5/23 プランナーズハイ

Mapcp先週痛めた右足底も自転車を漕げるくらいには回復したので、浅間温泉の激坂を登る。標高1000m、今日はカフェピラータで行う「美鈴湖サイクルオリエン」の主催者として、受付から集計まで業務をこなすのだ。

ロゲイニングに何度も参加していると、自分でもプランニングしてみたくなる。またピラータには以前「”美鈴湖”がぴーくす」という、周囲の坂を全部登ろうというイベントがあった。それらをベースに素案を持ち込んで話し合い、改良して誕生したのがこれである。参加者は主に「松ぽた」方面から募って頂くとして、いきなりスコアオリエンテーリング(ロゲイニング)とか言われても何をしてよいか分からないだろうから、地図・写真例一覧は事前公開とした。いちおう色覚特性にも配慮して作製したつもり。印刷以外にもデジタル時計を買うなど若干コストは掛かっているが、参加は無料とした(松ぽたのカレンダーを無料で貰ってるし…)。

Info一週間前のウルトラオリエンテーリングよりよっぽど今日の天気予報に気を揉んでいたが、爽やかな晴天に恵まれた。ワクチン業務等で仕方なくキャンセルもあったが、最小催行人数3を大きく上回る方が集まり、松ぽた様様である。車種はロード、MTB、Eバイク、そしてランニングと様々。サプライズとして愛知県からTさんが急遽駆けつけてくれた。また通りすがりの人を強引に?誘って計10名が出走。個人的には十分だが、お店への貢献を考えるともう少し集めたかったかも。そして、受付で待っているのは案外ヒマである。

自転車イベントで一番怖いのが、誰かが事故るんじゃないかということ。特に疲れてくるとリスクは飛躍的に高まるので、制限時間は中途半端ながら2時間30分とした。遅刻やメカトラがありつつも無事みんな帰ってきてくれた。「順位付けはしない」とは言ったがやはり上位戦線は気になるもの。何と愛知県のTさんがトップスコアを叩き出した。土地カンがないのに凄い読図力である。彼の主催する知多ロゲイニングin東海市、FDGinみよしで私が優勝しているので、その意趣返しを果たしたという訳だ。

Marker余った地図に各々のルートをマーキングして頂き、これで感想戦にも花が咲いたようだ。イベントはアフター重点な。地図が事前公開だったのでそうなると予想していたが、高得点者は似たルートになりがち。誰も激坂ルートを通ってないのはプランナーとして敗北ポイントである。北のほう、小日向集落の湧水を穴場として紹介できたのは勝利。意外に多くの方から「面白かった、またやろう!」と言って頂いたのは嬉しい限り。地図読みスポーツはきっとまだまだ面白くなる。

「ウルトラオリエンテーリング・元善光寺-善光寺」176km完走、「美鈴湖サイクルオリエン」企画成功と、二週連続で人生最大級の経験を得た。この高揚感が過ぎれば元のしがない求職者に戻る訳で、落差がありすぎる。旅に出たいわ。

今回のイベントの様子を、短い動画にまとめてみる。先週の自分褒美でMac miniを6年ぶりに買い替え、Apple M1チップのパワーで編集作業はすこぶる快適になった。しかしゆっくりボイスを細かく調整できるアプリが動かず、そこだけ旧機を使っている。→ニコニコ動画: 美鈴湖サイクルオリエン2021

また、今更ながらむらよしギムナシオンページに「サイクリングin乗鞍2019」「松本マラソン2019」の参戦記(詳細版)をアップ。今年も参加予定、走れるといいな。

5/14-16 距離的にありえんオリエン

Mazda金曜、JR飯田駅に降り立ちキラヤスーパーで買い出し。夕食は満津田で牛焼肉丼を頂く。飯田に来るといつもここ。今場所は三段目スモトリ・満津田の調子も良さそうだ。

シルクホテルアネックスにチェックインすると、ロビーで大会運営のKさんMさんYさんに遭遇。このご時勢で多くの方が出場を辞退され、あと戦友のGさんも辞退されたとのこと。明日は誰を追ってレースをすれば良いのか。

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土曜、朝食とFDGみよしの賞品にあったUTAサプリの試供品を摂取し、電車で元善光寺へ。ざっと60名が乗り込んでいて、つまり参加者の大半である。まずは寺の階段を登り本堂に手を合わせる。アイサツは大事。古事記にもそう書かれている。

Startウルトラオリエンテーリング・元善光寺-善光寺』コースプロフィール176km、累積標高3,020m・・・「そんなの絶対無理!」と思って当初はエントリーを見合わせていた。だがこれに出ておけば長野県のマラソンイベントに思い残す事は無いだろうと、だいぶ遅れてエントリー。以来、出来る限りの準備はしたつもり(ツーリングを楽しんでただけ)。カフェイン断ちによる頭痛も解消して頭は冴えている。受付で地図セットと専用GPS端末を受け取る。このGPS情報はWeb公開され、誰でも観戦できる仕組みだ。

午前6時、辞退された方々に申し訳ない気持ちを残しつつ、でも待ち焦がれたスタートの刻を迎える。地図上で指定されたコントロールと呼ばれる特徴物を、制限36時間で順番に写真撮影していくルール。とりあえず自分の順位が分かる位置でレースを進めたい。ところが二万五千分の一スケールにまだ慣れていない先頭2名が次々と、最初のコントロールを500m〜1kmオーバーランして引き返しを余儀なくする。その次の選手も分岐を見逃して、あらぬ方向へ走り去る。

…俺がトップじゃん。まぁちょっとだけ良い気でいさせてくれや。河岸段丘登りに入り、私も分岐を100mほど間違え、やはり追い付かれるのだが。コントロール「延命地蔵尊」は写真見本とだいぶ草木の生え方が異なり、しばらく走ったあと不安なって引き返して再確認、ヨシ! 176km走っといてDSQ(失格)は避けたい。

20km地点の飯島エイドはルールブック上は通過不要だが、貰えるものは貰っておこう。ところが現場では通過必須の判断で、その混乱で私がトップ到着になってしまった。・・・ここまで上位争いを演じてしまって、「La victoire est à moi(調子に乗んな!)」って方が無理じゃんね。かかり気味になって、駒ケ岳SAからはとうとう単独トップに躍り出る。ちょっとしたトレイルを経て善光寺…ならぬ光前寺、こまくさ橋を渡り北へ北へ。

