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9/18 自分はどこにか、稔る田

久々にテレビ受像機を観る。ローカル局で先月の“全日本マウンテンサイクリングin乗鞍”を編集した番組をやっていた。自分はどこに? ざっと観た感じでは見付からず、また知人も映っておらず残念。しかしチャンピオンクラスや女子トップクラスの闘いは胸を打つものがある。もし自分に来年があるなら、今年よりもっといい走りがしたい!…そう思わずにはいられない。

しかし次の目標は大町アルプスマラソンだ。風の強い中、あづみ野自転車道へジョギングに出る。走りながらiPod shuffleで甲本ヒロトの歌声を聴いていると、つくづくこの世で一番大切なのは生きている実感なのだと思う。次に大切なのは自分を大切にすること、人を大切にすることだろうか。「愛」と置き換えてもいい。
翻って今の自分は、走っている間はちょっと気分が良いものの、だいたいの時間は眼が死んでるし、明らかに自暴自棄だし、誰が悪い訳でもないのに不信は年々強まるばかり。そんなヒン曲がった性格が顔の形までヒン曲げてしまう前に、何とかしなきゃだわ。そう焦れば焦るほど、変な夢を見るようになる。精神敗者の性だ。

何てことを考えるのはいよいよ首が回らなくなってきているせいで、するってえと一番大切なものはお金なのか。最悪の結論に達する前に思考停止しておこう。「人生に必要なものは少々のお金」と、どっかの保険会社の宣伝文句でお茶を濁す。ほら、足下を見ればツチノコが居る。蛇の赤ちゃんだったが。

堀金の道の駅で折り返し、平瀬橋まで戻ってきた。しまなみ海道ばりの斜張橋である。“多々羅鳴き龍”を思い出して手を叩いてみた。パンッ・・・・・・・・・。ここには龍は宿っていないみたい。
単に平地ばかり走行していても大町アルプスマラソンは攻略できないので、松本トンネル料金所脇のつづら坂を登る。みるみる安曇野が眼下に広がる。道路脇にはアマチュアカメラマンが三脚を夕陽に向けて構えている。
標高差200m近くアップして峠を越えると、視界が黄色に染まってきた。虚弱児だった頃に見た色調に似ているが、今日は貧血ではなく、夕焼けの妙と稔る田がそうしている。
Yellowsky 時とともに、天変地異の前触れじゃないかって身震いするほどの、見事な夕焼けに覆われた。天変地異というより台風13号の影響だろうけど。さっき見かけたオヤジは、狂喜乱舞したい気持ちを抑えてレリーズしまっくっていることだろう。私も26.4kmを走り終えて、遅ればせながらカメラをベランダに持って行った。

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