4/20-21 ひたち野の原野を走り 真青なる丘そびえたり

Lakeかすみがうらマラソンに四年連続参戦となる日曜の朝、常磐線で土浦下車。今年も早めに会場入り出来たので、写真を撮り回ったり、れんこんめんを買ったり。荷物を預けてウォーミングアップを開始すると、筋肉が張っている。先週末に自転車で駆けずり回った疲労が残っている状況で、水曜に「刺激入れだ」とスピード走をしたのが失敗だったか。でもスタートしてしまえばそんなものは雲散霧消するものだと思っていた。シューズは使い古しつつあるFuelCell RC ELITE v2。

フルマラソンの前に10マイルの部があり、そのスタートを横で見送る。去年の私同様、これがフルの行列であると勘違いしているランナーが数十名は紛れ込んでいる。ひとり声を掛けて列から外すけど、キリが無いので後は放っておく。ナンバーカードの色は違えど、アルファベット順をフルと同じ「S,A,B...」にしているのが紛らわしい。「L,M,N」とか「X,Y,Z」にするだけで問題解決するので、運営に提案してみよう。

Startかくして9時45分、フルの部もスタート。お嬢様とかそうじゃないとか、殿方とか女性とか、サラリーマンとか自営業とか、金持ちとか貧乏とか、どんな事情も一切関係ありません。好き以外にやる理由があるなら教えて下さい。さあ一緒に走りましょう。

暑いので序盤からこまめに給水を摂りつつ、5km地点で21'15"ときっちり。思えば去年の当レース以降、怪我を直すためジョギング距離0kmが4ヶ月余続いた。練習再開後、まず走る習慣を取り戻すのに四苦八苦したものの、今年に入ってからは好調をキープ。ここ数年ではイチバンの量と質を確保しただろう。前半をサブスリーペースで突っ込んで、後はどう転んでも3:07'~08'だった去年一昨年より好結果が望めるし、あわよくば…という計算だ。

気候は曇っているのは良いが高温多湿。後半は向かい風になるので、前半のうちに少しアドバンテージを作りたい。松平健コスプレの人を15km地点まで追うが、だんだん脚に自由が効かなくなる。中間地点通過1:29'41"…もうここで力が入らなくなっていた。

Finish後半は完全にジョギングと化した。前半抑えていた?3時間ペースランナーと愉快な仲間たちに颯爽と抜かれ、付いて行けない。蓮根畑に霞ヶ浦、牛久大仏、筑波山。広大な景色に、土浦のビル群が徐々に近づいてくる。背中ポケットに入れておいたエナジージェルはあまり摂らず、焼き芋・バナナ・お汁粉といったエイド給食を楽しんでいる。向かい風は涼しくてむしろ助かるわ。それにしても、何でこんなことに…。

ラスト200mは脚がほぼ攣っていてぴくぴくさせながらのフィニッシュ、3時間17分46秒という、思いがけない失速レースとなった。理由は調整不良とはっきりしているので、こんな年もあるさと切り替えるしかない。いくら頭脳と容姿がガキンチョでも、身体の回復力は齢相応に落ちていることに向き合え。

いろいろ参加賞を貰って退出。応援に来てくれていた友人と合流し、食事をして帰宅。今回3'05"切れたらGPSランニングウォッチを買うぞ!と意気込んでいたけど大幅未達なので、当面は購入を断念する。でも今日のようなミスを防ぐにも必要そうだからどうしたものかね。次のレースはツールド美ヶ原で、小径自転車での1時間30分切りを目指す流れ。

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Nemo月曜の有休は焼き肉食べ放題がルーチンだけど、今年はやめておく。また常磐線に乗って勝田駅下車、シャトルバスで国営ひたち海浜公園の西口へ。見頃を迎えつつあるネモフィラの丘を観に来た。なるほど一生に一度は、というとんでもない規模である。平日にもかかわらず凄い人人人だが、何かと待たされて不快という程ではない。チューリップ畑の造形も見事。但しフードコーナーのメシマズは基本。

Desert

公園の全貌はなかなか把握できないほど広大で、遊園地や大草原、誰もいない砂丘地帯に迷い込んでいるうちにタイムアップ。南口から阿字ヶ浦駅まで歩いて、ひたちなか海浜鉄道に初乗車。勝田からの帰りはJREポイントでグリーン券をポンする。筋肉痛が辛いのにずいぶん歩き回ってしまったが、連休はモウオシマイダー。

遊んでいる場合じゃなかった。信州サイクルロゲイニング2025_安曇野Stageの地図作成をちょっと急がねばなるまい…。

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むらよしギムナシオン(参戦記サイト)に10月の定峰峠ヒルクライムをアップ。今年もやるのかな?

