5/27-28 白根の山を歩いてみたい

土曜、上野から新幹線で高崎へ。吾妻線方面の普通列車に乗り換え、長野原草津口駅でカラクルS輪行を解く。10時半出発、国道292号旧道を行くとすぐ水場があるのが有り難い。旧六合村を経由し、草津温泉のコンビニで昼食。

Yamada弱虫ペダルの聖地とも言える志賀草津道路を西へ、ゆっくりゆっくり登っていく。午後だし下りてくる自転車の方が多いが、いずれにせよクルマやオートバイに比べて超少数派か。白根山付近は相変わらず火山活動による規制で遊歩道が封鎖されており、国道を行く車両もさっさと通過しろという異様な雰囲気。万座三叉路からもう少し頑張って日本国道最高地点2,172mの碑、そして渋峠ホテルに着く。到達証明書ろんぐらいだぁすとーりーずVer.が第二弾となり、また購入する。発売一ヶ月でシリアルナンバー455、なかなか好調らしい。ホットチョコレートを頂き小休止。

Kenashi絶景に次ぐ絶景だが、すっかり見慣れてしまった感。万座三叉路に引き返して西へ折れ、万座温泉街に下りて登り返しあり。気がかりなのは、去年通過したとき万座峠にラブライブサンシャインの寝そべりぬいぐるみが3体捨てられていたこと。心優しいお方が持ち帰ってくれていれば…との願い虚しく、今回新たに2体増えている。どうしてこう心が痛むのか、うまく説明できない。一体だけ持ち帰ろうか、それはそれで残された4体が可哀想だ。

そんな気分のまま、毎年恒例の毛無峠に到着。小串鉱山に向かって手を合わせる。年齢とともに元気でここまで来られるのは難しくなるのかなぁ、などと考える。とりあえず今日は、新戦力SPDペダルのおかげで楽に登れた(腰は痛いけど)。ランドナーで使っているトゥクリップ・ストラップ式より引き足効果が実際高い。標高差積算2,000mの旅程だが慎重すぎて脚力を余してしまったので、引き換えして鞍部の3番カーブまではがしがし漕ぐ。あとは須坂駅まで急な下り坂が続くのみ。

中途半端な時間にも開いてて嬉しい「かねき」で定食を頂き、輪行で東京へ帰る。

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日曜は軽く近所ジョギング程度。5月はほとんどジョギングしてないが、目先の大会がなければ毎年こんなもんだっけ?

むらよしギムナシオン(参戦記サイト)に去年5月の銚子ジオパークロゲイニングをアップ。こういう目標があれば少しはマシになるんだ。

5/13-14 雨ニモマケズ雨引山麓

Geki松本駅から小径自転車カラクルSで美鈴湖へ向かう。SPDペダル化した恩恵で激坂もだいぶ登りやすくなったが、その先が通行止めだった。先週の大雨災害で、復旧工事をしている。土曜にも関わらず作業をしているので、急いでいるのだろう。六月末のツールド美ヶ原には間に合うかな(今年も不参加ですすみません)。

迂回してカフェピラータ着。ギターアンサンブルの相談とか、布教用に貸したレヴュースタァライト円盤の回収とか、居合わせた人々との雑談とか。今なお私にとって一大拠点である。

Miglior雨が降り出すなか山を下り、松川村へ急行。ミリオレ・マテリアルという店でジェラートを頂く。翌日のイベントでコントロール(チェックポイント)としているのに未訪だった。美味しくて良かった。また他のコントロールの状態を最終確認しつつ、しゃくなげの湯で温泉入浴。面倒なので夕食もここで頂く。雨がしのげる某所でゲリラキャンプ。

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Start日曜の早朝、穂高駅近くの穂高支所にスタッフ集合。第三回となる信州サイクルロゲイニング2023_安曇野Stageを開催する。競技者として参加したいのに、コースプランナーを担当している為それが出来ないのが辛い。ともかく今回はコントロール数を1.5倍の48ヶ所に増やし、初級者でもいっぱい回れるし上級者には様々な戦略の余地がある、皆が5時間最高に楽しめる地図を目指した。またこれまでの地道な活動の成果か、招待等で無理やり人数を集めなくても自然と多くの方(48名)にエントリー頂き、だいぶ賑やかになった。こうなると運営側にもポジティブな空気が流れるものである。

