4/10-11 三河と尾張の間には 今日もさんさんの陽が注ぐ

Miyada本当にやるのか難行苦行、無間地獄、懲役七時間…。中央本線・飯田線544Mは上諏訪から豊橋まで96駅を6時間54分掛けて走破する、現時点で日本最長“時間”の列車である(寝台特急や環状運転を除く)。絶好の天気で伊那谷に入ると車窓西側に中央アルプス、東側には南アルプスが流れる。乗り通すのが目的だから、ランニングの方が早いと云われる伊那上郷→下山村(下山ダッシュ)もじっと我慢の乗車を続ける。数分停車する駅では外に出て伸びとかするけど。車両そのものは313系の転換クロスシートで快適だ。

Tenryu天竜峡を過ぎると魅惑の秘境区間。景色は西側車窓の方が良いが、東側だと「渡らず鉄橋」が見られる。表定速度31km/h、列車はだいたい定刻通り愛知県の豊橋に到着。お疲れ様でした!青春18きっぷ最終日かつ土曜だけあって、同じ区間を乗り通す同業者の多いこと多いこと。

東海道線と愛知環状鉄道を乗り継ぎ新豊田で下車。ここがトヨタの城下町。少し駅前を探索してから3km歩き、ABホテル豊田元町にチェックインする。ちょっとした夕食が付くのが良い。足りない分は向かいのバローで調達。体調に不安があり、大浴場は使わず部屋のシャワーで済ませる。

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Morn地平線から朝日が差す日曜。体調も絶好に戻り、バイキング朝食をガッツリ摂る。少し早くチェックアウトしたのでバスは使わず4km歩いて、みよし市の会場へ向かう。みよし市…? 恥ずかしながら徳島県にあるのかと思ってたくらい知らない土地だが、調べてみたら名古屋と豊田を結ぶ飯田街道沿いにある、フェザーン自治領めいた所だ。ここで行われるのがフィールドディスカバリーゲーム in みよし、FDG愛知ツアーの記念すべき初戦である。主催者さん達もドキドキだろうな。FDGとは何ぞや。まぁほぼロゲイニングなんだが、写真撮影・通過証明(チェックイン)に専用スマホアプリを用いるとか、チームではなくソロ参加でも冷遇されないのが違いか。今後はオリエンテーリング形式とかあるかも知れない。

集まった参加者は約270名とのことで、この中で上位を目指すのは容易でないと気後れする。何かハーフマラソン1:12位で走っちゃうランナーも居るみたいだし(自分はベストでも1:24程度)、男女混合の強豪「Fチーム」さんも気掛かり。何とか対抗すべく、いつものトレランシューズではなくマラソン用の匠練ブースト2を持ってきた。

Sakai長野県内の大会でもよく顔を合わせるYさんIさんと再会しつつ、競技説明を経て緊張の地図オープン。予想通りスタート・フィニッシュ会場はほぼ南端にある。スポット(コントロール)数は制限3時間にしては全44とロゲ規格外の多さがあり、いつもはパーフェクトを目指す強豪でも数多の取捨選択を迫られる楽しさがある。事前の計画では左回りだったが、市中心街と会場東側に散らばる低得点スポットを後回しにするため、西側の外周を突っ走る作戦に変更した。

9時30分スタート、参加者が四方に散らばる。スポットに着いたらスマホ画面上の地図からスポットマークをタップするか、一覧から選ぶかしてカメラモードにし撮影!…までは良いが、そこで謎のフロッピーアイコンが小さく表示されて、これを慎重にタップしないと保存されないというトラップがある。「シャッター音が鳴ったら保存されている」のが普通の感覚だと思うのでそうして欲しいが、セキュリティ上の制約でそうなっているのかも知れない。一昨年の知多半島ロゲイニングin東海市でもアプリを使用したので、チェックインに手間が掛かるのは知っていた。だからこその、数より高得点志向の戦略を取っている。さらに今回は先月の朝日村で惨敗した反省から、以下の点に気をつける。

  • スマホが暴走しない設定にする
  • きちんと歩行者用信号を守る
  • 初めからフルマラソンを意識したハイペース

Kurozasaそれでも思ったより時間は掛かるもので、東郷町に跨る西端を一気に北上するも、愛知池付近で時間半分を過ぎてしまう。ここは木曽谷を水源とする愛知用水の調整池で、知多半島にまで続いているのが感慨深い(灌漑だけに)。ゆっくり探索したいが今は競技中だし、のんきに風景写真を撮る余裕もなくなった。スタートから一番遠い所で折り返すべしという基本戦略からだいぶ遅れたが、最高点の53番スポットにアプローチを図る。北西側が崖なのを見抜き東南から登り、水道施設で行き止まり!?…よく見たらフェンス沿いに踏み跡がありそれを進むも、また道が無くなる。この地図は合っているのか間違っているのか? 少し思案したが、今回は全面的に信用しよう。あるべき方向に藪を漕いでいったら見付けた、黒笹三等三角点。ここをほぼタイムロスなくチェックイン出来たのは大きい(30分彷徨った人もいると聞く)。

