3/29 五時間戦えますか(ロゲイン)
アルピコ交通上高地線に揺られながら、大学3年目のサイクリング部オリエンテーリング大会のことを思い出していた。皆に優勝候補と言われながら、3位にも入れなかった悔しさを。慢心ダメ、ゼッタイ。
松本ロゲイニング2014 Spring Stageは波田公民館を発着点として、昼の12時にスタートする。これから5時間駆けずり回って、配布された地図上の「コントロール」と呼ばれるポイントを、見本写真に倣ってなるべくたくさんデジカメに収める、ちょっと変わったランニング大会。スタート前にざっくり蛍光ペンで円状にルートを書き、それを元に進む。
ロゲイニングという単語を近年知ったが、基本はチーム戦。今回ソロの部もあるとのことで、初参加となった。オマケカテゴリとは言えエントリー39名という最多人数の激戦区、狙うは優勝である。方位磁針やGPSが無くても迷いようがない地の利と、長野マラソンに向けてノッてきている走力。これで勝てなかったらオレはダメだろうくらいの気持ちで。経験の薄さが気がかりだし、花粉症でちょっとダルいんだけど。
まず西へ渕東駅などを撮り、沈下橋である八景山橋で梓川を渡る。知っている場所ばかりでもなく、真光寺のある河岸段丘へ登る所なんかは、初めてドラクエIIのロンダルキア台地へ登る時のような興奮を覚える。極端に遠いコントロールはスルーして、東の市街地へ向かう。ビデオ撮影しているスタッフに向かって鬼怒コロンビアのポーズ。
JR大糸線島高松駅のコントロールを撮り、時刻表を見たら5分後に上り電車が来るようだ。ルール上OKだし、せっかくだからパワーバー粘土を食いつつ隣りの島内駅まで利用してみる。松本城からは南下。交通量が多い街中だが、信号パターンまで知り尽くした通勤路だし。
暑い一日、終盤はいよいよ心臓も肺も脚もキツい。今の自分にウルトラマラソンは無理じゃないか? ラストは歩くようなスピードに落としつつ、制限時間を15分余してフィニッシュ。ちょっと勿体ないが、精一杯やったことには変わりない。あとは結果を待つのみ。
地図に書かれたコントロールの番号がそのまま点数になるなんて、フィニッシュしてから知った。プログラムをちゃんと読んでいなかったのが悪いんだけど。それでもあまり不利にはならず、全43コントロール中27箇所ゲットで総得点1695点。男子ソロ1位で自分の名前が呼ばれ、小さくガッツポーズ。だが時間進行が押してて男子ソロだけインタビュー無し。はいはいオマケカテゴリオマケカテゴリ。いつか気が向いたら、走力が近い人に声を掛けてチームを組もう。チームの部で2000点近い猛者も居たし、いつかあんなふうになれるかしら。
このあと交流会もあるようだが、ぼっち参加には難易度が高そうで、申し込んでいなかった。入賞賞品のフューエルツールポーチやSTERNの焼菓子を背負って、帰りの電車に乗る。松本駅の階段が辛い。ささやかなご褒美に高橋のカツカレーを食って帰宅。
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