1/28-29 草軽軽便ジョギング

本白根山噴火による周辺規制強化の報に接し、5月に須坂あるいは山ノ内からチャリで草津温泉に向かう予定だったルートの代替を考える。…いや、今スグ行きたくなった。

Manzanboという訳で、日曜の始発電車に乗って中軽井沢駅に到着。国道146号をジョギングで、北へ行こうランララン。膝の痛みが心配でスロウにスタート、どうやら大丈夫そうね。登るにつれ、間近に浅間山が雄大。朝までの大寒波は徐々に緩んでくるが、標高1410m、峰の茶屋付近はさすがにかじかむ。群馬県に入ると溶岩台地の緩い下り。車道は除雪されてるが、歩道は無かったり雪に埋もれてたり。若干心苦しいが、走りづらくはない。

Kitakaru北軽井沢のセーブオンで軽食休憩とし、さらに草軽電気鉄道の旧駅舎を見物。名前の通り草津と軽井沢を結んでいた軽便鉄道で、どこかのおっちゃんが乗ったことあるって自慢してたの、心底羨ましかった。今日はボクが草軽電鉄だ! 向かう先には本白根山、特に噴煙などの異常は見られない。左手には毛無峠のU字地形が雪化粧で輝く。

急な下りを経て吾妻川を渡り、大津からの国道292号は最後の力を振り絞るように一歩一歩登る。鞍部を過ぎ、温泉街に入るとようやく顔がほころぶ。5時間40分でほぼフルマラソンの距離を走破し、湯畑に到着。標高差は480m+570mってとこ。辺りはそこそこ賑わっているが、これでも報道の影響で少ないのかしら。

Yubatake宿のチェックインまで時間があるし、グランデフューメのジェラート・ラスク食べ放題! ごめん、たっぷり5杯も頂いちゃった。せっかく走ったのにね。宿は閑静な北はずれのhotel takaで、内湯で汗を流し部屋に戻ると、もう布団に吸い込まれそう。でももうちょっと何かしなきゃ。お腹が落ち着くのを待って、タオルを持って外出。観光客ウエルカムな三つの外湯の一つ、熱めの地蔵湯に入る。

行列で有名な「静」も今夜は閑古鳥。ジューシーな焼き鳥を頂いてライトアップの湯畑をぷらぷらしてると、もう明日死ぬんじゃないかってくらい満たされてくる。さらにヌルめの千代の湯にも入って、セーブオンで夜食と朝食を買って宿に戻る。おやすみ。

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Shiro月曜日。たまたま噴火騒動前に用もなく有休を申請してあったので、仕事は休み。宿の温泉に入ってから街に繰り出す。白旗の湯は凄く熱い湯船と、物凄く熱い湯船。湯巡りの締めには丁度良く、これであらゆる病は治ったに違いない。宿をチェックアウトし、白根神社に火山活動の早期沈静化を願う。山びこの揚げまんじゅう等を食べ歩きつつバスターミナルへ。ゆもみちゃんまんじゅうを買って、さよなら草津温泉、また来るよ。軽井沢への帰路は高原を行く草軽交通の急行バス。やっぱ乗り物は楽だわ。

Mikasaバスは長野県に入り峰の茶屋で左折し、白糸ハイランドウェイへ。ここは原則としてチャリや徒歩は禁止されている。三笠での降車は私一人。旧三笠ホテルってのを見学したかったんだ。調度品は超ド豪華だが、現代のビジホの方が便利だよなぁとか考えてしまう。広さと豪華さを競い合うような超高級別荘地を歩き抜け、旧軽井沢ではスロウスタートの聖地巡礼がてら、毎度のようにミカドコーヒーのモカソフトを食べる。コーヒーラスクも買って行こう。平日だし、聞こえてくる言葉は外国語ばかりの街。

Karusta軽井沢駅前の草軽電鉄デキ12機関車の展示も今見ると感慨深い。さらに国鉄の旧駅舎がしなの鉄道によって再び活用され始めており、構内にミニSL?など楽しそうなものを作っている。あとは電車で松本に帰る。

今月は旅ジョギングが充実していたものの、そのぶん金を使い過ぎたし来月は節約しなきゃ。流行りの冬キャンプなら可能だろうか?

