10/22-23 LAP忘れてもエイド食忘れるな
土曜。10時に長野マラソンのネットエントリー合戦が始まるが、今回は3分ですんなり繋がった。予想タイムと実績は共に一昨年の長野2:56’53"、出場回数は11回と入力しておく。その後10時28分に定員に達したらしい。もし間に合わなければ代わりに八ヶ岳の自転車ヒルクライムでいいや、と思ってたんだけどね。
全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の下山誘導協力員報酬として箱入りのシナノスイートが届き、ここまであっさり用事が片付いた。松本バスターミナルまで駆け足して、予定より早めの特急バスに乗り込む。梓川の峡谷は黄葉が綺麗。安房峠を抜け、岐阜県の高山市街に到着した。三つ星ルートきっぷで予約しておいた金沢行きバスまで3時間たっぷり観光できる。まぁ普通に、古い街並みとか宮川沿いとかを歩く。やよいそばで高山ラーメンを頂き、駅前に戻ってもまだ半分時間が残ってる。もう1周! 土産屋でモナカアイスを食ったりアイスキャンディ食ったり、氷菓づくし。えるたそ〜
外国人で満席のバスは東海北陸道を北へゆく。白川郷あたりでもう外は真っ暗。渋滞の金沢駅前に到着し、ようやく本題の金沢マラソン受付を済ます。ほぼ駅構内で済むのは便利だが、EXPOはやっぱりしょぼい。あれ、もてなしドームの天井からファーwwwって落下するオブジェ、無くなっちゃったんだっけ。バス酔いで全然食欲が湧かないし、香林坊まで歩くか…。雨は止んでるし、勢い片町まで行ってみる。こうも歩き回ってしまっては、今日のうちに疲れを取る計画は失敗に終わった。しかも目ぼしい店は八時だョ全店終了。パッと食えるサイゼリヤで晩飯とし、BBAもといアパホテルだらけの街だが東横インにチェックインする。貧乏人向けと言われようが、テント泊が基本の自分にとっては超贅沢な設備だと感じる。
/
日曜。朝食バイキングは控えめに、のんびり支度してチェックアウト。リッチではないが、3分も歩けば香林坊のスタートエリアという恵まれたリッチのホテルだった。ウォーミングアップはあまりせず、給水をもらってAブロック後方に整列する。開会宣言の「昨年の課題を踏まえて出来る限りの準備をしました」に救われる思い。スタート前に消防団がやって来る。ヤァ!ヤァ!ヤァ!と威勢良く纏をくるくる回している。吹奏楽が響き、8時50分号砲。道が広くて、松本民としては羨ましい。序盤こそ通行規制もあって沿道の見物客は少ないが、武蔵、そして片町あたりは大声援。金沢マラソンと言えば強烈なマイカー信仰を持つ住民、そして観光客をも敵に回した第1回が黒歴史になっているし、今年もツイート検索をする限り相当の反発があるが、これだけ受け入れてくれる人達も居る。ようやく顔がほころんだ。
金沢城の周りを左回りに一周し、さらに緩やかに左回りする渦巻きコース。住宅街もさすがの声援が嬉しい。さて今回の目標はエイドの「食べまっしステーション」を完食しつつ、3時間10分を切るくらい。空は時折陽が差し、風が気になるが全体としては有利な追い風だ。最初の給食で皮ごとブドウを頂き、次は和菓子…カステラが出ていた。無くなり次第、別のきんつば等に変えるのだろう。次、お汁粉とお稲荷さんを両方頂く。そろそろお腹が痛くなって来ないか? いいや、日本一頑丈な胃腸を見せてあげる!(誇張)
30km地点がクライマックスの金沢カレー。今年はカツ乗せ!が紙コップに入っている。ワイナイナ=サンが立ち止まって余裕こいて食べている。私もゆっくり、美味しかった。流石に腹がたっぷんたっぷんでペースも鈍るが、周りのランナーの方がだらしないので順位はガンガンズンズングイグイ上昇。サプライズエイドでうどん入りめった汁を頂き、ラストのスイーツ給食はパウンドケーキ。コースを塞ぐヤクザのシーマは今年は不在で、さあ後はタイムだ。一箇所距離表示がだいぶずれていてビビったが、どうせLAP欠測も多いからいいや。いよいよ腕がじんじん痺れ、気持ちで押す最終盤。出来る限りのスパートでツェーゲン競技場にフィニッシュし、記録は3時間07分58秒(ネットは33秒引き)。追い風に助けられたのもあるけど秋マラソンとしては上々の結果。いやそろそろ秋もサブスリー欲しいな…。順位は10332人中204位で、Aブロックの面目を保ったくらい。爆弾の左足首痛はサポーターでしのいだ。
タオル、メダル、アクエリ、味噌、バナナ、完走証やカニ入りつみれ汁を頂き、出店ゾーンで金沢カツカレーやジェラートダブルを買い食いし、お腹は完全にフルハウス。食い意地ばっかり、卑しくてゴメン。競技場の様子を見に行くと、常人離れしたオーラを放つ松本薫=サンが4時間ちょっとでフィニッシュする所だった。ランナー全員を見送った後からのスタートだった筈で、専門外の競技なのに凄い。金沢の格言で「弁当忘れても傘忘れるな」と云われるあるだけあって雨が降り出すなか、シャトルバスで会場をリーブ。金沢駅から歩いて旭新温泉という銭湯でさっぱりし、ガストのパフェで時間を潰し、駅で土産を買ったらがたんごとん、しんかんせ〜んの時間。かがやき号の車窓は富山の散居村や日本海を流し、1時間余りで長野駅着。後はしなの号でブログの下書きでもしながら、寒く乾燥した松本に帰る。やっとシナノスイートが食える。
そう言えば抽選制で2.3倍だった参加権利。走れただけでもラッキーだったうえ、予想以上に満足した。去年の富山マラソンとどっちが良いかは…すぐに結論は出ない。そして来年秋に第1回を迎える松本マラソンは大丈夫か、自分自身は何処で何をやっているのか。とりあえず脚休め。明日は有休を取れなかったし、風邪を引かないように今しばらく気を引き締めよう。
コメント