしかして上位に食い込んでいるかも? と集計用紙を持って行った所で、居合わせたBさんに負けていることが判明。さらに上が二人は居ると言う。ああ、入賞できたらセイコーのメトロノームウオッチを買う予定だったのに、今回は断念。時節柄、表彰式は無くて後でWEB発表となる。Iさんとか帰っちゃったし、やっぱ寂しいな。そこまで分散させないと観光協会等との調整が付かないから仕方なかったんだろうな。スタッフのKさんに挨拶して私もぼちぼち、信濃大町駅へ歩く。半端な時刻で食堂はやってないし、松電ストアでパンを買い食いしてから電車で帰ろう。
リザルトは男子ソロ18名中で五位、総合でも47チーム・ソロ中で同順位。上位7名くらいまでは僅差にも見えるが、みなてんでばらばらなルート取りなのにきっちり実力通りの順位が出る。これがKTプランナー地図作成の真骨頂なのだろう。一位の人は実業団レベルのスーパーランナー、二位の人は身の丈に合った戦略が奏功している。私は自己採点で戦略90点、戦術70点、走力50点とする。次のFDG三河上郷に向けて、細かな戦術ミスや写真撮りによる無駄をなくし、走力を復活させられるかが課題となる。とりあえず5時間走れる脚を作れ。
総合点 | 1459/2000 | (最多点1528, 最少点-2038) |
コントロール数 | 20/30 | (最多25, 最少4) |
男子ソロの部 順位 | 5位 | (/出場18名中) |
総合順位 (各種チーム,女子含) |
5位 | (/出場47組中) (人数は出場84名,DNS4名) |