11/3 さあ今 サイクルロゲに 飛んでいけ
上野発の夜行バスを降りた時から、松本駅は霧の中。本来自転車は夜行バスに積めないが、20インチとして世界一コンパクトになるカラクルSはお咎めなく助かった(お勧めは出来ない)。寒いので牛丼屋に逃げ込み、空が明るくなるのを待ってリスタート。すっかり快晴となった朝日村役場に到着する。「信州朝日村サイクルロゲイニング」の必要スタッフとして呼ばれた訳じゃないが、コースプランナーとしては当日の様子が気になるもので、のこのこやって来ちゃった。
鉄道駅から遠く離れた場所だし、イベントの告知が遅かったし、10名も集まれば御の字と考えていた。しかし運営M島社長の尽力でサイクルロゲは48名のエントリー(出走は45名)を確保。同時開催の世界初?Eカーロゲイニングも7台15名のエントリー(出走6台14名)と、合わせて予想外の盛況となった。何か新聞やテレビの取材も来ているし。一方で私の顔面は蒼白である。「5時間のうちに一体何人の満点者が出るんだ…」。
村と運営の連携は鉢盛山登山マラソンなどで実績があり慣れたもの。全車のスタートを見送り、村のスタッフジャンパーを着た私は公式カメラマン気取りでふらふらと出掛ける。ちょっと奥まった所にあるマレットゴルフ場で待ち構えてきたら誰も来なくて寂しかったが、森林の中でずっと耳を澄ませている、この時間こそが今や東京住まいとなった自分には物凄く貴重に感じられた。
最西端のキャンプ場前では「こういうイベントいいね。 体力がない息子と一緒でも、適度に楽しめるよ!」と声を掛けて頂き、少し血色を取り戻す思い。一旦本部に戻ってファミマで買い食いし、もう一度出掛けて戻ると、やはり全コントロールのコンプリート者が何人もフィニッシュしている模様。
朝日村は信号が少なく、クルマが列をなして走っていることも少ないので、安曇野と比べてもサイクリングには適している。ただし基本一本の谷筋なので、ロゲのフィールドにするにはかなり難しかった。村の観光協会主催のイベントなので、あまり村外にたくさんコントロールを置くことも出来ない。結果論で言えば5月の安曇野Stageのように「3時間で順位を競う部門」と「5時間でスタンプラリー的に楽しむ部門」を分けられれば良かったが、参加人数の見通しが立っていなかったからそれも無理だった。
大半の方に楽しんで頂けたなら正しい方向だったかも知れないが、ガチな方々には「ロゲイニング」を提供できず申し訳ない気持ちが残る。首を洗って評価を待つ(評価すら出ないだろうけど)。ともあれ事故等なく無事閉会して、ホッ。塩尻駅ビル「ほっとしてざわ」で山賊焼き定食を頂き、土産を買って特急あずさで帰宅する弾丸ツアーだった。
→Facebookアルバム: 信州朝日村サイクルロゲイニング2022(地図公開やプランナーによる全チェックポイント解説)
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むらよしギムナシオン(参戦記サイト)には去年11月のフィールドディスカバリーゲームin三河上郷参戦記をアップ。ダメダメみたいな表現だけど、今思えばまだ元気だったな。
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