12/2-3 乗るチャリーの森

Sinonome土曜の昼過ぎ、特急あずさで松本駅着。近くのウエルトンホテルに自転車、ギター、その他荷物を預けてジョギングに出る。目的地など定めない、かつて松本で暮らしていた時のように気ままに走る。寿台のデリシアで軽食を摂りつつ、中山の裏側をぐるっと回って弘法山古墳からの眺望を楽しみ、戻ってくる。やっぱ坂のある街っていいな。

夜は凡蔵という居酒屋で塩の道ウルトラオリエンテーリングの打ち上げに参加。イベントに参加してないのに・・・まぁ未来図社の忘年会も兼ねているから。相変わらず酒が入るとすぐ具合が悪くなるけど、料理は旨いしそこそこ話せた。星を数えながらホテルに戻る。

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Keshibo日曜、まだ暗いうちにまたジョギングに出る。かつての基本ルート、田溝池から芥子坊主山へのトレイル登りだ。登り坂も下り坂も長いから、筋肉の喜びようが東京なんかと全然違う。そりゃ昔は強かった筈だよ。森の中、深呼吸し放題なのも良い。街に降りれば排ガスまみれなのは変わらんけど。

美味しいバイキング朝食を摂ってチェックアウト。それにしてもシャワーの出が極端に悪いホテルだった。お腹にデイパック、背中にギターというちょっと苦しい姿勢で自転車(カラクルS)に乗り、人肉坂をヒルクライム。標高1000mのサイクルカフェピラータで、毎度の室内楽サロンに参加する。

Salon席が足りなくなるんじゃないかってほど、今回は盛況だ。自分はクラシックギターで25年ぶりに「ノルウェーの森」を演奏。あとはイエスタデイとショパンの雨だれ。練習不足が如実に現れて申し訳ない。まぁ食事と聴いてるだけでもすごく楽しいから。

音楽に包まれた空間が名残惜しいが、16時過ぎには店を出る。寒いので何か絶叫しながら下山。駅そばで温まって特急あずさで東京に下る。いわゆる千葉あずさで、新宿ではなく錦糸町で降りれば山手線を回避して帰れる。荷物が多い時は便利かな。

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むらよしギムナシオン(参戦記サイト)に去年12月のフォトロゲイニング寄居をアップロード。ぼちぼち関東地方も戦場とする。

11/26 最終的に全部取れば良い野田!

Sky日曜、つくばエクスプレスと東武野田線を乗り継いで、千葉県野田市の川間駅で下車。小径自転車カラクルSを組んで小雨のなか北へ急ぐ。江戸川サイクリングロードを走っていると、ロードバイクが颯爽と抜いて行く。やはりスピードでは全く敵わないか…。

野田アウトドアスポーツフェスタ2023の会場、河川敷の関宿滑空場では総合開会式が始まっている。スカイスポーツ、カヌー、そして自転車の祭典であるが…体感温度が真冬並みという寒さだ。集まった自転車60台ほどが何をするかって言うと「せきやどチャリロゲ」つまりサイクルロゲイニングだ。妙なアプリとか要らず、CPの写真を撮って来れば良い。あと、自転車イベントにしては珍しくヘルメット着用義務が無い。まぁ安全衛生面で言えば泥除けの方が大事だしな。ただ、交通ルール・マナーについての啓蒙はやらなきゃ駄目だと思う。

Kimagase受付を済ますともう地図は開いて良いが、見てちょっとびっくりした。フィールドはほぼ旧関宿町内に限られ、競技三時間で満点者が続出しそうな範囲しかなく、CPの点数は意味をなさない。どう回ろうが、最終的に全部取ればよいのだ! つまり、効率の良いルートとミスの少なさ、スピードの勝負であると割り切る。

昨日、台場Zeppまで23kmジョギングしてClariSのライブに参戦してきた疲れが残っている。自転車は泥除けやキャリアを付けっぱなしだし、輪行袋などの荷物も所持して回る。それでもやはり競技である以上、時間中は全力を尽くしたい。人生で数少ない、キラめきの瞬間だから。午前10時30分スタート、とりあえず南半分から取りこぼしの無いようにぐるり回る。地図と走行感覚のキャリブレーションが済んでないうちは、ちょっとオーバーランも。味噌汁ポイントは、飲まずに次へ急いでしまった。食いっぱぐれが一番の後悔だと言うのに。

Map北半分も往路と復路で効率よく回るのがセオリーだが、自分はあえて往路だけで全て拾う。わずかに茨城県に入る北端付近を取って、自家製マップ台に付けた地図は片付ける。タイムトライアルだからトイレは我慢。あとは北風に乗って江戸川サイクリングロードを全力で突っ走るのみ。これが安全を確保しながらロードバイク達のスピードに対抗する為の、唯一の秘策であった。二時間を1分40秒過ぎて、会場にフィニッシュ。走行39kmほど。

既に帰還してる人々が居てビビるが、寒過ぎて諦めただけらしい。私も震える手で何とか集計と写真確認を済ませ、キッチンカーで豪遊を開始。お土産も買っておこう。どうやらパーフェクト達成者はもう一人(MTB?)だけで、3分半の差で私が先着であった。その方が居なかったらマジ自分KYであった。表彰は各カテゴリの一位のみ。無料のイベントなのに賞状があるし副賞も妙に豪華だ。貰っといてから言うのもなんだが、三位くらいまでにシェアした方が全体の満足度が高かったのでは…。

