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11/8分 宇奈月なっとく

週末に二日かけてサイクリングする行動力が失われてる気がする。という訳でダルい土曜日だが頑張って早起きして輪行、大糸線に乗り込む。行き先は富山県の宇奈月温泉。来年3月にはフル規格の新幹線としては初めて駅名に「温泉」が付く黒部宇奈月温泉駅が開業し、大盛況となることが予想される。その前に訪れてみたかった。

Chinden北陸本線に乗り換え、朝日町の泊駅で下車。自転車を組み立てて扇状地を一路南へ。道路標識ごとに宇奈月温泉を示す平仮名の「う」が付く。う、う、う、うっうー。どこまで登っても背後には海が見える。その様子から舟見という地名が付いたのだろう。扇頂から黒部川右岸の県道328号に入ると、始めのキツい坂さえ登りきれば愛本堰堤と紅葉のいい景色。早くもお腹いっぱい。狭い道に猿が横切る。

1時間で宇奈月温泉に辿り着き、本日のサイクリングはほぼ終了。さあ、黒部峡谷鉄道の往復切符を一駅区間だけ買おう。終点まではいずれ「下の廊下」を歩く時に。…という予定だったが、ここまで来たらやっぱり終点まで欲しくなった。戻る頃には暗くなるだろうが、仕方ない。売店にある鱒の寿司は最後の一つ。これを買い込んでトロッコ列車の旅が始まる。あまり予備知識なしに来たのでまず電気機関車2両プラス客車13両、計15両編成には驚いた。ナローゲージとは言え、まるで大都会。

Kurobeオープン客車で風を受けながら、キーキーというフランジ音高らかに深い峡谷を分け入っていく。室井滋による楽しげなアナウンスが聞こえづらいのが難点かな。本来降りる予定だった黒薙駅を過ぎたら、写真撮影の手は緩めて鱒の寿司を頂く。ん〜ベタな観光旅行だ。ダム湖は青白く、紅葉は終盤だがまだまだ美しく、遠くの山は雪化粧。また発電所ごとにトロッコの引込線があるのが面白い。

Meiken1時間22分で欅平駅に終着。ここから先は関西電力専用鉄道となる。帰りの電車まで2時間弱の余裕を作ったので、ゆっくり散策しよう…いや、なるべくたくさん見たいから、つい小走りしちゃう性。猿飛峡を見て、川原展望台を見て、奥鐘橋、人喰岩、名剣橋、そして名剣温泉に入る。ごった返す駅周辺に比べれば静かで、露天風呂には自分ともう一名。秘境の秘湯という雰囲気を存分に味わった。

復路の「上り」列車もオープン。つい写真ばっか撮ってしまう下りに比べればゆっくりと景色を堪能できるのだが、いかんせん寒い。ダウンのベストとジャケットを重ね着してしのぐ。そろそろ夜景が始まる宇奈月に着くと、みな口々に「寒かった〜…」「さぁ温泉温泉」と言っている。自分も食堂でカツ丼を食ってから温泉会館で体を温める。極楽極楽。

Aimotoかったるいので宿泊は街の小公園でもいいのだが、今回はお行儀よくキャンプ場を目指す。富山地方鉄道沿いに扇頂まで戻って、入善町の墓ノ木自然公園が無料のキャンプ場。墓ノ木っていう名前がイカす。真っ暗森の中だしヒト気ないし。

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