Route残り1時間6分、メイタンカフェインを投入して急ぎ南下の旅が始まる。ぼうっとして数回のオーバーランをやらかし、終盤の地図読みに課題を残す。ますますピンチだが、東端の40番を含む高得点三ヶ所を取らないと勝ち負けにならないので無心で回る。その後、三好池に向かいかけるも無理であることに気づき、まっすぐ南下。後悔すべきルートミスを残しつつ、猛スピードでフィニッシュに向かう。確実に遅刻するであろう、ゆっくり走っている大勢の人達をゴボウ抜きしていく様は、パニック映画で自分だけ助かろうとする小者めいている。こうして2時間58分45秒でフィニッシュ。最後の最後でアプリ操作に手間取る可能性を考えれば、ぎりぎり妥当なタイムだろう。

スコア725/1200、スポット数は22/44で半分しか取れなかった。でも入賞してるかもという手応えはある。得点申告後しばらくして呼び出しを食らったので、GPSエラーか何かかと思ったが「あなたが最高得点なので、インタビューに使う大地図にルートをマーキングしておいて下さい」とのこと。・・・もう、膝を何度も叩きたくなるくらい嬉しい。去年無冠に終わったうえ前戦は惨敗で、もう自分が上位戦線に割って入るのは無理なのだと考えていたからだ。愛知式の強豪相手にキンボシ・オオキイ!

Fin東海市以来のポディウム中央に立ち、インタビューを受けるのも嬉しい。小者なので気の利いた事は言えないけれど…。ちなみに総合2位はあのFチーム。スポット数は私よりずっと多く、僅かな遅刻がなければ同点だったはず。やはりこのチームには勝ち切れない。上手くいかない点が多々あったのはお互い様だろう。なお遅刻者続出は主催者が意図していた事らしい。

何人かに「一体何キロ走ったんですか?」という質問を受けたが計測しておらず「だいたい30キロくらい」と答えていた。後にジョギングシュミレーターで測ったら33km、表定速度5'25"/kmでロゲ形式としては自分でもびっくりのハイペース。洪積台地特有のアップダウンはあるけど長野県に比べれば平坦な地形だし、スタミナ重点の練習も奏功した。沢山の副賞を手に会場をリーブ。まだ地図読みは続く…近くのバス停まで。乗り合わせた他の参加者とロゲ談義が出来たのは幸い。

Mountain地下鉄「いりなか」で途中下車し、もう一山登るぞ。負けたら罰ゲームで来るはずだった軽食喫茶マウンテンで、何でまた激甘スパゲッティを注文しているのかね。数日カフェイン絶ちをしていたのでストロングコーヒーも旨い、旨すぎる。登頂スタンプカードが数年がかりで無事満了したので、また名古屋に来なくちゃ。帰りは特急券をポンして長野県松本へ。さあ副賞の一つ、日本大正村の光秀バウムクーヘンを夢のホール食いだ。

→Facebookアルバム: フィールドディスカバリーゲーム in みよし2021(全通過スポットほか)

3/1-2 空と近鉄のあいだに

Hataフジドリームエアラインズが珍しくタイムセールを行い、松本から神戸までのチケットを4800円という激安で取れた。追加料金もなく席を選べるので、眩しくならない北側を。問題は自宅から松本空港までどう行くか…。時間の合うバスが運休中とのことで、仕方なくジョギングを手段とした。先週までの通勤路で12kmを66分、フライトに間に合った。

搭乗率は四割ほど。私は生涯4度目の飛行機で、まだいろいろびびってる。機窓からの景色は圧倒的で、つい写真を撮りまくってしまうのだ。松本市街地から北アルプス、高山から白山、敦賀から若狭湾、明石海峡大橋の真上を下りて神戸空港に着陸。あっという間の55分、また乗ろうね。

ポートライナーは自動運転だが乗り心地は路線バス並み。三宮から阪神電車等を乗り継いで大阪へ少し戻る形となり、近鉄古市の親戚宅へ。お年玉を渡すというミッションを、疫病騒ぎが少し落ち着いた三月になってようやくクリアする。

Hinotori/

翌日は冷たい雨が降る。観光は難波の商店街を少しうろつく程度にして、本日のメインは最新型の近鉄特急ひのとり。今時の車内設備が特別感あるし、それでいて新幹線よりリーズナブル。スピードも乗り心地もそれなりだけど。名古屋からは高速バスで松本に帰る。

早期希望退職制度を利用したので、今月から求職者。活動を頑張らねば、建前上は。

11/28-30 あさま再塗装事件

土曜、ジョギングで美鈴湖へ登りギターサークル。ブログをさぼってて触れてなかったが、月初にピラータ音楽祭が、例年より小規模ながら開催された。ソロで「宵待草」「雪の降る町を」「早春賦」、デュオで「BWV1006a」、パーカッション入れて「コーヒールンバ」を演奏。さて次を考えねばなるまい。上手くなりたい上手くなりたい。