Kasukabe長野県のサイクルロゲイニングで度々プランナーを務めてきたわりに競技者としての経験が少なかったから、「サイクルロゲとは何ぞや」を知るために参加した今日。総合優勝は思わぬ副産物だし、もちろん経験は今後大いに活きるであろう。あと、上位を争いたいという需要が想像以上に少なく、現状はレクリエーション重点な。カラクルを扱う自転車店(輪工房さん)の方と少し話しをして、会場をリーブ。

自走で帰る予定もあったが、早く暖まりたくてさっさと電車に乗る。輪行袋を純正から自家製に代えて、収納が大幅にクイックになった。東武線春日部経由で葛飾区に帰る。

→Facebookアルバム: せきやどチャリロゲ2023(得点証明となる全通過CP写真ほか)

11/11-12 ガリュウザンノボレ1112

Ansei土曜、上越新幹線と信越本線を乗り継ぎ群馬県の横川駅で下車。積年の課題だった横軽間の旧中山道トレイルをジョギングで登り始める。先月碓氷バイパスをサイクリング中に親子熊に出くわしたばかりだし、坂本宿を過ぎてからはちゃんと熊鈴を装備。刎石山(はねいしやま)まではほぼ歩きとなる急登だが、以降は気持ちの良いトレランルートとなる。ハイカーは予想より少ない。安政遠足(とおあし)という日本最古のマラソン大会がここで行われていたと云う。紅葉は所々綺麗かな、という程度。こいも碓氷も かずあるなかに。

Kyuusui平野暮らしで登坂に慣れていない脚が悲鳴を上げる頃、標高差800m余を制して長野県境の旧碓氷峠に到達。峠の茶屋はクルマで混雑しているのでスルーし、近くの見晴台は寄る。関東平野をも望む良い景観だ。今週末は寒気が入って、晴れていても半袖Tシャツではさすがに寒い。着込んで下り坂へ。ランナーが旧軽井沢を闊歩するのは場違いながら、ミカドのモカソフトクリームは食べていく。距離16km余を二時間半で、軽井沢駅に無事到着。

Shibuしなの鉄道と長野電鉄を乗り継ぎ、最果ての湯田中駅で下車。元々は草津温泉からジョギングで芳ヶ平を経て渋峠を越えてくる算段だったが、弱気になって旧碓氷峠に変更していた。渋峠の方は雪化粧模様で、あっちを通っていたら遭難していたかも…。少し小走りして、ユクモ村こと渋温泉の大丸屋にチェックインする。間もなくサイクリング部同期のOJ君とHM君がクルマで到着。九湯めぐりの半分ほどと、夕食、酒(遠藤酒造所の彗(シャア))など。さすが信州の星空は黒々として素晴らしい。人間にはこれが必要だ。

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天気まずまずの日曜、朝風呂と朝食後にチェックアウト。クルマで途中りんごを買い付けつつ、須坂温泉古城荘の体育館へ。第3回信州須坂ロゲイニングの三時間の部にチーム重戦車として参加する。「ほぼ歩く」と言っているし実際走るチームではない。上位を狙う為にはガチ勢が五時間の部に流れてくれること、仲間を集めやすい日曜開催であること、関東近県の温泉地であること、私が今年は松本マラソン(同日開催)出場にこだわらないことを理由にこのイベントを選んだ。

5mt未来図Kさんらが参加する五時間ランナー43名を見送った後、競技説明や作戦タイムを経て午前11時に三時間の部88名もスタート。このチームでいつもペーサーを勤めるHA君が今回は欠員となり、近年は全く走っていないというHM君が代わりに先導。OJ君が戦術担当で、私がカメラマン、が大まかな形となる。チェックポイント(コントロール)到着後「次どっち行く?」なんてやってたら効率が悪いので、それを到着前に済ませておくよう心がける。これだけで走力のある他チームと十分競い合えるものだ。みな地図読みには強く、いちいち地図を突き合わせて指をさして、なんてしなくても言葉だけでルートが伝わるのが地味に凄い。

地図は五時間・三時間共通で、しかも5hガチで走ってもコンプリートは無理であろう本格的なもの。三時間だと余り遠くには行かれないし、CP番号(=得点)は31~135で極端な差はないので安手でも着実に拾っていくのが定石となる。ロゲはソロ参加がほとんどの私としては、こうして希に、グループで地図読み談義をしながら進むのが無上に楽しい。こんな時間が24h続けば良いのになって思うよ?

Dodo74番から廃線敷があれば88番まで足を延ばしたかったが未整備なので、ここら辺を西端として東への帰路に入る。地形は西の千曲川に向かって傾斜しているので、ここからは登り基調。百々川(どどがわ)が飛び石で渡れたのはラッキー、ここで座って補給食休憩を取る。臥竜山はちょっとした登山気分。山頂から直にフィニッシュ直行するとさすがに時間が余る計算となり、少し南側を欲張ってから街中をヨセて行く。囲碁でもロゲでも大切なのは三手先を読むことと正確なヨセ計算だ。

走行距離は20kmほど。概ね速歩き程度のペースが奏功してスタミナ切れは無く、7分余を残して無事フィニッシュした。サービスのおやきや菓子を頂きつつ集計を待つ。スポーツトレーナー議員さんによるストレッチ体操が面白い。やがて表彰式。女性ソロやファミリーチームが妙に強い。我々も一般グループで三位入賞(17チーム中)に滑り込み、申しぶんない結果となった。「チーム重戦車」、今のところ4戦全て入賞しているのである。

