8/29 二日酔いでも寝ぼけていても タイムレコーダ無音で通過
少量の酒でツブれ、夜は良く寝た。二日酔いで頭がズキズキするが、レースまでには治るだろう。ご飯を3杯食って、絶好の晴天に恵まれたマウンテンサイクリングin乗鞍へ。kinottyさんや去年会ったN君、そして懐かしの後輩I君にも会い、号砲の8時10分が近づく。今日ばかりはスタート順がロードレーサーの部としては最終組であることが有り難かったが、それでも頭痛は収まらない。最近の生活の乱れが、二日酔いの遠因になっているのだろうか。途中棄権の不安を抱えたままスタートした。
「とにかく目指すは自己ベスト」と序盤は飛ばし、「やっぱりダメだ」と去年並みのペースに落として第1チェックポイントを通過。このレースでは初めて給水を受け取る。しかし息が吸い込めなくなる現象が頻発するようになり、中間地点でついに大失速。『うるさいくらいの呼吸で、本来持久系の脚に過度に酸素を送り込む。』これによってヒルクライムでのパフォーマンスを得るタイプなのに、肺が故障してはどうにもならない。それでも何とかチャンピオンクラス出場条件である1時間20分を、と第2チェックポイントまでは粘るものの、有り余る脚に力を掛ける度に呼吸がパニックになる。
結局、1時間23分43秒と自己ワーストを大幅に更新。ありえない。まだ頭痛は残るが、そーゆー問題ではない。良く考えてみると、2年前の野辺山マラソンの後もしばらく似たような症状でスランプに陥っていた。たまたま翌月のツールド美ヶ原が雨天中止だったのでデータとしては現れていないのだが。
つまり、先月の富士登山競走でまた肺を使い過ぎていたのではないか。あの好走の代償なら悔しくない。悔しいけど。肺の回復術を覚えない限り、来年は両方にエントリーすることはないだろう。
苦しくも戦えるだけは戦った。それだけの充実感を胸に、近くの富士見岳に登山する。槍穂がくっきり見えるような絶景。にっくき富士山も30分前までは見えていたんだとか。「自転車の人はこれから下りで楽ですね」と言われ、「登りで疲れ切っているから下りの方が辛いんですよ」と答えておく。毎年犠牲者が出るしなぁ。それが自分ではありませんようにと祈りながら畳平に降りて、自分も集団下山に加わる。通い慣れた感のある乗鞍でも、大勢でこんなところを自転車でうわーっってやるのは凄いことだ。
ツールド美ヶ原のバナナや豚汁に対抗してか、今年はスイカサービスがある。僕としては数年に一度しか食えない高級食だから、嬉しい。宿に下りて温泉と昼食を済ませ、チームの皆さんとはお別れ。ゼッケンナンバーを貼ったままのチャリで、トンネル街道の渋滞を縫ったり縫われたりしながら松本市街へ帰る。
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