2018/1/1-4 一富士二映画三箱根

元日は山奥の牛伏寺までジョギング往復27kmだけして、これが初詣になる。二日も寝正月で、近所の田溝池ジョグ13kmだけ。

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Rotary三日、青春18きっぷ消化のため仕方なく中央東線で東京方面に下る。元々は立川で映画だけ観てトンボ帰りするつもりだったが、せっかくだから多摩モノレールの未乗区間(甲州街道以南)を制覇したい。日野からあかね色の列車めがけて1.5km小走りし、わくわく乗車。さらに調べてみたら多摩ニュータウン駅の近くから「耳をすませば」の聖地が続いているので、ジョギングで巡礼することにする。雫の団地ってここにあったんだ。ロータリーをぐるぐるして、金比羅神社では柄にもなく御神籤を引く。うわあい、大吉だー…。

Irohaいろは坂を下り、なんかいけ好かないイメージの聖蹟桜ヶ丘駅前を通過。太陽サンサンだが多摩川を渡る風が強い。府中で親戚の墓参りもしつつ、立川駅まで14km走行。例によって立川マシマシのマシライスライスマシとヤサイを食って、熱血パワー充填。シネマシティで新作の極爆上映を観る。ガルパンはいいぞ。

旅の構想がどんどん膨らみ、急遽、本厚木にカプセルホテルを取っておいた。相模線の厚木駅で下車。いわゆる偽厚木で、本当の厚木まで結構歩く。サクサク行きましょ。

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Yumoto四日、本厚木から小田原駅までオバQに乗る。今日はここからジョギング開始。そう、箱根駅伝の山登り区間を走ってみたくなったのだ。未明の小田原城を見てからコースイン、やがて日が昇り、風祭の小田原中継所(去年からここ)を通過。今日はボクが箱根のラブライバーだ。さすがの国道1号で交通量が多く、小田急(東急)系と西武系のバスも頻繁に行き交う。今でも箱根山戦争してるのかしら?

Ashinoko

函嶺洞門、ヘアピンカーブ、登山鉄道の踏切、小涌園…数々の名場面を自分の目と脚で体感しながらガンガンズンズングイグイ上昇。連日の疲れで推進力は失われていくし、気温マイナス6℃表示にビビる。標高874mが最高地点で、あとは芦ノ湖へ駆け下りろ。富士も映え、なんと風光明媚な。風祭から箱根町港フィニッシュまで駅伝選手なら1時間15分前後のところ、ひょこひょこ寄り道してたとは言え3時間弱掛かった。小田原駅からの走行距離は26km。

Byuoやっぱり箱根峠を越えてさらに駆け下りる余力は無いずら。路線バスに頼って三島駅まで下り、18きっぷ最後の一回を使用。沼津駅で途中下車し、港まで2km小走りして丸勘の海鮮丼を頂く。やっと沼津らしいものが食えた。びゅうお水門を渡って駅に戻り、ディッパーダンのクレープで身体を労う。のっぽパンを頬張りつつ身延線経由で松本に帰還。

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初詣だの映画だの箱根だの、随分と正月らしい正月だったじゃないか。さて今年のレーススケジュールは、四月に長野マラソン・・・それだけ。とは言え断絶する勇気もないので、ぽちぽち何か入れていこう。

12/27-30 HAPPY PLANETARIUM TRAIN

Serval水曜、青春18きっぷで豊橋へ向かう。魅惑の飯田線は時間が掛かり過ぎるので中央西線名古屋(金山)回りになる。二川駅で下車し、とりあえず豊橋総合動植物公園「のんほいパーク」に入場。トレーニングのつもりはないが、時折吹雪く寒さゆえ園内は小走りでの移動になる。夜行性動物舎内の暗い所にサーバルのステルちゃんが居る。ブームの頃はヒトが殺到したであろう痕跡もあるが、今は落ち着いている。かつて私のアダ名だったマンドリルなど、普段見慣れない多くの動物を観察出来て良かった。

Pandora自然史博物館や温室植物園も興味津々だが、そろそろ時間。豊橋市視聴覚教育センターに移動する。今まで春と秋に郡山でしか上映されなかったプラネタリウム版planetarianが、冬バージョンでやって来た。投影機「パンドラさん」の映す星空も凛として美しく、生解説、解説番組に続いていよいよプラネタリアン。25分に短縮されたものだが、38分のフル版よりも分かりやすい好編集で、メイン客層の子供にもある程度伝わったのでは。パンドラさんとの共演も見事だった。

