2021シリーズ年間2位

2021 FDG愛知ツアーFINAL STAGE(#07)

フィールドディスカバリーゲーム in 藤岡 (6時間ソロ) 参戦記

2022.3.19[]-20[]

日記

3月19日() ニラレバはタラレバフラグ
豊田市駅前

長引いていた求職活動を無事完了させ、チャリンコ通勤が始まったばかり。生活や職場の変化と、昨夜の急な冷え込みに身体が反応しているのか、土曜の朝からちょっと熱っぽい。とはいえ怠さは無いしすこぶる元気だ、きっと大丈夫。東京から新幹線ひかり号で愛知県の豊橋へ。名鉄の名古屋本線で知立乗り換え、スプリングポイントがまだ残る三河線2両編成で豊田市に降り立つ。パークサイドホテルにチェックインし、小径自転車カラクルSを輪行状態のまま持ち込む。ここに泊まるのはこの一年で4度目、すっかり常宿だ。夕食も毎度、台湾ケンさんのニラレバ定食な気がする。

3月20日() 三国の四方を走るべし
自転車ヒルクライムで会場入り

日曜は体調良好、バイキング朝食が旨い。カラクルなら路線バス輪行もこっそり問題なく、北へ30分余、終点の藤岡支所で下車する。あれ…しまった、乗り継ぎのコミュニティバスも存在したのか。ちゃんと調べなかった私が情弱なのだが、欲を言えば大会プログラム等でバス交通案内くらいあると良い。いくらマイカー信仰の総本山たる愛知県とは言え、現地に至る公共交通機関が無いからと参加を諦めた人もいるんじゃないかな。場合によっては(去年の朝日村ロゲにあったような)参加者用シャトルバスがあれば…というのは贅沢を言い過ぎだろうか。

そのちっちゃいバスにはイベント参加者らしきが2人乗ってる。まあいいやチャリで追いかけよう…って距離4km、標高差150mの結構なヒルクライム! ペダルを必死で回して汗だくになりつつ、石畳ふれあい広場の受付にギリギリ間に合った。他の145人は楽々おクルマで来てやがるんだろうな。開会式も競技説明も聞いてる余裕はなく、せかせかと準備をする。今回はゼッケンを付けなくて良いから助かる。代わりにリストバンドとな。

スタート前

フィールドディスカバリーゲームの最終戦はチャンピオンシップと銘打って、ここ藤岡地区でいつもより1時間長い6時間ロゲイニング形式で行われる。初戦こそ総合優勝したものの、最近は辛うじて表彰台にすがり付くような不甲斐ない結果が続いている。今度こそ過程ではなく結果を求めたい。ごちゃごちゃ言い訳は要らない、勝ちたい。・・・この激太りの体でか?

配布された地図は予想通りの範囲で、小原地区も少し入る。まるで平地のない山間部だがルートのバリエーションは豊富で、面白いテレインだ。やはり三河・尾張・美濃の境たる三国山は行きたいし、登るなら道不明瞭というネット情報がある南側からと予め決めていた(ロストしても登っていれば山頂に着くので)。その前に西の折平山エリアから攻めることとし、右回りで手のひら三つぶんの行動範囲で6時間戦略どうよ。あと普通のロゲなら会場近くに安手が多く散りばめられているものだが、今回はそれがあまり無い。ヨセの時間調整は少し遠いところでしっかり読んで決める必要がある。

三国山展望台より

Y本さんと少し話をして、9時30分スタート。始まりの刹那からぶっ飛ばす競技者がいるけど、3時間の部の方々かな…それとも私が遅すぎるのか。ともかくキツい山道を登り、102番スポット「天狗岩」を探すがなかなか見つからない。展望台付近をぐるぐるしてやっと見つけたが痛いタイムロスだ。このあたりは景色が良く、高い所で風を受けると少し寒いが、マスク無しで森を走れる喜びが大きい。ヒトはこうして免疫力を維持する生物。都市部に居るとなかなか出来ないことだ。山道の分岐では慎重にコンパスを参照しつつ折平山付近の高得点を集め、一旦北の人里に降りる。