Ina追い風は助かるが、いよいよ晴れて暑くなってきた。これは相当数のリタイアが見込まれる。伊那地方の国道や県道は狭くランニングには不適なので、配布地図には交通量の少ない推奨ルートを示すピンクのラインが引かれている。またその道を通らせるためのコントロール配置になっている。これが案外複雑で、ロゲイニング慣れしてないと心が折れるだろう。あまり頭が疲れないよう、ずっと真っ直ぐで良い道はあえて地図を見ないで心を休める。おっと、なるべく全ての通過市町村でマンホールを写真に撮るという遊び心は忘れない。

田切地形によるアップダウン、羽広観音へのアップダウン、暑さと給水不足にダメージを負いつつ63km地点の箕輪エイドにトップ到着。ヘッドライトの点灯チェックを受けて、ここからの地図セットを受け取る。エイド食はハッピーターンやカントリーマアムといった喉を通りそうにないものばかりだが、なるべく食べる。せめてバナナでもあれば…。配布スポドリもカロリーオフタイプだし。小さい羊羹2個を補給用に持ち出しリスタートする頃、Y選手が到着。強豪は私みたいにエイドでだらだらしないから、すぐに追い付かれるだろう。

案の定じわじわと追い付かれ、一気に追い抜かれる。ここまで本当に良い夢を見させて貰った。ツインターボばりの「大逃げからの逆噴射」が始まる。徳本(トクホン)水がコントロールになっていて水分不足は解消するが、今度は圧倒的カロリー不足に悩まされる。エナジージェルをちょびちょび摂っているだけでは足りるはずもなかった。事前にちゃんと計算をしていなかった私が悪い。

ルートは初期中山道・牛首峠へ大きく西に迂回する。とうとう歩き混じりになり、喉を通らないカロリーメイトを少しずつかじりながら峠越え。去年近くの蛇石キャンプ場で熊を見たから熊鈴必須な。ここからはほぼ知っている道で、ハッピードリンクショップがどこにあるのかも把握している。桜沢に下りて早速、弾けるレモンの香り、ポッカレモネード!…ってこれカロリーオフタイプじゃん。人工甘味料は滅びろ。コンビニでパルムアイスとタピオカミルクティーを摂り、やっと走れるようになるが3位転落。

Castleこの大会を知っていると言うジョガーに声を掛けられ、嬉しいけど心に余裕が無い。もうだいぶ暗くなってきたなか、村井から出川までピンクラインがえらい複雑。ツルヤスーパーに行くとき良く使う抜け道だが、踏切の使用は避けたい。とうとう反逆して国道・県道を進むことにする。カフェインドリンク解禁としてコーラを呷りつつ午後8時、114km地点の松本エイド(松本神社)に到着。いつの間にか2位に返り咲いているが、これも風前の灯火だろう。

ヘッドライトの他にスマホのバッテリーチェックも受けて、新しい地図を貰う。デポジット荷物の食糧少なすぎたかなー。半袖Tの下に長袖Tを着こみ、仮眠は取らずに出撃。このへんは自宅から500mの位置だし帰ろかな、帰りたい、おふとん夢の中…。四日目の月が沈み真っ暗な林道の防獣柵を越え、刈谷原峠は完全に歩き。下り坂もとうとう走れなくなり、眠気で目の焦点が合わずふらふら歩き。やはり私はここまでの男だった。挫折感に打ちひしがれながら順位も落ちていくが、自販機前でコーヒーナップ(小仮眠)をとり、歩けるようにはしておく。そうすればいずれゴールに着く。さすがの星空もあまり観察する余裕は無い。

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Tachi日曜、地獄の立峠に入った。山の中は松の花粉だろうか、ヘッドライトの光にずっと大量の粉が照らされている。喉がいがいがするわ。「山に体を立てちゃいけない、体を沿わせるんだ」という格言?を思い出しつつ、ふくらはぎが死ぬのではと懸念していたトレイルの急登は案外大丈夫。だが大腿四頭筋?の踏ん張りが効かず、坂を下るほうが困難になった。もう一つ中ノ峠を越え、命からがら137km地点、最終の西条エイドへ。メンタルもすっかりやられているのか、私にしてはスタッフとべらべらしゃべる。

自己最長距離は24時間ロゲイニングの時の132kmなので、もう完全に未知の領域に入った。2km区間だけ走れたが、歩きに戻る。もう一度数分の仮眠を取り、麻績へはまた推奨ルートと違う道を通る。草木も眠るウシミツ・アワー、国道もほとんどクルマ来ないしね。ガッタリを経て最後の山場、猿ヶ馬場峠へ。ロスト気味の他選手と少し協調しつつ、聖湖に登り着く頃には朝になった。ヘッドライトをしまう。

Kuwabara下り坂がますます無理になって、ここでリタイアすることもできず、気の遠くなるような長い時間を掛けて桑原集落へ。本降りの雨になりウインドブレーカーを着込むが、低体温症の心配も出てきた。稲荷山のコンビニに寄りコッペパンを購入すると、なんだ、ちゃんと喉を通るじゃん。これで走れ・・・ない。右足裏に激痛が走る。雨による靴濡れでアイシングされていなかったら、気絶もんだ。

「とうとう地図に長野駅が見えてきましたよ!」と嬉しそうな他選手。彼なりにここまで至ったドラマを感じ、私も少し前向きな気持ちになる。女性トップらしき(後日注:混合チームの方)にも抜かれつつ、丹波島橋で最後のインゼリーを投入。駅前からの参道はマスクを着用。トイレを探しているうちにまた順位を落とすも、善光寺信号直前で1人抜き返す。ここからは走行禁止でほどなく駒返橋、176kmフィニッシュ地点に午前11時23分37秒、つまりタイム29時間23分37秒、全体12番目での到着となった。記念撮影には笑顔を返すが、無心に近い。

