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8月7日 雷撃作戦

西の空から積乱雲が迫る。しかし足首が痛いからジョギングするわけにもいかず、チャリで山に向かう。遠くから轟く雷鳴。あれが来る前に山を登って降りないと、最近は「意外な場所で落雷に遭った」というニュースが多いから…。これは、北の方の国が電撃作戦を仕掛けて来た時に本気で逃げるための、命がけのトレーニングとして最高のシチュエーションである。浅間の激坂を登る足に力がこもる。少しでも気が緩むと、ズゥゥゥン!という響きが近づいてくる。
無事美鈴湖まで登り、これ以上は危険なので三才山集落に降りる。そこからまた軽く谷沿いを一登り。あとは何事もなく、だらだら下りを帰るだけである。
…が、セブンイレブン洞店前の歩道に財布が落ちている!?とりあえず拾う。一見して、保険証と通帳が入っている。これは大変だ、迅速に交番に届けないと。ここから一番近いのはどこだっけ?田舎だからなかなか無い。まず岡田の駐在所に行くが、日曜なのでお休み。次に近い浅間温泉の交番に行ったら、パトロール中で不在。ちょっとイラついてきたぞ。んで、自宅近くの旭の交番でようやくマッポに会えた。
find-doc「財布拾ったんスけど」「じゃあ書類かきますんで時間いいですか」こんな調子で中身を改め、ちょっとびっくりした。所有者は、ことえりでも一発変換できるほど有名な美術館の理事長であった。成金じゃなくて本物のセレブだ。入ってた現金は千円なので報労金を貰ってもしょうがないが(その為に拾ったわけじゃないし)、お礼の電話が掛かってくるらしいのでこっちが緊張しそうだ。
マッポから解放され、うちに帰るとスコールがやってきた。

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