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Banzan2日曜、電車を乗り継ぎ中軽井沢駅から北へジョギング開始。これも自分的に毎年恒例化している、草津温泉への旅ジョグである。雪化粧を始めた浅間山の噴煙を間近に、ゆっくり時間をかけて峰の茶屋越え。群馬県に入って、分去茶屋跡から今回は西を行く。国道よりだいぶ交通量が少なくて走り易いが、コンビニが無いデメリットも。古来、草津への道はこっちだったのだろう。左手の樹間に四阿山や破風岳が見え隠れする。

Tsuma

万座・鹿沢口駅前にあるセブンイレブン嬬恋三原店は、かつて小串鉱山を命からがら脱出した時に爆食した思い出の店。平常時に来てもまぁ普通のセブンだわ。ここからはまた登り坂で、力を入れて走らないと止まりそう。でも前回までの国道羽根尾経由よりはだいぶ楽。目前に草津白根山が近づき、振り返れば今日走ってきたルートが見える浅間山北麓の景色も雄大。道沿いには草軽電鉄の遺構も点在するようだ。

Yubatakeこうして六時間余で湯畑に到着。日曜の夕方ともなれば閑散…を期待していたのに凄い人だかり。「GoToトラベルが中止になる前に」と考えることは皆一緒である。お陰でアテにしていたラスクジェラート食べ放題は受付終了している。仕方なく焼鳥等を食べ歩いて飯島館にチェックイン。おんぼろだが、わたの湯源泉を引いているのが稀少。凄く熱くて、免疫力みるみるアップ。

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189月曜は有休、まずは外湯でリラックス。宿の朝食を頂きチェックアウトし、路線バスで軽井沢に戻る。さらにバスでまた群馬県に入り横川へ。おぎのやの釜めし定食を昼食として、碓氷峠鉄道文化むらに入場する。まるで自分のようだからツイッターのアイコンにしている189系あさまと感動の再会…あれ、いつの間に再塗装されてる! あの痛々しい錆が良かった気もするが、少し安心。

Mugen折しも無限列車大作戦という謎解きゲームが開催中。一度は参加を断ったが、時間が半端に余りそうなのと、他の客は皆それを目当てに来てるっぽい様子。地図を読んで駆けずり回るのは大好きだし、私もチャレンジしよう。ただし帰りのバス時刻が迫っているので正攻法は採らず、冊子のヒントで半分は解いてしまう(さすがにネットには頼らない)。最後に無限列車仕立て?のアプトくんに一周乗って解答を確定させ、認定証を頂き終了。鬼滅の刃についてはダイジェストフジテレビ版を観た程度の知識だが、なかなか楽しかった。

軽井沢に戻って甘精堂マロンソフトクリームを頂き、電車で松本に帰る。また草津温泉に行きたいゲージを少しずつ溜めていこう。

10/10-12 テガ・エンタープライゼス

土曜、JRの「秋の乗り放題パス」を利用して松本から甲府を経由し東京に下る。電車に乗る事が危険なら都民はとっくに全滅している筈なのでゼロリスクと考えるが、念のため都心は避けて武蔵野線でぐるりと東側に回り金町駅下車。エアコンこそがヤバい疫病騒ぎ、それが不要な時期にようやく帰省出来た。事情があって毎月来たかったのに、我慢を重ねて8ヶ月ぶりである。

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Fujiice「秋の乗り放題パス」は秋の青春18きっぷと云われるが連続する三日間有効という制約がある。日曜もガラガラの列車を求めて千葉県を旅しよう。総武本線の八街(やちまた)で途中下車し、富士アイス…って休業日かぁ。山梨長野岐阜でお馴染みのじまん焼きがここでも食えるんだって確かめたかったのに、また今度。

成東駅から空港第2旅客ターミナルまでは路線バスを利用する。尤も現状で空港を利用する人はおらず、他の客4人は成田ジャスコが目当てのようだ。バスを降りて1タミまで小走り、ここは知らなかったら迷う道だろう。成田空港駅からまたJR、これで成田線の未乗区間は解消だ。さらに我孫子まで乗り、ホームの弥生軒で唐揚げそばを頂く。昔から評判の店だが、通過しかしたことなかったから初めて。

Tega霧雨模様ながら手賀沼沿いにジョギングを開始する。手賀沼を見るのも初めてだし、かつてここにディズニーランド建設計画があったことを最近知り、もし完成していたらどんなだったろうと想像しながら走る。南岸はコースが広くて気持ち良くスピードも乗るが、賢い自転車乗りに比べてランナーは左側通行で統一しきれておらず、度々チキンレースになるのが難。てんでバラバラな諏訪湖ランナーより若干マシなくらい。

それにしても意外に距離がある。面積は諏訪湖の1/3なのに、一周は2km長い18kmある。少し足せばハーフマラソンになるんだな。水質改善はもう少し頑張って欲しいが、いつかここの大会にも出てみよう。我孫子駅に戻って、マックスコーヒーで素早く水分糖分たんぱく質を補給して強くなる。

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Raku月曜は有休。また武蔵野線で都心を避け、群馬の横川を目指す…が列車遅延情報が出ている。気が変わって川越線に乗り換え川越下車。以前も「神様はじめました」の聖地巡礼に来ているが、今回は天文学や地質学を扱ったアニメ「恋する小惑星(アステロイド)」の巡礼となる。予習不十分でたくさんはポイントを見つけられないが、ベーカリー楽楽のパンくらいは押さえておく。