Gate44名出走。スタート時刻こそ曇り空だったが、やがて断続的に本降りの雨がやってくる。だが会場でじっとしていても運動不足になるし、プランナーとしては参加者の気持ちになって雨のサイクルロゲを体感することも欠かせない。合羽を来て昼食がてら、いくつかのコントロールを回ってみる。そこで会った参加者たちから直接声を聞けたのも良かった。こんな天気にも関わらず、誰もかれも楽しそうである。(後日公開された公式カメラマンさんによる写真も、参加者みなすごく良い表情をしていた。)

Mapcont全員が時間内に無事帰還。イベント目的の一つ「安全面の意識向上」は達成されたように思う。和やかに閉会し、スタッフも解散。松本駅まで自転車を漕ぎ、輪行して特急あずさで東京に帰る。という訳で、次回私がプランナーを担当するのは千曲サイクリングクエスト3(信州サイクルロゲイニング2023_千曲Stage)となる。アニメTurkey!プロジェクトが始動している注目の街だが、さすがに松本平を離れると土地カンが薄い。コントロール選定の大半はCafe自転車屋マスターさんや亀清旅館若旦那さんとの協業となるが、私なりに調査を重ねて深みのあるコースにしたい。

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→Facebookアルバム: 信州サイクルロゲイニング2023_安曇野Stage(全コントロール解説や当日の様子など)

5/3-5 那須 輪行袋の渡り鳥

Ooarai3日、普段通り自宅で朝食を摂ってから、常磐線で茨城県へ輪行。水戸でガルパン列車IV号に乗り換え、大洗駅でランドナーを組む。磯前神社を参拝していたら正午を過ぎてしまった。ほぼ午後だけのサイクリングでどこまで行けるのか、クロモリ重戦車パンツァーフォー!

海門橋で河口を見てから、関東第三の大河、那珂川を遡る旅が始まる。土手道や国道123号などを北西に進み、栃木県に入ると八溝山地と交差するため一旦大きくアップダウンする。EV列車が終着する烏山からまた平坦な、国道294号。

123那珂川の本流沿いに黒羽で泊まる予定だったが、大田原中心市街地の方が何かと揃ってそうなので少し西に進路変更。前方に左から高原山・大佐飛山地・那須連山と三つの山塊が見えてくる。目指すは一番右。

大田原はNHK天気予報で栃木県北の代表都市としているが、なるほどこんな街だったか。追い風に助けられて、ほぼ午後だけで114km、400mUP走れた今日。手頃な食堂は見付けられず、スーパーで買い食いして城跡公園でゲリラキャンプ。

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Volcano4日、黒磯で那珂川を渡れば那須街道のヒルクライム開始だ。戦争博物館(休館中)前に置かれている97式中戦車チハたんに驚きつつ、那須湯元を経てクライマックスのボルケーノハイウェイへ。九合目行きロープウェイ駅からは2時間待ちのアナウンスが聞こえてくる。歩いたほうが早いずら。

ヘロヘロに疲れつつ標高1470m、峠の茶屋に到着。さっさと引き返して那須岳の西へ回り那珂川源流の碑を見に行く予定だったが・・・雲ひとつない青空、おニューのザンバランシューズ、これは登らないと男の恥だ。頑張って、張り切って、ザンバランでえいえいおー!

Chausu徒歩1時間で茶臼岳1915mに登頂! まぁ小バエやロープウェイが吐き出した人々でわちゃわちゃしてて、那珂川河口〜源流RTA達成ヤッターという気分ではない。少し離れた所に腰掛けてパンをかじりながら、やっとぼーっとする。お鉢周りも絶景に次ぐ絶景。遥か遠くに雪を被っているのは越後や会津の山々だろうか。

那須連山の主峰はここだが、福島県境の三本槍岳の方が2mだけ高いらしい。いずれ登る機会があるだろうか。峠の茶屋に下山してきのこ汁を頂き、深刻な塩分不足を解消。奈須にきのこは欠かせない。つつじ吊り橋を観光して、鹿の湯で温泉に浸かる。

Itamuro那須高原スカイラインのアップダウンをこなして板室へ。那珂川本流の源流部は諦めたので、ここが今回の旅で見る最上流となる。たくさんの鯉のぼりが泳ぐ景観は、ありきたりだけど感動してしまった。自転車で来たがゆえの感情だろう。

