東秩父村マスコットキャラクターわしのちゃん

第3回ヒルクライム定峰峠チャレンジ

定峰峠ヒルクライム2025 参戦記

2025年10月5日

日記

10/5() 定峰はどうだいら
東秩父ふれあい広場の曼珠沙華

昨年同様に、埼玉県小川町の旅館ふじのやに泊まって迎えた早朝。買っておいたおにぎりやどら焼きを食べてチェックアウトし、まだまだ濡れている路面に気を使いつつ西へ6kmサイクリング。曼珠沙華が見頃の東秩父村ふれあい広場が、第3回定峰峠ヒルクライムの会場である。ゼッケンは背中ではなく左脇に付ける指示となり、ウェアを一旦脱がなくても着たまま装着可能となった。手拭いやサプリなど豊富な参加賞も良い。頂上行きワゴン車に下山用荷物を預け、付近で軽くウォーミングアップしておく。ちょっと筋肉痛が残っているのが気掛かり。やや寒いのでアームウォーマーを持ってきておいて良かった。

埼玉県唯一のヒルクライム大会を謳い、募集開始から数日で280名の定員が埋まったと云う。その殆どが県内のチームメイトと思われ、ぼっち参加は痛ウェアで来ている数名と僕だけではないか。さて開会式で村長や議員が挨拶する。「今年はゴール地点が堂平天文台に変わり、スタート地点も変わります」・・・え!?スタート地点も変わるなんて文言、公式サイトにあったっけ? ホームページのタイムスケジュールには去年と同じ橋場交差点付近と書いてあったけど(要項やコースマップのデータまで精読してなかった私も悪い)。

開会式

式後、速やかにスタート地点へ5kmほど移動する。途中でトイレに寄れるくらいの余裕はある。なるほど今年は光官寺前がスタート地点で、つまり去年より900m先であった。当イベントは富士ヒルめいたステッカー式で、45分以内がブロンズとされる。今の自分では非常に厳しい目標で、だからこそ挑戦し甲斐があると思っていたのだが、ここからなら余裕じゃね? 俄に目標を失い、楽しく完走しましょうねってことになった。

・・・それにしても大勢の参加者はどこで油を売っていたのか、集合が全然間に合っていない。おまけにゼッケンの装着位置もてんでんばらばらで、スタッフによるゼッケンチェックの混乱に拍車をかける。龍勢ヒルクライムを廃止に追い込んだ埼玉県ロード乗りの「見えてなさ」が見えてしまっている感がある。来年はチェックなんかせんでもスタート順毎のプラカードでも立てておいて参加者の自主性に任せれば良いだろう。

光官寺前スタート

だいぶ手遅れになった頃に我らが500番台のゼッケンチェックが始まる。私はさっさと通過して、後ろが支えてはいけないと思って勢いスタートラインに付ける。だがそれは計測マットだったようで、下がるように言われる。他のレースイベントならマットの手前にラインを引いておくもんだよ。ともかく第5グループの選手が全然揃わないまま非情にも号砲が掛かる。計測はネット式だから遅れてスタートしてもタイムに影響は無いとは言え、マススタートの緊張感こそが有料レースイベントの醍醐味だと思う訳で、あまりのグダグダっぷりに苦笑いしながら進むしかない。小径自転車カラクルSが火を吹くぜ!とばかりに最初の100mだけ先頭の景色を見る。

スタートグループは申込時に入力したPWR値で決められている。…パワー値?ナニソレ?と思って未入力だったので、初心者の扱いとなった。同じ境遇ながら実は強い数名が物凄い勢いで抜いていったが、あとは前グループの脱落者を淡々と抜いていくだけの孤独なレースとなる。ガーミンのGPSランニングウォッチを買ったばかりで、初めてレースで使っているけど、とりあえずラップを取るだけだ。後で心拍数の解析とか出来るのかな。

定峰峠ヒルクライム2025マップ;全長12.8km標高差640m
白石峠付近(@Yam8116様撮影)

どなたかがSNSにアップしていたラップの目安を気にしつつ、白石車庫10'30"。ここからヒルクライムらしい道となり、たまに日が射すとちょっと暑いかも。とにかく集中集中! 脳内BGMはひみつのふふふ。ミニベロを1台見掛けたが、あとは全部ロードバイクだ。初参加だった去年と比べると、現在位置がなんとなく分かる。要所要所の応援も暖かく、大会名由来の定峰峠通過が27'43"。もうブロンズとやらは安全圏だろう。

