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5/11分 あさま完走事件

ランチパーティーの会場ともなる信州青少年の家の隅っこに、テント一式やキャリアをこっそり置いておく。そこで当日受付の様子を眺めていると、味噌など見慣れぬ参加賞を配っている。聞けばスタンプラリーでの同時受付では渡し忘れていたらしい。二日連続の自転車イベントは初めての試みで、なかなか完璧に連携を取るのは難しいようだ。

Start600余名の参加となったサイクリングフェスティバルあさま・車坂峠ヒルクライム。ここの登り坂「チェリーパークライン」は学生のころ長野県出身の先輩が勧めていたので憧れていた。大会を知り数年前から出場を計画していたら、たまたま第十回記念に重なり前日イベントも開催された。そちらも楽しめたし、今日も頑張るぞ。エンジョイの部の出発を見送り、坂を少し下りた所がフルクラスのスタート地点。

8時35分にロード男子Bクラスが号砲を受ける。今期ヒルクライムレースの練習といえば美ヶ原に1回登った程度だし、ウォーミングアップもあまりしてないのでゆっくり始動。あっという間にトップ集団が見えなくなる。ざっくり55分という目標があるし、ぼちぼち負荷を上げていこう。距離12km、標高差1005m。平均斜度8.3%はあの富士山国際ヒルクライム(あざみライン)に次ぐレベルの急坂レースだが、斜度の変化が少なく激坂は無い。

中間点手前に乙女スロープと呼ばれる緩い坂があって、エンジョイの部の面々がそこで休憩がてら観戦する仕組み。これは気分が良い! 一気にスピードを上げ、また急坂に入ったのでフロントディレーラーを操作したところだった。

ガチャ!…あ、チェーンが内側に落ちちゃった。あるある、ちょっと逆に回せば…直らない。仕方なくランドナーを降り、指で何とか…あれ、めっちゃ食い込んでる。これは甚大なタイムロス。やっと直ったと思ったら変な癖が付いててまた内側に落ちちゃうとか。計5分近くかけて、やっと再出発する。最近粘度が高いオイルを吹き付けてたのが原因だろうか。

傷だらけの指が油で真っ黒。クイックではめ直した後輪がちょっとブレてる。フロントインナー封印でセンター縛り。一旦下がってしまった心拍。全てを諦めてしまいたい悪条件だが、レースは半分残っている。もう、誰よりも楽しんでやる! 全員抜き返すつもりで、必死になって追う。追う。やがて峠が見えてくる。凄くいい天気だ。

練習不足による低パワー感は否めず、ただ呼吸が苦しくてラストスパートは不完全燃焼っぽく、群馬県境の車坂峠にフィニッシュ。電波チップではなく係員がストップウォッチで計測する方式は、今や大会名物だ。ただし今年までかも知れないとのこと。59分17秒、どうにか大台には間に合った。

Saku長野県側は富士山や八ヶ岳を背景に佐久平を見下ろす。昨日巡った御牧大池も発見。ゴールエリアからの展望の良さは、これまで参加したヒルクライムレースの中でピカ一だ。具だくさんの豚汁やバナナ、コーヒーのふるまいがあり、お腹も膨れる。

下山後はお楽しみのランチパーティー。800円分のクーポンを出店で自由に使う仕組み。トマトスープ(無料)、コロッケ、フランクフルト、焼き鳥、ジェラートダブルで50円不足したので現金を追加。参加賞忘れの件がアナウンスされてたけど、皆気が付いたかしら。

閉会式。「日本一ダセー大会を目指している手作りの大会なんで、多少の不手際は許してね」とのこと。表彰式では、なんと8歳で完走した選手が登場。並の精神力じゃねーな。最後は抽選会。抽選箱に券を入れておきながら帰っちゃったバカヤローが多すぎで全賞品の配布は諦めるムードになったが、抽選役の県議が「せめてそのヘルメットは誰かに渡そうよ」と引いた番号が私のだった。次の選挙じゃアンタに投票するぜ! って選挙区違うけど。

End小諸駅前に下り輪行、少し時間が空いた。前日受付特典のクーポンが1000円分残っているので、ティーサロン寿徳で使う。絶品生クリームの小倉パフェとコーヒーで丁度1000円、かと思ったらセットで800円だった。釣りは要らないと言ったが「損はさせないよ」と言って300円分のトマトをお土産に付けてくれた。素敵。それにしても二日連続パフェなんて、普段しない食生活が出来るのがクーポン制の魅力か。虫歯になっちゃうぞ。

さよなら浅間山。しなの鉄道線と篠ノ井線で帰松する。日焼け止めの足りなかった顔が赤い。メカトラで実力通りの結果が出せなかった悔しさと、抽選会で9870円の値札が付いたメットを当てた幸運と。このリベンジと恩返しをいつの日か。

コメント

お疲れ様でした。この大会は2回エントリーしたことがあるのですが、まだ一度も走れてません。参加者の大半が子供に負けるというヘンな大会でも有りますね。あの子凄すぎです。

コース短めで疲れが後を引かないし、時季も良いのでまた参戦検討をオススメします。
少年は表彰式でも楽しそうにインタビューに応じていました。登り以上に下りの方が親御さんとしては心配だと思いますが、しっかり訓練されてるのでしょう。

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