記念Tシャツ

26th GEKISAKA

ツール・ド・美ヶ原高原自転車レース大会2025 参戦記

2025年6月28〜29日

日記

6/28() 全緑登坂
美鈴湖

東京都内各所でTurkey!アニメの紙団扇を配っているらしいが、今日一日で五種類コンプはとても無理。新宿駅前で配布している緑色のだけ貰ってから、昼の特急あずさで松本駅に上る。小径自転車カラクルSを展開して、浅間温泉のツールド美ヶ原受付会場へ。松本ぽたりんぐクラブのH岡さんがうろうろしている。来年は参加しような!?

スタッフが着ている大会Tシャツの緑色デザインが気に入って、参加18回目にして初めて購入する。ホテルのチェックイン時刻までまだ時間があるし、どうしよう。プラネタリウムには間に合わないし…と美ヶ原温泉方面へぶらぶら。そうだ、カフェピラータのミートソースが食べたい。今日は脚を使わない予定だったが仕方ない、林道湯ノ原線をゆっくりゆっくり、標高差450mを登って美鈴湖へ。無事ミートソースにありつくのだった。

夕食後、街へ下りて東横イン本町へ。自転車を畳むのが面倒で駐車場に放置していたが、気が変わって部屋に持ち込む。折り畳み自転車なんだから。

6/29() ツールド出し尽くしヶ原
スタート前

一般男子E(46〜50歳)のスタート時刻は遅めの8:05なので、6:30〜のバイキング朝食を摂って一休みしてからでも間に合う。再来年からはクラスチェンジでスタート時刻が早まり、ここの朝食は使えなくなるから今のうちにがっつり頂こう・・・食べ過ぎたかも。乗鞍連盟ウェアを身にまとい、レースに不要な荷物はホテルフロントに預けてスタート会場へ。会えた知人は乗鞍同宿のT橋さんくらい。配布アミノバイタルの青🟦赤🟥をその場で飲み、行列の後方からゆっくりとスタートを切る。ネットタイム方式とは言え、周囲にライバルは多い方が良い。

必然ゆったりとした序盤のはずなんだが、温泉街を抜ける前からもう苦しい。激坂に入ると、もっと軽いギアが必要だ!と後悔しつつ、蛇行は避ける。激坂終了ヘアピンまで8'55"、もうかなり暑い。ここから呼吸を整えたいが、それもなかなか上手く行かない。練習と言えば先週末にゆっくりと長野原草津口〜毛無峠を走ったくらいで、呼吸を追い込むような事はしていないのだ。

ツールド美ヶ原マップ;全長21.6km標高差1,270m
最終区間(下山時に撮影)

昨日「20分くらいでピラータ前を通過するよ」って宣言していたのに無理だった。美鈴湖畔の第1チェックポイントで22'55"。Pretty PANDAの2台や竈門炭治郎ウェアをライバルとしつつ、淡々と美ヶ原スカイラインを登っていく。乗鞍同宿のK島さんを発見し声を掛けつつ、第2チェックポイントが42'43”。こりゃ目標の1:30'どころか1:35'も無理っぽいぞ。ボトルの塩水だけじゃ足りなそうなので、ここで給水を受けておく。なぜか脳内にはずっとツキマカセという曲が流れている。

林道は下の方から徐々に綺麗な再舗装が進んでいるけど、まだの所はガタガタだ。中間地点56'05"、中だるみするなよ。ストップ坂を経ていよいよ脚に力が入らなくなってくるのは、明らかに練習不足だ。炭治郎が徐々に遠のいていく。「逃げるな卑怯者!!」ってこっちが叫びたい。腰痛が比較的穏やかなのは救いだが、食べ過ぎが祟って常に吐きそうなのは困る。3チェックポイント1:20'07"。まだだ、まだ終わらんよ。

ゴール(誰かは知らない)

