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7/6-14 恋のアルファ6700

α6700を買った。α6000シリーズに、ソニーの勝負ナンバーである7が付いている。

A6700サイクリングやジョギングのお供に、高級コンデジと云われたキヤノンG9Xシリーズを相当酷使して来て、昨秋とうとうセンサー周りに傷が入った。買い替えようにも、1インチセンサー程度のデジカメはスマートフォンの進化に食われて壊滅状態。市場に生きながらえていたG7Xシリーズもディスコンとなり、却ってプレミア価格となっている。仕方なく、一昔前に父用に買っておきながら殆ど使われていなかったG15をピンチヒッターとして登用して半年余。画質的にも退化しているのだから、いよいよ我慢ならなくなった。

いっそ、レンズ交換式カメラにステップアップしよう。さすがにフルサイズセンサーはシステムが大きくなり過ぎてサイクリングにも持ち出せないから、APS-Cかマイクロフォーサーズが良い。バッグからさっと取り出すために、一眼レフめいたペンタ部(上部の出っ張り)が無いシュッとしたデザインが良い。今どきmicroUSBは論外でType-Cに限る。経験上水没故障が多かったので防滴仕様が良い。

Ageha・・・それらの条件を全て満たすのはα6700しか無い。ソニーAPS-C機のフラグシップを謳うだけあって高額で、しばらく躊躇っていたが恋しくなる一方だ。かつてのセガファン、アンチソニーゆえの逆張りで株主特典クーポンを所有しており、初めてそれを活用してみようと思った。誕生月マグカップが貰える7月となり、東京銀座のソニーストアに駆け込み「これください」。高倍率ズームレンズ(18-135mm)キットに、単焦点パンケーキレンズ(20mm)とモニター保護シートくらいは付けて合計25万円ちょっと。(焦点距離は1.5倍すればフルサイズ換算となる。)

各所レビューではめちゃくちゃコンパクトなどと云われているが、とんでもなくゴツい。パンケーキを付けても総重量500gを超えるので、ジョギングには無理がありそう。レンズを交換するという体験は初めてで、素直に嬉しい。ともかく近所の水元公園デビューだ。毎朝毎夕ここを通る度に大勢のカメラ趣味人が徘徊しており、それをずっと羨望の眼差しで見ていたのだ。蓮や睡蓮が見頃で、カメラの説明書など読まないまま適当に撮り回ってみる。ぱきっとした解像感、自然なグラデーション、適度なボケ味による立体感、色滲みの無さなど、スマホ写真とは別物の画質が感じられる。

Nishino基本的にはズームレンズが便利だが、街を散歩しながら適当に撮るならパンケーキが楽。食べ物もぐっと美味しそうに写る。AI技術を使ったオートフォーカスとか最新鋭の機能はまだ良く解らない。動画性能も相当高いらしいが、ファイルサイズが心配でまだあまり撮る気がしない。ファイルサイズと言えば昔ながらのJPEG形式の他に、高画質なのに軽量であるHEIF形式で記録出来るのは素晴らしいが、Macではほぼシームレスに扱えるもののiPadでは表示に癖があり、手持ちのandroidスマホでは取り込むことさえ出来ないのが残念。RAW?…使いこなすのは相当先の話だな。

メカ的には、コンデジでズームレバーのある位置が電源スイッチとなっておりなかなか慣れないし、しかも華奢な作りで注意が必要だ。心配点はそれくらいで、握り易いグリップなど想定以上に気に入った。ソフト的には「直感的なインターフェイス」と呼ぶにはちょっと足りないが、悪くはない。そういえば防滴に拘ったわりにレンズがそうでないので、近々ソニーGシリーズの広角ズーム(10-20mm)が生えるであろう。合計すると去年のクラシックギター購入に匹敵する大散財となってしまった。

Ginza欲を言えば鳥やスポーツに適した超高倍率ズームレンズや、星景に適した広角大口径単焦点レンズなんかも…などと切りがない。一旦は3本(予定)でいろいろ試して経験を積もう。カメラ趣味は下手にのめり込むと「自分が自分の世界の主人公ではなくなる」危険がある。あくまで被写体を理解する、知への入口くらいに考えておこう。とにかくこれを持って早く旅に出たいなぁ。

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むらよしギムナシオン(参戦記)に去年11月の信州須坂ロゲイニング(3時間チーム)を追加。そうだ反省ラン行かなきゃ…。

6-29-7/1 凍るド美ヶ原

Wear土曜、特急あずさで昼過ぎの松本駅に降り立ち、小径自転車カラクルSを組む。ツールド美ヶ原の受付へ駆け付けて乗鞍仲間のIさんKさんと落ち合い、「乗鞍連盟」のサイクルウェア上下を受け取る。チーム員に関連するロゴが随所に配されており、CARACLEの文字もある。明日はこれを着て走ろう。

出店は随分少なくなった印象で、せいぜいジェラートを食べるくらい。急坂を避けて三才山集落経由で美鈴湖畔に登り、カフェピラータさんに到着。だべったりツールドフランスを観たり食事を頂いたりギターを弾かせて貰ったりして、そのまま雑魚寝。寝袋は持参してきた。

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Drum日曜。フィニッシュ地点で受け取る荷物は前日預けとなっており、当日朝は自分の出走時刻までゆっくりしてて良い。とは言えチャンピオンクラスがスタートする頃、ぼちぼち山を下りる。ここ数年は疫病騒ぎがあったり私の転居があったりで、「ここがホームコース」のつもりが5年ぶりの参戦となったツールド美ヶ原。フルコース開催では7年ぶりとなるが、それでもイベント別では自己最多17回目の出走となる。やっと帰ってきた…。