3/29 ロゲは百代橋の過客にして

Start暑かった前日までから一転して、今朝は冷たい雨が降る。水元公園近くの自宅からチャリをだらだら漕いで40分、草加市立中央公民館に到着。6年ぶり開催というおせんべ草加フォトロゲ6は今回「with 八潮・三郷」と銘打っている。すなわち武蔵国足立郡・埼玉郡、下総国葛飾郡にまたがる広大なフィールドに、得点の異なる53箇所ものチェックポイントが設定されていて、その写真を撮り回るのが目的だ。

作戦タイムは25分ほど。地図の西端がStart/Finishで、東端が江戸川の土手である。中盤にこの土手道を南北に駆け抜けて距離稼ぎすることを軸に戦略を立て、1時間毎の地点を予想して微修正・・・これで行こう。3時間の部・5時間の部合わせて約70名が、10時半一斉にスタート。草加せんべい専門店で買い物をするとポイントが付くので、最初に目についた店で、ずぶ濡れになる前に済ませておく。

ヨセの戦術幅を確保するため、北側のごちゃごちゃした所は終盤に残して、まずは南回りが良い。全部取ろうなどとは考えず、安手の割に到達しづらい所は序盤から思い切ってカットする。一年ぶりのフットロゲだし甚だカン任せだけど、バランス良くやれている気がする。それより手がかじかんでしまって、スマホの取り出しやカメラ操作が難儀でまごつく。気温が下がっていく予報で心配だが、条件は参加者みな一緒か。低体温に気を付けてペースを維持しよう。

Flower八潮市の名を全国区にした陥没事故現場付近で1時間経過。三郷スカイパークは南側からしか入れない事を知っているなど、地の利を活かしつつ三郷中央駅付近で2時間経過。いよいよ菜の花で埋め尽くされている江戸川土手ハイウェイに乗るのだけど、ここは向い風もあり期待していたほどスピードが乗らなかった。北東端から少し戻った早稲田公園で3時間経過。新三郷の高得点群でがっつり稼ぎつつ、遅れを取り戻さないと。

団地内の風景を多く撮らせるロゲは珍しく、どこかノスタルジックな印象が残った。八潮団地で残り1時間、そういえば雨が小康状態となり指の動きも回復しているが、いよいよ疲労困憊で早く楽になりたいところ。だが北西端の高得点を攻めない訳にはいかない。本当に間に合うのかとはらはらしつつ脚にムチを打って百代橋を渡り、4時間58分39秒…わりとぎりぎりに帰還フィニッシュするのだった(後の計測で走行50.6km)。

Routek途中でもう一箇所でも欲張ったらアウトの、自分では滅多に出来ない絶妙な戦略・戦術だった。こんな時に限って他の強豪が不在なのは残念。同日開催の川崎に集結しているのか? T山さんは居るけどウォーク&ライド部門のチームだし。タラレバを言えば、今日の私なら彼らとも十分に渡り合えたのではないかと思う。

何にせよフットのロゲイニングではFDGみよし以来4年ぶりに総合最高点(1858/2000)を叩き出し、その副賞としてCPの一つだった渡辺教具製作所の地球儀をゲット! これずっと眺めていられるやつだ。しとしと降り続ける雨の中、合羽を着てチャリで帰宅するのだった。次はいよいよかすみがうらマラソンだ。

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→Facebookアルバム: おせんべ草加フォトロゲ6 with 八潮・三郷2025(全通過CP写真など)

3/9 ほんによさよさRUNフェスタ

Tentバカが付くほど体調が良い朝、堀切菖蒲園駅で下車して荒川河川敷の水辺公園に向かう。天気も絶好だが、北風3m/sくらいがちょっと気掛かり。アミノ粉末を摂取してバフ入った。3年連続参加となる葛飾区最大のランニングイベント「かつしかふれあいRUNフェスタ(ハーフマラソン)」。申込時に予想タイムを去年リザルトの1:29'13"と入力して、割り当てられたブロックはA〜Gのうち最前。どうやら陸連登録者優遇を廃止し1:30'以内の人をAブロックとしたようだが、1:30'のペースランナーはBブロックに付く。要するにAブロックに居る以上、4'15"/kmペースでちんたら走るのはギルティだ。明らかに周囲の選手より贅肉まみれの身体なので気後れする。

9時スタート。応援太鼓も高らかに、どんどんどーんって行くよ!・・・1kmラップ3'48"で即死。次の1kmを4'10"まで落として、改めてペースを組み直す。4'05"〜4'10"/kmをターゲットとし、淡々と南へ南へ。荒川湾岸橋が見えてくるとまもなく折り返し。互いを風除けに走れる協調者が多いと助かるのがランナーの知恵袋。

Rannaやはり北向きになると風が壁のようだ。一気に減速したパックの中から一人飛び出したので無理に付いていこうとするが、不覚にも脱落してしまう。12〜13kmラップ4'17"までガタ落ちして、もうだめだ。高速道路の高架下が続くし寒いよ。・・・ここで追い付いてきた二人組には何とか食らいついて、徐々にスタミナゲージが回復。16km地点からようやく前に出る積極性も復活し、そのままロングスパートのように出力を上げ続ける。

残り1.5kmからは3kmカテゴリーの参加者が大勢混ざって、コースが一気に華やかになる。ハーフの順位争いは有耶無耶になるのだけれど。呼吸MAXで3'56"/kmまで上げつつフィニッシュ。このイベントではベストとなる1時間26分39秒のリザルトに、軽くガッツポーズする。平均4'06"/km。練習では平均4'26"/kmがせいぜいだったのに、レースになると信じられないパフォーマンスが出るものである。終盤デッドヒートした方にアイサツされるのもあるある。

