mr.dcnblog.jp > 2006/01船で行く北海道 鉄道の旅

2006年1月12日(木)〜17日(火)
青春18きっぷが3回分余っていたので、北海道への旅行を企てました。
しかし羽越本線の事故による運休が長引いていたので、長野に近い直江津港からフェリーで北海道に上陸し、18きっぷは北海道内で存分に使えばいい、ということにしました。
憧れていた「冬の北海道」、一人旅ならではのややマニアックな旅程になっています。

おしゃれフェリーらぶ&べる

おしゃれフェリーらぶ&べる

新潟県上越市  2006年1月12日 (木)

新潟県直江津港から北海道に向かうフェリーとして、「ニューれいんぼう らぶ」号と「ニューれいんぼう べる」号が交代で運航されています。トラックとそのドライバーが主な貨客ですが、かなりガランとしています。陸より安い自動販売機、サウナ付き展望風呂など設備はなかなか充実しているのですが。
今回乗る「らぶ」号は23時55分、北へ向けて出港しました。(オシャレ魔女ラブ&ベリーとは無関係です。)


男鹿半島から昇る朝日

男鹿半島から昇る朝日

日本海男鹿半島沖  2006年1月13日 (金)

フェリーの寝台から目を覚ますと、朝日が昇る方角に島のような陸地が見えました。乗組員が「あれは男鹿半島!」と教えてくれました。もうちょっと早く起きれば秋田平野からの日の出が観られたか、と後悔。
このあと、白神山地や岩木山を遠望しました。


ごらんあれが竜飛崎

ごらんあれが竜飛崎

津軽海峡  2006年1月13日 (金)

津軽海峡を縦断するフェリーは、さながら海上版「岬めぐり」の様相です。天候は曇りでしたが、空気が澄んでいるので北海道・青森県とも間近に望めました。
竜飛崎はこの写真右側と思われます。


大間の漁船

大間の漁船

津軽海峡  2006年1月13日 (金)

本州最北端、大間崎が見えます。マグロ漁師の娘を扱ったNHK朝ドラ「私の青空」の舞台として思い出されます。最近10年間の朝ドラの中では最高傑作だったと個人的には思います。左端に浮いて見えるのは弁天島です。


はるばる望む函館

はるばる望む函館

津軽海峡  2006年1月13日 (金)

夜景で有名な函館山と、その北東に続く市街地が見えます。陸地がわずかに浮いて見えるのは、気温が低いせいでしょうか。


恵山沖を方向転回

恵山沖を方向転回

渡島半島東沖  2006年1月13日 (金)

活火山である恵山(えさん)の沖で、津軽海峡を太平洋側に抜けたフェリーは再び北へ向かいます。


海に浮かぶ駒ケ岳

海に浮かぶ駒ケ岳

内浦湾入り口  2006年1月13日 (金)

道南の秀峰、駒ケ岳は真っ白です。


白鳥大橋を抜けて

白鳥大橋を抜けて

北海道室蘭市  2006年1月13日 (金)

室蘭は天然の良港として、古くから栄えてきました。平成10年には東日本最長を誇る白鳥大橋が完成。港へ入る船はその下をくぐります。


鉄の街室蘭

鉄の街室蘭

北海道室蘭市  2006年1月13日 (金)

室蘭と言えば鉄の街。かつてほどの繁栄はありませんが、今でもはるばるやってきた船を、巨大な工場群が出迎えます。


測量山から白鳥大橋

測量山から白鳥大橋

室蘭市測量山  2006年1月13日 (金)

測量山へ夜景を観に登ろう、なんて人はこの日は私だけでした。積雪は深いし風は冷たいしで、写真だけ撮ってとっとと下山しようと思いました。
左はライトアップ鉄塔群のひとつ。


測量山から室蘭市街

測量山から室蘭市街

北海道室蘭市  2006年1月13日 (金)

標高199.6mの測量山から。左は港、右は室蘭駅周辺ですが、やっぱり何だか寂しい。昼間ならチキウ岬と並んで、地球が丸く見えるくらいの絶景ポイントらしいです。
急ぎホテルまで下山して、バイキング形式の夕食を取りました。