東海道線をさらに東へ、浜松駅でも途中下車。planetarianの舞台だが今回は聖地巡礼に来た訳でなく、評判の「さわかやハンバーグ」を夕食にする。確かに旨い、口いっぱいにしっかり肉の味。清水駅近くのビジネスホテルに素泊りする。

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223木曜、清水港で伊豆ドリームパス「富士見路ルート」を買い駿河湾フェリーに乗船。海上県道を渡るこの旅情、テンション上がるにゃー! 穏やかな快晴で、右に三保の松原、左にどーんと富士山が絶景である。土肥港から都合よく岬を巡ってくれるバスはないもので、内陸を行く路線バスで、車窓右手に狩野ドームを見つつ修善寺駅へ。Aqoursヘッドマークのハリボテ機関車やHAPPY PARTY TRAINラッピング電車など、一気にラブライブ!サンシャイン!!成分が濃くなって来る。伊豆箱根鉄道を伊豆長岡駅で下車。

Katsuraジョギングを開始するが荷物が重いしかなりゆっくりで。「トレーニングはより自由な旅を実現する為のもの」という建前がある以上、旅ジョグはマラソン大会なんかより重要な実践の場となる。みかん園から坂が本格化し、登山道を経て汗だくになって標高452mの葛城山に登頂する。アニメに倣って星座早見盤を持って来たが劇中とは違い、頭を雲の上に出した富士山や南アルプス、駿河湾などの見晴らしに恵まれる。

ロープウェイで下りるなどせず、さらに内浦へ向かってトレイルを行く。発端丈山からの下りがキツく、重要なキービジュアルがあると言えども、よほど敬虔な巡礼者でないとここまで来ないと思われる。へとへとになって三の浦観光案内所まで降り切り、曜ちゃんのスノードームが見られてラッキー。

Para三津シーパラダイスでジョギング終了。フェリー内で買っておいた割引券で入場する。クラゲの水槽はずっと眺めていたい癒しの空間。一通りおさんぽして、アシカ等のショーをのんびり楽しむ。すっかり身体が冷えちゃったな。土産を買って退場。松月で菓子を買い食いし、ラッピングバスに乗ると車内アナウンスもキャラ仕様で嬉しい。長岡温泉の公衆浴場であつ湯とぬる湯にたっぷり浸かる。

伊豆長岡駅から旧ラッピング電車で三島まで、あとは東海道線1駅で沼津駅に到着。前回の巡礼で行きそびれてたコラボカフェで夕食とし、のっぽパンを求めてリコ通りのイシバシプラザへ。ここもキャラのラッピング探しが楽しめる仕掛けで、だいぶ歩き回った。駅近くのビジネスホテル泊。

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Kano金曜はバイキング朝食をドカ食いして街を少し巡礼したら、大勢の18きっぱーと共に西へ向かうのみ。大阪の親戚宅へお年玉を渡しに行くミッションをこなし、土曜に18きっぷで松本に帰る。もともと豊橋プラネタリウム程度の予定が、だいぶ拡大した旅だった。でも例えば素通りしてしまった土肥温泉など、まだまだ行きたい場所がある。またお金と休みが確保出来たら、サイクリングで行きたいものだ。

11/23-25 プラネタリ途中下車の旅

Vina_2木曜、JRの切符で松本から八王子へ。横浜線、相模線を乗り継ぎ海老名に降り立つ。ららぽーとは松本ジャスコみたいなショッピングモール。ビアードパパのシュークリームでも食っとけ。駅の反対側、ビナウォークは空間的に面白い。さらにダイエーや元サティもあるし再開発ガンガン進んでるし、海老名ってスゴイ。ビナウォークに戻るとたまたまプリキュアショーが始まり、劇やダンスをしている。興味無い振りして通り過ぎるが、前期ED「ぴょんぴょ〜ん」の所で危うく体が跳ねそうになった。恥ずかしいから心だけにする。^

とにかく体力〜と続けたいがもう疲れた。サティで親子丼を食べながらうだうだして、映画の時間。『ヤマノススメ おもいでプレゼント』は30分ほど。ひなたとあおいどっちがどっちか忘れてたくらいだが、ささやかなプレゼントという感じだ。

続けて、映画館での視聴は自己最多3回目となる『planetarian〜星の人〜』リバイバル上映。THXのスクリーン7「エビナナ」は流石の重低音だが、本当に雨の廃墟にいるような臨場感は幕張のウルティラが一枚上手だった。何れにせよ悲しさと嬉しさが畳み掛けて迎えるエンディング…ちょっと無理してでも観に来て本当に良かった。これが、最後になるだろうか。

