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1/1 千里の道も一日から

1/1 千里の道も一日から
年末の餅特売は疲れたけど元気に終わった。今朝はゆっくり雑煮を食べてから、松本への帰途につく。18きっぷの柔軟性を利用してJR西日本戦国武将スタンプラリーを集めつつ、千里丘で途中下車。万博記念公園前まで歩くと「太陽の塔」が聳えている。一生に一度は見ておきたかったんだ。休園日で真下までは行かれなかったけど満足かな。大阪モノレールと阪急電車で高槻に移動してまたJR線に乗る。

スタンプの為に山崎でも途中下車し、さらに奈良線の東福寺まで寄り道して京都に戻った。要するに経路は複雑。そして異変に気付く。手提げの重い荷物に気を取られ、デイパックを網棚か駅に置き忘れたらしい。

……。

クールになれ。一体何処に、どの列車に忘れたのか。駄目だ、疲れでボーッとしていて思い出せない。各所で写真を撮っていたので、その時刻から乗り継いだ列車は特定できるが…。

山科で窓口に問い合わせるが見付からず。阪急に電話してみるが無い。後悔を増やさぬよう手の限りを尽くさねばと、念のため東福寺に戻ってみたり京都の忘れ物センターに寄ったり、市バスに乗って阪急河原町の窓口まで行ってみる。無い。

現金は身につけているものの、デイパックの中は当然失くしたら困るものばかりで、特にアパートの鍵が無いと帰宅できない。夜遅くに大家をたたき起こす訳にもいかず、大阪古市の親戚宅にもう一泊させてもらうことにした。最後の望みに阪急を使って梅田の窓口にも寄るが手掛かり無し。とぼとぼ環状線に乗る。

これが夢だったら。時間よ戻れ。もしくは魔法で紛失物を手元に転送できないか。人がカルトやオカルトに興味を持つきっかけはこういうものかも知れない。

ふと、ケータイの非通知着信から留守電メッセージが入っているのに気付いた。「もしかしたらお客様の物かも知れない荷物を須磨駅でお預かりしております…」弁天町で引き返し、大阪駅の窓口で「今から飛んで行きます!」と伝えてから神戸の先へ。果たして夜19時半、懐かしいデイパックとの再開を果たす。

どうせ18きっぷは余る予定だったので交通費の損害は軽いし、ずっと顔が真っ青だったけど鉄道で駆けずり回るのは趣味的に楽しかった。ちゃっかりラリー以外の駅スタンプ集めも並行していたのであちこち貯まった。…いや正直なところ、普段まず使わないエスカレーターに乗るまでに心身ボロボロだ。一番困るのはミスの再発防止策を思い付かないこと。

元日にも拘わらず働かなければならない鉄道職員の方々には頭の下がる思いだ。さらに散々迷惑を掛けてしまって、お詫びのしようが無い。せめて社会に少しずつ恩返しをしていこう。これが私の一年の計。

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