Zenko徳寿院という宿坊に移動。全58コントロールの写真確認を経て、元善光寺&善光寺の御朱印を完走証として受け取る。DSQにならなくて良かった。シャワーを浴び、眠くならないうちにリーブ。改めて善光寺本堂にお参りすると、ようやく涙が滲んでくる。ここ数ヶ月は甲斐善光寺・関善光寺・元善光寺・善光寺東海別院・岐阜善光寺・善光寺大勧進・善光寺大本願そして長野善光寺(ようするに元善光寺サイトのリンク先すべて)を巡り「完走できますように」と手を合わせてきた。完走というか完歩になってしまったが、ついに成就できたんだ。「ありがとうございました!」。

大会カメラマンという激務をこなすHさんにも別れのアイサツをし、もうほぼ歩けないのでバスで長野駅へ。駅のエレベーターを使うなんざ、9年前の群馬遭難時以来だ。電車で松本に戻り、モスバーガーで1,400円の豪食。バスで帰宅…ここのバス路線を使うのも9年ぶり。

Prize敗因をまとめると、大逃げからの逆噴射、圧倒的カロリー不足、大腿四頭筋の力不足、右足裏の謎故障。勝因をまとめると、前半の地図読み(自分が一番短距離ではないか?)、暑さ耐性くらいか。まぁとにかく経験不足。かといってこれから経験を積もうとか、今はそんな気分じゃない。足が治ったところを、このレースのゴールとしたい。

→Facebookアルバム: ウルトラオリエンテーリング・元善光寺-善光寺2021

4/30-5/1 全身渋イェー

Kiri朝6時、松本の自宅から北へ、いつもの善光寺街道ジョギングをスタート。すぐに刈谷原峠の未舗装路に入り、熊鈴を鳴らす。走り始めの脚でも歩きが入るほどキツい坂。ウルトラオリエンテーリング本番ではおよそ120km地点にあたるが、どうなることやら。

次の立峠トレイルはほぼ登山道で、ふくらはぎを殺しに来る。今から強化できるかなあ。下りの石畳も走りづらい。麻績村セブンで昼食をとり、猿ヶ馬場峠へ。天気はまだ良好だが、下りトレイルはぬかるんでいるのが難儀だな。桑原宿まで下り座って靴の汚れを落としていたら、鳥の爆撃を食らう。帽子があああ。

Zenずっと似たような右カーブの道で考えるのを止めるころ、丹波嶋宿へ。犀川を渡って参道を登れば長野善光寺到着、60km余りの道のりだった。最近隣県の善光寺巡りをしていたが、やはりここはデカい。昔の善男善女が感動の涙を流した気持ちがよく分かる。大本願、大勧進、善光寺本堂をお参りし、御守も授かっておく。

今回のジョギングはあとちっとだけ続くんじゃ。東へ村山橋を渡り、須坂駅前へ。以前に群馬県境の毛無峠までジョギングした道と繋げた。ここでいよいよ雨が降りだし、もう電車に乗ってしまおうか五分五分で迷う。雨よけの帽子が使えないのも悩ましいが、やっぱり予定通り走ろうよ。北へ向かい、道の駅小布施へ。走路がジグザグしているのは距離稼ぎもある。

Yuda中野市街へ向かう頃ようやく小康状態になって、大きな虹が現れたのはサプライズ。登山列車の様相となる長野電鉄線と何度も交差しながら、終点の湯田中駅に到着。ローソンで最後の補給をとり、もうひと頑張りで渋温泉。ちょうど100kmで今日のジョギングを終えた。夜8時、チェックインの都合を考えるとこれくらいが精一杯だろう。途中で諦めた別世界線の自分に「ざまーみろ」。

宿は養田屋旅館。内湯は熱くて入れないが、屋上の露天風呂はいい感じ。無粋な電灯を(勝手に)消して空を眺めると、春の星座たちや流れ星。こんな贅沢なかなか無い。だが本来、ゴールデンウィークなら賑わってないといけない。今夜の客は私ともう一組のみ。時節柄とは言えなんてことだ。会食を伴わない一人旅ならがんがんすれば良いのだ。普通はそんなことしないか?

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Shibu朝起きたらマスターキーを持ち、浴衣に下駄で外湯巡り。渋温泉宿泊者の特権である(今は大湯のみ日帰り可能になったらしい)。さすが良い雰囲気の街で、モンスターハンター「ユクモ村」に模したイベントがあったり「千と千尋の神隠し」のモデル館があったりするだけのことはある。とは言えやたら熱い湯が多く、かぶるのがやっとの所も。九ヶ所のうち五ヶ所を巡って宿に戻ると朝食タイム。ボリューム十分、味は満点、山菜も嬉しい。

地獄谷野猿公苑でもまた散歩して湯田中から電車で帰る予定だったが、体調良好で今日も走れそう。渋峠を越えて草津温泉なんて夢だが、昨日の今日では無理ぽ。路面凍結との情報もあるし…。ジョギングで夜間瀬から北へ、無名の峠を越えて須賀川地区へ。さらに下りて木島平村を経由し、飯山市「菜の花公園」に到着。凄い香り。花の名所としても県内有数で、一度は見てみたかったんだ。だが斜面いっぱいではなく段々畑状だったりで、映える写真を撮るには工夫がいる印象。

Nano

千曲川を見おろす景色は絶好で、その河川敷にも広い菜の花畑が見える。あっちも行ってみよう。という訳で「道の駅花の駅千曲川」前へ。すっかり黄色に包まれるし、将来もっと畑を広げそうな気配もある。相当ゆっくりだったけど、飯山駅まで33km走ってトレーニング終了。鈍行で松本に帰る。

相変わらずウルトラオリエン176kmを完走できるイメージは湧かないが、必要な装備や、今からでも強化すべき点など見えてきた。これが最後の長距離練習というのも寂しいが、万全の体調と準備で本番を迎えたい。

4/17-18 DREAM SOLORUNNER

Okosama土曜に普通列車で、やっとかめ…でもなく6日ぶりに名古屋へ。喫茶マウンテンの激甘スパ登頂スタンプカードが満了していたのでそれを使いクリームソーダと、「大人のお子様ランチ」を頂く。予想以上のボリュームでお腹いっぱい。