茅ヶ崎で東海道線に乗り継ぎ横浜西口のカプセルホテル、グランパークに泊まる。

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Yoko_2金曜、未明のジョギング。最近は肋骨が壊れているので慎重に汽車道、桜木町、みなとみらいを周る。朝食バイキングは別料金なので利用者は少ないが、下手なビジホを軽く凌駕する内容で、つい3周。シャワーを浴びて、上野東京ラインの列車に乗り込む。はじめはラッシュの一員となるが、徐々にガラガラになる。

Washi_2時間がけっこう余りそうなので、 ぶらり途中下車することにした。久喜から東武線に一駅だけ乗ると鷲宮。木崎湖や大洗などと共に有名なアニメ聖地である鷲宮神社は、平日午前で同業者こそ少ないが境内の散歩は楽しい。らきすたと言ってもこなたとつかさどっちがどっちか忘れてたくらいだが。

東鷲宮まで歩いてまた東北線に乗り、黒磯でも途中下車して街を探索。古い建物が所々に残るし、黒磯神社は足のカミサマなんだとか。めっちゃ速くなりますように。目的地の福島県郡山に到着しまたビアードパパ食って、ヨドバシでスマホグッズを買い揃えて来月のAQUOS SENSE lite着弾に備える。発売前の機種だが、もう専用のケースやフィルムが置いてあって助かった。

Koori_2さて地上高世界一のプラネタリウム、スペースパーク宇宙劇場。ここの『planetarian〜ちいさなほしのゆめ〜プラネタリウム特別版』にまた来てしまった。途中の星空解説シーンが秋バージョンになり、しかもプロジェクタではなく光学式投影機スーパーヘリオスが見事なシンクロで使われる。ゆめみ心地の、こんな平和が続けられると良いのに。

駅のフードコートでローストビーフ丼を食って、街はずれのセントラルホテルに泊まる。

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Tsuru_2土曜、シンプルながらバランス良いホテル朝食を摂り小雨の郡山を発つ。磐越西線の車窓はやがて雪景色となり、猪苗代は積雪深60cmとか。突然の冬にダイヤも乱れ気味。会津若松で途中下車し少し離れた鶴ヶ城へ歩くが、べちゃ雪が悩ましい。城の風情はあるけれど。予定の列車がウヤになってしまったので、とりあえず駅前でソースカツ丼を食っとく。

Genrai_2

次の列車で、SLと行き違いつつ喜多方にも降り立つ。ラーメンなんて年に2,3杯しか食わなくなったけど、やっぱりここではね。駅近くの、元祖という源来軒でいいや。最初と最後がいい感じ。ちょっとだけ蔵の街も探索して、また磐越西線へ。

旅先では五感で土地を吸収するのが大事だからスマホいじりは最小限だが、新津まで来ればもういいや。タブレットでブログテキスト打ちながら信越線、えちごトキめき鉄道、しなの鉄道、篠ノ井線で夜遅く松本まで、ぐるっと鉄道一周を終えた。松本も光害や排ガス汚染は相当なものだが、標高が低い街に比べれば桁違いに星が多く輝く。

一つの作品にいつまで振り回されてるんだよと思うが、予定を詰め込まず余裕を持って方々ぶらぶら出来たのも含めて、充実した旅だった。きっかけは何でも良いのだ。予備日の日曜は安静にして、早く体を治したい。

8/15 人間甲子園、夢幻の如くなり

テントを叩く雨音。すぐそこにある鷹取駅から輪行でいいやと思いパッキングしたところで止んだので、もうちょっとだけ自転車で走ろう。神戸の街を東へ、国道28→2→43号と進む。また断続的に降りかかる雨。今日の高校野球、8時からは宮沢賢治のふるさと岩手県代表という注目試合。相手は長野県だったかな。甲子園球場の前がワイワイ賑わっていて「これは開催されるぞ!」とテンション最高潮になったのも束の間、本日の試合中止を告げるアナウンスを耳にする。

Koushi様々な理不尽を克服し勝ち抜いてきた球児たち、胸躍る吹奏楽のヒッティングマーチ、いつ打球がこっちへ飛んでくるか分からない緊張感、アルプススタンドの大歓声、ピッチピチのチアガール・・・全部消えちゃった。一生に一度は甲子園で高校野球を観たかった。まだ死ぬわけにはいかないのだ。