雪のすずらん号

雪のすずらん号

室蘭駅  2006年1月14日 (土)

青春18きっぷを使って北海道内を回る旅を始めます。しかし夜間降り続いた雪の影響で、始発列車は運休になってしまいました。その次の列車「すずらん」号がようやく入線してきたところです。


白銀の地獄谷

白銀の地獄谷

北海道登別市  2006年1月14日 (土)

室蘭本線登別駅でJRを下車、バスに乗って山間部の登別温泉に着きました。温泉街の奥に地獄谷があるのですが、雪に埋もれててあまり「地獄」って感じはしません。
台湾からの観光客が大勢、記念撮影をしていました。


寒そうな鬼

寒そうな鬼

北海道登別市  2006年1月14日 (土)

鬼が登別温泉のイメージキャラクターのようですが、雪を冠って寒そうです。


登別温泉街 謎のゲート群

登別温泉街 謎のゲート群

北海道登別市  2006年1月14日 (土)

湯気が上がってるのがいかにも温泉街ですが、ゲートのような謎のコンクリート建造物は何なんでしょう?


温泉街と言えば…

温泉街と言えば…

登別温泉  2006年1月14日 (土)

正直、あまりそそらない。
近くの「さぎり湯」という公衆浴場で、今回の旅では唯一の温泉を楽しみました。


ビャー

ビャー

登別駅  2006年1月14日 (土)

登別駅舎にある剥製を下から撮ってみました。クマ牧場自体はなんか趣味が悪そうなので行きませんでした。

このあと、雪によるポイント故障の影響で延々と足止めを食らい、結局普通列車は全て運休、特急列車に乗せてもらいました。


ビルの谷間でがっかり

ビルの谷間でがっかり

北海道札幌市  2006年1月14日 (土)

どうにか札幌に辿り着いて、ホテルに荷物を置いた後、夜の街に繰り出しました。まずは「日本三大がっかり」として名高い札幌時計台。絞り優先モードで撮ってみました。


見上げたもんだねテレビ塔

見上げたもんだねテレビ塔

札幌市大通公園  2006年1月14日 (土)

定番のテレビ塔。結局登りませんでしたが。


月とさっぽろ

月とさっぽろ

札幌市大通公園  2006年1月14日 (土)

イルミネーションに囲まれたテレビ塔を、やや遠くから。満月に近い月も上がっています。


すすきの交番前より

すすきの交番前より

札幌市ススキノ  2006年1月14日 (土)

ススキノはマクドナルドも尋常じゃない輝きようです。このあとラーメンを食べて、さらに奥地を歩いてみました。


札幌ビル街からの日の出

札幌ビル街からの日の出

北海道札幌市  2006年1月15日 (日)

学園都市線(札沼線)の車窓から。今日も青春18きっぷの旅の始まりです。


さいはての駅 新十津川

さいはての駅 新十津川

北海道新十津川町  2006年1月15日 (日)

学園都市線(札沼線)は札幌市近郊でこそ運行本数は多いのですが、北の末端部は一日3往復しかありません。それでも終点の新十津川駅までしっかり除雪してあるのがえらいです。
ここから4kmほど歩いて、函館本線滝川駅へ連絡します。


酒蔵のつらら

酒蔵のつらら

北海道新十津川町  2006年1月15日 (日)

北海道もここまで来ればかなりの内陸部で、グッと冬の寒さが増します。歩いているだけで耳が痛くなりました。写真は金滴酒造。


晴天下の石狩川

晴天下の石狩川

北海道新十津川町  2006年1月15日 (日)

川面は、場所によっては氷や雪に覆われて真っ白になります。ここではいくらか流水が顔を出していました。


ツンドラの冒険

ツンドラの冒険

北海道滝川市  2006年1月15日 (日)

こちらは石狩川の滝川市側の河川敷…のはずですが、日本とは思えないファンタジックな光景です。昔遊んだ「ワルキューレの冒険」というゲームのシーンを思い出してしまうのですが。


