午前10時半、富士急行線の三つ峠駅に降り立つ。かつてはヤマノススメファンで賑わった?この駅も、今は等身大パネルが駐車場の隅で後ろ向きに放置さてれおり悲しい。
雲行きは怪しいが、来てしまったからには仕方がないし、僕は聖地巡礼がしたいんだ。西に向けて登山開始。ざっくり筑波山の1.3倍となる標高差1,170mは、北アルプス合戦尾根に準じるボリュームがある。始めは小走りするくらい元気だった。進むほどに霧雨模様となり、上だけ合羽を着ておく。
神鈴の滝を経て達磨石から本格的な登山道、キツイ。こんな天気にも関わらず往来する人々がいる。こんな天気にも関わらずロッククライミングしてる人々もいる。すっかりヘロヘロになって2時間40分、三ツ峠山頂に到達した。絶景のはずの標高1,786m、何も見えね〜。
いちおう三ツ峠コンプのため御巣鷹山と木無山にも寄ってから、南へ霜山の尾根を下りていく。これは膝にも優しい快走路! 紙の地図を濡らしたくないのでFDGアプリをナビ代わりに進む。すっかり堪能して天上山で一休み。かちかち山は観光地で、こんな天気にも関わらず外国人で賑やかだ。富士山パノラマロープウェイ富士見台駅があり、せっかくだから乗って下山しよう。こちらも外国人で賑やなゴンドラ内から、ようやく河口湖が見えてくる。
時間調整を兼ねて、傘を差しつつちょっと北へぐるりと歩き、河口湖大橋を経て民宿旅館永和に到着。リーズナブルで飯が期待通り旨い。昼食らしい昼食を摂ってなかったので助かる。ここにサイクリング部の同期4人「チーム重戦車」が久々に揃った。
雨は上がりみるみる気温が上昇していく。富士急行線の都留文科大学駅で下車し、坂を登って大学二号館へ。教育系の好か、ここのサイクリング部は筑波大サイクリング部と以前交流があった事を思い出す。今日は「都留ロゲイニング2025」。三時間の部と五時間の部合わせて90名近く、DNSチームは無いと言う。10時15分スタート。
ナビ&ペーサーはH詰、作戦はO戸、そして今回はカメラマンをH瀬に任せたので、私は只の会計でしかない。鉄道利用可ルールであるものの上手い活用法が見つからず、脚力だけで比較的平坦な所を一周するスタンダードな戦略となったようだ。水路橋のある尾根トレイルを歩き越えて、舗装路はまた走る。だいぶ暑いので水場のチェックポイントが実際有り難い。こりゃ熱中症が出るチームもあるんでないかい。
私は提出用とは無関係な写真を撮りながら走るが、昨日掛けまくったデバフが祟って脚が上がらず、何でもない所で躓いた。レンズ交換式デジカメα6700が傷だらけになるし、また肋骨にヒビが入るし。まぁ走る分には支障ないから良いか…。日陰があれば歩いて脚休め、水分補給。
赤坂駅付近からの後半は登り基調となり、さらに休憩や歩きが多くなる。ちょっとヤマをススメてみるが、やはり無理はしない方針。終盤に大学の裏を回る際、オフトレイルに入っていくのを面白がって放っておいたらロストしてピンチになった。崖をよじ登って道路に復帰。これぞロゲイニングって感じがする。
にわか雨が降り出すタイミング、無事3時間以内に帰着できた。走行15.5kmぽっちだが、部門7チームの中で一位。ガチなチームはみんな期待通り五時間クラスに行ってくれたようだ。これでチーム重戦車は5戦全て入賞をキープしているが、そこはあまり拘らないようにしたい。楽しく回れて無事是名馬が良い。二位・三位チームの方が屈強そうなんだけど、解析するに鉄道利用と山岳アタックで時間を食いすぎた印象だ。
記念品をチームで分けて退出。遅い昼食は、うどん・ちゃんこ店「両国」。どこかつくばの富士泉を彷彿とさせる店内で、唐揚げうどんが意外と旨い。長生きしたけりゃ、つるつる飲まずに良く噛め噛め。駅前で土産を買って終了、ようやく窓に富士山が見え隠れする電車内で、眠りながら帰途につく。またチームを組めるだろうか。
| 獲得得点 | 560/2000 | (最高点979, 最少点184) |
| 獲得コントロール数 | 18/48 | (最多23, 最少7) |
| フィニッシュタイム | 2時間54分26秒 | |
| 一般チーム順位 (男女分け無し) |
1位 | (/出場7組18名中) |
| 総合順位 (ファミリー,ソロ男子,ソロ女子含む) |
6位 | (/出場24組47名中) |