Map愛知県のロゲ仲間IさんYさんらも入賞しており、互いに健闘を称える。体育館を退出すると丁度五時間のKさんらがフィニッシュするところ。雨が降り出すなか、参加者入浴券で冷え切った身体を温める。かじかんでいた指がようやくまともに動くようになった。欠員だったHA君と合流し、とら食堂で遅い昼食を摂る。近々Clarisのライブでまた集合しそうな流れ。東京への帰路はクルマに同乗させて貰う。

須坂は毎年、毛無峠参りの際に基地として訪れているが、街中の探索はしたことがないので新鮮だった。須坂ロゲも改善の積み重ねが感じられるホスピタリティがあり、オススメできるイベントと言える。とりあえず、未回収のコントロールを巡る反省ランに行きたいな。

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→Facebookアルバム: 第3回信州須坂ロゲイニング2023(得点証明となる全通過CPの写真ほか)

10/8-9 チクマクマヤコンチクマクマヤコン 雨やめーっ!

999日曜、東京の尾久駅からJR普通列車で輪行し、群馬県横川駅で下車。SNSのアイコンにしている189系あさま号に会うため、鉄道文化むらに入場して一巡りする。駅前に戻っておぎのやの釜めしを食い、自転車で碓氷峠越えに向かう・・・が、標識によれば国道18号旧道は通行止が続いているという。仕方なく碓氷バイパスを登るが、排ガスまみれで良いことは無い。その時である。左手(谷側)に親子の熊が動いているのを発見。すぐ近くにもう1頭の子熊もいる。まさかクルマが行き交うバイパスに突進して来ることはないだろうが、なるべく気配を悟られないように下手な写真を1枚撮るのが精一杯だった。これがグンマーのチャメシ・インシデント、というか今年は日本中で熊害が多いらしいね。

Yatai鞍部を越えて長野県に入り、ツアーバス事故の慰霊碑を過ぎるとここから大渋滞。浮かれた街軽井沢、つくづくクルマで来る所じゃねえ。中軽井沢から少し北側へ1000m林道を進み、オタクおなじみの菱野温泉薬師館で冷えた身体を温める。ありゃ、雨が降ってきた。小諸駅に降りて再び輪行し、しなの鉄道戸倉駅で下車。スーパーで夕食を調達し、戸倉上山田温泉のルートインホテルにチェックインする。散歩に出てみると上山田中央公園で屋台祭りをしている。ここで夕食にすれば良かったな。

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Mapctrl月曜、バイキング朝食をがっつり頂いてからチェックアウトし「チクマサイクリングクエスト3」の会場となる女沢(めざわ)公園へ。自転車イベントはとにかく晴れて欲しいものだが、憎ったらしい雨である。それでも続々と、51名集めたという参加者の大半が集合してくれた。去年までは任意日スタートのイベントだったようだが、今年は信州サイクルロゲイニングシリーズの最終戦として地形図ベース・一斉スタート方式で行う。やはり大勢が一堂に会するほどお祭り感、盛り上がり感がはるかに良い。

私はコースプランナーとして競技説明などを行う。土地鑑の無い千曲市だし限られた予算・日程だったが、地元スタッフの協力を得つつ「一度で存分に楽しめる千曲、そしてまた来たくなる千曲」を実現する地図が完成した。その過程ですっかり千曲市LOVEになっている。ここでも願わくば記憶を消して自分が競技者として参加したい。それは叶わないが、どうか皆にとって最高の一日になりますように。午前10時半、5時間競技のスタートを見送る。

Tanadaと言ってもやることは無いので、スタッフビブスを着たまま参加者を追って写真撮影に出掛ける。会えた人は妙にハイテンションで「これ面白いね!」などと声をくれる。上手く返せないけど、大切に頂きたい。昼食に森将軍塚古墳カレーなるものを食べて外に出ると、ようやく雨が止んだ。姨捨の棚田に移動してみる。これが皆に見て欲しかった絶景。ここを目指した参加者はほぼ通過したあとで、撮れ高はあまり無かったが。

メカトラによるレスキュー案件はあったものの、事故なく無事に全員帰還ヤッター! 閉会式も皆最後まで残っていて、自分たちで盛り上げるんだという意志が感じられた。日本中のスポーツイベントが参加者集めに苦心している今日日、どうにかサイクルロゲイニングの楽しさが拡がって欲しい。地図は怖いくらい評判が良くて、プランナー冥利に尽きる。なんか燃え尽きてしまっていて、閉会式で気の利いたセリフが言えなかったなど反省点も多い。機会があれば活かしたい。

Podium雨に濡れた身体をまた温泉で温めたいところだが、帰りの電車の時刻。名残惜しく別れて戸倉駅へ。お、念願のラッピング列車「Turkey!」号が来た。カワイイヤッター! このボウリングアニメが放映された暁には、また聖地巡礼で何度も千曲市を訪れることになりそうだ。上田から新幹線で東京に下る。そして風邪を引く。

→Facebookアルバム: チクマサイクリングクエスト3(地図・全コントロール解説や当日の様子など)

9/22-23 シマウチスゴイデカイホール

金曜、有休を取って昼ごろ松本に到着。ふるさとの鯛焼きをかじりつつぶらぶら散歩し、島内の松本市音楽文化ホール(ザ・ハーモニーホール)に到着。・・・さすがに早く着き過ぎたな。公園のベンチで持参のクラシックギターを少し練習したり、ホール併設の喫茶店でクレープを食べたり、それでも時間があるのでまた散歩したり、ベンチでぼーーっとしたり。こんな過ごし方もたまには貴重だ。