ああ、胃もたれが酷い。腰痛坂を経て「思い出の丘」から、いよいよハイスピードバトル区間。こんな絶景の美ヶ原は何年ぶりかしら? 小さく歓声を上げつつも、レース的に小径車は分が悪い。去年は濃霧なので地の利で無双できたのだが、今回は下りで踏めない不利が大きく次々抜かれる。最後の登りで何とか一人抜き返し、最後の右カーブ「死ね坂」で呼吸を倍にする捨て身アタック! 下山待ちの行列がどよめいていたように感じた。

結局もう一人は抜き返せずにフィニッシュ、手元の時計で1時間36分01秒…しまった。

ぜーぜーぜーぜー! これがツールド美ヶ原だ。これが最高に気持ち良いんだ。他のレースじゃこんなスパートは掛けられないのだ。すぐに、先にフィニッシュしていた乗鞍同宿のI川さんが出迎えてくれた。彼は年々私との差が縮まり、今回はチェーン脱落のロスがありながら1:38'台とのこと。いよいよ抜かれたも同然ではないか。むらよしは倒れたままなのか?

武石峰

配布アミノバイタル金🟨とバナナを頂き、ゴールエリア観戦へ。これだけ晴れると写真も映えるし、寒くならないからいつまでも居られる。つーか下山したくない。間もなくK島さんもフィニッシュ、初参加だが「これはまた走りたい!」とのこと。T橋さんもフィニッシュして、名残惜しく下山待機列へ。

下山はずいぶん待たされてからようやく順番が来る。まぁ時間は大丈夫。登り返しでばらけるので、写真を撮るのも良いだろう。3CPまで下ってまた長い待機となる。先の下山集団でま〜た救急車沙汰が発生してしまったらしい。これだけ運営が安全な下山に知恵を絞っているのに、どうして…。舗装の悪化もあるだろうな。この機会にKHSミニベロの人と少し話せたのは良い。

サイクルカフェピラータ

カフェピラータ配布のスープがまだあって良かった。ウインドブレーカーを着ているがもう暑いので脱ぐ。スタート会場まで無事下山すると記録証が発行される。手元の時計と同じだ。菓子と水PET、締めにきのこスープを頂いてイベント終了。表彰式までは見ていけない。応援に来ている乗鞍同宿のK野さんに挨拶してリーブ。

ホテルの預け荷物を回収して、駅前通りの銭湯「菊の湯」でさっぱり。駅ビルのGAKUチョコソフトを食ってあずさに乗り込む。車内で半分くらい寝てりゃ新宿着。昼飯抜きだったのに胃が全く動かず、夕飯も食えそうにない。体調面が敗因の一つだったかも知れない。次の乗鞍ヒルクライムこそ、記録の下落に歯止めを掛けたい。

それにしてもこんな「最高のヒルクライムイベント」なのに、年々参加者集めに苦労している様子。人類はどんどん自分の身体を動かさなくなっていったし、同様に今後はAI任せで頭脳さえ動かさなくなる流れだ。自分とは何だろう。

結果

公式リザルト
ゴールタイム
(全長21.6km 標高差1270m)
1時間36分01秒166 (最速者1:00'32", 最終完走者3:38'38")
一般男子Eの部 順位
(46〜50歳)
53位 (/完走139名/出走139名/申込147名中)
男子順位
(リカンベント含む)
379位 (/完走968名/出走975名/申込1109名中)
総合順位
(女子含)
385位 (/完走996名/出走1002名/申込1144名中)
---
激坂賞通過タイム
(スタート〜4km区間)
21分54秒983 (最速者14'02", 最終通過者51'10")
激坂賞男子順位
(リカンベント含む)
378位 (/通過974名/申込1109名中)
激坂賞総合順位
(女子含)
384位 (/通過1002名/申込1144名中)
---
松本ヒルクライムシリーズ 男子暫定順位
(乗鞍とのシリーズ戦, シニア除く)
221位 (/完走455名/出走458名/申込528名中)
他にe-bike部門完走21名/出走21名/申込23名あり。

リンク

ツール・ド・美ヶ原 公式サイト
要項、リザルト、コース紹介など。
松本ヒルクライム 公式サイト
ツールド美ヶ原と乗鞍ヒルクライムのコラボ事業。

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