昨日までの4日間、夕立ひとつなく晴天猛暑に恵まれていたのが奇跡的だったんだ。もう一日粘る気力体力そして米も無いし、放心状態でJR東海道線の甲子園口に到着、ここまでにする。ラッシュアワーを過ぎ快適な18きっぷ旅、尼崎から乗った新快速は草津止まりだったが、深い眠りに落ちて車掌に起こされる有り様。効きすぎのクーラーに気をつけながら米原、大垣と繋ぐ。豊橋行きの新快速に乗ってのんほいパークに行こうかと少し考えたが、やはり名古屋で中央西線に乗り換える。

泣いて許しを請うことさえ出来ない現実に、それでも帰りたいってほど、旅は充実していた。自宅で自棄ファンタを煽り続けるという選択肢もあったが、冷蔵庫を空にすることで追い込み、出発して良かった。しかしもうボロボロ過ぎるフロントバッグ、輪行袋、コンロ等々、何とかして再び旅立つ日は来るのだろうか。

雨のおかげで諏訪湖花火行きの客数は恐れていたほどでもなく、無事松本に到着。スマホやインターネッツがある自宅に戻る。これと言って重要な連絡事はなく、そこに私が生きていることの証明も無い。お盆休みの残り一日はテントや洗濯物干しにあてよう。そしてしばらく、瀬戸内海かぶれになって情報収集するのだ。

8/11 一に伊勢志摩二に紀州、三四がなくても山陽路

お盆休み恒例の自転車キャンプツーリング。今年は男鹿半島・岩手山・早池峰山あたりが有力候補だったが、とうほくちほーは天気予報が雨マーク。じゃあ紀伊または瀬戸内あたりってことで、両方の地図を持って西へ18きっぷ輪行の旅を開始した。中央西線の列車内で時刻表を含め三冊と睨めっこし、伊勢志摩に決定。ローカル盲腸線の名松線に乗ったり紀伊半島一番の名所「渡鹿野島」を巡ったりしたら、フェリーで豊橋に渡ってのんほいパークでけものフレンズだ!

ところが名古屋駅で関西本線ホームに移動したら、まさかのポイント故障で運行停止中。…やーめた。東海道本線でさらに西へ向かう。阪和線・紀勢本線を乗り継いで御坊をスタートとし、プラネタリウムに寄りつつ高野山を目指してみよう。

ところが乗り換えの大阪駅は乗降が激しく、輪行袋の扱いがためらわれた。そのまま乗り過ごしてしまう。山陽本線の姫路、相生、岡山で乗り継ぎ、四国に渡って丸亀城や祖谷渓を巡ろう。

ところが乗り換えの岡山駅は乗降が激しく(略)。単に、自分で物事を決めるという大人として当たり前のことが出来ない状態に陥っているのだ。いっそこのまま、どこまでも西へ揺られたい。しかし自炊の時間を確保しないと、持参した米を減らせない。それだけはキチンとしたい。

Miharaという訳で瀬戸の日が暮れるころ、広島県の三原駅に降り立ち自転車を組み立てる。やっさ祭りとやらで駅周辺は賑わいすぎ、少し外れにある公園を見つけてテントを設営する。山に囲まれた松本より空が広く、さそり座が大きく見える。行き当たりばったり、極めてアバウトな旅の方向性がようやく決まりそうだ。

最大の目的は「自分の時の流れを取り戻す」ことだから、今回はスマホを自宅に置いて完全にネットを遮断した。そう、この開放感! 私はこれを知る最後の世代なのかも知れないな。

11/19-20 善善善走

Suga土曜、高速バスで中央道日野下車、多摩モノレールで立川シネマシティへ。会員期限が今日で切れるので、何でもいいから観たかった。時刻の都合上「君の名は。」の極上音響上映を選択。アニメ映画に抵抗のない人なら全全全員が観た後だろうから、良くも悪くも改めて感想を述べることはない。敢えて言うなら「また聖地巡礼が捗るな」。という訳で他の予定を放り投げ、中央線の四ツ谷駅で途中下車。界隈を見て回る。続いて銀座ソニービルのIt's a Sony展へ。「おじいちゃんちにこういう大きな機械あった」的な物や、自分が初めて手に入れたポータブルオーディオである初代MDレコーダーなど、輝いていた時代を懐かしむ。例のガチャはやっぱり売り切れていた。