Pre夕方17時半に集合する頃には身体が冷え切っていた。今夜はサロンドピラータ番外編。いつもは美鈴湖畔の店でやるミニ音楽会を、一体どういう経緯なのかは知らないがハーモニーホールの大ホールを借りてやるのだと言う。「693席の大ホールを20人位の観客で埋め尽くしましょう!」…実際演奏者を含めても30名に届かない位か。リハーサルの時間は無く、ばたばたと準備して18時の開演を迎える。

声楽二重唱で「いつくしみ深き」から始まる。私を泣かせるつもりだろ。そしてギターソロの三人目くらいに自分の順番が来る。前の二人がしっかり弾いているのを舞台袖から聴いてびびっていた。ともかく、筑波時代のノバホールで叶わなかった「大ホールでソロを演奏する夢」がついに実現する。この日のために上野のアウラという専門店でン十万円するおニューのギターを調達してきた。じっくり試奏して決めた西野春平2022モデル、さすがにここの音響でとろけるような音を出す、のだが。

緊張が良い方向に作用しない。鉄板レパートリーであるはずの「荒城の月」「宵待草」「城ヶ島の雨」がどれもかみかみなのだ。やっぱり私は楽器に向いていないのではないか。気を取り直して「Sleepers Awake」アンサンブルへ。学生時代因縁の曲だが、今回は二重奏ではなく四重奏なので負担は軽く、楽しく弾けた。ただし私は松本を離れてしまった身。実際会って練習する機会がほとんど無かったので、呼吸を合わせる余裕がなくてちょっと苦しかった。

ギターのほかピアノ、ホイッスルなど皆思い思いに好きな曲を演奏していく。このフリーダムさがサロンドピラータの心地よいところだ。休憩時間を挟んで、どうやらもう一回演奏させて貰える時間を確保できた。今度こそ集中して、ショパンの2曲に挑戦する。ただここ一週間で慌てて練習を詰め込んだので指の疲労が溜まっている。華麗な指さばきが出来なくなったので、曲順を替えて先に「夜想曲」を済ませておく。ようやくエンジンが掛かってきたところで、最後である。

Quar「雨だれ」タルレガ編曲。もちろん超有名なピアノ曲だが、初めからギター曲だったんじゃないの?ってほど美しく弾きやすい。音量もピアニッシモからフォルティシモまでこのホールは受け止めてくれる。ようやく、弾きたいように弾き切れた。もう少し他の方の演奏を楽しんで、最後にSleepers Awakeもう一回。明らかにレベルアップしたね。

という訳で、何だか良く分からないけど素晴らしい機会をありがとう。ギターを名器にするか否かは自分次第。これからのサロンに向けて、成長して行こう。

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Oba東横イン松本駅東口で迎えた土曜。特にすることはないが、千曲市に行きたくなった。チクマサイクリングクエスト3(9/30までエントリー受付中!)のプランナーとしての調査は終えているが、心残りがたくさんあるので、その一部を埋めに行くのだ。松本からなら近い。JR篠ノ井線で7駅目、姨捨で下車する。稲刈り作業中の棚田もまた美しく、ぶらぶら寄り道しつつ、戸倉の方へ歩いて下りていく。上山田でスタッフ仲間のタイラーさんにエンカウント。

歩行距離18kmほどとは言え、ギターを手提げしながらでは疲労困憊。やっと戸倉駅にたどり着いて、しなの鉄道に乗る。小諸で小海線に乗り換え佐久平駅へ。ジャギの胸像が完成したとの報に接しやってきた。駅前の北斗七星型に散らばる北斗の拳マンホールを探し歩いたり、でっかいジャスコでガチャポン引いたりして、やっと新幹線で東京に下る。全身筋肉痛だ、あたたたた〜!

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むらよしギムナシオン(参戦記サイト)に去年の松本マラソンをアップロード。凄く良い大会へと成長しつつあるのに、今年は定員割れの象徴として有名になってしまった。応援しているが、今年は同日開催の信州須坂ロゲイニングに(3時間チームの方で)参加することになる。すまん。

9/3 ダラダラ走る形 電車に乗る形 バームクーヘン食べよう

Belmont葛飾区の自宅からチャリで20分余り。足立区のベルモント公園という洋風めいた場所が第9回足立シティロゲインのメイン会場である。親しみを込めてゲソロゲと呼びたい。前週の乗鞍ヒルクライムからの連闘となるが、こんな近所なら参加しない手はないだろう。さっそく愛知方面のイベントでよくお会いするIさんを見つける。ここらが出身地なのだとか。彼は今回都合により3時間の部、自分は5時間がんばってみる。

9:15受付開始時間になり、地図を受け取ってさっそく作戦タイム(だから早く来たほうが良い)。地図は目を凝らせば信号機や歩道橋まで網羅されている大変繊細で美しいものだ。競技エリアは足立区ほぼ全域の他、葛飾区や荒川区も一部入る。さて5〜8月の平均ジョギング距離が60km/月という体たらくでは、いくら35℃の猛暑が味方とは言っても上位進出は望めない。だが電車利用可能ルールを上手く活用すれば一矢報いることが出来るのでは。5時間の部は10時30分までの任意スタートとなり、大半の選手がさっさと出発してしまった。気持ち焦るが、「序盤に綾瀬11:00発の常磐線に乗りたい」のと「最後に北千住15:18発の東武線に乗って帰ってきたい」のを両立できるギリギリのタイミング、10:24出撃とする。

