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11/26 最終的に全部取れば良い野田!

Sky日曜、つくばエクスプレスと東武野田線を乗り継いで、千葉県野田市の川間駅で下車。小径自転車カラクルSを組んで小雨のなか北へ急ぐ。江戸川サイクリングロードを走っていると、ロードバイクが颯爽と抜いて行く。やはりスピードでは全く敵わないか…。

野田アウトドアスポーツフェスタ2023の会場、河川敷の関宿滑空場では総合開会式が始まっている。スカイスポーツ、カヌー、そして自転車の祭典であるが…体感温度が真冬並みという寒さだ。集まった自転車60台ほどが何をするかって言うと「せきやどチャリロゲ」つまりサイクルロゲイニングだ。妙なアプリとか要らず、CPの写真を撮って来れば良い。あと、自転車イベントにしては珍しくヘルメット着用義務が無い。まぁ安全衛生面で言えば泥除けの方が大事だしな。ただ、交通ルール・マナーについての啓蒙はやらなきゃ駄目だと思う。

Kimagase受付を済ますともう地図は開いて良いが、見てちょっとびっくりした。フィールドはほぼ旧関宿町内に限られ、競技三時間で満点者が続出しそうな範囲しかなく、CPの点数は意味をなさない。どう回ろうが、最終的に全部取ればよいのだ! つまり、効率の良いルートとミスの少なさ、スピードの勝負であると割り切る。

昨日、台場Zeppまで23kmジョギングしてClariSのライブに参戦してきた疲れが残っている。自転車は泥除けやキャリアを付けっぱなしだし、輪行袋などの荷物も所持して回る。それでもやはり競技である以上、時間中は全力を尽くしたい。人生で数少ない、キラめきの瞬間だから。午前10時30分スタート、とりあえず南半分から取りこぼしの無いようにぐるり回る。地図と走行感覚のキャリブレーションが済んでないうちは、ちょっとオーバーランも。味噌汁ポイントは、飲まずに次へ急いでしまった。食いっぱぐれが一番の後悔だと言うのに。

Map北半分も往路と復路で効率よく回るのがセオリーだが、自分はあえて往路だけで全て拾う。わずかに茨城県に入る北端付近を取って、自家製マップ台に付けた地図は片付ける。タイムトライアルだからトイレは我慢。あとは北風に乗って江戸川サイクリングロードを全力で突っ走るのみ。これが安全を確保しながらロードバイク達のスピードに対抗する為の、唯一の秘策であった。二時間を1分40秒過ぎて、会場にフィニッシュ。走行39kmほど。

既に帰還してる人々が居てビビるが、寒過ぎて諦めただけらしい。私も震える手で何とか集計と写真確認を済ませ、キッチンカーで豪遊を開始。お土産も買っておこう。どうやらパーフェクト達成者はもう一人(MTB?)だけで、3分半の差で私が先着であった。その方が居なかったらマジ自分KYであった。表彰は各カテゴリの一位のみ。無料のイベントなのに賞状があるし副賞も妙に豪華だ。貰っといてから言うのもなんだが、三位くらいまでにシェアした方が全体の満足度が高かったのでは…。

Kasukabe長野県のサイクルロゲイニングで度々プランナーを務めてきたわりに競技者としての経験が少なかったから、「サイクルロゲとは何ぞや」を知るために参加した今日。総合優勝は思わぬ副産物だし、もちろん経験は今後大いに活きるであろう。あと、上位を争いたいという需要が想像以上に少なく、現状はレクリエーション重点な。カラクルを扱う自転車店(輪工房さん)の方と少し話しをして、会場をリーブ。

自走で帰る予定もあったが、早く暖まりたくてさっさと電車に乗る。輪行袋を純正から自家製に代えて、収納が大幅にクイックになった。東武線春日部経由で葛飾区に帰る。

→Facebookアルバム: せきやどチャリロゲ2023(得点証明となる全通過CP写真ほか)

11/11-12 ガリュウザンノボレ1112

Ansei土曜、上越新幹線と信越本線を乗り継ぎ群馬県の横川駅で下車。積年の課題だった横軽間の旧中山道トレイルをジョギングで登り始める。先月碓氷バイパスをサイクリング中に親子熊に出くわしたばかりだし、坂本宿を過ぎてからはちゃんと熊鈴を装備。刎石山(はねいしやま)まではほぼ歩きとなる急登だが、以降は気持ちの良いトレランルートとなる。ハイカーは予想より少ない。安政遠足(とおあし)という日本最古のマラソン大会がここで行われていたと云う。紅葉は所々綺麗かな、という程度。こいも碓氷も かずあるなかに。