Finish簡単な割烹の出店が賑わっており、ハーブソーセージとポップコーンを頂く。そういえばコースの距離表示が凄く見易くなっていたし、抽選会で大勢が盛り上ってたし、ウェーブスタートで計算が煩雑だったはずなのに順位公表も早かった。ランナーファーストの改善が大幅に進化している今大会だった。

付近の写真を撮り終えたらリーブ。苦しかったのは呼吸器系ばかりで脚は元気なので、帰路はジョギングでおけまるじゃん。青砥駅で昼食休憩を入れつつ帰宅する。ちなみに順位は男子完走1396名中53位。昨年の怪我で4ヶ月余ブランクがあって、まず走る習慣を取り戻すのに苦心したものの、良くここまで復活出来たと思う。しかしこのハーフリザルトでは依然として、かすみがうらマラソンでのサブスリー達成は遠く険しい。無理しない程度に、あと一ヶ月余がんばろう。

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むらよしギムナシオン(参戦記サイト)に去年8月の乗鞍ヒルクライムをアップ。今年もツールド美ヶ原と合わせて参戦するが、定宿の寿家が今夏限りとのことだ。宿の取りにくさを考えると最後の挑戦になるのか?

2/22-26 阿佐線の夢見し 酔いもせず

元々は11月に予定していた四国行き。弔事で全部キャンセルとなったが、再度同じ旅程で組み直した。新しいカメラレンズ、新しいペダル、新しいシューズが旅アイテムに加わり、土曜の午後に満を持して家を出る…が、ジョギングシューズFreshFoamX1080のアウトソールが広過ぎて、狭いフラットペダルを踏めない事が発覚。慌ててスリムなHanzoRに履き替え、改めて出発。

Gateお台場近くの東京港フェリーターミナルに到着。小径自転車カラクルSを折り畳み、乗船の時を待つ。かつては様々な旅客航路があって賑わったのだろうか、現在はオーシャン東九フェリーの東京〜徳島〜北九州航路を残すのみで、売店すら無い。今日は三連休の初日とあってそこそこ客は集まってくる。暗くなって「フェリーどうご」に乗り込み、嬉々として写真を撮り回る。

19時出港。ターミナルが離れて行き、東京ゲートブリッジを潜る。飛行機がひっきりなしに発着する羽田空港や東京湾アクアラインを通過…。やはり、船の旅情は一番良い。デッキはかなり寒いのだけど。残念ながら船内レストランは無いので、食品スーパーで買った惣菜を夕食とする。風呂に入ってぽっかぽか。今時のフェリーは大部屋でも寝台特急めいたカプセルタイプで助かる。

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エンジンの「どぅん、どぅん、どぅん、どぅん」というノック振動が、寝るための施設としては間違っていると思うが、慣れるしか無い。日曜の朝を迎え、冷食自販機のハンバーグカレーを朝食とする。潮岬通過など撮影ポイントはあるけど、基本はぼーっと過ごすしか無い。それが良い、こんな旅がしたかった。

Wabisabi定刻通り徳島沖洲にて下船し、自転車を展開。四国本土への上陸は実に15年ぶりとなる。すぐ近くの新鮮なっとく市にレストランがあり、昼食として刺身三種とアジフライ定食を頂く。さらに新町川沿いに少し遡ればもうJR徳島駅、今日の走行はこれだけだ。また輪行して、南へ向かう牟岐線に初乗車。「あり方」が問われるローカル線だが必殺徐行とかは無く、美波町の日和佐駅で下車。

日和佐が舞台地だったNHK朝ドラ「ウェルかめ」も15年くらい前か。あと、ここらのメーカーが作っていたMac用ワンセグチューナー「PCTV-hiwasa」を持ってたなーなんてことも思い出す。駅前のケアンズホテルにチェックイン、夕食はまたスーパーの惣菜等。

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Oohama祝日の月曜、まずは早朝ジョギングに出る。計画が綿密すぎて、想定通りの景色を見るばかりになりがちな旅行だけど、大浜海岸から貴重な「だるま朝日」を眺めることが出来たのは僥倖と言えよう。日和佐城から高台の快適なトレイルを周り、ホテルに戻る。シャワーを浴びてチェックアウト。まだ時間はあるのでFieldDiscoveryGameアプリのスポット拾いをしつつ、八十八ヶ所霊場の第二十三番札所、薬王寺をお参り。戒壇巡りなんてのもある、ありがたやありがたや。

Dmv単行列車を阿波海南駅まで乗って牟岐線完乗を達成し、すぐに阿佐海岸鉄道DMV(Dual Mode Vehicle)に乗り換え。バスとしてやってきた車両はモードインターチェンジで鉄輪をレールに乗せ、鉄道に変身する。これだ、これに乗りたかったのが旅のきっかけだった。予約客と飛び入り客でちょうど満席となり、この便だけを見ると成功しているように感じられる。なお車体はマイクロバスを魔改造したもので、輪行は無理。終点の宍喰温泉まで往復利用となる。復路の客は1/3ほど、それも観光客である。往路は最前席、復路は最後席に座ったけど、乗り心地が違うな。

