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7/23 お鉢めぐりの バカは走る

Kanadorii 寒さで目が覚めた。さすが富士吉田市、標高が松本より高い。カロメを2箱食い、テントを畳んでこんな虫の多い公園をさっさとずらかる。南に富士山がくっきり見える。ホントにあんな果てしない山頂まで登れるものなのか、ビビるばかり。今まで登った一番高い山って乗鞍とか立山くらいなんだよなぁ。

当日受付もあって賑やかな市役所。裏手にチャリを駐め、サプリ摂取や荷物預け、ウォーミングアップ、トイレを済ませるともう並び始めている時間。自分は実績不十分でBブロックだ。いつの間にか、すぐ喉が渇くような暑さ。もはやレトロチックなほど威勢の良い宣誓があって、7時スタート。

序盤は舗装路の登り。馬返しまでにおよその順位が決まってしまうから、押せ押せで。去年より5分早く通過し、この先の登山道も渋滞にハマらず快適になった。どのみちほぼ歩きになるけど。

9goume 五合目が1時間51分余。去年は荒天打切でこの先に進めなかったから、晴れてるのが嬉しい。しかし大袈裟に言えば一歩進んで半歩戻るような砂礫で登りにくくなるし、スバルラインからやって来るイッピも多い。また岩を掴むような急坂も。いよいよ空気が薄くなってすぐバテるし、周りはAブロックナンバーの上級坂馬鹿ばかりだから、無理に追い抜きをかける必要もないだろう。甘ったれて流れに乗り、給水や手持ちのパワージェルなどはしっかり採りながら、いつしか九合目。

ボサッとしてる間にもうゴール直前だし。しまった、楽をしすぎたか。3時間41分06秒でフィニッシュし、とりあえず完走が困難と云われる大会で記録を残せたことに、喜びのガッツポーズ。

3776 しかし自分の登山は吉田口山頂で終わるものではない。「一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」と云われる富士。一生に一度かも知れないこの機会に3776mの剣ヶ峯まで行ってみたいではないか。レースが3:45以内で済めば「お鉢巡り」をするつもりでいたからOK。半駆け足で時計回りし、ついに最高峰に到達。よっ、日本一! 下界はほぼ白い雲に隠れているが空は青く澄み、泳いで行きたくなる。火口だけでも雄大な景観で、3700m以上での空中散歩が楽しくてしょうがない。気温も持参コンビニ合羽とか要らないほど穏やかで、風が天国のように心地良い。ただしちょっと頭が痛い。

Yoshidaguchi 一周を終え日焼け止めを塗ったくっているうちに、ゴール地点は制限の4時間30分が近付く。大歓声に包まれる、レース最大のドラマの刻。それが終わると、ぞろぞろと五合目までの自力下山へ。バンダナで口を覆い、砂走りを気持ち良く駆け降りてゆく。ずーっとやってるとくたびれてくるが。1時間で降り切り、おにぎり弁当を受け取る。トイレとか我慢してたので、結局山ではお金を使わなかった。

五合目のシャトルバス乗り場が今年はやたら遠い。ともかくこれでスバルラインを下り、市役所に戻る。あまりに暑くてサービスの吉田うどんが不人気だが、3杯頂く。山頂コース出場の切符をかけて五合目コース参加者が大幅に増えた分、たくさん用意してくれたのだろう。

完走賞のTシャツを貰い、表彰式もそこそこにチャリで退散。ふじやま温泉で汗、よりも砂を洗い流す。あとは河口湖駅まで走って輪行、フジサン特急に乗り込み、大月からは18きっぷで松本。
これで執行猶予は終わりだけど、せめて18きっぷを使い切るまでは。

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