Haradaさらに千葉県の松戸へ。アリオなんて無く亀有も金町もドレッドノート級の田舎だった小学生の頃、あの濃い緑色の電車が停まる松戸は憧れの大都会だった。その主系列星の代表が伊勢丹百貨店である。度々自転車でパパやママにも内緒の遠出をし、ここで手品用品を買うのが悪童の誰にも言えない秘密の楽しみだった。屋上遊園地もあったっけ? 以来三十年連綿と続くサイクリング趣味の原点と言える。…時代は変わり、印象的な謎噴水、そしてド級戦艦の主砲技術で造られたと云う回転レストランは廃止。決算が赤色巨星化し、超新星爆発を起こさず白色矮星となる天体が如く、デパート本体も近々大幅に店舗規模を縮小するらしい。最期に少し買い物をしていく。サヨナラ!

Loop日曜、すっかり毎年恒例となったつくばマラソンの応援に行く。と言ってももう一人の友人とほぼスタバってるだけ。終わった後、サイゼで今後の参戦計画について語り合うなど。何にせよ、予定を立てている時が一番楽しいのかも知れない。そろそろ、ランナーとしてこのコースに復帰したいな、なんて。昨日今日とちょくちょく小走りしたけど、5km以上のまとまった距離はないのでトレーニングはゼロとする。足首安静。バスで松本に帰る。

10/29-30 乘鐵廣島

Motoyasu土曜、特急しなのと東海道・山陽新幹線のぞみを乗り継いで、昼過ぎの広島に到着。今回初めてレンタサイクルなるものを借りてみることにした。「ぴーすくる」という、カープカラーに塗られた電動アシスト自転車。この電動アシストってのも初めての体験だけど、すっごく重いしランドナーのような巡航速度は得られない。走り出しは確かに楽なので、ストップアンドゴーの多い街中では良いのかも。

広島城一帯でフードフェスティバルをやっていて、激混みだけど適当に昼食を調達する。原爆ドームはこれ以上崩れないように樹脂が注入されているなどして、徐々に朽ちていく廃墟の趣とは異なる。人類史上最も恐ろしいことが、この場所であった。それをただ伝え続ける。間近にある元安橋の下は、18年前のキャンプツーリング中に一晩、雨をしのいだ所。川が増水して危うく流されそうになった記憶がかすかに残る。

Kamiya夕刻より、グリーンアリーナでキンキキッズのコンサート。連れの趣味であるが、歌はともかくダンス、衣装、音響、舞台装置、トーク、会場の一体感等、とことん楽しませてもらう。堂本ファミリーバンドに「葛飾ラプソディー」で知られた堂島孝平がいて、元葛飾区民としてはそれだけでも感激なのである。

終了後の民族大移動は、レンタサイクルが超絶有利。お好み焼きを食べて繁華街を通ってみると、ハロウィンの仮装がわんさか。でもみな日本シリーズのテレビ中継が気になる様子。終盤まで分からない熱い試合が続いたけど、結局負けちゃったね…。

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Onomichi日曜の朝、広島から500 TYPE EVAなる車両に乗る。たまたま、西明石まで乗り換えなしで行ける便がこれしか無かったから仕方がない。世界史上最も速くカッコイイ鉄道車両だった500系も今や山陽新幹線区間で各駅タイプ「こだま」運用が残るのみ。それをエヴァンゲリオンの塗装にしてあれこれやってみたら人気なので、延命運行中である。残酷な天使のテーゼチャイムに加え、先週あたりから渚カヲルの案内放送も始まった。ゆったり4列シートの指定席と特別内装の自由席はそこそこ埋まっているが、そうでない自由席はガラガラ。1号車は実物大コックピット体験があるけど事前予約が煩わしく、だれもやってないのでアテンダントが暇そうだ。ともかく意外な所にキャラがいたりする車内は探検するだけでも面白い。

Jena明石の商店街で明石焼きを食べ、日本標準時子午線に立つ明石市立天文科学館まで歩く。展望塔最上階の望遠鏡で、昼間なのに金星の姿を見ることが出来た。そしていよいよプラネタリウムの時間。東ドイツのカールツァイス・イエナ社製投影機は稼働期間日本一、世界的にも大変古いもので、「プラネタリアン」に登場するイエナさんのモデル。アニメの最期の投影シーンを思い浮かべ、目頭が熱くなる。最新式に比べるとあまり星を明るくできないし、プロジェクターとの組み合わせに苦心しつつ星座の解説を紡いでいる。10月のテーマは「キトラ古墳に描かれた星空」で、当時の天の北極を再現するため歳差軸移動まで行うのはレア。まさにタイムマシンでもある。