さて、そろそろ私もモードチェンジしようか。カラクルSを展開して、国道55号を南へ高知県に入り、ようやくサイクリングらしくなる。美しい海と山、最高だ。順調で時間も出来たので、むろと廃校水族館に寄り道。校舎の懐かしい雰囲気と、プールのウミガメなどを見る。

Muroto夕刻の室戸岬に到着。高い知名度の割に観光地化されておらず、室戸荘が唯一無二の民宿となる。鮫、鯨、鰹、金目鯛など豊富な海鮮の夕食に、大変親切な女将さんたち。奇跡の宿と言えるのではないだろうか。

夜は岬の岩場にて星空観察。何しろ日本最強の灯台があって10秒毎に光線が横切るのだけど、それでも都市部とは全く違う! 漆黒の空に無数の輝く星々は天然のプラネタリウムそのもの。かに座や冬の天の川も目視し、カノープスが見放題! APS-Cカメラα6700に、新しいレンズE 15mm F1.4 Gも持ってきておいて良かった。地味にトラベル三脚も重かったのだ。

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火曜、日の出の時刻だがカマス焼き等の朝食を優先して済ませ、2時間で帰ってきますと断ってジョギングに出る。西海岸の旧道を北上し、室戸スカイラインに入って南へ戻る。標高260mの山頂からは、東西それぞれ北に伸びる海岸が絶景だ。第二十四番札所、最御崎寺(ほつみさきじ)をお参りし灯台にも寄って、厳しい石段の遍路道を降りて何とか2時間で帰って来る。改めてチェックアウト。また来られるかな?

9640室戸岬西海岸の国道55号を北上し、先を急ぎたいが第二十五番札所、津照寺(しんしょうじ)はお参りしておく。行当岬(ぎょうとうみさき)、吉良川の町並み、羽根岬と岬めぐりのチャリは走る。このまま土佐湾の向こうまで旅をしたくなる風景だが、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線に乗るんだ!という目的もある。阿佐線の東西を繋ぐ夢は俺の脚で達成した。奈半利駅で輪行と昼食を済ませ、「しんたろう号」に飛び乗る。

平日とあって客は地元民数人。車両は海側がオープンデッキになっている大胆な構造で、夏場は気持ち良いだろう。安芸駅でもうちょっと普通な気動車へ乗り継ぎとなる。車体や各駅にキャラクターが書かれているし、このあたりでやなせたかし氏の功績は計り知れない。後免駅で下車、またチャリを組む。

ラストランは、とさでん軌道に並行して西へ進む。路側帯がレールに接していて、そのまま走っていると電車に衝突しかねないのでスリルがある。やがてドンキが出来たばかりの大都会に入り、はりまや橋交差点を経てJR高知駅でフィニッシュ。お土産を買って、特急南風号に乗る。平日の半端な時刻にも関わらず大変な混雑である。3両編成⋯せめてもう1両増やせないものか。

Sunrise大歩危小歩危の車窓を経て、そのまま岡山まで乗っていれば良いものを、多度津から快速に乗り継ぎ。高松駅に寄る。銭湯に入って讃岐うどんを食って駅に戻れば、いよいよアイツが入線してくる。あこがれの寝台特急「サンライズ瀬戸号」! 27年前の車両と云うが、車内Wi-Fiが無いことを除けばめっちゃ新しい感じがする。へーこうなってるのかぁとうろうろ写真を撮り回っちゃうし、どうも落ち着かない。

部屋はBシングル上段。窓が広い! 輪行自転車もカラクルSなら個室内の玄関?に入る。やがて出発進行。瀬戸大橋を経て岡山でサンライズ出雲を併結。こんな究極の非日常、眠るのが勿体ない。

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水曜、気がつけば沼津付近。往路のフェリーよりずっと寝心地が良かった。車窓に日の出が昇り、通勤ラッシュが始まる頃の東京駅に到着。有休は今日まで取ってある、グフフ。

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→Facebookアルバム: 2025/2徳島高知旅(写真65枚)

2/1 頼みなるターミナル駅

Kagami土曜、京成とJRを乗り継ぎ館山駅で下車。中学水泳合宿の記憶を微かに残す北条海岸に出ると、さすが房総半島の南端に近くてあまり寒くない。ここからさらに最南端を目指す…訳じゃなく、内陸に向かってジョギングを開始。右左折の多い複雑な経路を、事前検索の記憶だけで辿ろうとしたらちょっと道を間違えたけど、幸いスマホに頼らず予定ルートに復帰。道中は菜の花や水仙が咲く。

南房総市の三芳・丸山を経て、鴨川市長狭(ながさ)のコンビニで一休み。二つの山脈に挟まれた、千葉県らしからぬ山岳風景の南側を越えて来た。これから北側を攻略だ。県道24号「房総スカイライン」も山岳路線の趣だが、アクアラインに通じるメーンルートなので交通量が多い。君津市に入れば後は下り基調で、片倉ダム湖や亀山ダム湖の風景が続く。

Kameyama走行47kmを5時間半と内容は今一つで、上総亀山駅にゴール。そう言えば駅前にドリンク自販機が無くて困るんだった…少し戻って調達。ここまで自宅から何回かに分けてジョギングした道が繋がっているし、さらに東の大多喜からも繋がっている。私にとっては主要ターミナルの一つだが、利用はこれで最後だろう。

JR久留里線の末端である久留里~上総亀山間は廃止が決まっており(おそらく来年3月)、17時に2両編成の気動車が到着すると葬式鉄らしき人々で俄かに賑わう。一緒に乗り込んで東京方面へ。久留里であらかた降りるのは、奴らここまでクルマで来ているのか。木更津、船橋、京成高砂…となかなか遠くて帰宅21時になる。

先週は横浜→小田原を56kmジョギングして、東海道方面は沼津(〜岳南江尾駅)まで繋げた。最近はそういうのがモチベーションになっているが、徐々に遠く難しくなって行く。学生時代に自転車で全都道府県を繋げるってのはやった。圧倒的に非効率なジョグではどこまで?