塩原温泉でまた入浴し、食堂で夕食を摂って箒川の公園でゲリラキャンプ。満月近く星空は今ひとつ、早く寝よう。この日の走行93km、1720mUP(+登山5.5km、450mUP)。

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Nikkou5日。樹齢1500年と云う塩原八幡宮の逆杉は、どきっとするような巨木。日塩もみじラインは概ね斜度8%以内に抑えられ、早朝でクルマは滅多に来ないし、新緑爽やかなヒルクライムに心が洗われる。だが前日までの無理が祟って体力の限界が近づいていた。

下り坂で冷え切った身体を温めるため龍王峡を少しだけ散策。鬼怒川温泉の廃ホテル群は目の保養か。SL大樹とすれ違いつつ、杉並木を経て大谷川からは日光連山の雄大な眺め。東武日光駅前で栃木土産を調達しておこう。街中は酷すぎる渋滞…だから連休中に観光地へクルマを出すなとあれほど。

Matou足尾山地を南西に抜ける日足トンネル内部も登り坂なのが、もうキツかった。神子内地区はどこか桃源郷めいて、旅のフィナーレに相応しい。間藤駅に到着したら銅山観光をする余力なく、さっさと輪行してわたらせ渓谷鐵道に乗り込む。輪行だって体力を相当に消耗するもの、俺は詳しいんだ。この日の走行83km、1370mUP。

桐生まで完乗はせず相老で東武線に乗り換え、葛飾へ帰る。諸事情でスマホは携帯したが、期間中SNSは封止していた。自分の旅らしい旅はすごい久々、3年ぶりくらいかなあ。また糸の切れた凧のように旅をしたい。

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むらよしギムナシオン(参戦記・旅行記サイト)に去年GWの筑波山ミニキャンプ編をアップロード。今年はだいぶパワーアップ出来たかな。

4/16 パンツァーサブフォー

天気予報は極めて穏やか、体調は万全、土浦行きの常磐線普通列車も運よく座れた。レースでは初めて搭乗するカーボンプレート入り厚底シューズ(ニューバランスFuelCell RC ELITE v2)の力をもってすれば、この好条件でサブスリーを狙わないはずもなく。ガルパン黒森峰のサイクリングシャツを着て、ブリッツクリークなるか。

Tsuchiという訳でやって来ました、かすみがうらマラソンの会場。農協出店のれんこんめんだけ買って、早め早めにトイレや荷物預けを済ます。けど思ったほどスタート整列の前方に並べなかったな。自分の前に割り込んできて、あまつさえベラベラ喋ってるランナーにイラつくのもマラソンあるあるか。間もなく第一ウェーブS,Aブロックが号砲を受ける。スタートライン通過まで32秒。

おまえら本当にAブロックか?というほど序盤スローペースなのもマラソンあるある。自由に動けるようになるのは2km付近から。なるべく力を使わずにサブスリーペースに対するビハインドを詰めて行きたいが、なかなかペースが上がず90秒遅れまで拡大。少し無理をして突撃しないと行けないようだ。吶喊!

Kasumi沿道の応援は暖かいし、特に子供らは元気だ。笑顔になるが、手を振り返したりする余裕はない。1km毎に数秒ずつ回復運転をして、中間地点が1:30'10"。そこからの下り坂で一気にアドバンテージに転じた。ここまで東に走って、ここから西に戻る。若干の向かい風となるので、つい力を開放した。5km毎ラップ20'43"とファステストを刻んで、絶好調!・・・?

だが26km過ぎ、やはり今回もやって来た、呼吸器が急に苦しくなる現象が。これ以上肺がぶっ壊れないよう、ペースを充分に落とすしかなくなる。それだけ苦しくなるってことは、脚にもダメージが蓄積してたってことだろう。ピッチ走法を至高としていた自分が、ストライド走法を要するカーボンシューズに乗り換えたところで、急に脚質が変わる訳ないのだ。その意味で練習不足だった。さて残りの距離をどう楽しむかな。

Kuromori左手には霞ヶ浦や牛久大仏。正面に筑波山が見えてくる終盤は晴れて暑くなる。暑さはあまり気にしないが、一時耳鳴りがするほど苦しくなり、5km毎ラップ25'03"まで落ちてしまった。沿道に友人Hの姿あり、最後はもがくようにラストスパートをしてフィニッシュ。深く呼吸できないので酸欠で倒れかけた。タイム3時間08分34秒。体脂肪率18%の重戦車、かく戦えり。