Kameari得点証明は原則としてスマホGPS利用のWebアプリを用いる。最初のチェックポイント足立区役所で、一覧の写真にあるドラえもんのパネルがなかなか見つからない。他の選手が「見つからなくてもGPSさえ反応すれば良いんですよ」と言って次々去って行く。えぇ…釈然としないがこれ以上まごつく訳にも行かない。以降そういうルールと割り切って、特徴物の発見には拘らないこととする。もちろん写真を撮る必要もないが、後でブログとかにアップしたいから時々は撮ろう。

綾瀬11:00発の常磐線各停に間一髪滑り込み、隣りの亀有駅で下車する。こち亀マンホール6箇所をコンプすれば高得点が入る特殊なルール。これもいちいち発見せず、スマホ画面をタップして「Good!」判定が出ればさっさと次へ進む。何かもう別の競技だ(場所がズレているとOops!判定で数秒ロスするから一応注意な)。後半にどうせペースダウンして時間が足りなくなるだろう、そう思って適宜チェックポイントをカットしつつ、地図北端を東から西へ進む。公園や自販機が多く、給水に困らないのが街ロゲの安心なところ。

Liner舎人(とねり)公園から細か〜い道を繋ぎつつ一旦スタート会場付近に戻り、さらに南へ。予想以上にペースが落ち込み、こりゃ北千住エリアは諦めるか・・・あ、日暮里舎人ライナーがあるじゃん。これで荒川と隅田川を渡り、荒川区の高得点80点をゲット。電車利用可能ルールを謳うわりに路線が非常に見辛いのが難な地図だが、次の70点まで都電が並行して走っているようだ。地図には停留所まで記載されておらず、次の電車が来る気配もない。どうする? これくらいは自分の脚で走れ!と頑張ってみるが、ほどなく颯爽と追い抜かれるのだった。ちょっと損したな。

町屋から千住大橋まで京成線を活用できなくも無いが、無闇に電車を使うのも待ち時間が致命傷になりかねないし、時刻表を調べるために立ち止まるロスも惜しい。というかリスケが面倒くさくて、ここも馬鹿正直に走行を続ける。ああっ脚が攣りそうになってきた。さらにペースダウンしつつ、やっとたどり着いた18番CP「喜田屋本店」。5箇所あるショップポイントの一つで、参加者クーポン券を使うと制限時間が5分延びる特典がある(複数店舗で使っても再延長はされない)。どら焼きを買って、これで大丈夫・・・。

Routeだが電車の時刻は待ってくれない。エリア高得点源の65点と42点をカットしないと間に合いそうにない。しかしそれでは北千住に来た意味がない。イチかバチか65点だけ拾い、攣りかける脚を引きずるように北千住駅へ。何とか東武線のホームに上ったところで15:18発のドアが開く。またもぎりぎり間に合ったー!

梅島駅で下車し会場へ急ぐ。ごく稀に同点者がいるとタイムで順位が決まるから、ロゲは最後まで気が抜けない。こうして15時28分37秒に無事フィニッシュ(暑さのせいかスタート時刻の脳内記憶が改ざんされており、2分以上余して悠々フィニッシュと勘違いしていたが、実は遅刻まであと24秒だった)。スマホで暫定リザルトを見ると何故かさっきの18点(喜田屋本店)が消えてて、修正入力しておく。ショップポイントを使用しているし何なら写真も撮ってあるので証明できる所。それでも1236点で男子ソロ及び総合3位。この貧脚で入賞なら嬉しいが、またもブロンズコレクターか。

Lotteryだが2位の選手が大遅刻で、自分が繰り上がる。1位と3位は毎年のようにJOA Navigation Gamesを制するチーム茶鈴古のKさん(1308点)とSさん(1210点;フィニッシュ時刻を間違えて30分早着したとか)。前日に茅野ロゲで圧勝したTさんはさすがに足休めか。そんな強豪に割って入れたのは、幸運としか言いようがない。もちろんもっとしっかり練習していれば勝てたのに、と一抹の悔しさもある。後の計測で、走行距離は37.3km。

副賞がバームクーヘンなのは、今回ロゲのテーマがマンホールだったからかな。得点しつつ目視では未確認なチェックポイントも多いので、今後当面の練習はここの反省ジョグに当てよう。チャリで足立区役所のドラえもんを「ここに居たのかぁ」と再確認しつつ、帰宅し玄関に入れば遠足は終了。そしてシューズを脱ぐ時、ついに脚が攣ってひっくり返るのだった。

※正確に加点されてない参加者が多いらしく、ブログ執筆時点でリザルトはまだ暫定です。

Facebookアルバム: 第9回足立シティロゲイン 2022(競技前中後のスナップ写真や走行ルート地図)

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むらよしギムナシオン(参戦記サイト)に去年10月の松本・安曇野サイクルロゲイニング(初日の安曇野のみ参加)をアップロード。サイクルロゲも面白いぞ、今年10/9の千曲Stage現在プランニング追込中です、よろしくね。

8/26-27 おねがい まいめの池

Bus土曜、新宿発8時15分の各駅停車タイプあずさに乗る。ぼーっと車窓を眺めていると、脳内では様々な思考実験が行われている。何も覚えてないけど。昼飯は松本駅前のイイダヤでいいだや。