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むらよしギムナシオン(参戦記サイト)に去年のツールド美ヶ原をアップ。今年もエントリーが始まったところだ。

2025/1/1-4 「吹く風つめたき杜の都」

Ashi毎年恒例? 元日の箱根峠越えジョギングのため、東京発の新幹線こだま号に乗る。今回は小田原駅からのスタートで基本は国道1号とする。湯本から登坂が始まり函嶺洞門、大平台、宮ノ下とゆっくりゆっくり進んでいく。おそらく駅伝ランナーの1/3のスピードだ。交通量が多いのに歩道は少なく万人にはお勧め出来ないが、小涌園を過ぎると少し走り易くなるかな。阿字ヶ池や元箱根石仏群など寄り道も多く、駅伝折返の箱根町港まで4時間掛かっている。比較的暖かいのは助かる。

もうひと登りで箱根峠に到達。先を急ぎたくペースアップを図るが、旧道の石畳が難しい。良く見て走れば何とかなるし、以前よりは慣れたかも知れない。深刻なぐねりんぐはなく、三島市街地を通過して沼津に到達。走行47kmを6時間30分。上土朝日稲荷神社に寄る時間が無かったのは心残りだが、沼津駅は構内まで黒澤ダイヤ誕生日の祝賀モードに溢れている。JR東海がここまでやるとは! ぬまづ茶、のっぽパンなどを買って帰る。

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Tomi三日早朝、上野発。どこかにビューーン!と言うJR東日本の行先ランダムきっぷで、今回は新幹線やまびこ号を仙台駅で下車する。東口からジョギングスタート。ここから本塩釜を経由し、元々は松島四大観を一日で全部繋ぐ構想だったが、一昨日のダメージが残る今日なので3つに修正している。国道45号を東へ、雪は無いけど東北地方の寒さにビビりつつ扇谷「幽観」に登る。雰囲気的に新緑や紅葉の時季は素晴らしいのだろう。誰も居ねえ。

対照的に松島海岸は観光客でごった返し、どの店も大行列。みんなクルマで来て、塩っぱい物や甘い物を食べて帰っていくのだ。名物でもない空いている売店で肉巻きおにぎりを頂いて、ちゃっちゃとズラかる。富山「麗観」に登ると、寺からの眺望は確かに絶景だ。独り占め出来るのは良いけど、せっかくの観光資源を活かせていないと言うか、現代人は自分の脚を使わなさ過ぎだろと思う。

Tona東松島市に入ると跨線橋からの風景。そう、ニコニコ動画の伝説的作品「トウナ ステイション」の舞台に12年ぶりにやって来た。ホームは撤去されているがちょっとしたモニュメントが残り、旧線跡にサイクリングロードが完成している。ここからもうひと頑張りで奥松島宮戸島の大高森「壮観」に登り着く。四大観の筆頭だけあって数人のハイカーが居るし、島々のほか遠くに仙台市街、石巻市街、奥羽山脈なども望む。曇ってしまって、夕景も期待出来ないので長居はせず。

高台に移転した仙石線の、新しい東名駅まででジョギング終了、49kmを7時間30分。これだけの旅程を途中で一切地図を見る事なくこなしている。だから何だ。電車で本塩釜に戻り、スマイルホテル泊。往路の途中でここに荷物を一部預けたのは好判断だった。

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Shio四日、白石温麺やずんだ餅もあるバイキング朝食を頂いてチェックアウト。松本市にある鹽竈神社には良くお参りしたものだが、その本社たる陸奥國一宮は初めて。三が日が過ぎて混み合う事はなく、落ち着いてお参り出来た。ここからジョギングを開始し四大観の残り一つ、多聞山「偉観」を目指す。七ヶ浜のアップダウンある地形は楽しいけど、俺の脚よ持ってくれ。

景色は晴天もあってなかなかのものだった。東北本線の塩釜駅でジョギング終了、16kmを2時間30分。仙石東北ラインのハイブリッド列車で仙台へ移動すれば、あとは一般観光モードだ。ただし時間が押し気味で、結局小走りでの移動が多くなるのだが。大橋を渡ると「広瀬川流れる岸辺 想い出は帰らず…」青葉城恋唄の風情だろうか。伊達政宗の像をばんばん建てるなら、歌碑の一つくらいあっても良いのでは。石垣を登り降りして、地下鉄で仙台駅に戻る。

