9/16 You know YUNO○?
夜中はやっぱり冷えたので、寝袋があって良かった。朝6時半に嬬恋村大笹をずらかる。今日こそは、5月のツーリングで山を抜けられず電車で帰ることになってしまった、幻の二日目を実現しよう。
国道144号を西へ走ると、右に四阿山の植林が美しい。左折して県道94号、鹿沢温泉を抜ける。さほどキツい箇所はなく、長野県境の地蔵峠1732mに着いた。ここから素直に下りず、湯の丸林道を東へ。舗装の登坂がまだまだ続き、標高2061mが最高地点。池の平湿原越しに八ヶ岳と、見え隠れする富士山が美しい。ここから道はダートの下り坂になり、車坂峠1973mに突き当たる。佐久平の俯瞰は、もうただただ素晴らしいの一言。
さよなら群馬県。チェリーパークラインで長野県側に下山する。自転車ヒルクライムの名所で、この急坂を登ってくる人もちらほら。いつか自分も登ってみたいな。ツルヤ(スーパーマーケット)本社に隣接する小諸東店で昼食にする。ツルヤマニアの聖地?
小諸は男はつらいよ等の聖地でもあるが、懐古園の再巡礼はまたの機会にして、西浦ダムを渡って千曲川左岸へ。布引観音をお参りする。これがちょっとした登山となり、残存体力に不安を覚える。石像がたくさんあり、その顔に子供たちがこわいーこわいー言ってる。昼間っから肝試しの様相か。
立科町へ南下し、中山道芦田宿から松並木を経て笠取峠900mを越える。長久保宿、和田宿も通り、心臓の負担にきゅうきゅうとしつつ標高1510m、和田峠(旧和田トンネル)を越える。下諏訪宿まで降りれば、これでようやく中山道の県内区間はコンプリートしたことになる。
旅の目的としては終了。ここで輪行するのもアリだと思ったが、あした丸一日休めるし、もうちょっと無理をしよう。夕闇迫る中、塩尻峠1012mを越える。こうして北信地方から始まった旅は、群馬県吾妻地方を経て東信・南信・中信とぐるり回り、ナイトランに突入した18時40分に自宅到着。距離や標高差は未計算だが、掛かった時間からしてもベリーハードな旅程だったと思う。何にせよ無事これ名馬。
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