多度神社や蟹江西に行こうという計画もあったが、土砂降りの雨予報に負けて断念した。代わりに地下鉄西高蔵から東側に歩き、熱田ジャスコの屋外駐車場で開催されているサイクルスポーツデイズというイベントを訪ねる。目玉のロードバイク試乗が中止となっており、今日は物販がメイン…確かにお買い得かもね。乗鞍王者の筧選手・中村選手・森本選手、さやパカさん・MIHOさん・なななさんらによるトークショーを見るが、スピーカーが遠くてあまり聞き取れず。ラッキーバーガー(ピエロではない)のローストビーフバーガーは予想以上のボリュームでお腹いっぱい。

Talk前売1000円の入場料を払った価値があるかは微妙で、雨でも、雨だからこそ楽しめる工夫が欲しかった(東京スカイツリーみたいな)。おかげで空いてるのは良かったし、時間を潰す目的は果たせた。もうズボンの裾はびしょびしょだが、トレッキングシューズを履いて来たので靴の中は乾燥している。さすがスポルティバ。

西高蔵の西側にある名古屋国際会議場センチュリーホールに向かうと、昼の部の参戦者たちがぼちぼち帰り道。いったいどんなだったのか? わくわくしながらやって来ました「響け!ユーフォニアム」定期演奏会、夜の部。アニメ劇中の曲を実際に洗足学園音楽大学が演奏する人気の吹奏楽コンサートだ。去年東京で初参戦するはずだったものの、公演4日前に急遽中止が決定…。ただ座って拍手する程度の集まりでそんなに警戒する必要があったのか、その世情に対し今でも少し根に持っている。今回もまた数字上では疫病の波が来ていて、サイクルスポーツデイズではいくつかのブースが参加を取り止めていたほど。この定演も数日のズレがあれば中止の判断だったかも知れない。

Ticket間引き席で客数が半分になるし、ファンが殺到するような物販もない。そのぶん謎ジオラマが付いたチケット代は12500円と高かった。それだけ払って2時間、何も感じなかったらどうしよう…。一階席のやや後ろで、少し不安になる。緊張するブザー音の後、開演。

スクリーンにアニメ1期1話冒頭のシーンが流れ、「地獄のオルフェ」の演奏から始まる。そう来るか…。今回はこの演出で、時系列に沿って作品を振り返る構成になる。TRUEさんのボーカル曲もすんごい伸びやかで、マイクいらねーだろってほど。ホールの響きも極楽浄土で、聴いてて涙がどんどん溢れそう。ある意味お目当てだった黒沢ともよさん、朝井彩加さん、安済知佳さん、豊田萌絵さんの声優トークコーナーが箸休めになっている。

Century劇中で名古屋国際会議場センチュリーホールは全国大会の舞台となっているが、実際ここでユーフォ定演が開催されるのは初めてとのこと。そう、2期クライマックスの課題曲・自由曲シーンを初めて完璧に再現している! さらに「リズと青い鳥」も圧巻で、スクリーン上の演奏とリアルの演奏が完璧にシンクロしている。実質ラブライブ!?

他にも手拍子楽しい「宝島」や、しっとり聴かせる二重奏、先月リリースされたばかりのドラマCDからの選曲など、感動と驚きは書き切れない。京都アニメーションの件や自身の罹患をも内包したと思われる声優トークに、結局は泣かされるし。こうして2時間とちょっとが、新たなる希望を胸に終わるのだった。これだけ心が動くってことは、俺はまだ生きてるってことだ。

雨はほぼ止んだし、栄まで5km歩こう。失われた水分をファミレスのドリンクバーで補充しつつ、グレイスインホテルにチェックイン。

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Sobue日曜、小倉も乗せられるパンのバイキングをガッツリ頂いてからジョギング旅スタート。名古屋城ビルを堀の向こうにチラ見してから西へ、県道67号を進む。晴れ予報だったが、時折黒い雲が上空を通過し雨を降らせる。清州城ビルは電車から度々見えるけど、こうして間近で見上げるのは初めてだ。

大都会を離れ、田園風景の稲沢市へ。最後はちょっと迷いつつ祖父江の善光寺東海別院に到着。本殿がまさにミニ善光寺の構え。「かいだんめぐり」は途中真っ暗なものの、錠前のある中心部は謎ジオラマが輝く! これはこれで極楽浄土かもね。少し戻る形で森上(もりうえ)駅まで走り25km。トレッキングシューズだとこれくらいが限度だろう。

Inaba名鉄尾西線は素晴らしいローカル旅情。電車を一宮で乗り換え、岐阜まで移動する。手段を徒歩に切り替え、新緑まぶしい金華山へ。麓にある伊奈波善光寺にお参りして、これで飯田元善光寺に縁深い所はだいたいコンプしたんじゃないだろうか(長野・甲斐・関は既訪)。また美濃国三宮にあたる伊奈波神社にもお参り。凄く良い所だが、ここで土砂降りの雨になってしまった。軒下で待てどなかなか止まない。

登山は諦めて、福丸という店の薄皮たい焼きを注文。焼き上がりを待っているうちに、ようやく晴れた。しかし一度折れてしまった心を再び奮い立たせるのは難しい・・・なんて事を言ってたら響けユーフォニアムだって次の曲が始まらない訳で。また泣きたければ、さあ歩け。それにしてもこのたい焼き、今川焼並みの激安にしては旨いな。リピート決定。

Kinka岐阜公園から百曲り登山道をガンガンズンズングイグイ上昇していく。硬い堆積岩が斜めに露出している様は悠久の時を感じる。いずれこの山もプレートテクトニクスに沈むだろう。人間の何と刹那なことか。急坂も標高差300m程度だしあっという間にロープウェー山頂駅に到着。もう少し歩けば展望台がある。この景色が見たかった! 濃尾平野を一望するパノラマが素晴らしい。

岐阜城ビルはスルーして、めい想の小径を下山。他にも登山道はいくつかあるので、また来たい。帰りの時刻が迫り、急ぎ岐阜駅へ向かう。御鮨街道を歩いていると空穂屋(うつぼや)という歴史めいた建物があり、焼きドーナツを売っている。食べ歩きに丁度良く、油で揚げていない優しい味が沁みる。これもリピート決定。