Chiron3今度は路線バスで飛び、28年ぶりの秋保温泉へ。共同浴場は狭いが、熱めで良いお湯だった。磊々峡を見てバスで少し戻ると、錦ケ丘ニュータウンの一角に仙台市天文台がある。伝説のプラネタリウム番組「星空とともに」「星よりも、遠くへ」を制作した憧れの施設であり、やっと辿り着けた。16時の生解説回は解説員が公転しだす所からして可笑しく、18時の惑星旅行番組回も見応えがあって眠らず観終えた。その間を繋ぐように17時には名誉台長セミナーがあり、皆で外に出て実際の星を確かめたり…。

19時以降もイベントがあるらしく後ろ髪を引かれる思いで、バスで仙台駅に戻る。また来るよ。駅ビルで牛タン食って土産を買って、青葉城恋唄の発車メロディに送られて新幹線。帰宅は24時を過ぎた。年末年始9連休の走行距離は182km、最終日は休んで超回復を目指す。

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むらよしギムナシオンにGWサイクリング旅行記「吾野から宇宙へ」をアップ。もっと星を見たい。

12/21-23 The Poorleg Beatles

土曜、墓参りを兼ねつつ年末恒例となっている中山競馬場ジョギングへ。現地観戦はパドックを自分の目前で見られるのがメリットだが、それを活かせる事はなく今年も全敗となった。もう競馬なんてしない。

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Quar日曜、八時ちょうどのあずさ5号南小谷行きに乗る。次のダイヤ改正で白馬止まりになってしまうという、ショッギョムッジョ! 松本駅から浅間温泉行きのバスは乗客自分一人。あとは小一時間歩けば標高千メートル、サイクルカフェピラータに着く。ソロや小編成の音楽会、サロンドピラータの日。

三ヶ月前に大ホールを借り切ってやったサークル内クラシックギターコンクールですっかり燃え尽き、一ヶ月前になって慌てて練習を再開した。まぁ毎回そんなもんだ。だもんで演った事のある曲中心になるけど、難曲「レディマドンナ」は学生時代の学園祭コンサート以来27年ぶり(多分)に挑戦する。技術的にはぼろぼろだけど、自分が楽しむ!そして聴いてる人をも楽しませる!という目標はそこそこ達成出来たのではないかな。

他にも名称は忘れたけど変わった楽器の演奏や合唱、みんな一所懸命に音を出している。商業音楽とは別の意味で、生きた音楽がここにあると度々感心するのだ。盛会のうちに終了し、歓談のち歩いて街へ下りる。常宿の東横イン泊。

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Alps月曜、有休。バイキング朝食はやや控えめに、ジョギングに出る。行き先はどこでも良いが、かつての定番ルートだった田溝池へ。結氷は七割ほど。日常的にこんな坂を駆け上がり、駆け下りていたのだから、僕は強かった筈だよ。

宿に戻りシャワーを浴びてチェックアウト。松本市内にもいつの間にか愛知式ロゲイニングアプリFieldDiscoveryのスポットが沢山登録されているので、ウォーキングしつつ15ヶ所集める。通っていた店が幾つか閉店になっているし、パルコも井上百貨店本店もまもなく無くなるという。ショッギョムッジョ! だが知らないだけで新しい店も沢山あるのだろう。午後のあずさ34号で東京に帰る。

あ、有馬記念の単勝投票券、当たってた。また行かなきゃ…。

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更新に間が空いた。むらよしギムナシオン(参戦記)に今年4月のかすみがうらマラソンをアップ。来年も出走が目標だ。

4/21 MMD(まったりマラソンディスタンス)

Gate三年連続となるかすみがうらマラソン挑戦。そろそろ結果を出したいところだが、左足首痛での練習ブランクが響き、急仕上げの走力でどこまで行けるのか(1月200km、2月220km、3月300km)。天気予報によれば後半が追い風になるという願ってもない好条件。今年は早めに土浦入りできたし、スタート整列でAブロックの前の方を確保できた。相当な緊張感をもって、号砲を受ける。スタートラインまで11秒、これならビハインド吸収も容易だが、序盤は登り坂が多いので慎重に。

Kasumi左足首が完治しているはずもなく、ちょっと踏ん張りが効かないのが不安なところ。そんななか初音ミク様のコスプレランナーを発見。MMDが現実の世界にやってきたような完璧なフォーム!「あれに付いて行けたら楽しいだろうな」としばらく追ってみるが、力の差を感じて見送る。この10〜15km区間で20'43"と飛ばし過ぎたので、一旦自重して回復を図る。

中間地点1:30'01"。ここから下り坂、そして復路の追い風区間に入って加速したい。・・・が、今年は呼吸器系より先に脚が終わってしまった。先週末の土曜に21kmペース走を行い、さらに日曜42kmロングジョグを行った疲れが取り切れてなかったか? 去年と同様にペースが落ち始める。違うのは、順位が落ちていかずにむしろ上がっている気がすること。

Navi純粋に脚力不足な自分に対し、他のランナーはどうも暑さで撃沈しているらしいのだ。茨城県のマラソン大会らしく「納豆のように粘れ」という意の標語看板を所々で見掛けるし、地域住民の温かい応援を楽しみつつなるべく粘る。あまりまったりしているとカーボン入り厚底シューズ(ニューバランスFuelCell RC ELITE v2)が無駄になるじゃない。念の為ポケットに忍ばせておいた塩ジェルが、足攣り防止の役に立つ。初音ミク様も抜き返した。