去年より10分ちょっとタイムを縮めたのは良い。足裏にマメなどの損傷が無いのはさすがニューバランスだと思う。猛烈に喉が渇いたのでドリンクバーのあるファミレスを所望し、2km歩いたココスで会食。そして常磐線で帰宅。明日は筋肉痛と日焼けで絶叫マシーンになれそうだ。

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むらよしギムナシオン(参戦記サイト)に去年4月の松本いい湯だなロゲイニングをアップロード。次のロゲもエントリーしたいが、今年後半に向けて安曇野Stageとは別のサイクルロゲイニングのプランニングやクラシックギターアンサンブルなど、ちょっといろいろ抱え込みつつあり。

3/18-19 ぼくはまちどりちゃん!

Snowpira土曜、各停タイプのあずさで松本に向かう。雨くらいは仕方ないと思いつつ塩嶺トンネルを抜けると、ガラリと変わって雪景色。これにはびっくりしたが、冬らしい冬の無かった東京と比べてここにはまだ冬がある。気分はむしろ大はしゃぎだ。

松本駅でカラクルSの輪行を解く。フレームのリコールに先立つ破壊検査のため以前の赤い車体はメーカーに提供し、今はガンメタ色のものに代わっている。他にハンドルポストを短いのに換えて若干前傾姿勢になった。走り易くなったが、久々の登り坂らしい登りはなかなか応える。標高が上がるほどに路面の雪が滑り、一部は歩き押しつつ美鈴湖畔カフェピラータに到着。

Guitarたまに開催しているサロン・ド・ピラータに、悪天候にも関わらずそこそこ人が集まる。今回は楽器を持参せず、Yさんからクラシックギターを借りて、新しく覚えた「浜千鳥」を演奏。他に以前からのレパートリー「宵待草」「城ヶ島の雨」もやる。前回に比べると集中力に欠けた反省点があるけど、あとは落ち着いて観たり聴いたりする側に徹する。食事、菓子、コーヒーも美味しく幸せな時を過ごした。

寝袋は持参。そのまま店内に泊めさせて頂く。

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日曜は良い天気。慎重に下山して安曇野に入ると、もう雪はほとんど無い。これなら5月開催のサイクルロゲイニングに向けた最終調査が捗る・・・はずだが、今日は坂の多い所に集中したのと、NaviTabi利用の為のさまざまなチェックがあり、想定の半分くらいしか回れなかった。もういっぺん来ないとな。

Yama道の駅池田で土産を買って、気付いたら予定の特急発車時刻まであと1時間。松本駅まで21kmの距離があるし、これは無理か? しかしあずさ券(お先にトクだ値)は後続列車が利用できない鬼畜仕様。疲れ切っているはずの脚でフラットペダルをぶん回し、どうにか間に合った。良く走るカラクル、さっと折り畳める小径車の面目躍如である。

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むらよしギムナシオン(参戦記サイト)に去年4月のかすみがうらマラソンを掲載。このところジョギング量が落ちているが、今年は大丈夫か?

3/12 葛飾堀切流れる雲とラプソディー口ずさみ少し走ろうか

Festa日曜、初参加の「かつしかふれあいRUNフェスタ」で六年ぶりにハーフマラソンを走る。ハーフの部はスタート時刻が遅いので、家でゆっくりギターの練習などをしていたらぎりぎりになった。慌ててチャリを漕ぎ、葛飾区堀切の会場へ急行する。ろくにウォーミングアップもせず、荷物を預けてスタート行列へ。最近は気持ち体が軽くなった気がするが、体脂肪率20%と相変わらず高止まりが続いていて、明らかに周囲のランナーより脚が贅肉太りしている。こんなに前に並んじゃ駄目でしょう。救急車騒ぎの影響で10分遅れの10時55分、号砲が鳴る。スタートライン通過まで11秒。

定説によれば、フルマラソンのタイムは「ハーフの倍+10分」とされる。来月のかすみがうらマラソンの目標タイムを3:05'と宣言した手前、今回は計算上1:27'30"を切っておきたいところ。しかしスピードを意識するレースはかなり久々で、つい序盤から飛ばしすぎた。キロ4勢に付いて行けないと悟ったのが4km過ぎ。気持ちペースを緩めて折り合いを探るが、8kmまでは南行きの向かい風区間なので、自分より少し速い人を風除けにしたいという意識が働く。