八高線を経由し未乗だった五日市線をいちいち往復しつつ、あとは中央本線で松本への帰路。次に東京へ下れるのはいつだろう。

2/28-3/1 走って埼玉

InageyaJR特急あずさ「お先にトクだ値スペシャル」の期限が2/28までなので、金曜に有休を取って東京へ下る。八王子で乗り換え国分寺駅で下車しジョギング開始。西武線小平駅までのほんの5kmだが「ウマ娘プリティーダービー」に登場した「いなげや小平回田店」に寄るのが目的。アニメの場面のように人参を買う…訳にはいかず野菜ジュースとパンで代用。

電車で所沢駅に移動する。西武の都であり「翔んで埼玉」の主要地。所沢の街中を訪れるのは始めてで興味津々である。まず、ザ・ブルーハーツのカバー曲をふんだんに使用したアニメ「ローリング☆ガールズ」でラーメン対決のシーンに出てきた「まぼろし軒」で遅い昼食を摂る。セットのミニ牛すじ丼が塩味控えめで、ラーメンに合う。

Tamプロぺ通り、ファルマン交差点を経て航空公園へ。日本における航空発祥の地とのことで、広々とした市民憩いの場だ。このあと川越に行く予定もあったが時間が微妙なので諦め、代わりに記念館をじっくり観て行く。飛行機に詳しくなること請け合い。(ただし翌週より休館との報)

航空公園駅前のYS-11や、映画でブラザートムが誇らしげに語っていた東京航空交通管制部を回り、所沢駅に戻る。今日は良く歩いた。なるべく混雑した列車を避けるため西武新宿駅~JR飯田橋駅間も徒歩で移動しつつ、御茶ノ水で友人と会食。夜遅くに葛飾区の実家到着、アルコール消毒などやや神経を使う。

Edogawa/

土曜はプラネタリウム巡りをしたかったが、どこも閉鎖されてしまった。せいぜいジョギングで三郷方面を走る。翔んで埼玉の舞台「流山橋」を渡ると、江戸川の土手は菜の花が薫る。行き来するランナーが多く、熱くなって思いっきりぶっ放す。21km、気持ち良かった。

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Kameido日曜、テレビで東京マラソンのゴールを見届けてから実家を発ち、東武亀戸線に乗って亀戸天神をお参り。まだ受験シーズンと思うが客は疎ら。更に歩いて錦糸町の「すみだトリフォニーホール」へ。

本来は今日ここで、京都アニメーションの地元を舞台とした作品「響け!ユーフォニアム」の定演演奏会が行われる筈だった。パニックめいて何でもかんでも中止という流れに関せず開催されそうな情勢だったが、4日前の首相要請でとうとう延期が決定された。

うすうす敗色濃厚なのは判っていても大本営発表を信じ続け、最後に玉音放送で泣き崩れる…そんな気分だ。スポーツ・文化イベントばかり槍玉に上がった事は理不尽だし、そこまでやるからには「何の成果も得られませんでした!」じゃ済まされないぞ、と荒らげたくもなる。しかし最近、世の中が神経質な話題ばっかりで気が滅入り、却って抵抗力が下がるという人もいる。自分が特別に得た情報でも無い限り、新型コロナウイルスについての話題はツイートしない事にした。熱く語ったところで、誰だって自分が信じたい事しか信じず、反作用が増幅していくばかり。私としては終戦、まだ千島列島のほうで何かやってらぁ。

ユーフォ定演は延期扱いとはいえ演奏する学生さん「フレッシュマン2016」は卒業されるし、ホールの確保や声優さんたちのスケジュール合わせも困難を極めるだろう。実質中止では…と思うが、この悔しさを晴らすような奇跡を待つ事にする。

Gorin勢い両国まで歩いてから地下鉄で西葛西に移動。ここは翔んで埼玉で千葉扱いを食らっていた街。昼食にインド料理の店へ行ったらバイキング形式で、予定外に食べ過ぎた。その分カロリー消費のため葛西臨海公園へ歩き、園内をぷらぷらする。観覧車は止まっているが、家族連れで案外賑わっている。

勢い舞浜まで歩き、憧れのモノレール「ディズニーリゾートライン」に乗車。鼠園が閉鎖されてるのにしっかり6分間隔での運行、すなわちがらがら。ぐるり一周して、お台場でラブライブグッズを買って、新宿から高速バスで松本に帰る。

3月はボランティア参加に申し込んでいた春ランin信州スカイパークが中止。それとの整合のためか、上位入賞を目指していた朝日村ロゲイニングも中止になってしまった。世間じゃ「うがい手洗い大洗」なんて標語が流行ってるけど、それは当たり前として一番大切なのは抵抗力。体力重点で乗り切ろう。