次はいよいよ三国山。地図にある道はやっばり無いし、代わりの尾根筋もやがて踏み跡がなくなる。それでも急斜面をハイハイしていれば頂上まで着いてしまうのが、やはり登り坂の利点だ。展望台最上階からの景色を撮って125点。四方の絶景もそこそこに急ぎ下山、有利なショートカット小路を発見しつつまた人里へ。時間の読めない山岳を前半のうちに終わらせるという、自分にしてはスタンダードな作戦だった。だがマップ中央への点線道がまた不明瞭で、あと少しで抜けるって所で激ヤブと私有地の柵に阻まれる。なんとかヤブを巻いて抜けるも、またタイムロスが大きい。

ルート(たられば付)

そして想定より時間が掛かっている事に対して、当然なすべき戦略変更が柔軟でなかった。作戦通り東の小原大平地区を回ったが、スポットが薄い。時間が足りないのが分かってんだから、そっちはカットすべきだった。さらに元の作戦に固執して中央に向かった結果、高得点な里山の112番や118番をカットせざるを得ず「👺判断が遅い!」と後悔を繰り返す。こんな中途半端なことをしていては、まるで得点が伸びない。体力面でも前半のうちに脚が終わっており、競技というよりジョギングペースに落ちている。脳内にはずっと「時間が止まれば〜いいのになって思うよ♪」なんて歌がふにゃふにゃ流れている。時間停止なんて9割が嘘だよ。

マップ最南端に到達する頃には、いよいよ遅刻のリスクが高まってくる。西南エリアの高得点群もだいぶカットして、最小限のスポットを拾いつつ戻らなくてはならない。藤岡支所からの登り坂は今朝思い知ったばかりなので気持ちしっかり走り、見つけづらそうな91番「蚕玉祭神殿」は意外とサッとゲット出来てラッキー。あとは一目散に走力を振り絞り、制限6分前にフィニッシュ。一安心してからスマホをを見たら…アプリが落ちてる。慌てて再起動してフィニッシュを撮り直したのが3分前、まぁ気付いて良かった。走行距離ざっと47km、標高差1500m。

結果は男子3位。男女混合2チームにも敗れ総合5位に終わった。例年より3kg太っている重身で良く踏み止まったとも言えるが、目方で男が売れるならこんな苦労もしない。年間全7戦中6戦に出場してシリーズ男子二位にも、顔で笑って腹で泣く。確かに思うのは、ポイントランキングに一喜一憂の一年間が最高に楽しかったってこと。去年のウルトラオリエンテーリング176kmで序盤だけ競ったY越さんと表彰台で話せたのも幸い。運営さんから次シリーズ九月まで有効の参加招待券を頂いたけど、当面は生活がばたばたしそうだし、スポット参戦の形になると思う。その時、上位陣を脅かす存在になれるよう成長して帰って来たい。

多治見駅で輪行

さてここからも本番。松本に向かうとして、豊田市街地まで戻ったら交通費がバカにならない。チャリで三国山近くの峠を越える、ヒルクライム250mUPを敢行する。疲労困憊…なかなかしんどい。奮闘努力の甲斐もなく、今日も涙の日が落ちる。笠原鉄道の廃線跡サイクリングロードを見付けつつ、岐阜県の多治見駅で輪行。特急しなの号に乗り長野県の松本駅で下車、駅前の飯田屋ホテルに輪行自転車ごとチェックインする。松本在住時代はイイダヤ軒のかき揚げそばを食べによく来ていたが、併設のホテル利用は初めてだ。明日は春分の日。GW最終日に行う信州サイクルロゲイニング2022_安曇野Stageのプランナーとして、最終調査をする。もう一日頑張れ、俺。

天狗岩 三国山トレイル ファミリーの部表彰式

結果

チャンピオンシップ6時間の部 公式リザルトより
獲得得点 1861/3000 (最高点2256, 最少点90)
獲得スポット数 32/47 (最多36, 最少5)
フィニッシュタイム 5時間57分13秒
男子順位
(チーム・ソロ同カテゴリー)
3位 (/出場25組32名中)
総合順位
(女子、混合、シニア含む)
5位 (/出場50組82名中)
※他にスタンダード3時間の部66名参加

リンク

フィニッシュ(公式FBより拝借)
中村良大Facebookアルバム: フィールドディスカバリーゲーム in 藤岡 2022
通過した全スポット証明などの写真アルバム。
フィールドディスカバリー公式
愛知からやがては全国へ?

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