頭上注意

頭上注意

北海道滝川市  2006年1月15日 (日)

見上げれば、こんなところにもつららが下がっています。降ってくるかも。


平和通買物公園

平和通買物公園

北海道旭川市  2006年1月15日 (日)

列車の乗り継ぎに時間があったので、旭川の街を歩いて一周してみることにしました。メインストリートの買物公園は歩行者天国になっています。極寒の街だとイメージしてましたが、そこそこ賑わってて明るい雰囲気です。


イェー

イェー

北海道旭川市  2006年1月15日 (日)

買物公園を北の果てまで歩いてみると、謎のオブジェが。イェー。


わずかに頭を出す大雪山

わずかに頭を出す大雪山

北海道旭川市  2006年1月15日 (日)

石北本線に乗って車窓を眺めていると、遥かに大雪山が頭を出していました。やがて雲に隠れました。


ニセイカウシュッペ山

ニセイカウシュッペ山

北海道上川町  2006年1月15日 (日)

こちらは層雲峡を挟んで大雪山に対峙するニセなんたら山です。


Always 上川駅の夕日

Always 上川駅の夕日

北海道上川町  2006年1月15日 (日)

まだ午後4時前ですが、だいぶ日が傾いています。


北見駅前のデパートより

北見駅前のデパートより

北海道北見市  2006年1月15日 (日)

北見でもホテル泊。デパートの食堂から夜の駅前を撮影してみました。ガラスから少し距離を置くと、自分の姿も写ります。


銀河への鉄道

銀河への鉄道

北海道北見市  2006年1月16日 (月)

この日の旅は、廃止間近の北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線という第三セクター線から始まります。


何もない沿線

何もない沿線

北海道置戸町  2006年1月16日 (月)

境野駅から車窓越しに撮影。ふるさと銀河線の沿線には、はっきり言って何もありません。


銀河線、終着

銀河線、終着

北海道池田町  2006年1月16日 (月)

これといった写真を撮れぬまま、終点の池田駅に到着してしまいました。さよならふるさと銀河線。
ここからは青春18きっぷ最後の1回分で西への帰路に就きます。まずは根室本線。


帯広名物豚丼の弁当

帯広名物豚丼の弁当

北海道帯広市  2006年1月16日 (月)

牛丼屋が豚丼を始めるず〜っと前から、帯広には豚丼がありました。タレがうなぎのタレみたいだな、と思ったら、やっぱり「うなぎの代わりに豚を乗せてみた」のが起源のようです。肉には厚みもあって、なかなかうまい弁当でした。


北海道アイスを食べながら

北海道アイスを食べながら

北海道占冠村  2006年1月16日 (月)

石勝線の新得駅から新夕張駅までは普通列車が存在しないので、特例で18きっぷでも特急に乗れます。車内のワゴンサービスで、バニラアイスを買いました。車窓の雪景色を眺めながら食べます。


さいはての駅 夕張

さいはての駅 夕張

北海道夕張市  2006年1月16日 (月)

石勝線夕張支線の終着、夕張駅。市の代表駅のはずですが、駅前にあるのはスキー場併設ホテルとガソリンスタンドのみで、かつての繁栄は微塵も感じられません。人口は最盛期の1/10ほどで、開き直ったような観光立村を目指してるようです。
ヒット映画「キルビル」の登場キャラクター名になったので、名前だけは世界的に有名かも。


さいはての駅 室蘭

さいはての駅 室蘭

北海道室蘭市  2006年1月16日 (月)

室蘭本線室蘭支線の終着、室蘭駅に帰って来ました。ちょっと寂しい街灯りの向こうに、測量山のライトアップ鉄塔群が浮かんでいます。
ここから、フェリー「ニューれいんぼう べる」号に乗って北海道を後にしました。


新潟の海

新潟の海

日本海佐渡海峡  2006年1月17日 (火)

冬の日本海は荒れるかと心配しましたが、さほどでもなく、新潟沖まで帰ってきました。写真は弥彦山あたり。反対側には佐渡島も大きく見えていました。
直江津港に到着して、旅を終えます。