6月19日 日本の中心で疲れたと溜息
体調から言えば今日は休むべきだが、日曜に休むってのが気に食わない。近場でゆっくりと、かつ長くチャリを漕げる“崖の湯”の坂を登っていく。道行くクルマから「がんばれー」などと声が飛ぶが、全く頑張る気などない。それでもちょっとは頑張らないと前に進めない、県内有数のキッツイ坂ではある。足をなるべく使わずに足を使うのは難しく、中間地点くらいで売り切れ感が満々だ。
どうにか山の按部に着くと、休日カメラマンのジジババ達がクルマを停めて、見頃となったレンゲツツジの写真を撮っている。一足早く天国にでも来た気分なのだろう。
こっちの坂道地獄はまだまだ続く。鉢伏山へのピストンコースだ。下り坂もあるからなお精神的につらい。でも草で覆われてデンと構えた鉢伏山が近付いてくる絶景に励まされ到着。丸太に腰掛けて昼食のカロリーメイトを食う。ここも意外に観光客が多く、数十名に及ぶグループが行列をなしている。熊鈴を付けてるのはどういう勘違いだよ。
15分ほど歩いて標高1930mの山頂。空気が澄んでれば富士山や各アルプスのパノラマがまるで日本の中心に立っているかのような気分にさせてくれる山だが、今日はガス気味で、かろうじて諏訪盆地や松本盆地、美ヶ原が霞んで見える程度。まぁこの時期に雨が降ってないだけでもラッキー。よく登ってきたなという達成感は充分。
チャリで高ボッチ高原にも寄り、下りでは一般市民のミニバンや軽を煽って強引に追い越す。なんてむなしいんだ。
今夜はまたサッカーだのF1だのと中継番組があるが、そろそろ心を鬼にして生活を守らねばならぬだろう。レース本番まであと1週間だ。
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