1/4-5聖地めぐりのバカは走る

Hazu土曜、知多半田のホテルをチェックアウトし、名鉄河和線で終点の河和(こうわ)駅へ。知多バスに乗り換え、車窓の知多湾に朝日が昇る。「岬めぐりのバスは走る〜♪」乗客は3人、最後は自分1人で終点の師崎港(もろざきこう)に到着。羽豆岬(はずみさき)の遊歩道を散策すると、展望台からの景色は最高。半島の先端に来た感がある。

海っ子バスに乗り継ぎ、今度は伊勢湾を眺めながらの旅。また乗客1人になる区間もあったが、そこそこの乗り降りはある。それにしても料金が安い(町内160円均一、町境を越えると300円均一)。行政から相当な補助が下りているのかな。内海駅で下車し、名鉄知多新線に乗り換える。海岸から離れた何もない丘陵を高架やトンネルで抜ける、ちょっと寂しい路線だ。

知多半田を通り過ぎ、太田川駅で下車。先々月の知多半田ロゲイニングin東海市の舞台で、成績は申し分なかったが二つ心残りがある。という訳で唯一取りこぼしたコントロールポイントをジョギングで回収に行く。そう遠くもない横須賀埠頭、ここが東海市の海だ。もう一つの心残り、坂角総本舖のえびせんべいも近くの本店で購入。帰ったらたっぷり食うぜ。

Centrair尾張横須賀駅からの名鉄常滑線はさすがの混雑。終点の中部国際空港で下車し、空港内やデッキを探索。何を買うにも高いわ。で、飛行機に乗るわけじゃなく津エアポートラインという高速船で旅立つ。空港と同様、船も忍者文字の案内があるなどやたら忍者仕様だ。津なぎさまちからは歩いて津城を経由しつつ、津新町駅から近鉄線に乗る。

伊勢中川での乗り換え時に車内アナウンスを断片的にしか聞いておらず「大阪方面は右のホームから発車します」とだけ覚えて右の列車に乗ったら、名古屋方面に戻ってしまうというミス。あわてて次の駅で引き返すが「ぼーっとしすぎだろ…」とちょっと自己嫌悪になる。いや、普段の旅程が完璧過ぎるから、たまの失敗はスパイスかもね。到着が1時間遅れる、と先方にメール。

大和八木、橿原神宮前で乗り換え古市で下車。親戚の家に泊まる。

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Muko日曜は柏原駅から18きっぷ使用。梅田のヨドバシカメラで買い物を済ませ、京都方面へ。いつもは向日町で下りるところ、趣向を変えて長岡京駅で下りる。若干歩く距離が増えぎりぎりになったが、向日市天文館のプラネタリウム版planetarian、冬ロングバージョンの上映に間に合わせた。バージョン違いがあるとはいえ、もう何度観ただろう。ただ今日が最終上映日で、昼の回から満席に近い大盛況。夕方の回はもっと大変かな。

Incline向日神社にお参りし、東向日駅から阪急に乗って終点の京都河原町駅で下車。今日のジョギングはここから、放課後さいころ倶楽部というアニメの聖地巡礼をする。祇園巽橋、蹴上(けあげ)の「ねじりまんぽ」やインクライン、鴨川沿いに出町柳、鴨川デルタの飛び石を渡るなど、京都観光に疎い自分には新鮮な旅路だった。今出川駅から地下鉄で京都駅に移動し、18きっぷに復帰する。

ただし中津川から塩尻までは各駅停車が苦行すぎるので、別料金で特急に乗る。明日からの仕事を考えると、つい弱気になってしまう歳なんだ。ともあれ連日、短距離ながらジョギング移動を取り入れつつ東へ西へ、自分らしい年末年始休みを満喫できたと思う。

2019/12/31-2020/1/1 コミケなる劣情の誇り

Daiba年末年始と言えば九州や北海道を旅することも多いが、今年は実家に帰る。ただ帰省して終わるものではない。

と言うわけで大晦日、青春18きっぷとりんかい線でお台場の地に降り立つ。ラブライブ虹ヶ咲編の聖地巡礼で来たのだが、折しもコミックマーケットなるイベントが開催中。お泊まり荷物が多くて保安検査が面倒なので諦めかけたが、首尾よく空いてる駅ロッカーを見つけたので預け、企業ブースだけ入場してみる。うわあい、コミケ初めて! なるほどこんな感じで物を売ってるんだなーとだんだん解ってきたが、キャラは違えどクリアファイル、キーホルダー、アクリルスタンド、タオルや枕...なんだか似たような物ばっかり。戦利品は放課後さいころ倶楽部のキーチェーンひとつのみとした。

Big同人サークルスペースの、あのビッグサイトスゴイデカイビルは皆ずらずら帰る時間だし、その様子だけ眺めて帰る。いつかちゃんと「参戦」したいものだ。夜は紅白歌合戦を最初の一曲だけ観てさっさと寝る。

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元日は実家でごろごろ。せめて近所の水元公園をジョギングで回り、隣接する香取神社で初詣とする。昨日とうってかわって風が穏やか。

11/9-10 東海道四十三コントロール

元々この土曜は響けユーフォニアム定期演奏会のチケットを申し込んでいた。合わせて参加できるイベントが京都か名古屋あたりにないか?と探して、日曜の知多半島ロゲイニングにエントリー。ユーフォはあえなく落選したので予定変更を余儀なくする。土曜は一年ぶりに沼津を聖地巡礼しよう。

