1/3 ナルト・ザ・ワールド
もう松本へ帰る予定だったが、Uターンラッシュがやっかいだ。今日もチャリ旅にしよう。
1kmもの幅がある吉野川を北側へ渡り、鳴門公園孫崎へ。満潮時間を1時間余過ぎているが、太平洋から瀬戸内海へなだれ込む海水が川のようだ。12年ほど前だったかに淡路島側から眺めた時、いつか海峡の向こうに行ってみたいと思った。やっと来たんだ。
大鳴門橋の車道の下は鉄道も通せる構造になっているが、営業は永劫に実現しそうにない。その部分が鳴門側から450m、“渦の道”として有料歩道になっている。四国新幹線になった気分で歩き展望室へ。ガラス床の真下45mには渦潮が覗ける。観光客の様子を見ていると、子供は肝試しにガラス床の上を歩くが、大人はまず避けて通る。安全に、危険を避け続けながら生きてきた結果なんだな。
どうせなら淡路側まで、自転車も通れるようにして欲しいよ。各展望台からの眺めを堪能してから鳴門金時ソフトを食べる。熱々の蒸し芋の上にソフトクリームが乗ってて美味しい。気がつけば公園に2時間以上も滞在していた。ノンスケジュール旅の醍醐味だ。
鳴門スカイラインを走っていると、前輪がスローパンクした。チューブを交換して、多分大丈夫。国道11号に入り西へ高松を目指す。しかし向かい風が強くてなっかなっか進まない。播磨灘に浮かぶ小豆島の眺めを楽しむ余裕はない。非常食のカロリーメイトで急場をしのぎ、香川県に入ってからさらに讃岐うどんを食べる。
少しでも風を和らげようと県道10号で讃岐平野の内陸に入り、長尾街道の旧々道を探して、狭いけど車の少ない道を行く。途中、八十七番札所の長尾寺にお参り。いつか遍路旅をするだろうか。それより琴平電鉄に乗りたいよう。
高松中新町の東横インに到着。昨日今日と、お正月特価なので助かる。街を探索して今度はちゃんぽんうどんを食べ、宿のカレーも頂く。すっかり筋肉痛だし、チャリ旅はここまでにしよう。
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