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3/10 あらかわいい応援隊

Arakawa二年連続でエントリーした「かつしかふれあいRUNフェスタ」。会場の堀切水辺公園まで去年はチャリだったが、今年は京成電鉄で行く。絶好の快晴模様で河川敷のテント群が眩しい。青と白さの景色の中で、緩く流れる平和な荒川よ。ハーフマラソンの部は全種目の中で一番最初の午前9時から。ABCDEFGの7ウェーブ3分毎という細かいスタートとなっており、陸連登録者がA、自分はそれに続くBブロックで号砲を受ける。陸連登録者の半分は鈍足だし、3分前に出払ってバラけてくれる。

要するに、周りもほぼ同スピードでの駆け出しとなるのが気持ち良い。ただし今年に入って足首痛で一ヶ月近いブランクがあった、肋骨にヒビが入ってて痛い、どうせ記録は狙えないからと昨日14kmジョギングしてしまった、といったデバフがある。体脂肪率19.5%というだらしなさもあり、去年のようにキロヨン勢に付いて行こうなんて気はさらさらない。往路は北風に乗って南へ向かう順風路なのに、思うようにスピードが上がらない感じ。

Train一番怖いのが呼吸器系で、肺に十分な空気が入らなくなる症状が度々あるから、慎重に慎重にペースを抑えているのだ。サポーターを着用して来なかったから早くも足首が痛み出し、地面を蹴るのが怖い。右手に富士山を遠望するシーンもありつつ、荒川河口橋やその先の東京湾が見えてきた11km地点で折り返し。さあ懸念していた逆風区間だ。

一人で走るには厳しいが……しまった、協調走行する人がいない。少し無理をして前走者に追いつくと、その時点でスピード差が歴然としていて結局抜き去ってしまう。そんな事を繰り返していると、むしろペースが上がってきたような。「頼む、あと数kmだけ俺の肺よ壊れないでくれ」。

Rannaハーフマラソンでは初めて着用する厚底カーボンシューズ(ニューバランスFuelCell RC ELITE v2)で、ぽんぽぽぽんぽぽんぽんぽんと跳ねるリズムで走れるから、ポンポポポンがずっと頭の中を流れている。向かい風でも有効な反発力が頼もしいけれど、相変わらず単独走。終盤は風が強いシーンが多くなり、若干は押し戻される。順位はガンガンずんずんグイグイ上昇しているし「ハーフマラソンってこんなに楽しかったっけ!?」という気分だ。公式応援隊のらんらんらんな=サンに手を振り返す余裕もある。

4zgi肺がぶっ壊れるほどの無理押しはしなかったが、ほぼ力を出し切り1時間29分13秒でフィニッシュ。一時は今季全部DNSか?…なんて悲観していたドン底から、ここまで復活できた。スタート前から競技中、ゴール後に至るまでストレスを感じさせない大会運営も申し分ない。ただし出店はカロリー不足かな。使える電力が少ないらしく、調理に時間が掛かっている。なんとかホットドック一つにありついて、あとは写真を撮り回る。

荒川沿いに四つ木まで歩き、昼食を。当てにしていた大会提携店は今日に限って貸し切りだったり定休日だったりで使えねー。丸彦というとんかつ屋を見つけてヒレカツ定食を頂く。ヒレとは思えぬ大きなカツ、柔らかくて美味しい。今日電車で来た理由は、リニューアルされたと云う四ツ木駅構内を見たかったから。キャプテン翼のラッピングが至る所に施されていて、外国人なら「おぅ、クレイジー!」と大喜びしそう。

Certi後日発表の順位は、去年と同等の男子74位(/完走1273名中)、総合77位(/完走1508名中)。記録は2分近く落ちたのに順位率が僅かに上がっているのは、やはり前半抑えた効果だろう。左足首痛という爆弾を抱えたままとなるが、来月の松本城ロゲイニングやかすみがうらマラソンまで何とか乗り切って、それから十分に休足したい。

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