6月10日 雨と風呂のあとに
今シーズン初めてヘルメットを冠った。気合い充分、ツールド美ヶ原のレースコースでタイムアタック。はじめから飛ばす。浅間の激坂ですぐ呼吸が上限を突いた。これすなわち修行不足なり。腕力で登ろうにも、そっちに酸素が回らない。次第にペースはまったりとしたものに。それでもスプリットタイムを気にして時々頑張ってみる。特に後半に現れる長い急坂は、毎度ここで精神的にプッツンして大きくペースダウンしてしまうので、そうならないように気をつけた。
終盤のハイスピードバトル区間になると、霧雨が降ってくる。長野県に梅雨のはじまりを告げる雨だった。とたんにウエットコンディションになり、下り坂ではブレーキングも余儀なくするが、本番も雨の可能性があるので、ライン取りなんかも重要な課題だろう。
最後にひと登りして、ゴールの天狗の露地へ。タイムは1時間30分14秒。先月のデータより10分早いが、自己記録更新には至らなかった。そういえば足も呼吸も全然使い切っていない。今日の凡走は、多分に私を弱気にさせた、腰痛によるものだ。まずこれをもうちょっと何とかしないと、勝ち負けにならないよー。
そんなことより、今日ここまで登って来たのには訳がある。自然保護センターに入館し、熊情報板を見るのだ。それは「くまっぷ」とかいうふざけた名前が付いていて、熊や糞、足跡のポイントが印されている。この山域にもツキノワグマが棲息してやがることが判明。林道や山道に入る時は気を付けよう。
退館する頃には霧も深く、本格的な雨。ウインドブレーカーはすぐにびしょ濡れになり、体感気温が急降下。人里に下りる頃には指がしびれてしまった。すぐに風呂に入って溶かす。
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