柳ヶ瀬アーケードを通りつつJR岐阜へ。でも乗るのは名鉄の方。ちょっと高いが名古屋の名鉄バスセンターに直結だし。あとは高速バスで松本に帰る。登山に始まり登山に終わる、全部思い返すのも大変な夢の二日間だった。

4/10-11 三河と尾張の間には 今日もさんさんの陽が注ぐ

Miyada本当にやるのか難行苦行、無間地獄、懲役七時間…。中央本線・飯田線544Mは上諏訪から豊橋まで96駅を6時間54分掛けて走破する、現時点で日本最長“時間”の列車である(寝台特急や環状運転を除く)。絶好の天気で伊那谷に入ると車窓西側に中央アルプス、東側には南アルプスが流れる。乗り通すのが目的だから、ランニングの方が早いと云われる伊那上郷→下山村(下山ダッシュ)もじっと我慢の乗車を続ける。数分停車する駅では外に出て伸びとかするけど。車両そのものは313系の転換クロスシートで快適だ。

Tenryu天竜峡を過ぎると魅惑の秘境区間。景色は西側車窓の方が良いが、東側だと「渡らず鉄橋」が見られる。表定速度31km/h、列車はだいたい定刻通り愛知県の豊橋に到着。お疲れ様でした!青春18きっぷ最終日かつ土曜だけあって、同じ区間を乗り通す同業者の多いこと多いこと。

東海道線と愛知環状鉄道を乗り継ぎ新豊田で下車。ここがトヨタの城下町。少し駅前を探索してから3km歩き、ABホテル豊田元町にチェックインする。ちょっとした夕食が付くのが良い。足りない分は向かいのバローで調達。体調に不安があり、大浴場は使わず部屋のシャワーで済ませる。

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Morn地平線から朝日が差す日曜。体調も絶好に戻り、バイキング朝食をガッツリ摂る。少し早くチェックアウトしたのでバスは使わず4km歩いて、みよし市の会場へ向かう。みよし市…? 恥ずかしながら徳島県にあるのかと思ってたくらい知らない土地だが、調べてみたら名古屋と豊田を結ぶ飯田街道沿いにある、フェザーン自治領めいた所だ。ここで行われるのがフィールドディスカバリーゲーム in みよし、FDG愛知ツアーの記念すべき初戦である。主催者さん達もドキドキだろうな。FDGとは何ぞや。まぁほぼロゲイニングなんだが、写真撮影・通過証明(チェックイン)に専用スマホアプリを用いるとか、チームではなくソロ参加でも冷遇されないのが違いか。今後はオリエンテーリング形式とかあるかも知れない。

集まった参加者は約270名とのことで、この中で上位を目指すのは容易でないと気後れする。何かハーフマラソン1:12位で走っちゃうランナーも居るみたいだし(自分はベストでも1:24程度)、男女混合の強豪「Fチーム」さんも気掛かり。何とか対抗すべく、いつものトレランシューズではなくマラソン用の匠練ブースト2を持ってきた。

Sakai長野県内の大会でもよく顔を合わせるYさんIさんと再会しつつ、競技説明を経て緊張の地図オープン。予想通りスタート・フィニッシュ会場はほぼ南端にある。スポット(コントロール)数は制限3時間にしては全44とロゲ規格外の多さがあり、いつもはパーフェクトを目指す強豪でも数多の取捨選択を迫られる楽しさがある。事前の計画では左回りだったが、市中心街と会場東側に散らばる低得点スポットを後回しにするため、西側の外周を突っ走る作戦に変更した。

9時30分スタート、参加者が四方に散らばる。スポットに着いたらスマホ画面上の地図からスポットマークをタップするか、一覧から選ぶかしてカメラモードにし撮影!…までは良いが、そこで謎のフロッピーアイコンが小さく表示されて、これを慎重にタップしないと保存されないというトラップがある。「シャッター音が鳴ったら保存されている」のが普通の感覚だと思うのでそうして欲しいが、セキュリティ上の制約でそうなっているのかも知れない。一昨年の知多半島ロゲイニングin東海市でもアプリを使用したので、チェックインに手間が掛かるのは知っていた。だからこその、数より高得点志向の戦略を取っている。さらに今回は先月の朝日村で惨敗した反省から、以下の点に気をつける。

  • スマホが暴走しない設定にする
  • きちんと歩行者用信号を守る
  • 初めからフルマラソンを意識したハイペース

Kurozasaそれでも思ったより時間は掛かるもので、東郷町に跨る西端を一気に北上するも、愛知池付近で時間半分を過ぎてしまう。ここは木曽谷を水源とする愛知用水の調整池で、知多半島にまで続いているのが感慨深い(灌漑だけに)。ゆっくり探索したいが今は競技中だし、のんきに風景写真を撮る余裕もなくなった。スタートから一番遠い所で折り返すべしという基本戦略からだいぶ遅れたが、最高点の53番スポットにアプローチを図る。北西側が崖なのを見抜き東南から登り、水道施設で行き止まり!?…よく見たらフェンス沿いに踏み跡がありそれを進むも、また道が無くなる。この地図は合っているのか間違っているのか? 少し思案したが、今回は全面的に信用しよう。あるべき方向に藪を漕いでいったら見付けた、黒笹三等三角点。ここをほぼタイムロスなくチェックイン出来たのは大きい(30分彷徨った人もいると聞く)。

Route残り1時間6分、メイタンカフェインを投入して急ぎ南下の旅が始まる。ぼうっとして数回のオーバーランをやらかし、終盤の地図読みに課題を残す。ますますピンチだが、東端の40番を含む高得点三ヶ所を取らないと勝ち負けにならないので無心で回る。その後、三好池に向かいかけるも無理であることに気づき、まっすぐ南下。後悔すべきルートミスを残しつつ、猛スピードでフィニッシュに向かう。確実に遅刻するであろう、ゆっくり走っている大勢の人達をゴボウ抜きしていく様は、パニック映画で自分だけ助かろうとする小者めいている。こうして2時間58分45秒でフィニッシュ。最後の最後でアプリ操作に手間取る可能性を考えれば、ぎりぎり妥当なタイムだろう。

スコア725/1200、スポット数は22/44で半分しか取れなかった。でも入賞してるかもという手応えはある。得点申告後しばらくして呼び出しを食らったので、GPSエラーか何かかと思ったが「あなたが最高得点なので、インタビューに使う大地図にルートをマーキングしておいて下さい」とのこと。・・・もう、膝を何度も叩きたくなるくらい嬉しい。去年無冠に終わったうえ前戦は惨敗で、もう自分が上位戦線に割って入るのは無理なのだと考えていたからだ。愛知式の強豪相手にキンボシ・オオキイ!

