6/17 アメージング・グレーチング
新しいランドナーを購入したは良いが、まだツーリングの味を覚えさせる前にいきなり国内二凶ヒルクライムレースに連れ回すなんて、ひどい話だ。お盆休みにはたっぷりのんびりキャンピングをさせてやりたい。
松本からマイカーで夜の下道を走り、道の駅富士吉田で車中泊をする。翌朝に篭坂峠を越えて、やってきました静岡県小山町の須走。ふじあざみラインを登る富士山国際ヒルクライムに初参加するのだ。当日受付があって助かる。土砂降りの予報もあったが、雨はほぼ止んで薄日も差すくらい。norikura1059さんの記事などで予習したが、平均斜度10%という特異なプロフィールを持つコース、実際どんなレースになるんだろう。
いつものように、自作マウントにデジカメを取り付ける作業を行う。しかしこれまで過酷な使用を繰り返していたせいで三脚用ネジ穴がバカになり、大慌て。ちょっと緩い固定になってしまった。隣の人が話しかけてくれたお陰で落ち着きを取り戻し、8時45分にスタートを切る。
序盤の緩い松並木直登は徐々に斜度を増し、耐え切れなくなる頃つづら折りに入って一旦楽になる。コースは途中雨模様。馬返のわずかな下りのあと一気にキツくなり、現れたのが恐怖の「毒キノコ」標識。28x26Tでは一歩踏むごとに加速減速を繰り返す激坂が続き、温存していたつもりの脚力をガリガリ削られる。1km進むのに要する時間が増大し、目標の1時間切りは無理だと悟る。グレーチングで転ぶ選手を時々見掛けるし、もう足を付かずに走り切れれば御の字ではないだろうか。懸念していたデジカメ固定も緩んでしまったりでさらに集中力が削がれ、終盤はちょっと情けない走りになった。
天候は晴れてきて、最後のカーブで富士山頂が目前に見えた時は「うおぉぉぉ!」と声を上げてしまった。一応はもがいて須走口新五合目フィニッシュ、終盤競いあった外国人の方と握手する。タイムは1:04'10"…。
先月の遭難騒動以来まだ膝が痛むが、一休みしてから気を付けて山道を小走りすること10分、小富士という寄生火山からの景色を楽しむ。霧が出てきた。また山中で彷徨するなんてゴメンだよ。五合目まで戻ると、実業団P1クラスのゴールシーン観戦を楽しめる。もっともE1とE2とE3とP1って何が違うのか私には分かってない。Fは女性ってのは分かるけど。
晴れて蒸し暑いとは言え路面はまだウェット。下山中あるグレーチングを過ぎた所で真後ろからドンガラガッシャーン!と音がした。驚いて振り返っても、すでに路肩のヤブに飲まれた後だった。会場まで戻ってサービスのなめこ汁を頂くとホッとする。
表彰式をちょっとだけ見て、帰途につく。夜食・朝食・昼食を自分で作ってきた弁当で済ますくらい今月は極端な金欠だが、帰りは安全のために一宮御坂で御坂で中央道に乗ってみたり。自宅アパートの駐車場にクルマを入れて、ようやく「無事」の二文字。夕食は今月唯一の外食として万両の牛乳ラーメンを頂き、遠征の労いとする。
お疲れ様です。
私が漢検準2級という甘いミッションをこなしている日になんてハードな事を。
恐れ入ります。
4月からブログを始めたのでお暇なときにどうぞ。
テキストばっかで拙いです。
ピザ屋でお世話になった静岡県民。
投稿: 海底空港 | 2012-06-18 23:49
そういえばクルマで静岡県に行くのは初めてでしたが、一銭も金を落とさずスミマセン。
漢検レベルアップを目指すなら、ブログをまず紙に手書きしてからテキスト入力してみてはいかがでしょう(と無責任なことを言ってみたり)。
仕事盥回しにされつつ何とか首の皮繋がっているむらよしでした。
投稿: むらよし | 2012-06-19 19:44