Kyuusui平野暮らしで登坂に慣れていない脚が悲鳴を上げる頃、標高差800m余を制して長野県境の旧碓氷峠に到達。峠の茶屋はクルマで混雑しているのでスルーし、近くの見晴台は寄る。関東平野をも望む良い景観だ。今週末は寒気が入って、晴れていても半袖Tシャツではさすがに寒い。着込んで下り坂へ。ランナーが旧軽井沢を闊歩するのは場違いながら、ミカドのモカソフトクリームは食べていく。距離16km余を二時間半で、軽井沢駅に無事到着。

Shibuしなの鉄道と長野電鉄を乗り継ぎ、最果ての湯田中駅で下車。元々は草津温泉からジョギングで芳ヶ平を経て渋峠を越えてくる算段だったが、弱気になって旧碓氷峠に変更していた。渋峠の方は雪化粧模様で、あっちを通っていたら遭難していたかも…。少し小走りして、ユクモ村こと渋温泉の大丸屋にチェックインする。間もなくサイクリング部同期のOJ君とHM君がクルマで到着。九湯めぐりの半分ほどと、夕食、酒(遠藤酒造所の彗(シャア))など。さすが信州の星空は黒々として素晴らしい。人間にはこれが必要だ。

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天気まずまずの日曜、朝風呂と朝食後にチェックアウト。クルマで途中りんごを買い付けつつ、須坂温泉古城荘の体育館へ。第3回信州須坂ロゲイニングの三時間の部にチーム重戦車として参加する。「ほぼ歩く」と言っているし実際走るチームではない。上位を狙う為にはガチ勢が五時間の部に流れてくれること、仲間を集めやすい日曜開催であること、関東近県の温泉地であること、私が今年は松本マラソン(同日開催)出場にこだわらないことを理由にこのイベントを選んだ。

5mt未来図Kさんらが参加する五時間ランナー43名を見送った後、競技説明や作戦タイムを経て午前11時に三時間の部88名もスタート。このチームでいつもペーサーを勤めるHA君が今回は欠員となり、近年は全く走っていないというHM君が代わりに先導。OJ君が戦術担当で、私がカメラマン、が大まかな形となる。チェックポイント(コントロール)到着後「次どっち行く?」なんてやってたら効率が悪いので、それを到着前に済ませておくよう心がける。これだけで走力のある他チームと十分競い合えるものだ。みな地図読みには強く、いちいち地図を突き合わせて指をさして、なんてしなくても言葉だけでルートが伝わるのが地味に凄い。

地図は五時間・三時間共通で、しかも5hガチで走ってもコンプリートは無理であろう本格的なもの。三時間だと余り遠くには行かれないし、CP番号(=得点)は31~135で極端な差はないので安手でも着実に拾っていくのが定石となる。ロゲはソロ参加がほとんどの私としては、こうして希に、グループで地図読み談義をしながら進むのが無上に楽しい。こんな時間が24h続けば良いのになって思うよ?

Dodo74番から廃線敷があれば88番まで足を延ばしたかったが未整備なので、ここら辺を西端として東への帰路に入る。地形は西の千曲川に向かって傾斜しているので、ここからは登り基調。百々川(どどがわ)が飛び石で渡れたのはラッキー、ここで座って補給食休憩を取る。臥竜山はちょっとした登山気分。山頂から直にフィニッシュ直行するとさすがに時間が余る計算となり、少し南側を欲張ってから街中をヨセて行く。囲碁でもロゲでも大切なのは三手先を読むことと正確なヨセ計算だ。

走行距離は20kmほど。概ね速歩き程度のペースが奏功してスタミナ切れは無く、7分余を残して無事フィニッシュした。サービスのおやきや菓子を頂きつつ集計を待つ。スポーツトレーナー議員さんによるストレッチ体操が面白い。やがて表彰式。女性ソロやファミリーチームが妙に強い。我々も一般グループで三位入賞(17チーム中)に滑り込み、申しぶんない結果となった。「チーム重戦車」、今のところ4戦全て入賞しているのである。

Map愛知県のロゲ仲間IさんYさんらも入賞しており、互いに健闘を称える。体育館を退出すると丁度五時間のKさんらがフィニッシュするところ。雨が降り出すなか、参加者入浴券で冷え切った身体を温める。かじかんでいた指がようやくまともに動くようになった。欠員だったHA君と合流し、とら食堂で遅い昼食を摂る。近々Clarisのライブでまた集合しそうな流れ。東京への帰路はクルマに同乗させて貰う。

須坂は毎年、毛無峠参りの際に基地として訪れているが、街中の探索はしたことがないので新鮮だった。須坂ロゲも改善の積み重ねが感じられるホスピタリティがあり、オススメできるイベントと言える。とりあえず、未回収のコントロールを巡る反省ランに行きたいな。

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→Facebookアルバム: 第3回信州須坂ロゲイニング2023(得点証明となる全通過CPの写真ほか)

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