アルピコ交通上高地線に乗り、新島々で路線バスに乗り換え。12時50分の便に輪行用の臨時増発は無いが、ほぼトランクで足りるようだ。さわんど(沢渡)で上高地方面への乗り継ぎ客を降ろし、いよいよ乗鞍高原観光センターへ。小径自転車カラクルSを組み、乗鞍ヒルクライムの受付を済ませる。去年と同様、頂上行きの下山用荷物は前日に、マイクロバスに放り込んでおく形となる。

Maimeブース出店はあれも欲しいこれも欲しいと目移りするが、輪行組は控えめに。次週ロゲ参加用のワンチュール(エナジージェル)だけ買い溜めし、剣ヶ峰が見え隠れする乗鞍高原をぶらぶらする。一の瀬園地の少し遊歩道に入った所に「まいめの池」があり、言葉にするのが難しいくらい美しいと感じた。観光客でごった返すこともある牛留池などと違い、県道からも喧騒からも離れて深呼吸し放題。まだまだ知らない乗鞍があるんだな。

遠雷と熊を警戒しつつマイナーなサイクリングロードを下り、常宿となっている寿家さんへ。メンバーに加えて頂き、幹事のMさんをはじめ暖かく迎えて下さる皆さんに感謝している。元大学サイクリング部員というのは意識高い系の真逆を行くもので、そこに救いがある。

夕食後、少しだけ酒を飲む。今年になって初めて口にするアルコールだった。外は雷雨だが明日には止むだろう。

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Kotobuki日曜、霧の隙間に今日も剣ヶ峰が見え隠れする上々の条件。サドル下にDIY!すりでっち様のアクリルチャームをぶら下げ、標高差175mアップして乗鞍ヒルクライム会場入り。一般男子E(46〜50歳)は7:50〜8:10のフリースタートだが、せっかくだからその中の一斉スタートに加わる。すぐ息が上がるのは練習していない証。だがフラットペダルだった去年と違って今年はビンディングを付けているのだよ。ハンドル周りのパーツ変更で車重は若干上がっているが、大幅な記録上昇を狙えるものだと思っていた。

Start第1チェックポイント23'49"・・・去年より6秒しか早くない! ここから猛チャージを掛けないといけないが、スタミナの温存も必要だ。つづら折り地帯はカーブのインベタでゴボウ抜きし、直線でじわじわ追いつかれるの繰り返し。だいたい向こうが根負けしてくれる。冷泉小屋など所々沿道の応援が熱くて良い。

第2チェックポイント1:01'14"・・・去年より13秒しか早くない! 油断すれば自己ワーストを叩き出してしまう。けれど脚は売り切れに近いし空気も薄い。一番軽いギアで何とか位ヶ原の絶景をゆっくり進むしか無い。いよいよ最終盤の大雪渓前。前方を走るロードバイクどもをロックオンレーザーでまとめてぶち抜いてやる! 気分はクライマックス、こんなに楽しい遊びが他にあるか。

また肺がぶっ壊れるんじゃないかって不安にもなるラストスパート。渋滞気味で少し力を緩めるシーンもあったが、フィニッシュラインは力強く漕ぎ切る。標高差1,260mの旅、力は出し尽くした。第2CPでうっかりウオッチをSTOPしてしまったから、タイムはよく分からない。ワーストにはなってないと思うが、ペダルを替えてこの体たらく、なんて力が落ちてしまったのかしら。

Tatami富士見岳は霧に隠れがちなので絶景登山を諦め、仲間の集合場所でうだうだする。学生時代の同輩Mがたぶん来ているはずだが、見つからなかった。NHKチャリダー収録のギャラリーをして、集団下山へ。今年はゴールエリアでアミノバイタルゴールドの配布があったお陰様か、珍しく大きな下山事故は無かった様子。空きっ腹で走らないのが一番の安全策だ。

下山後のりんご食べ放題などが復活してるのも嬉しい。記録証を発行すると「1時間26分53秒229」と出た。去年より35秒早いね…もうええわ。宿に下って温泉&昼食。近くのバス停からバス輪行できるか微妙なとこなので、集合写真撮影までは待てずお別れ。急いで観光センターまでヒルクライムし、14時13分発に間に合わせる。輪行臨時便(トランク積み)が増発されて有り難い限りだが、やはりここで乗っておいた方が良いみたいだ。

Cake松本駅で時間が出来、もうすぐ潰れるというパルコあたりなどをぶらぶらする。なんかパルコって憧れだったからさ、ギター弦はたいていここで買ってたのよ。だが一人で5HORN喫茶は難しい。丸善ビルの彩香でケーキセットを頂き、駅で土産を買って千葉行あずさで東京に下る(錦糸町で下車すると山手線や千代田線を使わず金町に帰れる)。

という訳で去年のワースト記録に向き合うことすら出来てなかったような、不甲斐ない走りであった。ここ二年間生活環境の変化でヒルクライムは乗鞍のみという状況だったが、来年からはまず美ヶ原に復帰するし、出来るだけヒルクライム趣味を再興しようと思う。むらよしの坂バカはまだ始まったばっかりだ。

8/14-15 千曲の友

Tanadaお盆休みの月曜、台風が予想より西に逸れ、北陸新幹線の運行に影響は無さそうだ。上野から上田まで乗車し、さらにしなの鉄道で千曲駅まで乗り、小径自転車カラクルSを組む。チクマサイクリングクエスト3(信州サイクルロゲイニング2023_千曲Stage)のプランナーとして、調査が進んでない北半分を重点的に回る。稲荷山宿をうろうろしているところで本降りの雨が降ってきた。晴れ予報でも台風の影響で不安定なんだな。いなりの酒場という店でヤンニョムチキン定食を頂いているうちにまた晴れて暑くなってきた。

