11/17 ゆけゆけ川口広し探検隊
月初は四国をツーリング予定だったが、弔事となったため全キャンセルとした。ばたばたな日々も落ち着いた日曜、葛飾の自宅からチャリで足立区を横切り、芝川を遡って計1時間。川口市のオートレース駐車場にもう100人余が集合している。プラネタリウムを観に来たことはあったけど、それ以外は通過するばかりだった街が『第3回サイクルロゲイニングin川口』のフィールドとなる。今年から(?)ソロ参戦が認められ、晴れての初参加。もうみんな地図を開けて作戦会議してるが、自分はいちおう開会式後の合図を待ってから地図オープン。
信州サイクルロゲイニングプランナーとしての視察が目的であるから、まずどんな地図かを手にとって読みたかった。上下2枚に分かれており、いちおう地理院地図ベース。方位記号どころか縮尺表示すらないが、そこはまぁ感覚で何とかなるでしょ。チェックポイント詳細一覧は5枚に分かれ、場所により飲食写真で+100点というでっかいボーナスが目に付く。近場の20点以下をちまちま集めるのが馬鹿らしい位だ。
3時間のファミリー部門は後ほど、その前に6時間のチーム部門&ソロ部門が9時15分にスタート。15時までに帰ってこなくちゃいけないから、実際は5時間45分が競技時間となる。とりあえず地図縮尺と走行感覚をキャリブレーションするため、若干の土地カンがある芝川沿いを下る道から走り始める。オリエンティアが作る地図ならコントロール円の中心が絶対のCP位置だが、ここのプランナーはあえて外しているように感じる。迷う事自体を楽しんでね、という趣向だろう。
大会会場内で時間限定で行われる交通安全教室に100点のボーナスが付くため、時刻を睨みつつ一旦帰還する。もう一つのブンブンバイク体験100点と合わせて意外と早く終わったので、また芝川沿いの方へ。11番CP「ぷりん研究所」が開店時間を迎え、合計111点の高値に化けているのだ。効率良く遠方のコントロールを結ぶというロゲの定石がまるで通用しない。時間と共に得点が変化する、まさに四次元フィールド!
さてこのイベントの目玉企画に埼玉高速鉄道サイクルトレインがある。上下3本ずつ計6本も用意され、何とタダで乗れる。出発時刻の30分前に集合する必要があるし、浦和美園駅まで途中下車できずまたその付近にCPが無いため、ボーナス200点といえども非効率。でも鉄道好きの俺が乗らずにどうする。と言う訳で下り最終便の30分前きっちりに鳩ヶ谷駅に集合。待っている間に食事や「SNSフォローでボーナス点!」みたいな作業をこなしておく。いよいよサイクルトレイン初体験。貸切6両編成に参加者4名! ありがとうございました。
後半戦は高得点の並ぶ北半分で一気にまくる。とは言え「ゆる~く川口市内を自転車で巡って楽しみませんか」がこの大会の宣伝文句だ。飲食ボーナス店舗では座ってゆっくりとおやつを頂いたりアイスカフェオレを飲んだり。ようやく終盤戦のルートも定まりつつあった。こんな楽しい時がずっと続けば良いのに。
が、69番CP「川口自然公園」。見本写真と同じカツラの木を撮らなくちゃいけないのだけど、公園内をぐるぐる探し回っても見つからない。前述の通り円記号がまるでアテにならない。実際には10分少々だけど、感覚的には30分以上掛けてやっと見つけた。周囲の高得点群を泣く泣く諦め、大慌ての撤退戦となる。本日搭乗のカラクルSは、小径自転車ならではの加速性能がストップアンドゴーの多い街ロゲで実際強力だし、急ぐ時のスピードもなかなかのもの。
制限時刻5分前にオートレース場帰還。この時撮るべきデジタル時計の場所があまりに分かりづらかったのが、この大会に対する唯一の不満である(だいたいどっち向けてんだよと)。総得点2681。結果ソロ部門では圧勝、チーム部門の常連強豪さん2566点をも上回って最高得点となった。行く先々で調子を聞かれて「ルールがよく飲み込めなくて・・・」と答えていた。僕が一番、ルールを上手く使えたんだ。
そんな自分でもまだまだ回れていないCPが沢山余っているし、川口市は思った以上に広く奥が深い。また地図を手に、探検しに来たいね。「こういうルールでも楽しめるんだ」とサイクルロゲの新たな可能性も感じた。さて往路と競技で計7時間駆けずり回った後の復路はしんどい。すっかり暗くなって帰宅。去年のせきやどチャリロゲ制覇に続くこの快挙、第一に報告したかった父はもう居ない。
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→Facebookアルバム: 第3回サイクルロゲイニングin川口 #かわロゲ2024(通過した全チェックポイント証明など)
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