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8/6 マインマイン

8/6 マインマイン
3年前に廃止されたくりはら田園鉄道の遺構を巡る旅。若柳駅こそ動態車輌など色々保存されているか、線路は踏切毎に分断されてるし、駅舎どころかホームすら撤去された駅が多い。勇姿を見たかったなぁ、乗りたかったなぁ。

道草を食いながら、最果てが細倉マインパーク前駅。近くの『東京タワー オカンとなんたら』ロケセット地で時間を潰すと、いよいよマインパークの開園時間である。15年前の合宿で近くを通りながらスルーしたのが悔やまれた。廃線の影響でもう虫の息なんじゃないかと、心配で居ても立ってもいられなくなって、来ちゃった。門番のマイン坊やに恐れおののきつつ坑道に入ると、外の猛暑と打って変わって、たちまち汗がドン冷えに。ボタンを押すとうごめく坑夫。前後に他客がいないから、立ち止まって耳をすませば水の滴る音だけだ。

寒さをこらえながら歴史ゾーンが終わると、宇宙が創生される。ホソキュリアンの受胎空間は強烈。謎の神社、謎の壁画、謎の骨、謎の地殻変動。ホソキュリアンが物質文明に鳴らす警鐘とは? 最後は森の精となり、トンネルから排出される。やっとあったまる〜。お、アグネス・チャンや地方局「てれまさむね」のサインがある。てれますねぇ。昼には早いが併設食堂で日替りトンカツ定食600円を注文。さくさくだしトコロテンも付く。パートのおばちゃんたちが明るいし、案外ここは元気なのかも知れない。さぁ全国一千万のパラダイス・ハンターたちよ、細倉マインパークにカモンカモン!

鉄路にさよならをし、うねる台地のアップダウンを北へ進むと岩手県に入る。霜後の滝を経由し厳美渓に至る頃には、あまりの暑さで朦朧。スポーツドリンク2本と持参の梅チューブで意識を取り戻す。

ここから西へ栗駒山を目指す。アイスクリーム屋でダブルを食い、夕食と朝食を買い出しに最後のスーパーへ。…ろくなもん無い。残ってる菓子パンを漁るしか。まぁよくある話。登りは本番へ。

震災復旧工事をあちこちでしている。そんなニュース、記憶にあるようなないような。うわっ橋が落ちている。これは覚えているぞ、2年くらい前だ。この道が再開通したのはつい最近っぽい。にしても予想以上に長い峠道。一雨降った後らしく多少涼しいが、シャツは汗でびしょびしょ。心が折れて予備食の大福を食いつつ18時過ぎ、やっと峠の須川温泉に到着した。

話し掛けてきた従業員の方がとても気さくで、テントの有利な立て場所等いろいろ情報をくれた。露天風呂は広く、ライトアップされた奇岩と夏の星座を独り占めしながら疲れを癒す。白い強酸性の湯で溶かし尽くして。標高は1100mくらいで、テント内も涼しくて良い。

(峠一帯はケータイ圏外なため、翌日人里に降りてからこの日記を送信)

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