終盤に一部向い風になる区間は本当にキツい。沿道に友人Hの応援を受けて、呼吸を2倍にするスパートを試みるも全く加速できない。せめて3:08'台だった去年より成長したい!ともがきもがいて、3時間7分50秒でフィニッシュするのだった。今季絶望の状態からどうにか出走できて良かった。完走できて良かった。けど、サブスリー圏復帰はあまりに遠い。

Fin男子順位は去年の416位/8713人中から今年278位/8130人中にジャンプアップしている。Twitter界隈でギリギリサブスリーの人達は中間地点1:20'〜27'程度で通過しているし、ほとんどのランナーはペースダウン不可避だったのね。春マラソンで記録を狙うのは年々難しくなるだろうが、これは人類がやらかしていることだから死ぬまで付き合うしか無い。

友人Hと会食して、常磐線で帰宅する。明日は有休、どっかのバイキングでドカ食いしよう。

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むらよしギムナシオン(旅行記・参戦記サイト)に去年GWの自転車キャンプツーリング記「那珂川シートゥサミット」をアップ。今年のGW予定はまだ立たないが、関東かその近県になるだろう。マラソンをしたりヒルクライムをしたりもするけれど、私の本職(趣味)はキャンプツーリングとギターなんだ。

4/6-7 春まだ浅い城ロゲへ

Gym土曜、八時ちょうどのあずさ5号で旅立つ。桃花が見頃の甲府盆地を経て長野県の松本へ。小径自転車カラクルSでおねがい☆ティーチャーの聖地「あがたの森」講堂まで走れば、もう松本城ロゲイニングの受付が始まっている。男子ソロの部には、私が一度も勝てたことがないG後さんをはじめ、綺羅星の如き強豪がひしめく。入賞圏に割って入るには三時間油断せずしっかり考え、しっかり走り抜くことだ。

シューズは自転車用のクリートから、薄底ランニングのハンゾーRに履き替えておく。競技説明の後、配布地図の一斉オープンタイム。松本城に因んだコントロールが多い。遠いほど高得点というオーソドックスな配点で、上位勢は外周を回る戦略になりそう。どこから出てどこから内周に帰ってくるかが問題だ。記念撮影を経て正午に競技開始。

Kinka約150名の参加者が四方に散る。自分は安手をカットしてまず西に向かうのだが、のっけから長い信号待ちで2分のロスが痛い。しかし深志神社から(終盤に回したくない)鎌田・井川城というランナーは他に見当たらず、早くもオリジナルルートだ。抜きつ抜かれつというプレッシャーから解放されるのは有難いが、気は抜くな。

すれ違う競技者とは笑顔で「頑張って下さい!」などと声を掛け合う。挨拶は大事、古事記にもそう書かれている。神社の境内は原則走行禁止なのでニンジャ歩きで…。南端を東に進み、千鹿頭神社・広澤寺・林城(一の門)という激坂コンボを序盤に済ませておく。

なにせ、晴れて気温がガンガンずんずんグイグイ上昇しているのだ。美ヶ原温泉から北に向かってのコントロール配置が悩ましく、じわじわ登りも相まって予定より遅れる展開が続く。浅間温泉あたりの配点は高いがピストンとなり旨味は薄い。どうせ取らないと勝ち負けにならないし、というより面白そうだからチャレンジする。グワーッ、オフトレイルでタイツが破けたー!

Castle岡田ウォーターフィールドあたりも距離を抑えるか高低差を抑えるか考えさせられる配置が良い。さあ後は街へ下るだけ、ぶっ飛ばして遅れを取り戻そう。わざわざ旧住所の近くを通ってみるなど遊び心を入れつつ。多くの場所で信号回避法を知っているのは地の利だ。

とは言え、クルマも観光客も多い中心市街地は予測可能・回避不可能な信号が多いので、松本城付近からは特に保守的に進む。定刻まで2分半も余したからタラレバを言えばあと1ヶ所取れたかもだが、まぁ妥当にフィニッシュ出来た。走行距離30km、標高差積算560m。人生まれにみる心身充実の三時間。今の自分なりに精一杯やれたから、とても気分が良い。

Route集計クロスチェックは、ロゲ参戦三年ぶりと言うガクさんと行う。彼も想像以上の激闘だが遅刻…脚つりさえなければトップに迫っていたはず。表彰式でハイレベルな男子ソロは最後。自分はサブスリーランナーM室さんを僅差で上回り、二位で呼ばれる。光栄だけれど、断トツ優勝のG後さんを脅かせなかった不甲斐なさも残る結果となった。

浅間温泉会館で入浴後、お晩菜bar~ten~という店でイベント主催関係者の打ち上げにモグる(但し私はノンアルコール)。今日の感想戦の他に「プランナーあるある話」にも花が咲く。駐輪場が閉まる前に退出し、自転車で安曇野へ。やっぱ信州はいいなぁーと夜の暗さに感動しつつ、豊科のビジネスホテル泊。

