9/5 くらがりに登りたがり
早朝、松本駅でチャリを分解・袋詰め。すなわち輪行をする。近くで学生3人もやっている。さすが現役は作業はやっ。私の完敗だ。
輪行で列車に乗るのは4年ぶりだろうか。青春18きっぷが余っているので、中央西線の鈍行を乗り継ぐ。溜まりに溜まったPodcastを消化するのに最適の機会だ。中京圏で聴取するなら「つボイ楽耳王」がよく似合う。
大阪府柏原で降り、古市の親戚の所に荷物を預けてから、生駒山系に向かう。
「暗峠(くらがりとうげ)」。 おそらく車道国道では日本最狂の斜度を誇り、ここを自転車で足を付かずに登り切れれば、えーと、その何だ、坂馬鹿of坂馬鹿と言えるだろう。まさに西の聖地!
近鉄線のガード向かい、一方通行の路地から激坂が始まる。国道だけど…。いかなりギアはインナーロー、心拍数はぐんぐん上がる。行けるか?
しかしチェーンが歯飛び気味だ。おかしいなあ。住宅地を抜け、公園地帯でさらに坂は壁になる。凶悪な溝を越えた所でついに脱チェン! ここでチャレンジが尽きてしまうことが俄かに信じられず、あっという間に2m後退。慌ててブレーキをかけ、派手に転倒した。
「ちっくしょぉぉぉおお!!」
歯飛びの原因は、フロントギアの磨耗にあった。普段掛けないほどの負荷に耐えられなくなったのだ。気を取り直してまた登り始めるものの、走る(すべる)、見事に(転ぶ)。何度やっても同じこと。
私の完敗だ。暗峠自体は裏側からなら越えたことがあるので、今から歩いて行ってもしょうがあんめえ。「いつかリベンジを」と心に誓い、引き返す。下り坂も凶悪なんだけど。
転倒の衝撃でトゥストラップがブッチ切れていた。帰路に自転車屋巡りをするがなかなか売ってない。しかしここが最後と思った店で3種類も置いてあった。 「ランドナー、スポルティーフに Zefal christophe本皮ストラップ」と書いてある。君に決定。着け心地も一味違うぜ。
今夜は親戚宅に泊まる。
むらよしさん、おはようございます。
暗峠と浅間の激坂、どちらが激しいでしょうか?日記の内容から察すると、暗峠の方が大変そうですね。
投稿: sammy | 2006-09-07 07:35
sammyさん
暗峠の方が、強烈です。松本の桜清水の坂と比べても、標高差は少ないですが登り切る困難度は高いと感じました。敗退の原因がメカ不整備にあるので言い切れませんが…。
大阪から奈良を直線で結ぶ歴史ある峠なので、チャレンジのし甲斐はありますよ。
投稿: むらよし | 2006-09-07 21:26