Enoo松本からJR身延線を経由し、東海道線の吉原へ。ずっと憧れていた岳南電車に、硬券を買って乗り込む。車窓に工場群や住宅街そして富士山を映しながら、またゴング式の踏切音を聞きながら終点の岳南江尾(えのお)駅で下車。

おもむろにジョギングを開始し、愛鷹山麓の美味しそうな茶畑の坂をがんがん登っていくと、新東名高速道路の駿河湾沼津サービスエリアに登頂する。まず上り線に侵入し、ラブライブプレミアムショップへ。知人に頼まれていた分も含めン千円のお布施をする。下り線にも侵入し、モッフル店を発見したので抹茶味を頂く。家庭用は昔よく食ったが、店舗のは初めて。懐かしい食感。

NeopasaJR原駅に下山してジョギング終了、12kmくらい。電車で沼津駅に移動する。帰ってきたー!って感じがする。もう脚は使いたくないので近くを散策する程度にし、大黒屋では映画にも出てきた今川焼を頂く。気分はすっかり海道一の弓取り、さあ桶狭間に攻め込むでおじゃる。

やば珈琲店で一休みし、ヌーマーズでCD、駅ビル水口園で静岡茶を買って電車で三島へ。新幹線こだまで一気に三河安城までワープし、大府連合首長国で武豊線に乗り換える。今日の目的地は半田駅から少し歩いた町外れにある、サンポートという安ホテル。途中でシキシマという食堂を見つけ、とんかつを注文。旨いなぁ、ソースが旨い。これは思い出の味になる。

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Gate日曜も天気晴朗なれど風が冷たい朝。セルフ管理メントがなっておらず喉が痛いが、走れなくもないだろう。知多半田から名鉄で太田川に移動する。京急蒲田めいた要塞駅で、3階ホームから今日の戦場となるテレインを一望する。地名は大田町で、大会プログラムの地名表記は誤っているが太と大の間違いは良くあること。駅前の大屋根広場が「知多半島ロゲイニングin鉄とランのまち東海市」の会場。大規模な鉄鋼工場群が市の安定財源であり、洋らんの栽培も盛んらしい。私の母の旧姓(百合草)は知多半島由来だが、東海市を訪れるのは全くの初めて(韓国の東海市ならやたら歩いたことがある)。ロゲの長野県外遠征は草津温泉以来2度目で、ソロだと初めてだ。不安と期待で胸いっぱい。

3時間の部と5時間の部、合わせて204名が一斉にスタート。ソロは5時間のみとなる。予想通り縦長のマップで、縮尺1:25000で手の平ふたつ分なら全部回れるのでは?...仮に捨てるなら西のエリアなので最後に残し、まず北に向かって走る。プランニング的には絶妙に(参加者としてはイヤらしい具合に)コントロールポイントが散らばっていて、取りこぼしが無いように進むのは難しい。正直ベストかどうか自信は無いが、加家公園を南北に分断する独自ルートで行こう。

Buddha通過証明となる写真はデジカメでも良いが、「愛ちた!ナビ」というスマホアプリ使用が推奨されているので使ってみる。フィニッシュ後の得点計算が不要になる反面、撮影時には画面を良く見て何度もタップする必要がある。僅か10秒でも積算すれば5分以上のロスになる訳で、勝負に徹するならデジカメの方が良かったかも。

聚楽園(しゅうらくえん)の大仏を見て、最北エリアへ。最高点のガスエネルギー館は工場敷地に囲まれ、人が通れる道は限られている。航空写真で事前サーチ済みなので不安なくクリア。問題は氷上姉子神社本宮で、トレイルが迷路のよう。コンパスと嗅覚めいたカンでどうにか発見する。他の参加者も苦労していた。この辺は名古屋市の辺境で、桶狭間が実際近い。

Canal長野県を水源とする愛知用水に沿って南へ戻る頃、時間が半分経過する。マップ全体をもう一度見渡すが、パーフェクトを達成できるかまだ微妙だ。美味しそうなみかん畑のアップダウンが続き、意外に景色が良い所も。整備された公園も多く、長野県と違って凍結の恐れが無いため飲料水道がたいていあるので助かる。

Suzuka製菓店でふるまいのわらび餅を頂き、終盤は南エリアへ。だいぶ走行ペースが落ちているし、コントロールをすんなりまっすぐ繋げず時間が掛かる。25番の一望スポット、ちょっと地図間違ってるよ。参加者としては疑心暗鬼に陥る恐れがある。街中は信号待ちも多くなり、結局数分不足する見通しとなった。最西端は諦めよう。通過証明とは関係ない風景写真をばかばか撮っていたり、細かいミスもいくつかあったし、もうほんの僅か走力があれば・・・とタレレバを言ってもしょうがない。何を捨てるか?がロゲの醍醐味だ。