Fin東海市以来のポディウム中央に立ち、インタビューを受けるのも嬉しい。小者なので気の利いた事は言えないけれど…。ちなみに総合2位はあのFチーム。スポット数は私よりずっと多く、僅かな遅刻がなければ同点だったはず。やはりこのチームには勝ち切れない。上手くいかない点が多々あったのはお互い様だろう。なお遅刻者続出は主催者が意図していた事らしい。

何人かに「一体何キロ走ったんですか?」という質問を受けたが計測しておらず「だいたい30キロくらい」と答えていた。後にジョギングシュミレーターで測ったら33km、表定速度5'25"/kmでロゲ形式としては自分でもびっくりのハイペース。洪積台地特有のアップダウンはあるけど長野県に比べれば平坦な地形だし、スタミナ重点の練習も奏功した。沢山の副賞を手に会場をリーブ。まだ地図読みは続く…近くのバス停まで。乗り合わせた他の参加者とロゲ談義が出来たのは幸い。

Mountain地下鉄「いりなか」で途中下車し、もう一山登るぞ。負けたら罰ゲームで来るはずだった軽食喫茶マウンテンで、何でまた激甘スパゲッティを注文しているのかね。数日カフェイン絶ちをしていたのでストロングコーヒーも旨い、旨すぎる。登頂スタンプカードが数年がかりで無事満了したので、また名古屋に来なくちゃ。帰りは特急券をポンして長野県松本へ。さあ副賞の一つ、日本大正村の光秀バウムクーヘンを夢のホール食いだ。

→Facebookアルバム: フィールドディスカバリーゲーム in みよし2021(全通過スポットほか)

3/26-27 伊那谷のバラード

Ento金曜の朝、松本から南へジョギングスタート。中央分水嶺である善知鳥峠を越えれば、あとは下り基調だ。シューズはニンジャめいたハンゾーU、ウルトラ向けを謳うクッションモデル。膝の負担を感じるのが早い気がするが、そのうち気にならなくなる。

伊北インター付近から西へ少し登り、いくつかの円筒分水を見る。まだ水を通す時期ではないようで枯れている。走行ルートはジョグで通ったことがないという理由で伊那西部広域農道を選択したが、歩道が少なくてやや心苦しい。

Alps過去に二度ほど飯田を目指してジョギングし、途中の駒ヶ根で力尽きていた。今回はまだまだ行けるぞと、国道153号の旧道にルートチェンジして進む。ハイウェイみたいな造りのバイパス程ではないだろうが、歩道もあって快適かな。田切駅に寄ると「アニメ聖地巡礼発祥の地」碑がある。諸事情で?作品名は書かれてないが、暗号で分かるようになっている。「究極超人あ~る」まだ観てないや。

国道がバイパスと合流して、中川村坂戸峡からはまた歩道が未整備気味となる。単に飯田へ向かう目的なら、天竜川の東に渡った方が良いかも知れない。「これ旧街道かな?」と思って細い道を進んだら妙なところに迷い込むし。少々距離が延びるぶんには問題ない。途中の食事はコンビニ2回、持参のカロメ1回。

Mazda暗くなって元善光寺に到着。もう誰も居ないし、ちゃんとしたお参りはまた明日。もう少し進んで、飯田市街地の満津田食堂で時計を止める。三段目スモトリ「満津田」の写真がドーンと飾られている、地元民で賑わうボリュミーな店だ。時節柄時短営業の折、間に合って良かった。102km走った後だと相当胃が弱っていて、上トンカツ定食を完食できるか焦ったが、美味しいので何とかなった。

走行時間は小休止を入れて12時間34分。終盤にペースを落とさないことが目標だったが、やはり身体じゅうが言う事を聞かなくなって少し緩んでしまう。先月の甲府行き101kmに比べれば、少しだけ余裕あるかな。

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Kabu土曜、ホテルオオハシ飯田で迎えた朝。楽天予約可能かつ長野県民割が効くのがここだった。このクラスのビジホにしてはえらい豪勢なバイキングでびっくり。この私が全種類取り尽くせなかったほど。今日も良い天気で、せっかくだから少しジョギングしていく。まーず心肺にエンジンが掛からないのでゆっくり南へ登る。飯田山本ICから東へ。

この辺鄙な山奥に伊那谷道中というテーマパークがあった。テレビCMが頻繁に放送されていたので、長野県民なら誰でも知っているだろう。ケフィア騒動のあおりで潰れてしまい、その後どうなったのか気になるところ。駐車場入口から立入禁止で、無理せず遠くからゲートを眺めるにとどめる。建物はあらかた残っているようだ。

Mihoこんなダークツーリズムが動機だったが、峠を越えてからの三穂地区は南アルプスをも望む見晴らしが良く、思わぬ旅のハイライトになる。所々に山桜が咲き、まるで桃源郷のよう。実際の生活は大変だろうけど。天竜峡駅までで20kmのジョギングを終了し、吊り橋への遊歩道をぐるっと散策する。次の機会があれば高速道路橋を利用した「そらさんぽ天龍峡」まで足を伸ばしたい。18きっぷで飯田線に乗り帰途につく。

もう脚も心肺も終わっているが、下山村駅で途中下車。飯田線がΩカーブを描く所をランニングでショートカットし、同じ列車に追い付くというエクストリームスポーツ「下山ダッシュ」を敢行する(これも究極超人あ~るを元ネタの一つとする)。キツい登り坂だし信号待ちもあるし、列車は回復運転て急いでいる。伊那上郷駅が見えてきた所で踏切が鳴り出し焦ったが2km走行13分半、ぎりぎり間に合った。

