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7月20日 コスモ豊丸

昨夜就寝前に、紙資源ゴミを整理していたら愛・地球博の広告を目にした。そうだ、万博に行こう。ケータイの待受けも長らくキッコロモリゾーにしてるし。
思い立ったら吉日作戦。寝冷えで体調が変だが、資源ゴミを出してから始発に乗り込む。ラッキーな事に今日から青春18きっぷが解禁である。博覧会と言えば20年前の筑波万博を思い出す。科学少年だった私は集めうる限りの情報を集め綿密な計画を立てていたものだが、今回はほとんど知識なし。どうせ計画通りには行かないんだ、行けば何とかなるだろう。
車窓に「寝覚の床」を眺めつつ鈍行を乗り継ぎ3時間半、万博八草駅で下車。4月にリニモだけは乗車経験があるので、今回は歩いて瀬戸会場からゲートイン。パビリオン云々にあまり興味は無いが、NHKが宣伝してるスーパーハイビジョンってのは見てみたい。ともかく今日の目的は、ひたすら歩き回って人ゴミの写真を撮りまくる事だ。

seto←見ろ!人がゴ(略)・・・ってほどは混雑してないな。しかしそれでも人気企業パビリオンは2時間待ち、いや200分待ちとか。どんな特殊な訓練を受けたらそんなに待てるのだろう。なんて思いつつ、何かの整理券をゲット。寝覚の床、もとい「めざめの方舟」15時からだって。ああそういえばこれも見てみたかった。あとゴンドラに乗り合わせた人の話では、今日は雅子さまがご来場あそばせておられるらしい。
スーパーハイビジョン目指して地図の真ん中あたりに行ったら、ここでも整理券を配っていた。「オレンジホール」?…11時50分から。どうやら当たりらしい。割と首尾よく中に入る事が出来た。
4320本の走査線と22.2chのスピーカーは、多分世界一のシアターと言えるだろう。ホールが暗くなって騒ぎ出す子供が居たが、まさに文字通り「泣く子も黙る」展開となった。富士山をメインに、美ヶ原から眺める月や黒部ダムの放水も含めて、立体映像よりもずっとリアルな体験がそこにある。映像は現実には敵わないと信じていたのに、分からなくなったぞ。しかしこれを見てしまうと、安物プロジェクターでホームシアターを…というのがバカらしくなる。むちゃくちゃお金を貯めて、スーパーハイビジョンを買いましょう。
オマケで冷凍マンモスの展示が見られたが、…え、これ?

veloあとはテキトーにふらふらしよう。フミヤの「大地の塔」でも見ようと思ったら、ご来賓がいらっしゃるとかで目前で閉め切られた。ま〜〜しゃ〜〜こ〜〜!…
気を取り直してエジプト館に入る。筑波万博の時、最先端技術であった立体映像のパビリオンが混んでてどうしても見られず、「空いてるから」と入ったエジプト館が小学生の私にはとてもつまらなく感じた。万博顛末記のマンガを描いてそれもネタにした。…なんて過去を忘れていた。さて今の私には、まぁこんなものかなと。

有り難くもない森林ゾーンに入り「サツキとメイの家」遠望などひたすら歩くが、暑くて脱水との闘い。昼食はカロリーメイト。15時になり「めざめの方舟」を見る。いかにも押井守監督らしいモノだったが、物足りなさもあり。
最後に「やっぱ万博と言えば立体映像でしょ」と思って超電導リニア館に寄る。筑波万博にも浮上式リニアモーターカーはあったけど、未だに実用化の目処は立たない。それでもこうやって「輝かしい未来」として古い技術で紹介するあたり、郷愁というか哀愁というか。

寝不足でバタンキューなので、終電まで粘ったりせずこれにて退散。手元に残ったのは4回分余った18きっぷである。

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