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3/6 TRAFFIC WAR IS OVER!

今日も平和に仕事が終わったぞと上機嫌で帰路を歩いていたら、
 グシャッー!
クルマに10m以上も撥ね飛ばされた人が左手の路上に倒れているではないか。こういう場合は安全の確保と応急処置が最優先事項なのは知っているが、どこの骨が折れているとも解らぬ状態でどう触れていいのか判らない。大丈夫ですかなどと訊くのも野暮ってほどの瀕死なのは確かなので、情けないけど救急隊に丸投げするしかなかった。記憶時間によれば事故発生から十秒足らず、慌てて自分のケータイを取り出し119番通報をする。「救急お願いします!」
怪我人の状態を聞かれ改めて良く見ると頭から血が流れ出している。そのやり取りを聴いて止血してくれる人も現れ、交通整理してくれる人も現れた。電話の最後に「当事者から警察に連絡させるように」と言われたが、加害者の方も動転していてプッシュボタンを押せない状態。代わりに私が1→1→0→通話と操作して渡した。地味な感じの、どう見ても善良そうな人だ。あとはさらに遠くの路面に吹っ飛ばされている被害者のケータイを回収して私の役目は終了し、野次馬の群れに下る。幸せそうなプリクラの写真がぺたぺた貼ってあるそのケータイはバラバラに壊れていた。
消防署が比較的近かったので救急車は早く来た。漏れ聞こえてくる目撃者の証言によればクルマが赤信号で突っ込んだとのこと。飲食店娯楽店の看板がうるさい魔の交差点なので見落とすこともあるのだろう。一瞬にして生活が暗転した被害者・加害者、または彼女らを大切にしている人々の気持ちまで思うと、悲しくてやりきれない。

Jikokiji 翌日、職場に県警が乗り込んで来て呼び出しを食らった。不謹慎ながらこういう非日常は大歓迎だ。何でも加害者が自分は青信号で渡ったと主張し始めたらしく、なるべく多くの情報を集めている段階。しかし不覚にも私は事故の瞬間を見ていないし信号の状態も記憶にないので聴取はすぐに終わってしまった。
被害者は意識が回復したとの報も受けた。新聞に“意識不明の重体”とまで書かれれば大抵は助からないものだが、一命は取り留めて良かった。あとは一日も早い完全回復を祈るしかない。

自分が歩行者・自転車・自動車どの交通手段であろうとも、青信号だからこそ注意すべき点もあることを再確認しつつ交通共存を推進したいものである。

ジョギングは夜。昨日今日の出来事に頭を支配されながら走っていたらずいぶん変則的なルートになったが、松本市北部を約15kmの迷走だった。

コメント

なんという非日常!

できればでくわしたくないはですね。
自分も先日バイクと車の接触事故の場に居合わせましたが
当事者でも無いのにあの気まずい感じは嫌ですね。
何はともあれ適切な対応お疲れ様でした。

話は全然変わりますが
一万四千円って言うと野○山ですか?(一応伏せ字でw)

いえ、事故対応については通報を拙速気味なくらい急いだこと以外は
グダグダで、反省点が多く残りました。
■遠慮せずに初めから怪我人の状態をもっと良く観察して応急処置をし
 通報は他の人に任せるべきだったこと、
■周囲の状況を記憶出来るくらい把握すべきだったこと、
■電話で消防署への現場の伝達がしどろもどろだったこと、
■加害者情報も万一の逃走に備えて眼に入れておくべきだったこと、
■そもそもあまり面倒な事には関わりたくないという気持ちがあったこと、
■通報以外は周りの“大人”が全部やってくれると甘えていたこと、
などなどです。次こそはもっと冷静に適切な対応をするぞ…いや次は
あって欲しくないですが。

別件
そうです野比山です!(え
パンフのタダノブさんの写真すぐに分かりました。めちゃくちゃバッチリの
ベストショットですねー。羨ましいです。
とりあえずエントリーだけしておき、今は対策とかあまり考えずに、
まずは長野マラソンに集中して取り組みますが。

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