ここからも登りが続き、しかもだんだん斜度がキツくなる。一休みしたいのにスタッフのロードバイクにぴったり付かれ、気が抜けない。お陰でタイムは縮んだと思う。去年は終盤ずいぶんへろへろになったと感じたものだが、これだけキツけりゃ仕方ない。その時のゴールを少し過ぎた白石峠通過が37'15"。いよいよここから、全てを出し尽くせ! だが平坦になる所は濡れたグレーチングが恐ろしく、小径車ではブレーキを多用せざるを得なかった。抜いたバックマーカーに抜き返され、そのまま逃げられてしまう。

堂平山

もうちょっと早くスパートを掛けられたかも知れないけど、後悔する程ではない。精一杯に踏み込んでフィニッシュ…手元の時計で43'32"、正式には1〜2秒短くなるだろう。ああ、気持ちよかった! 計測チップを外して貰って、とりあえず堂平山876mの山頂へ。天文台が映えるビュースポットだが、曇って何も見えない。一旦ゴールに戻ってギャラリーしてからもう一度山頂に行くと青空が出てきて、西側に秩父の絶景を眺める。来た甲斐があった〜。

さてフィニッシュした選手でわいわいわいわいごった返すゴールエリアへ。サービスの豚汁が旨いし、フード販売も盛況の様子。まもなく全員がフィニッシュするが、集計まで時間が掛かるのでじゃんけん大会が始まる。これは良いサービス。賞品は小径車やランドナーには役に立たない物ばかりで気後れするけど、まぁ参加するよね。

完走証

去年は下山後だった完走証の発行をここで行う。ゼッケンを見せて、受け取って「43分51秒」・・・・・・あれ。悪い予感はしていたけど、号砲前に計測マットに近づいた時がスタートと判定されてた?のか20秒ほど「損」している。たかが20秒じゃ大して順位も変わらんし、どうせ半分より下ずら。でも正確なリザルトを出せなかった悔しさがふつふつと込み上げる。ああ分かってくれとは言わないが、そんなに俺が悪いのか。ここまで薄々感じていた疎外感が堰を切る。

こんなビターエンドじゃいけない。慌てて出店のマンゴープリンを買い食いして口の中を甘くするし、ヤマノススメウェアの人が「私もカラクルS持っているんですよ」と話し掛けてくれたりもした。でももはや、やんややんやとウェーイな表彰式まで眺めていく気分にはなれない。早期下山組に紛れてそそくさとリーブするのだった。このグループは比較的下山マナーが良好(速すぎない・遅すぎない・無駄な追い越しをしない)で快適だ。

であそぶキッチンわらじ鳥

道の駅東秩父の野外フードコートでわらじ鳥と笹山だんごを食い、「武蔵野の欅」などの土産を購入。小川町駅からの輪行は東武線だった往路から趣向を変えて、JR八高線・川越線・東北線を経由し、尾久駅で輪行を解き葛飾に帰る。定峰峠ヒルクライム公式サイト曰く「地元の方々で作り上げる手作り感あふれるアットホームな雰囲気」…確かに大勢に薦めたい、素晴らしくエネルギッシュなイベントだし、貧乏くじを引くのは僕だけで良いわ(表彰式でもなんかあったらしいけど)。こんな長文を書くくらいにはでっかい経験値を得た。

後日YouTube等を観て判明したのは、「手元の時計より20秒遅い記録」というのは私だけでなく全員らしい。スタート前に計測マットに近付いたのは関係なかったし、順位変動も無いのは一安心。ただあんな気持ちになったのは何だったんだ。あと希望のステッカーを貰えなかった人も相当数いるはずで、何らかの救済措置があって然るべきだ。しかし運営公式は沈黙。スタッフの大半は良い人なのに、コアメンバーに不誠実な奴がいる。2026年2月のこれ執筆時点でそう判断せざるを得ない。

結果

公式リザルト
タイム
(全長12.8km 標高差640m)
43分51秒8 (最速者28'37", 最終完走者1:39'54")
男子50〜59歳の部 順位 34位 (/完走69名/申込77名中)
男子順位
(中学生・60歳以上・e-bike1名含む)
154位 (/完走248名/申込276名中)
総合順位
(女子含)
164位 (/完走266名/申込295名中)

リンク

定峰峠ヒルクライム 公式サイト
要項、マップ、リザルトなど。

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