9/6-7 乗鞍 in the sky (でも捻挫ですかい)
金曜の仕事帰り、派手に落車して擦過傷だらけになってしまう。土曜の朝になっても手首の捻挫が引かないため、全日本マウンテンサイクリングin乗鞍は棄権して路線バスで乗鞍高原に向かうつもりでいた。しかし猛虎四號さんが骨折からの猛リハビリで復帰してくるというのに、捻挫ごときで負けてられない。恐る恐る、自転車で現地に向かう。新村交差点の向日葵畑が見送る良い天気で、夕方に受付会場に到着。グローブだけ衝動買いして常宿の寿家に下りる。白骨から引湯されている温泉、そして何と言っても20名を超えるチーム寿の面々との再会が嬉しいところ。ただし酒は控えておく。気になるのは明日の天気。
日曜、時折霧雨が降る微妙な状況。一旦開会式を告げるファンファーレが鳴りかけるがキャンセルされ、しばらく大会本部による協議が続く。結論は、畳平の強風によりコース短縮。これで6年連続、1:20'切りならずが確定し気落ちする。せいぜい雨のランドナー、頑張ろう。去年も同様に悪天候によるコース短縮で、その時は位ヶ原山荘がゴールだった。今年は大雪渓(肩の小屋口)19.1km地点まで行ける。確かこの大会の創生期もそこまでだったはずで、原点回帰と言える…かも。
スタート時刻は30分繰下げとなり、寒さに震えて辺りを小走りしながらも、ちょっと空腹が気になるところ。8時37分にロード男子D1組が号砲を受ける。走り出してしまえば寒さは涼しさという武器になり、好調なペースで第1チェックポイントを通過。さらに調子を上げて一旦置いてかれた集団にも追い付き追い越す。「どうせ怪我だらけの体だし、いっそパンクしてしまえ」とばかりにタイヤの空気を規定圧3.0ナントカいっぱいに入れたのが功を奏しているようだ。
第2チェックポイントを過ぎ位ヶ原のハイマツ帯に入ると、とうとう雲を突き抜け、目前の青空に乗鞍岳山頂が聳え立つ。「素晴らしい…!」と思わず呟く。まさに「雲上を駆ける」という番組名どおりの様相だ。しかしどうも呼吸が苦しい。「乗鞍は空気が薄い」なんて気のせいだろと例年は思うのだが、今年は自分がそんな虚言を? いや確かに薄いんだ。あのゲロを吐くようなラストスパートとその後の爽快感、を味わえない大雪渓フィニッシュとなった。精神的な敗北を感じる。まぁ全力を出し切っていたからこそと思えば…。
ここからが本番、下山誘導協力員のお仕事である。本番で晴れるなんて、やっぱり今年の僕は晴れ男だ。ただし手首捻挫の回復が遅く、踏ん張りが利かないので超慎重に。美ヶ原の時と同様に先導自動車に続いて自転車列の先頭を抑える役割で、今回は二人体制のためナメられず穏やかに進む。それでももう少しで下山終了というところで暴走自転車が現れ、怒鳴ってしまった。サービスのりんごが旨い。
昨日の夕食と今朝の朝食はご飯3杯ずつと控え目だったため、昼食のカレーは5皿いただく。日曜はおおもりごはんに限る。速い速いとおだててくれたメンバーともお別れ、自走での乗鞍脱出へ。新島々からはいわゆる波田高速を走っていたが、新村の向日葵畑をまた見たくなったので国道に復帰すると、酷い渋滞。ともかく無事に帰宅した。
完走証には1時間09分03秒035とあるが、これってどうなんだろう。パソコンを立ち上げ、過去のチャリ載動画と通過タイムを比較してみたら、びっくり。もし短縮ではなくフルコースだったら、7年ぶりの自己ベスト(1:16'19")更新もありうる絶好調っぷりだった。春マラソンの頃の体力がまだ残ってるんだな。しかしタラレバを言ってもしょうがない。来年こそはフルコースで結果を出せるよう、あと一年はこの趣味を続けなければ。
次戦は3週間後の赤城山ヒルクライム。そのさらに一ヶ月後の大阪マラソンのためにジョギング中心のトレーニングに移行するつもりだが、今回の課題はきっちり克服して臨みたい。つまり前日につまらん怪我はするなと。
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