Mapfin全44コントロール中43箇所を回り、5分余り残してフィニッシュ。走行距離は45.5kmで、やはり春季に比べると走力がガタ落ちしている。やがて表彰式が始まる。男女混合チームのトップも43箇所回っていて、経路やタイムを考えると私よりハイペースだったのでは? さて男子ソロは…愛知県の強豪が集まっていればパーフェクト当たり前でタイム勝負になっていただろうが、OMMという大会と日程が被ったらしく無事優勝、表彰台の一番上に登頂する。中村リョウタと呼ばれるが、正しくは良大(よしひろ)だ。まぁ太と大の間違いには慣れっこなので放っておく。

ぶっちゃけロゲイニングって麻雀並に運の要素があると思う。おまけに全カテゴリ総合で最高得点(1173点)の副賞も頂いた。インタビューがあり緊張するわ。全体を通して長野県内の大会とはまた違ったホスピタリティがあり、良い大会だった。知多ロゲ再挑戦もあるだろう。ツイッター相互フォローの方にも声を掛けて頂いた。

Mountain東海市で一銭も使わないのも悪いし、駅前の本屋で知多娘。グッズを買い漁る。カワイイヤッター! さよなら東海市、また来るよ。金山で地下鉄に乗り換え、負けたら罰ゲームとして訪れるつもりだった名古屋の軽食喫茶マウンテンへ。異常な甘口メニューが、実際好きなんだ。ローリング☆ガールズの聖地だし。甘口りんごスパにストロングコーヒーを付けて、ここでも無事「登頂」。

三角形を書くような鉄道ルートを終え、松本駅前に降り立つ。「ああ楽しかった!」旅とはこうあるべきなんだ。おっと、自宅玄関に帰るまでが旅だったね。これで今年のレーススケジュールは全て終了。来年は長野マラソンに申し込んでいないし白紙の状態だが、ぼちぼち考えよう。

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通過証明のCP写真などはこちら→Facebookアルバム: 知多半島ロゲイニングin鉄とランのまち東海市

2019/1/1 あくせくスカイアクセス

Karipassおんぼろ気動車が帯広駅を出て間もなく、後方から初日の出が輝く。十勝平野は晴天なれど、峠の天気は怪しい。新得駅で石勝線が分岐し、この先の根室本線は2016年の台風被害以来バス代行となっている。元旦から運行してくれるのか? 遅延・運休の情報は無いので、思い切って乗り込む。時刻表には書いてないが途中でサホロリゾート前に停車し、1人降りて乗客は6人となった。もうすっかり雪雲の下となり、私が運転手だったら心が折れそうな凍結路面の坂道をバスは悠々と進む。かつて日本三大車窓と言われた旧線に近い所を走るので、景色にお得感がある。国道38号の狩勝峠を越えて下りの代行バスとすれ違いつつ落合駅、さらに鉄道員(ぽっぽや)のロケセットが残る幾寅駅を定刻通りに通過。かつての国鉄幹線に、もう列車がやってくることは永遠に無いのかも知れない。

Higashi本来なら廃止されていたはずの「秘境駅」東鹿越がターミナルとして機能している。ここで6人とも普通列車に乗り換え。富良野まで乗れば、JR北海道の現存路線は完乗達成! 引き続き車窓を楽しみつつ滝川で函館本線、白石で千歳線に乗り換え新千歳空港駅に到着。雪ミクスカイタウンが目を引くがあまり時間がない。自分土産にマルセイバターサンドだけ買い、LCCのチェックインや保安検査を済ます。旅慣れしているつもりでも、飛行機はまだ3回目で作法に疎い。爪切りセットをかばんに入れとくだけでツッコミ入るのかー。エネルギー効率がクルマ並に悪いのでヨイショはできないが、桁違いに安全な乗り物だとは思う。

Mukawa今日のジェットスター新千歳便は概ね定刻通りに飛んでいるようだが、熊本便は乗員不足で欠航になったらしいし油断ならない。まぁ元日くらいみんな休みたいよね。15時15分発…あれ、なかなか搭乗が開始されない。整備員が左翼エンジンの下をしきりに気にしているが大丈夫か? ようやく乗り込んでも、特殊車両が近づいてきて翼に積もった雪を溶かす作業をしている。結局17分遅れでのテイクオフとなった。急加速してさよなら北海道、満席のエアバスA320は雪雲を突き抜け天上界へ。

Narita東の窓側席を取ったので眼下には鵡川から太平洋、やがて三陸海岸が見えてくる。アホみたいに写真を撮りまくりつつ、アテンダントからジェッ太君どらやきとコーヒーを購入。あとスカイライナーバリューチケットも。駅で買うより若干安いが、改札窓口で乗車券に引き換える必要がある。仙台上空を過ぎて原発街道が見えるかな、と思ったら沖に航路を曲げやがって反対側になってしまった。でも西側は夕日が眩しくて、みなブラインドを下げている様子。間もなく高度を下げつつ着陸態勢へ。うう、上昇負荷ならぬ下降負荷で耳のつんつんが止まらない。夕闇の富士山を背景に、紆余曲折した成田空港の誘導灯が美しい。