練習状況から目標タイムは1:30‘と見込んでいたが、数日前に寝返りが打てなくなるくらい腰を痛めてしまった。慣れない筋トレなんてするからいけない。痛みは引いたものの「目標は完走」に切り替えて、伸縮式ハンドルを高めに設定するなどタイムより安全衛生重点な。サービスのアミノバイタル🟥🟦を頂き、8時05分の男子46〜50歳クラススタートを迎える。

Start天候は雨の気配がする曇り。気温が低くて条件は良い。序盤の名物激坂は何とか蛇行せずに乗り切り、呼吸と折り合いをつけながら美鈴湖畔へ。沿道の熱い応援が嬉しい。1CP21’44”。ここから同時スタートのライバル数名が定まっていく流れが、昔のままで懐かしい。ただ、やはり今回は腰痛の到来が早い。頻繁に伸びをしないといけないし、長い登坂に慣れてないから出力(呼吸の荒さ)に波があってなかなか安定しないのも悩ましい。2CP40’33”。

リカンベント以外では小径車をあまり見かけないが、カラクルcozを見つけて頑張れと声を掛ける。またEバイク部門が最終スタートから異音を立ててどんどん抜いてくる中盤戦。1速より軽いギアが欲しかったのかシフトをミスってフロント脱チェンを起こし、足を付いてしまった。すぐに立て直してライバル集団に復帰する。標高が上がってくると、涼しいと言うよりちょっと寒いな。3CP1:17’22“、ボトル塩水で足りていて給水は受け取らず。

Finish腰痛坂をクリアして、思い出の丘からいよいよハイスピードバトル区間。冷たい雨が降ってくるし強い向かい風がライダーを苦しめる。二つある下り坂は小径車じゃ怖いよなーと考えていたが、この風ではどうせスピードが乗らない。それより深い霧も相まって、周囲のロードバイクの方が大幅に減速している。まさかここで小径車の方がゴボウ抜き、という奇妙な展開となった。ここはホームコース、目を瞑っても走れるわ(大袈裟)。

霧に見え隠れするレンゲツツジを横目に、最後の全力もがき…これがツールド美ヶ原だ。FINISH1:32’47”、無事に走り切れて良かった! 順位は上位1/3ほど。荒ぶった呼吸を整えながらカヴェンディッシュ(バナナ)とアミノバイタル🟨を頂き、荷物を受け取って急いで着込む。それでも時折の暴風雨が容赦なく体温を奪い、とても写真を撮り回る余裕などない。年々パワーアップして少し先にフィニッシュしていたIさんとさっさと下山待機列へ移動するが、ここでの待ち時間がやたら長く感じてしまう。集団遭難めいた光景に思わず「隊長、あの木に見覚えがあります!」…。

Pirataようやく下山の順番が来る。例年は煩わしい二ヶ所の登り返しも、脚を回せば少しは温まるのだから今回は有り難い。武石峠まで下りてしまえば風雨は止み、心配していたほどの絶叫下山にはならなかった。今年もカフェピラータさんのトマトスープ振る舞いがあり、みんなで命拾いする。スタート会場まで戻って完走証、菓子類ときのこスープを頂きイベントは終了。表彰式などは廃されたが、それでも充分にホスピタリティの高さを感じた。

Diorama・・・さて、明日は休みじゃグフフ。という訳で浅間温泉の宿を予約してあるが、チェックイン時刻まで暇だ。ホテルのロビーもいつまで居られるわけもない。時折の雨が悩ましいが中心市街地に下りて、レース参加者用の招待券で松本市立博物館に入館する。移転リニューアル後は初めてで、目玉展示の「城下町全部再現しちゃいましたジオラマ」?が素晴らしい。様々な町人のドラマまで小さく目に浮かぶようで、しかも今の見知った街並みと脳内で対比出来るから、ずーっと眺めていられる。せっかくだから他の展示がもっとジオラマと興味関心を増幅し合うような仕組みに改善できないかな。

伊東園ホテル浅間の湯にチェックイン。今日まで使える値引券があったので夕食バイキングも付けた。あまり旨くはないが、過ぎた贅沢である。お酒飲み放題も、私にはワイン一杯が精一杯。

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Obasute月曜、朝風呂とバイキング朝食を済ませてチェックアウト。安曇野の気になる店を巡る予定だったが、本降りの雨でとても走る気がしない。レース仕様のため色々外して来たが、つくづくCfa気候の日本において泥除けのない自転車は欠陥品だと思う。バス輪行で松本駅へ。

天気予報によれば、千曲市の方がマシ。篠ノ井線の長野行きに乗って姨捨駅で下車する。小雨が残っているが、自転車を組み走り出して間もなく止んでくれた。目的は、平日しか開いてないであろう千曲市役所内にある、アニメTurkey!祭壇。じっくりと制作が進んでいるようで、来年?の放送が楽しみである。

Jitensha昼食はcafe自転車屋さんで。去年のチクマサイクリングクエストでスタッフ仲間だった。諸事情で今年はロゲイニング形式ではなく、以前のスタンプラリー形式に戻すようだ。それにしても、美味しいものは美味しいな!

しなの鉄道屋代駅で輪行し、上田から新幹線で東京に下る。平日の夕刻に通勤電車は避けたくて、上野駅から自走で帰宅。昨日体が芯から凍っていたのが嘘のように、酷暑の時季である。

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