Cheer折り返せば追い風区間、だが中間地点でもう走力の大半は使っちゃった感がある。コースは荒川河川敷に途中二ヶ所(往復で4回)土手のアップダウンがあるだけのド平坦なもの。せっかくのスピードコースなのに、徐々にペースが落ちていく。暑いので適宜給水を摂り、沿道の応援に笑顔だけは返すが・・・。

一旦スタート地点を通り過ぎ、第二折り返し地点からはさっきより強くなった向かい風が襲いかかる。19〜20kmラップは4'35"まで落ち、呼吸が苦しくて苦しくてラストスパートもままならない。苦しいのは皆一緒で、順位に大きな変動は無いのが救いか。フィニッシュタイム1時間27分22秒、ぎりぎり目標タイム通りとなった。ペース配分は失敗だが、フルマラソンの後半をシミュレートできた意義はあるだろう。

Resultレース後の食事としてアテにしていたブース出展がもうほとんど売り切れて撤収している。メインレースたるハーフの参加者に何たる仕打ちか。このイベント自体4年ぶりの開催で、あまり出店の数を集められなかったとも聞く。かろうじて母が所属する地元町会の店がまだ営業中で、ポップコーンだけ頂く。参加者用クーポン券が堀切のいくつかの店で使えるようだが、街中はチャリを駐めづらい。お花茶屋まで移動して、ようやく肉モノにありつけた。

まぁ若干の手作り感が残る良い大会なので、来年も参加するよ。さてシューズは6年前に買ったアディゼロ匠練ブースト3を着用した。年々足に合わなくなって肉刺が悩ましかったが、軽量薄型強反発のスピード感は素晴らしかった。今回を以て退役とし、次からニューバランスのフューエルセルRCエリートv2を投入する。カーボンプレート内蔵の厚底系、どうなるだろう。そんなことより、ようやく少しは痩せようという決心が付いた。

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むらよしギムナシオン参戦記サイトに去年3月のフィールドディスカバリーゲームin藤岡(6hロゲ)をアップロード。あの頃よりは今のほうがだいぶ改善していると思うんだ。

2/18-19 富士山麓雨に啼く

土曜、東京から東海道線の普通列車を乗り継ぎ沼津で途中下車。港まで歩いて行ける距離だが、今日は脚を使いたくないのでバスに乗ろう。今回は食堂街の沼津バーガーで金目鯛バーガーを頂く。さらに堕天使の宝珠(オーブ)を注文すると、善子様A5クリアファイルが貰える。バスで駅に戻る。

Center身延線に乗り換え、富士宮駅に到着。ずっと気になっていた世界遺産センターを訪れる。税金が相当投入されているのか、豪華な施設のわりに入館料は300円と激安。プロジェクタ映像に敢えて観覧者の影を映す演出がニクい。屋上からは雄大な富士山が・・・雲に隠れ気味。明日は雨、クロマティ。

富士山本宮浅間大社を参拝するのは3度目か。明日の無事を祈願し、やまだ食堂で美味しい富士宮やきそばを頂く。さらに町中をぶらぶらして、西富士宮駅前にあるクラウンヒルズホテルにチェックイン。意外に疲れているのと寝不足が相まって、すぐにバタンキュー。

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Jusco日曜、ホテルのバイキング朝食にはやきそばと静岡おでんが付く。チェックアウトして傘をさし、少し歩けば浅間大社前、フィールドディスカバリーゲームin富士宮の会場だ。募集定員400名がほぼ埋まったと言うが、なるほど地元の高校生が大勢居る。楽しそうだなぁ。会場は地面が泥と化していて快適ではないが、泥をそんなに嫌うのも良くないな。FDGシリーズにしてはずいぶん東の地での開催で、会う知人は主催Tさんの他、未来図のM社長や女子強豪の少佐くらい。

8時半になれば専用アプリで地図は見られるが、ちゃんとした作戦タイムは9時に紙地図を一斉オープンしてから。フィールド範囲は概ね予想通りで、北東の富士山に向かうほどに傾斜がキツくなるから、直登を繰り返さずになるべくトラバース移動になるルートを考える。9時半、3時間の部と5時間の部両方が一斉にスタート。自分はもちろん5時間フルに楽しむ。雨天時のソロ参加は惨敗続きというジンクスがある。今日こそ打ち破って勝ちたい。