山陽電車で明石に戻り、新快速で新大阪まで。あとはのぞみとしなので、ひんやりとした空気の信州に帰る。正直先週の金沢マラソンからの肥立ちが充分でなかったが、どうにか長旅をこなした。左足首痛の完治を期すため、今しばらくはトレーニングを控えるかも知れない。

2015/12/31-2016/1/1分 としこしも運ぶよ九州トレイン

Sukumopoホテルの朝食は上々。チェックアウトして小走りすると、すぐに片島という寂れた港町に着く。どうせ宿毛フェリーもガラガラだと高を括ってたら、キップ売場が行列になっていて焦った。朝日眩しい宿毛湾をいま出航する。海崖が続くまたとない風景を目に焼き付け、旅はもっと遠くへ…。

今年最後の運試しにと船内のUFOキャッチャーで遊んでみるが3回とも空振り。やがて大分県の佐伯(さいき)に入港し、九州上陸を果たす。ほとんど船上デッキにいたから、風を受け過ぎて身体の具合が悪い。温まりたいので、今日の昼食も駅前のラーメンにする。白龍という店、旨い。ここから南に向かう日豊本線は普通列車が極端に少ないし、特急にちりんでワープしちゃおう。延岡以南は初乗車の宮崎県。高知県と同様、わざわざ来ようと思わなければ一生通過すらしない県だ。車窓はフェニックス並木。宮崎駅には特徴的なスイーツが色々売ってるけど、まだ食欲が出てこない。

三日目の18きっぷはここからで、都城まで進んで吉都線(きっとせん)に乗り換える。旅のおやつはやっぱりポッキー。それにしてもこのキハ47形2両編成、ノリノリである。ほとんど違法行為ってくらい激しく上下に揺れる。ダイエットマシーンか? おかげでぐったりしていた身体を強制再起動できた。左手には霧島連山が雲に見え隠れし、右手は謎電波塔群。

Yoshima大晦日特有の旅情と言うべきか、自分以外の乗客が2人にまで減る。ちょこんと鹿児島県に入り、吉松はかつての大ターミナル。現在は駅前に温泉銭湯があるくらい。今日は閉店が早いらしく混んでいるが、二つある湯船のうち熱い方は空いている。乗り換え時間にサッと入るには有り難い。お気楽極楽。

肥薩線で北へ県境越え。新型のキハ220形単行に、自分以外の乗客は2人。日本三大車窓はもう真っ暗で、田舎の夜景でしかない。秘境のスイッチバック駅やループを経て、熊本県の人吉で長い待ち合わせとなる。少し歩いて新温泉という古びた銭湯に入ると、こちらはぬるい湯なのでゆっくり。脱衣所ではラジオから紅白歌合戦のアニメコーナーが聞こえてくる。もうちょっと聴いていれば次の歌手は…と後ろ髪を引かれつつ駅へ戻る。夕食はコンビニもの。
八代への最終キハ40単行は、自分以外の乗客がとうとう1人。鹿児島本線に乗り継ぎ、熊本駅前の東横インが年越しの宿。

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Kumamoto元日の未明。こんな日でもクソ我儘な旅人のために朝食まで用意してくれて、しかもおせち風だったりして、済まない。「三が日くらいみんな休んでライフラインも止めてしまえ」という持論とのダブルスタンダードである。おまけに6時半からと意外に早いので、予定外に熊本城をねじ込むことにした。やはりここまで来たからには、一目見ておかないと土産話にもならない。路面電車と駆け足で天守閣のもとに登ると、初日の出を待つ市民でごった返している。自分は急ぎ電停に戻るが…電車が来ない。時刻表を良く見たら元日は休日よりも減便ダイヤだった。運行してくれるだけでも有り難いが、これでは間に合わない。やはり18きっぷ旅は「観光している場合じゃないでしょう!」ってことか。イチかバチか別系統の上熊本行きに乗ったら、ウルトラCで予定のJR線に間に合った。ここで日の出を迎え、手を合わせる。

保線良好の鹿児島本線。フルスロットル飛ばしてみましょ、って思ったらスピード制限!? 濃霧では徐行も仕方ない。福岡県の大牟田で快速に乗り換えてもまだ晴れない。こんな時は悩まないでジェットがあるフライト♪ …いや、そのジェットに乗り遅れそうなんだ。路線は一部佐賀県を経て、博多でバタバタと地下鉄空港線に乗り換え。どうにか福岡空港の展望デッキでぴょんぴょんするくらいの余裕は確保できた。