Butai次の元善光寺駅で再度途中下車。元善光寺の戒壇巡り(無料)をやって、寺務所で足腰健康守を授かる。これでウルトラオリエンテーリングは大丈夫だ。隣りの麻績神社にもお参りし、舞台桜と石塚桜を見ていく。趣の異なる二本の巨大なシダレザクラ、見事・凄いという言葉が似合う。昨日ライトアップされているのを遠目にしたけど、これだったんだ。

危うく次の電車に乗り遅れるところだった。辰野からわざわざ小野を経由するなど、昨日のルートを振り返りつつ帰宅。

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日曜、身体に故障がないか確かめる目的で自転車に乗り、御射春宮ルートで美鈴湖ピラータへ。長い登りではないが、つい心肺を追い込むスイッチが入る。今の自分にはこれが必要だったんだ。店で頂いた碧志摩メグおみくじによれば今年は大吉。偶然を大切に。

3/21 旭城に登る〜私は旅する〜♪

Asahi平成元年式のアルトバンを所有していたが滅多に乗らず、とうとう車検を通さずに廃車とした。MDデッキ、ツィーター、サブウーファーを取り付けてオーディオだけはゴキゲンだったが、存在自体がリスクだし。

という訳で、逆風と雨のなかチャリで松本からゆっくり一時間余、朝日村トレーニングセンターに到着。このご時世に諸対策をした上でイベントをやってくれるのがまず有り難いし、花粉症持ちとしては天恵の雨。去年の長和町ロゲでは途中の降雨に対応できず惨敗した。その反省から今回は地図を始めから袋に入れるし、カメラも防水のスマホで代用する。種目は男子ソロ。1月の松本あめロゲ(中止)でチームを組むはずだったGさんは強大なライバルとなる。

Flag正午、信州朝日村ロゲイニングの競技が3時間制限でスタート。北側の山中で時間半分になる事を目安に西から回る戦略だが、まず近場のコントロール回収から。会場すぐの信号でボタンを押し、車道側が赤になったタイミングでつい見切り発進、だが青になったのはもう一方の車道側で、自分は勢い渡ってしまう。他の参加者達はちゃんと待っているし、軽蔑の眼差しが背中にたくさん突き刺さる。この時点でメンタルが崩壊した。

インガオホーか、ランパックのドリンク用胸ポケットに入れているスマホが誤動作を繰り返すようになる。競技中セキュリティを切ってあるところに、水滴と胸部静電気の影響だろうか。あらゆるアプリが勝手に立ち上がったり、ブラウザのタブが大量に開いて意図しないアクセスをしまくっている。それはまるで「悪魔のイタズラ」のよう。これではカメラアプリを立ち上げるにも手間がかかり、非常にテンポの悪い戦いになる。走行ペースがちっとも上がらない。スマホ収納法を変えたところで余計悪化する可能性もあると思い、結局なんら対策をせずに進む。

Tono最西端は鉢盛山登山口(林道入口)。少し戻ってあさひプライムスキー場のゲレンデを逆走させるあたりは面白い。いよいよ北側の山中に入っていく。つーか小走りしているのに徒歩で来るひとに追い抜かれる。115番コントロールフラッグ以降、突き放されてしまった。時間もだいぶ押しているので一部カットして旭城跡へ。獣道めいたルートも多く、ちょくちょく迷いタイムロスが積もる。トレランシューズにロングタイツで笹薮を駆け抜けるのは気持ち良い。

行けてない所を大量に残し、もう絶望的な気分になりながら古銭出土跡というコントロールに着くと、スマホがとうとうハングアップしている。「悪魔のイタズラ」ここに極まる。どう操作してもカメラが立ち上がらない。コントロールを発見している以上、撮らなきゃ死んじゃう! 仕方なく再起動を掛けるが、一体何分のロスになっただろうか。

やっと、俺のロゲイニングが面白くなってきた。

Route残り2.7kmの登り基調を、11分半で走らないと遅刻する。どこにそんな力が残ってたんだって言う猛ダッシュを開始し、すぐに呼吸が苦しくなるけどスピードは落とさない。ラスト河岸段丘の坂で3時間をオーバーするが、じゃあせめて1分以内の遅刻に収めよう。こうしてフィニッシュタイム3時間00分55秒、マイナス100点な。ロゲで遅刻をするのは初めてで、むしろ清々しい。

「悪魔のイタズラ」はもう一つあった。確かに撮影したはずの115番コントロールフラッグ…写真データが消失している。写真が無い以上、得点証明にならないので加算出来ない。こうして合計得点1145点、男子ソロ41人中24位で、上位入賞どころか半分より下。長和より酷い惨敗となった。反省点が多すぎでどこから突っ込んでいいか分からないが、ちゃんと全部覚えて次に活かすしかない。こうして全ての悪事をテキストにさらけ出すのも一歩だろう。参加賞のたっぷりほうれん草は、帰ってさっそく炒めて食う。旨い。次戦のFDG in みよし(3時間ロゲ)はきっと上手くやる。その後には善光寺ウルトラ175kmがひかえるが、これは記念参加ね。

→Facebookアルバム: 信州朝日村ロゲイニング2021(得点証明となる全通過コントロール写真ほか)

参戦記&旅行記ページには2019年夏の「自転車キャンプツーリング記: 灼熱の九州再び。佐賀と長崎と台風と霧島」を追加。ゾンビランドサガ聖地巡礼をきっかけとした旅だ。遠くへ、行きたいなあ。

3/14 背負うならマグカップも

Mino18きっぷを使って岐阜県の土岐市駅で下車し、旅ジョギングを開始する。丘を登ったところの土岐プレミアム・アウトレットで早くも小休止。開店時刻から大変な賑わいのモールの中、スポーツブランドの店を見て回る。目当ては破れてしまったウインドブレーカーの買い換え…今回はニューバランスにしよう。

西の多治見市に入れば「やくならマグカップも」の聖地巡礼が始まる。まず痛マグカップを求めてセラミックパークMINOに入ると、建物が異様な熱気に包まれている。たまたまイベントホールでイオリンピアというボディービル大会が行われているらしい。今日は断念するが、一度はこういうものを見てみたいものだ。痛マグカップは売り切れていたが、ロケ地マップを入手する。

