4/29 まさに蛇洞
喬木村の矢筈ダムキャンプ場の少し先、山奥に突如現れる巨大構造物、三遠南信道の先行開通部分だ。このトンネルを通れれば楽なんだけど、チャリはダメ。ほとんど自転車道と化している旧道を登り、狭く長く真っ暗な赤石隧道を抜けると旧上村に降りる。熊を警戒したけど居たのはカモシカだった。
ここから蛇洞林道経由でしらびそ峠を目指す。大鹿村地蔵峠からの道と合流して最後の登り。1995年サイクリング部のGW合宿で通り、初めて生きてることを実感した場所だ。今でも私は生きているか?ちょっと自信ないけど、レースとかでたまに「命を、燃やせ〜!」と心で叫んでいる。
少し生きてる実感が蘇ってきたところでしらびそ峠に到着。まさにむらよしが選ぶ日本一の峠!高度差のある谷の向こう、聖岳を主に左右に広がる南アルプスの冠雪した稜線が間近である。今日は雲一つない青空に映え、あんパンをかじりながら感動しっぱなしだ。
南アルプスエコーラインと名付けられた狭い林道を下る途中は、日本唯一のクレーター地形と確認されたらしい。言われてみればそんな気もする、絶景の道。さらに急坂を下っていくと日本のチロルこと下栗の里。一体どうやって生活してるのやら、観光客は有り難く眺めて写真を撮るばかりだ。
梨元ていしゃばで鹿丼を食い、旧木沢小学校の木造校舎が自由に見学できるとのことで寄ってみる。12年前に廃校となってから時が止まったかのように作文やドリルが雑然と置いてあったりして、あまりのノスタルジーにふつう泣いちゃうよこれ。
遠山川沿いに天竜川まで下りて遡り、泰阜村の温田駅に寄り道してから阿南町のスーパーで買い出し。今夜こそ電波の届かなそうなキャンプ場を予定してるので、先にブログ送信。
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