6月15日 赤いグラブ
朝練を習慣化、の野望は疲労感と降雨でついえた。難しいもんだな。雨がほぼ止んだスキに銀行巡りや日用品の買い物を済ませ、某ハンバーガーショップでパオチキンを食べる。したらまた本降りになってしまった。傘がないので止むまでボケボケと待つ。
ウチに帰って、チャリの整備をちょっとだけやってみる。気分が乗って来たので、汚れを磨いたり、異音のする箇所を分解して直してみたりする。というかよくよく調べると、こんなにも破損箇所だらけのチャリンコになっているとは思わなかった。先代の同型チャリの部品も利用して、オーバーホールを施した気分。
気がついたらもう夕方6時。せっかくサイクリング用の赤いグラブを新調したところだし、近場で楽な稲倉峠へ向かう。で、登り始めて気がついた。「ここって先日、熊の足跡のあった場所じゃないか!」・・・昼間ならともかく、夕闇に特攻む場所じゃない。かといって引き下がる訳にもいかず、携帯電話のミュージックプレイヤーをガンガン鳴らす。滅多に使わない機能だが、メモリにはRie fu1曲とCECIL数曲が残っていた。音楽を聴きながらチャリを漕ぐのはいい気分だが、森を見上げるとそこに熊が居るんじゃないかと不安になり、ブルブル震えながら峠に達した。
さて、どっちに下りる??
しばらく葛藤した後、足跡の目撃箇所を避けてそのまま向こう側に下りることにした。が、その時である! 「ガサガサッ」…おいおい勘弁してくれよ、茂みに何か居る。鳥肌を立てながら、来た道を引き返すことにした。ベルを鳴らしたり、音楽に合わせて歌ったりしながら。女声にキーが合わないが・・・。たいした距離じゃないのに、人里の有り難みをたっぷり味わう羽目になった。
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