姨捨の棚田。有名な観光地だが、実はまだちゃんと訪れたことがない。アニメ「ターキー」のメイン聖地だし(?)、ここだけの狭い範囲でロゲをやっても面白そうだと感じた。千曲高原を経てちょっと麻績村側に回り聖湖へ。お、今夜花火大会やるんだな。観ていきたいけど明日に障るから山を降りなきゃ。善光寺街道筋の林道は、一昨年のウルトラオリエンテーリング元善光寺-善光寺176kmで激痛に耐えながら歩いていた場所。悪夢だが良き思い出だ…なんてしみじみしてたら前輪をパンク。先日整備した際にバルブ根元を破損していたようだ。チューブを交換して、これ以上パンクしないよう祈りながら街へ降りる。

大田原方面の調査は明日に延期し、屋代駅近くのcafe自転車屋さんで夕食。というかここのマスターIさんが本イベントのスタッフであり、ようやく初顔合わせでプランニングの相談など。真っ先にここに来るべきだったなー。食事は美味しく妙に安い。ごちそうさま。駅前のルートインに泊まると、窓からは聖湖の花火が見える。

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Sano火曜、Iさんが挙げたコントロール候補を探しつつ、あんずの里方面へ。NabiTabiはプランニングツールとして実際便利だが、度々バグが発生しアプリ立ち上げからの作業を繰り返すので、時間のロスが大きい。あんず尽くしのソフトクリームフロートで一休みし、いよいよ大田原ヒルクライムへ。もうぼろぼろの脚にキツい坂だが、乗鞍に向けて最後のヒルクライム練習だから頑張ろう。何とか登り切り、そそくさと下山。

ああ、温泉に入る余裕が無くなった。そばソフトクリームプレミアムを食べる時間だけは確保し、戸倉駅から電車で帰る。もっと細かくあっちこっち回ってみたかったのもやまやまだが、アプリに登録した147コントロール候補から48ヶ所ほどを厳選して、サイクルロゲを作り上げる工程を急がねばなるまい。さんざん急坂を走ったけど、基本は平地な。

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むらよしギムナシオン(参戦記サイト)に去年9月のフィールドディスカバリーゲームin鶴舞(ロゲイニング形式5時間ソロ)をアップ。今年の9月は足立シティロゲインを予定しているが、その前に乗鞍ヒルクライムだ。

7/39-30 千曲の未来にご奉仕するにゃん

Caracle土曜、しなの鉄道戸倉駅で下車、小径自転車カラクルSを組む。10月に行うチクマサイクリングクエスト3(信州サイクルロゲイニング2023_千曲Stage)のプランナーとして本格調査のためやってきたのだが・・・このタイミングでラッピング電車「Turkey!」号の完成記念イベントが行われ、声優の天麻ゆうき様が登場されるという。それなら私が参加しなくてどうする。応募者多数の場合は抽選とのことでドキドキしていたが、ちょうど定員が埋まるくらいの応募だったのか、無事に参加券がご用意された。

Ticketという訳で戸倉駅に集結した47名の声優ファン達。ポニーキャニオンスタッフさん(だったっけ?)によれば、わざわざ東京から来ている人も居るという。ガチ恋勢かよ。ところが前日、駅構内の線路に異状が発生し、Turkey!号は運行出来なくなった。留置線(元採石場引込線)の奥深くに閉じ込められてしまったのである。それならこちらから歩いて行けばいいじゃない。参加者全員にしなの鉄道印のヘルメットが貸与され、10分少々行進する。最後は線路を歩いて、当日限定のヘッドマークを掲げたTurkey!号に到着。イベントは急遽この場所で行う運びとなった。これはこれで貴重な体験だ。フルラッピングではないが、クリーム色の車体に10種類のイラストがあしらわれている。

FlyerさてオリジナルアニメTurkey!とは、千曲市誕生20周年記念事業の一環で制作されるボウリングものである。柔道アニメ「もういっぽん!」が太評判だったタツノコプロBAKKEN RECORDチームによる制作なので、16ポンドのボールまでもが炸裂する重厚な青春スポ根が期待されるだろう。キャストはスタァライト九九組として絶対的な実績と信頼を誇る岩田陽葵様と伊藤彩沙様、デリシャスパーティ♡プリキュアの主人公を演じた菱川花菜様、2022年ベストヒロイン(DIY!のぷりん様)を演じた市ノ瀬加那様、そして3000人のオーディション🦒から東京ミュウミュウにゅ〜♡の主人公役を射止めた天麻ゆうき様となる。3000人ってピンと来ないけど、もしその人数のマラソン大会で優勝しろと言われたら「ごめんなさい絶対無理」と泣いて許しを請うしかない(一番頑張っていた頃でせいぜい上位3%だった)。タツジン!