Trailだが走力的にはかつての元気を取り戻そうとしている途上。後半キツくなるかもという心理もあり、あまりスピードが出ない。「そんなペースじゃ負けるぞ!」と時々鼓舞して息を荒げてみるものの、地図が気になりだすとまたゆっくりジョギングペースに落ちる、を繰り返す。さらにランニング用バックパックが相当劣化していて、胸部のソフトフラスク(水筒)がばるんばるんに揺れるなど非常に走りづらい状況。装備品を更新しなくては。

時間半分の正午になると時折日光が差すようになり、遠くに海が見えるようになってくる。こんな長閑な風景のなかをロゲイニング出来たら最高だろうなー、って今やってるじゃん。ヤッター!

Routeこれといってエグい山道はなく、FDGにしては平穏なフィールドだった。いくつか思い違いによるミスはあったがあまりタイムロスにはならず、むしろ吉と出たケースが多かった。数多の幸運に恵まれつつ4時間59分17秒、ぎりぎりのタイムでフィニッシュするのだった。勝てたか?…いや、フィニッシュ時に1時間前時点での途中経過をアプリで見られたのだが、自分は下位に沈んでいる。ヨセで挽回したとしても、圧倒的首位の人には敵いそうにない。

やがて順位確定。一般男子2位にまで追い上げたものの首位のMさんに大敗。さらにシニアカテゴリのSさん(居合わせたAさん曰く「ここらじゃ有名な人」)にも及ばず、総合3位に終わった。こういう方の存在が、さらなる向上心を刺激してくれるのだから有り難い。前半からしっかり走れば、今の体力でももう一つ上を目指せたのではないか。だって5時間走ったにしてはあまり疲れてないんだ。

CardまぁFDGシリーズの参加時はまだ一回も表彰台を外してないのはちょっとした誇りだ。お宮横丁でジェラートを食い、土産に御くじ餅を買って富士宮をリーブ。帰りも普通列車な。

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→Facebookアルバム: フィールドディスカバリーゲーム in 富士宮 2023(得点証明となる全通過スポットの写真ほか)

→むらよしギムナシオン: 参戦記「フィールドディスカバリーゲーム in 岡崎乙川 2022」(この時の廃道探索はエグかった)

2023/1/1 その先の箱根へ。

10時過ぎ、神奈川県の小田原駅前に降り立つ。西へ向けて徐にジョギングを開始、せっかくだから小田原城の天守閣ビルも見ていく。

Pave箱根駅伝五区のコースは5年前に走っているので、今回は小田原中継所を過ぎた所の三枚橋から左へ、旧東海道(箱根旧街道)を進む。地図上ではショートカットに見えるが…。趣のある苔むした石畳の道が始まり、急登と相まって走るのは困難、歩く場面が多くなる。まさに天下の険、ちょっと左足首がぐねりかけていて不安だ。

畑宿一里塚から橿木坂が難所、甘酒茶屋を過ぎてもまだ登り坂は続き、ようやく鞍部を越えて元箱根の芦ノ湖畔へ。

Gateそれにしても車道の渋滞がエグい。箱根神社初詣をおクルマでってか?…路線バス等の公共交通機関を止めてしまっているのだから却ってバチが当たるんでねえの、俺はどっちでもいいけど。心配していたほど寒くはなく、カロリーメイトを齧りつつ杉並木を歩き、駅伝ゲートにフィニッシュ! 5年前と同様、小田原から約3時間を要した。

今回はここで諦めず、さらに西へ進むよ。標高846m、箱根峠を越え静岡県に入る。

Fuji一部災害で旧道が不通になっているが、また基本は石畳道となる。歩道橋の上まで敷き詰められている執念っぷり。大昔の泥濘よりマシなんだろうけど、これでは下り坂でもスピードが出せない。

沼津ダイヤコーヒーの営業時間にはどうせ間に合わないので、山中城跡に寄り道してみよう。意外と広大な城域が残されていて、ワッフルめいた堀割が特徴的。駿河湾から富士山まで一望する景色は期待以上で、これならなんちゃらウォークに寄らなくてもOKな。