市役所には話題の痛公用車が堂々の構え。本町オリベストリートで普通のそれっぽいマグカップを買い、背負う荷物が増えたが旅はまだまだ続く。さすが焼き物の里、ながせ商店街の冨士アイスには長野県民にもお馴染みのじまんやき(今川焼)がある。あずきが美味しい。多治見を後に、北の可児市へ。

Akechi東側の丘陵地帯に入ってアップダウンを繰り返し、花フェスタ記念公園の隣りにある明智城を攻める。明智光秀の出自は謎だが、ここが有力候補の一つとされる。大河ドラマ「麒麟がくる」に向けて整備された遊歩道には桔梗坂・十兵衛坂と銘打たれているし、本丸には光秀のブロンズ像が立つ。展望台からは明智荘の景観が良く、御嶽山もちょっと見える。

中山道で西へ、木曽川を渡って美濃加茂市に入る。「のうりん」の聖地だが、もうそれを表すものは見当たらない。巡礼の予習もしてないしまあいいや。脚は余っているので西へもうひと頑張りしよう。日がだいぶ傾いて、終電が心配になってきた。ペースを上げる。

Sokyuこうして関市の関善光寺こと宗休寺に到着し時計を止める。ウルトラオリエンテーリング元善光寺-善光寺の完走祈願をするのだ。いかにもミニ善光寺という造りの本堂。卍戒壇巡りが出来る時刻はとっくに過ぎていて残念だが、八十八ヶ所石仏巡りはやって行こう。ちょっとした山登りだ。

走行距離は50kmほど。買い物・観光メインだとこれくらいが精一杯か。走力は余っているけど、膝とか足とかそれなりに痛いし。今回特筆すべきは道中に一切地図を見ず、予習の記憶だけで曲がり角45ヶ所に及ぶ複雑な経路を完遂したこと。あとは鉄道の時刻まで頭に入れておけば良かったのに。

関駅に辿り着いて一息、と思ったら列車が発車したところで、駅員がそれを止めて私を乗せてくれた。ありがとう長良川鉄道。美濃太田からは18きっぷで太多(たいた)線からの帰路となる。いつかラッピング気動車が走って、イタイタ線になりますように。

Tamap

3/1-2 空と近鉄のあいだに

Hataフジドリームエアラインズが珍しくタイムセールを行い、松本から神戸までのチケットを4800円という激安で取れた。追加料金もなく席を選べるので、眩しくならない北側を。問題は自宅から松本空港までどう行くか…。時間の合うバスが運休中とのことで、仕方なくジョギングを手段とした。先週までの通勤路で12kmを66分、フライトに間に合った。

搭乗率は四割ほど。私は生涯4度目の飛行機で、まだいろいろびびってる。機窓からの景色は圧倒的で、つい写真を撮りまくってしまうのだ。松本市街地から北アルプス、高山から白山、敦賀から若狭湾、明石海峡大橋の真上を下りて神戸空港に着陸。あっという間の55分、また乗ろうね。

ポートライナーは自動運転だが乗り心地は路線バス並み。三宮から阪神電車等を乗り継いで大阪へ少し戻る形となり、近鉄古市の親戚宅へ。お年玉を渡すというミッションを、疫病騒ぎが少し落ち着いた三月になってようやくクリアする。

Hinotori/

翌日は冷たい雨が降る。観光は難波の商店街を少しうろつく程度にして、本日のメインは最新型の近鉄特急ひのとり。今時の車内設備が特別感あるし、それでいて新幹線よりリーズナブル。スピードも乗り心地もそれなりだけど。名古屋からは高速バスで松本に帰る。

早期希望退職制度を利用したので、今月から求職者。活動を頑張らねば、建前上は。

2/21-22 甲斐善光寺もお参りしないと片参り?

Shio五月のウルトラオリエンテーリング・元善光寺-善光寺175kmに備え、まず「100km走るとはどういう事か」を体に思い出させなければならない。という訳で、日曜の朝6時過ぎに松本から甲府に向かってジョギングで出撃。序盤はなるべく脚を使いたくないが、登り坂に加え南風が強い。3時間掛けて旧塩尻峠を越える。今日は暑くなりそうだ。

判る範囲で甲州街道の旧道を使いつつ、すずらんの里駅付近で距離半分。富士見峠を越えると下り基調に加え追い風も強く、気持ちペースは上がる。いやもう足が痛いんだけど。左手にあった太陽は右に移動していき、代わりに九日ほどの月が昇ってくる。適宜食事休憩を入れつつ山梨県に突入。今年初めての、長野県外脱出となる。

Ubaそのまま国道20号を進む。ずっと正面に富士山が見えているけど、ほんの少しずつしか大きくならない。左手には七里岩の断崖が延々7里続く。そのニラの形をした台地の先端が韮崎で、すっかり暗くなってきた。予想していたけど、やはり走力としてはここまで。でも「なるべく歩かない」って決めたから、ゆっくりでも東へ進む。一旦止まるとリスタートがしんどいし、何で好き好んでこんなことをやってんのか。

こうして101.5kmを14時間05分掛けて、甲府のワシントンホテルプラザに到着。四年前のほぼ同旅程より遅いし、現状の何もかも足りない無力さを思い知る。「これを叩き台にパワーアップを」とか言う前にまず長距離に慣れないと、ウルトラオリエンテーリングの完走は絶望的だ。

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Zenko月曜有休。あちこち痛くて良く眠れなかったが、体調は良好だし怪我もない。朝食をがっつり頂いて、甲府市内を散歩する。近くの桔梗屋甲府本館で土産用に鬼滅の刃コラボの桔梗信玄餅を買い、東へ少し離れた甲斐善光寺をお参り。長野より若干小さいが立派な伽藍で、お戒壇廻りもこなす。これでウルトラ完走間違いなし!? さらに古事記や日本書紀にも書かれている酒折宮をお参りし、富士アイス東店でじまんやきとクリームソーダをイートイン。

甲府駅までで歩行10km、良いレストになった。電車で帰ろう。

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