Head冷房の効きすぎた車内でイベントが始まる。千曲市長やしなの鉄道社長、タツノコプロ部長、そして天麻ゆうき様カワイイヤッター! ターキーだけに七面鳥の時期にクライマックスを迎えると良いなと思うが、まだ一話も出来ておりませんだそうだ。そして天麻ゆうき様による観光アナウンスで車内のボルテージはさらに上昇、お待ちかねは参加者全員に土産の手渡し。頭がニャンパカパーンとなって、気の利いた応援は言えなかったとです。あんずサイダー、一生の宝にしたいところだが、せっかく冷やしてあるのですぐ飲むわ。最後にテープカットとフォトセッションを行いイベント終了。レッドオーシャンと云われる声優業界で、逞しく活躍を続けて欲しいと願う。

声優もとい西友で昼食を調達し、遅ればせながらサイクルロゲの調査開始。地元スタッフに挙げてもらったコントロール候補を回るだけでも実際時間が掛かる。雷鳴のあと土砂降りとなり、戸倉上山田温泉のリバーサイド上田館に逃げ込むようにチェックイン。今はビジネスめいたホテルだが、中村不折揮毫の扁額に歴史を感じさせる。

Ema部屋で一休みしたところで雨が止んだので、歩いて佐良志奈神社にお参り。岩田陽葵様と菱川花菜様によるアニメヒット祈願の絵馬が納められている。同じタツノコプロでもワッチャプリマジは船頭多くして船山に登るという印象だった。あまり地域おこしを前面に押し出さず、いっそ「のうりん」くらいぶち壊してくれたほうが、観る方としては面白いかも。…さすがにそれはまずいか。

夕食は古炉奈(ころな)さんのおしぼりうどん。前回は汁が辛すぎて最後まで飲めるか不安だったが、二回目ともなれば刺激を最後まで楽しめるし、一気に体調が回復する。もうやみつきである。宿に戻って温泉に入り、しばらく地図とにらめっこして就寝。

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Touge日曜、朝食バイキングそこそこ。サイクルロゲでボツ予定のエリアも、一応調査としては走っておかねばなるまい。登って下って登って下って…。結局、北半分の旧更埴市エリアはほとんど手つかずのまま、帰りの時刻が迫ってきた。近隣の上田市で38.1℃を記録したという今日の暑さ、ぶっ倒れなかっただけマシだと思う。

坂井銘醸さんでそばプリンの珈琲セットを頂き、土産を買ってしなの鉄道に乗る。また近いうちに再調査に来なければ。上田から新幹線で東京に帰る。

7/22-23 北上へ行こうランランラン

JR東日本のシンカンセンスゴイヤスイガチャ(どこかにビューーン!)に味をしめ、再び引いてみたら「一ノ関駅」と出た。岩手県の南端。四ヶ所あったガチャ候補の中では一番近いが、ハズレなどと言わず最大限に楽しもう。

Ateruiという訳で始発の東北新幹線で一ノ関駅に降り立ち、街を見つつ北へジョギング開始。だが近頃の外気温とショッピングセンター等との温度差にやられ、喉と鼻がぶっ壊れている。冷房なんてこの世から消えて無くなれ。四肢はすこぶる元気なのでウイルス性の体調不良ではないと思うが、念のため平泉駅で一旦中断して電車ワープ、奥州市の水沢駅で下車する。大谷翔平選手の出身地だっけ。

ワープで時間的余裕が出来たので、旧水沢市・旧江刺市・北上市に散らばる北上夜曲の碑を巡るルートを設定。まずは小谷木橋のたもとから。だいぶ草に埋もれているし、Googleスポット登録もされていないからレアかも知れない。すぐ近くに跡呂井(アテルイ)田んぼアートなるものを見つけ、寄ってみると無料なのが意外だし、期待通り大谷翔平選手の図柄であった。テンション上がるわ。

Kitakami桜木橋の江刺側にも簡素ながら北上夜曲の碑があり、ここらへんが発祥の地と言えそうだ。コンビニや自販機で水分を補給しつつ北へ北へ。気温は31℃とまずまずだが、脚は徒歩と大差ない超スローペースとなっている。ようやく北上市の展勝地へ。ここの北上夜曲の歌碑はボタンを押すとメロディが流れる、つーかカラオケだけど。何だか涙が出てきそうな哀愁たっぷりの曲、本来は五番まであるんだな。とても良い歌詞だし、フルで聴いてみたい。

二子町という集落に、ヤマザキショップ北上ふたご店がある。10年前に通りかかった時はお盆休みだったが、今日は開いてて良かった。上北ふたごを意識したような店名だが老夫婦経営だしふたご神の書籍は扱っていない。夜食を買って、村崎野駅近くにある平屋のホテルにチェックイン。キオクシア工場建設のための臨時ホテルのようだ。本日の走行合計41km。

風通しが確保できないと、さすがに冷房を点けざるを得ないか。設定29℃ですやぴ。

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Chuson翌日、村崎野駅から電車で水沢駅に移動し南に向けジョギング開始。昨日ワープしてしまった部分を埋めに来た。陸中国一宮の駒形神社を参拝し、概ね国道4号、前沢市街地は旧道を行く。やはり今日も歩くようなスピードで、中尊寺到着は昼過ぎ。付近はワールドヘリテージな世界遺産がごろごろ転がっているが、ここだけお参りして行こう。学生の時は拝観料をケチって金色堂を見てなかった気がする。やっと拝観叶う・・・が、今の体調には冷房がキツすぎてすぐ出てしまった。まぁ、昔の偉い人のフィギィア趣味ってすげーなって思ったよ。

平泉駅到着、本日の走行20km。時間制限いっぱいだし、電車で一ノ関駅へ。土産を買って新幹線で上野に戻る。本当は北陸新幹線方面を当ててサイクルロゲイニング千曲の調査に当てたかった週末。それは改めてちゃんとした切符を買って、次の週末に持ち越した。それまでに体調は回復するだろうか。

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