Map三島の街まで下りれば箱根八里は踏破。もうひと頑張りして沼津市街地に至り上土朝日稲荷神社にお参り、これを初詣とする。仲見世商店街を駆け抜け沼津駅前まで44km、6時間45分の旅路であった。元日で殆どの店が閉まっているなか、ラブライブサンシャインカフェは黒澤ダイヤ様の誕生祭とあって大行列が出来ている。

キヨスクでのっぽパンと土産だけ買って、電車で帰ろう。明日は駅伝中継でも観てゆっくりするのだ。

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むらよしギムナシオン(参戦記サイト)に去年…いや一昨年のフィールドディスカバリーゲームin蒲郡をアップロード。今年も富士宮ステージに参戦を予定している。

12/10 ぼっち・ざ・ろっげ!

Hall初めて乗る東武東上線。最果ての小川町からさらに奥地へ単線が伸び、自宅から2時間半でさいたま県寄居町に到着する。3社の鉄道が集まる要衝だが、駅前は居酒屋が点在する程度。松本〜東京を結ぶ国道254号に沿ってサイクリングをした時、映画「鬼畜」の聖地として男衾駅は訪れたことがあるけど、土地カンはほぼ無い。

駅からすぐの町民ホールがフォトロゲイニング寄居のメイン会場。「ぼっち参加は表彰対象外だし正直知名度の低い町だから、トップスコアのチャンスかも?」という下心を打ち砕くような、関東の強豪が集結する大会となった。ただし“帝王”さんはチームの部に異動したようだ。午前10時に、5時間の部と3時間の部合わせて120名ほどが一斉にスタート。自分はもちろん5時間で楽しむが、現状フルマラソン3:29'という身の丈に合った戦略・戦術を心掛ける。

Ryokami電車(気動車も?)利用OKルールで時刻も調べておいたが、予想より西寄りのフィールドで山岳が多く、結局自分の脚だけで進むことになる。まず北の鐘撞堂山トレイルから入り、トリッキーなCP配置に右往左往しつつ攻略。風もなく爽やかなハイキング日和、大勢のハイカーたちに混ざって私も風景写真を撮りまくっている。

予定通り2時間弱で荒川を南側に渡り、西南の釜伏山エリアへガンガンずんずんグイグイ上昇。ここはロゲと言うよりオリエンテーリングめいた一本道の配置で、強豪たちに抜かれまくる。が、読図の決断力では私も負けていない。強豪の一角T山さんとのデッドヒートは1時間以上も続いた。長い下り坂で脚へのダメージが蓄積し、平地エリアに入るととうとう突き放されてしまったが。

Tamayodo残り1時間で街中をどう回るか。脳内でいろいろ再構築するが、結局は当初の作戦通りに進む。FDG宿命のライバルだったあのFチームさんにもぶち抜かれるヘタレっぷり。「河原に降りて玉淀大橋を下から撮影せよ」というCPは深追いせず諦める。時計を見ながらぎりぎりまで粘る最終盤のヨセ。信号運には恵まれ、4時間58分59秒でフィニッシュ。推定走行距離41.3km、標高差積算1,230m。

順位云々の栄誉より、今の力を出し切り、時間も目一杯使った。つまりベストオブベストの最善を尽くせたこの満足感こそが、ロゲイニングで得られる最高のものではないか。結局ソロ4位、総合5位に終わったとはいえ、強豪たちに肉薄する激闘は上出来と言えよう。もう歩くのも辛いよ。

Route帰りは、これも初乗車の秩父鉄道。つい最近PASMOに対応したのね。小前田駅手前で車内に表示される「次はオマエダ」を見てみたい、というのがフォトロゲ寄居に興味を持ったきっかけだった。鉄道の旅も存分に味わい、スマホいじりは東武伊勢崎線に乗り換えてから。入賞相当だったら特急券をポンしようと考えていたけど、今回そこまでの贅沢は出来ず普通と急行を乗り継ぐ。坂道練習の環境がないのが悩みだが、次の機会はもっと強豪を追い詰めたい。

→Facebookアルバム: 第8回フォトロゲイニング寄居2022(得点証明となる全通過チェックポイントの写真ほか)