成田での乗り換え時間は42分ある。飛行機20分以内の遅れなら想定内、しかも沖止めからのバス移動を覚悟していたらサテライト通路に直付けしてくれた。預け荷物もないし余裕っぽいが、この日のために鍛えた脚力、せっかくだから第3ターミナルからの連絡歩道をダッシュで駆ける。もちろん通行人を驚かせない程度に…。先月試走して6分50秒かかった到着口(フードコート前)から空港第2ビル駅改札までの区間を、4分32秒で自己ベスト更新! 最後の懸念だった窓口混雑もなく、すんなりと間に合わすことができた。

Sl江戸川区や葛飾区で生まれ育った私としては、京成小岩も京成高砂も通過するスカイライナーは憎っくき憧れであった。一生に一度は乗ってみたい、その夢が今叶う。現代はスカイアクセス線経由となり、途中まで在来線最速の160km/h運転、その後も千葉県内はなかなかの高速走行が続く。東京都に入ると減速するが、高砂も青砥も通過する優越感。日暮里駅まで、あっという間だった。

帯広〜滝川〜新千歳空港で使った今日分の青春18きっぷを、日暮里からも使うという離れ業で交通費を浮かす。とは言え旅全体で5万円近く掛かったので、しばらくじっとしていたい。撮影した写真はミスショットを含め835枚…アホだ。旅行前は佐賀県に行こうかと迷ってたけど、やっぱり冬の北海道は満足度が激烈に高い。船とロープウェイ以外の様々な交通機関を楽しむことができた。終電乗り継ぎで無事に松本駅まで到着し、日付が変わるころ帰宅。

12/30-31 せんもーっ☆

30日。昨日の疲れで体調ギリギリ。ホテルのマクド無料券があるのでマフィンを頂き、少し離れたハセガワストアや土方歳三碑に寄り道しつつJR函館駅へ。朝焼けに函館山が眩しい。ハセストで買った「やきとり弁当(豚肉)」やザンギを食べ、今日も順調にカロリーオーバー。しかしウォーキングはここまで。

Moriあとは青春18きっぷで、ひたすら列車を乗り継ぐだけの旅。函館本線で北へ行こうランララン。今日の経路は全て乗ったことがある路線ばかりだが、季節や時刻が違えば車窓の趣も異なるだろう。しばらくやや混みの単行気動車だが、森駅の跨線橋から望む駒ケ岳が美しいし、運転士のかばんにかばんちゃんのキーホルダーが付いてて和む。長万部駅で時間があるので毎度の長万部温泉ホテル「大衆浴場」で入浴。黄緑がかったように見える高張性の塩泉は、日本一ぽかぽかする。

Yama“山線”に入り、2両編成の気動車は外国人客が多め。さすがにニセコや倶知安あたりは雪が本降り。除雪作業で列車に遅れが生じるが、十数分程度なら想定内。各地で運休が生じてるなか、よく運行してくれたと職員に感謝したい。小樽からは安定の電車運行。滝川〜旭川のみ特急ライラックでワープし、石北本線最終の臨時快速に間に合わせる。単行気動車に客4人…。23時過ぎ、ぐったりと北見駅に到着。以前ちほく高原鉄道に乗りに来た時と同じ、東横インに泊まる。梅昆布茶うめぇ。

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31日。お楽しみの朝食バイキングは食べ過ぎない程度にし、今日も青春18きっぷの旅。石北本線の車窓に小雪舞い、丘々の向こうに思いを馳せる。ルートや日程を決めず、自由に自転車で走り回ってみたいなあ。網走駅前を少し散歩。標高ゼロでこの寒さはさすが北海道と思う。

Okhotskいよいよ旅の目的、釧網本線に初乗車。単行の快速しれとこ摩周号で東へ向かう。観光客だけでなく生活で乗ってる人達もいるが、この路線はいつまで存続できるだろう。右手に濤沸湖・原生花園、左手には荒れ狂うオホーツクの海。長渕剛の歌を思い出す。この天気では知床連山や斜里岳は見えないが、冬らしい風情と思えば。

Kushiro

線路は南へ曲がり、釧北トンネルを抜けるとアトサヌプリ等の山々。さすが太平洋側は晴れている。網走で買っておいた帆立弁当をここで開ける。そうそうこれくらいが良いんだよ、という味とボリューム。やがて車窓は広大な釧路湿原に蛇行する川。鶴も居るしなかなかの車窓だが、出来ればもうちょっと高台から見渡したい。

根室本線に乗り換え西へ、釧路から池田にかけても初乗車。湿原や海岸など、道東らしい風景が楽しめる。ああ、日高山脈に2018年最後の夕日が沈む。まだ16時前なのに!

Obi帯広駅で下車。帯広と言えば豚丼を食べたいが、大晦日の夕方はどこも早じまい。スーパーの惣菜コーナーにあったわ。駅ビルでクランベリーのシャーベットも買って、今夜のホテルはパコ2。年越しそばが頂けたり、斜向かいにある提携ホテルの温泉「とかちの湯」入浴券が貰えたりと、サプライズなサービスがある。北海道って、凄い。

紅白歌合戦はAqoursだけ観る。今日は一年で一番早く寝る日。幸運に恵まれた年にさよなら。来年もそうでありますように。

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