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日曜、ホテル紫山荘の朝食が美味い。却ってドカ食いが憚られるほど。くたくたの身体をもうちょっと休めたいという後ろ髪引かれる思いで、今日は「信州サイクルロゲイニング2024_安曇野Stage(5/11開催)」のプランナーとして先々週に引き続き調査に出る。桜の開花はまだっぽいが、すっかり春めいてのんびりサイクリングが楽しい…じゃなくて油断せず目を皿にして、ちゃんとやれ。

Jonen短期間で現地調査を済ませるため、過去の調査経験や各種資料を元に予めコントロール候補を決めておき、写真とGPS情報を取得して回る手法。だがそれを繋ぐ間にも面白いモノがいろいろ目に入るし、走りたい道に突っ込んだりするので数は膨らむばかり。ただし山奥のコントロール候補は林道が通行止のため諦める。

須砂渡食堂でラーメンともつ煮を頂いたりしつつ、残りのエリアも概ね回り終える。探査時間はあと1時間あるけど、もう脚の方が回らないんだ…。候補はゆうに120を超えたので、ここから48ヶ所ほどを選り抜きすることになる。プランニングはまだ始まったばっかりだ。

豊科駅から列車に乗って、東京へ下る。体力回復を図りつつ、あと二週間ピリッと頑張ろう。

→Facebookアルバム: 松本城ロゲイニング 2024(通過証明デジタル写真や競技の様子)

3/10 あらかわいい応援隊

Arakawa二年連続でエントリーした「かつしかふれあいRUNフェスタ」。会場の堀切水辺公園まで去年はチャリだったが、今年は京成電鉄で行く。絶好の快晴模様で河川敷のテント群が眩しい。青と白さの景色の中で、緩く流れる平和な荒川よ。ハーフマラソンの部は全種目の中で一番最初の午前9時から。ABCDEFGの7ウェーブ3分毎という細かいスタートとなっており、陸連登録者がA、自分はそれに続くBブロックで号砲を受ける。陸連登録者の半分は鈍足だし、3分前に出払ってバラけてくれる。

要するに、周りもほぼ同スピードでの駆け出しとなるのが気持ち良い。ただし今年に入って足首痛で一ヶ月近いブランクがあった、肋骨にヒビが入ってて痛い、どうせ記録は狙えないからと昨日14kmジョギングしてしまった、といったデバフがある。体脂肪率19.5%というだらしなさもあり、去年のようにキロヨン勢に付いて行こうなんて気はさらさらない。往路は北風に乗って南へ向かう順風路なのに、思うようにスピードが上がらない感じ。

Train一番怖いのが呼吸器系で、肺に十分な空気が入らなくなる症状が度々あるから、慎重に慎重にペースを抑えているのだ。サポーターを着用して来なかったから早くも足首が痛み出し、地面を蹴るのが怖い。右手に富士山を遠望するシーンもありつつ、荒川河口橋やその先の東京湾が見えてきた11km地点で折り返し。さあ懸念していた逆風区間だ。

一人で走るには厳しいが……しまった、協調走行する人がいない。少し無理をして前走者に追いつくと、その時点でスピード差が歴然としていて結局抜き去ってしまう。そんな事を繰り返していると、むしろペースが上がってきたような。「頼む、あと数kmだけ俺の肺よ壊れないでくれ」。

Rannaハーフマラソンでは初めて着用する厚底カーボンシューズ(ニューバランスFuelCell RC ELITE v2)で、ぽんぽぽぽんぽぽんぽんぽんと跳ねるリズムで走れるから、ポンポポポンがずっと頭の中を流れている。向かい風でも有効な反発力が頼もしいけれど、相変わらず単独走。終盤は風が強いシーンが多くなり、若干は押し戻される。順位はガンガンずんずんグイグイ上昇しているし「ハーフマラソンってこんなに楽しかったっけ!?」という気分だ。公式応援隊のらんらんらんな=サンに手を振り返す余裕もある。

4zgi肺がぶっ壊れるほどの無理押しはしなかったが、ほぼ力を出し切り1時間29分13秒でフィニッシュ。一時は今季全部DNSか?…なんて悲観していたドン底から、ここまで復活できた。スタート前から競技中、ゴール後に至るまでストレスを感じさせない大会運営も申し分ない。ただし出店はカロリー不足かな。使える電力が少ないらしく、調理に時間が掛かっている。なんとかホットドック一つにありついて、あとは写真を撮り回る。

荒川沿いに四つ木まで歩き、昼食を。当てにしていた大会提携店は今日に限って貸し切りだったり定休日だったりで使えねー。丸彦というとんかつ屋を見つけてヒレカツ定食を頂く。ヒレとは思えぬ大きなカツ、柔らかくて美味しい。今日電車で来た理由は、リニューアルされたと云う四ツ木駅構内を見たかったから。キャプテン翼のラッピングが至る所に施されていて、外国人なら「おぅ、クレイジー!」と大喜びしそう。

Certi後日発表の順位は、去年と同等の男子74位(/完走1273名中)、総合77位(/完走1508名中)。記録は2分近く落ちたのに順位率が僅かに上がっているのは、やはり前半抑えた効果だろう。左足首痛という爆弾を抱えたままとなるが、来月の松本城ロゲイニングやかすみがうらマラソンまで何とか乗り切って、それから十分に休足したい。

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