11/12-13 南風吹かば 走り通せよ 松の本 歩きなしとて 秋を忘るな

Climb土曜、8時ちょうどのあずさ5号が大幅に遅れて出発。頻繁に利用しているわりに今まで人身事故の影響を受けたことはなかったが、とうとうドカンと食らっちまった。早めにピラータに到着して先に昼食を頂く算段だったが、松本着が90分も遅れては万事休す。小径自転車カラクルSを組んで美鈴湖畔まで急ぎヒルクライム、ただしマラソン前日に膝を壊したくないので坂の緩い人肉坂を登る。標高差420m、着く頃にはもう「サロン ド ピラータ」が始まる時間だ。

Guitar前回からまた長らくサボってしまい、クラシックギターの練習を慌てて再開したのは先月末に朝日村サイクルロゲの地図を脱稿してから。そのため曲目はベートーヴェンのいわゆる月光ソナタひとつに集中した。前座的にタレガの練習曲(ゆりかご)を弾いてみたがぼろぼろ、やばい…。どうにか月光は弾きたいように弾けて嬉しかった。「曲に対する執着心を感じる」との評価を頂いた。

年配のお客さんが来たタイミングで城ヶ島の雨などが弾けたら良かったが今は無理、後悔している。ギターのほかピアノ、声楽の組み合わせやティンホイッスルも加わり、「楽しさ」そのものの室内楽演奏会だった。歓談では天文の話もあり、大好きに溢れた一日。夕食にカルボナーラとコーヒーを頂き、凛とした星空を眺めながら、真っ暗な山道を下って行く。東横インにて宿泊。

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Start日曜、バイキング朝食をそこそこに頂きチェックアウト。どうせ会場のトイレは長蛇の列なので、沢村公園で用を足しつつ美寿々のスタート地点へ。第6回松本マラソン(開催は3回目)の号砲が鳴る。九月は200km余トレーニングし、さあこれからだという時に膝を故障し十月は100km程度に激減。まあぐたぐた抜かしてサボってたんだけど。今さらばたばたする気にもなれず、カフェイン絶ちとかしてないしサプリ類も摂ってない。補給は全てエイドに頼るし、1km毎のラップも面倒だから取らないというテンションである。

DaimyoAブロック最後尾から申し訳なさそうに走り出し、スタートラインまで39秒。コースは改善が重ねられ、とりあえず松本城をほぼ一周。駅前通りを駆け抜けた後、地元ランナー定番の薄川を金華橋まで遡り、エイドのスティックおやきをもそもそ食べつつ寿台のメーンストリートで大声援を受ける。中間地点(1:43'31"通過)の赤木山まで登ったら西へ下りてエプソン大橋へ…。

市街地マラソンとしては標高が高いうえ、アップダウンも激しい。だが今回ランナーを苦しめたのは概ねアゲインストで吹き荒れる強い南風だろう。「松本マラソンを走っているんだ!」と終始気持ちはにっこにこだけれど、極力単独走にならないよう気をつけなければならない。一部ちょっと無理をしたかも知れない。紅葉美しい信州スカイパークに入れば追い風でペースを持ち直すが…。

Finishラスト2kmはまた向かい風で、心が折れる。序盤から競っているヤーゲンラート二人組のうち一人に抜き返された。「こりゃ3:30'もオーバーしそう、どう言い訳しようか」。忘れた頃に追い付いて来たのが3:30'ペースランナーと愉快な仲間たち。これに一時的にでも付いて行けたことで救われた。グロス3時間29分19秒でやまびこドームにフィニッシュ。ワーストに近い記録だけど、完走の嬉しさはベストに近い。すぐに蟻ヶ崎高校書道部のでっかい「制覇」という作品が強風で崩落する。あれはサブ3.5のご褒美だったのだろう。

順位は男子352位(約4千人中)とのこと。しばし休息の後、出店のチーズハットクを食ってフィニッシュ会場をリーブ。シャトルバスの経路は高速道路経由にパワーアップしている。スタート会場に戻り自転車を回収。雨が降りだすなかホテルに預けておいたギターも回収し、松本駅に逃げ込む。アルピコプラザのクリエでケーキセットを頂き、土産を買って予定の列車を待つ。

帰りのあずさ46号も人身事故で遅延、という落ちが付く。東京は、まぁあかん。

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むらよしギムナシオン(参戦記サイト)に去年11月の信州大学マラソン最後尾スタッフ参加記をアップ。今年は一般募集を再開している、もうひとつの松本マラソンだ。

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