元々は1月1日の席に余裕がありそうだからと先に航空券を確保しておき、後からトッテツケで組んだ目的のない旅行だった。でも様々な印象と、今後サイクリングするヒントもあったし出て良かったと思う。ききき機内モード!? FDA204便が滑走路を急加速して離陸する。飛行機とかいう鉄の塊に乗るなんて17年ぶり2回目なんだ、ワクワク。北側の窓席は景色が楽しめる。翼がやや邪魔な位置だけど。「空から日本を見てみようplus」という番組のBGMが脳内を流れっぱなし。

Ontake国東半島から九州を離れ瀬戸内海へ。かつてサイクリングやジョギングで渡った来島海峡大橋を始め、瀬戸大橋、高松、小豆島、明石海峡大橋…思い出深い地面が眼下にスクロールしていく。淀のターフ、琵琶湖、雪化粧の伊吹山や白山、木曽川ライン、王滝村、そしてまだ噴煙を上げる御嶽山が間近。手を合わせる。乗鞍岳の横で高度を下げて行き、松本盆地を旋回。自宅付近や松本城の、こんなすぐ上を飛んでいるのか。定刻通り、お馴染み感満点の信州まつもと空港にランディングした。また乗りたい。

23500円の航空券で気持ちスッカラカンなので、シャトルバスには乗らず。うっすら積雪の上を広丘駅まで45分歩く。ここから松本までJRに乗っても、今日分の18きっぷはわずかに元が取れない。まあいいや、早く帰りたい。松本城に寄って「この城が一番美しいな」と手前味噌に思いつつ帰宅。鉄道、バス、船、飛行機…様々な公共交通機関の揺れが身体に残る。

2015/12/29-30分 その先の四国へ。

信州の小雪舞う早朝、中央西線の始発列車に間に合わせるべく松本駅へ駆けるが…乗り遅れたー。でも後続の中央東線に乗れば、塩尻で追い付く仕組みに救われる。青春18きっぷの旅は中津川〜名古屋〜大垣〜米原〜大阪と乗り継ぎ西九条。阪神電車で難波に寄り、姪たちへ土産を買っておく。JR難波〜久宝寺〜柏原、近鉄で道明寺〜古市。姉宅で一泊。

Maiko翌朝に近鉄古市から道明寺〜柏原に戻って、18きっぷの旅は今日からが本番。久宝寺〜天王寺〜大阪と来て、舞子で高速バスに乗り換えることが出来る。初めて渡る明石海峡大橋で、あっという間に淡路島に上陸。日本の原風景を残す車窓が良い。尤も向こうから見れば高速道路なんて無粋な建造物かも知れない。もう一つのハイライト大鳴門橋を渡れば、どっきん四国の徳島県。電車が存在しない県。鳴門バスストップを降り、少し歩いてJR鳴門線に乗り継ぐのは18キッパー特有の行動と言えよう。他にそんな人は見当たらないけど。

Yoshino池谷で高徳線に乗り換え、徳島の駅ビルで徳島ラーメンを頂く。半端な乗り継ぎ時間に丁度良い。よしの川ブルーラインこと徳島線は、不思議なほど広く真っ直ぐな谷を西へ進む。中央構造線って言うんだっけ? 阿波池田で土讃線に乗り換え南へ。ここから高知までの区間は既乗だが、大歩危小歩危の渓谷美に釘付けになる。高知県に入って日が暮れればさすがに疲れて一眠りし、あとは「昔どの道を走ったんだっけ?」と学生時代のWeb旅日記を読み返してるうちに高知着。列車近接音がアンパンマンマーチだったりするし、夕食代わりにあんぱんを買い食いしつつさらに西へ。四国の列車って停車中にドア開けっ放しでもそんなに寒気が来ないのが、信州とは違うな。

Sukumost須崎からは特急あしずり号を利用する。ずっと鈍行ばっかだったから、優等列車の快適さが全身に染み渡る。案内アナウンスの度に自分が呼ばれた気がしてビクッとする終点の中村は、一度寄ってみたい街だが土佐くろしお鉄道線内は途中下車出来ないのよね。そのまま普通列車に乗り継いで四国のさいはて、宿毛(すくも)に終着した。LANもない安宿、ホテルあさひに泊まる。寝るには十分。

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