5/3分 川根茶ハドソン
「日本一きれいな川」を謳う気田川(けたがわ)に架かる、自転車がやっと一台通れるような吊橋「一草橋」を渡って、362号線を東へ進む旅が始まる。支流の杉川沿い、一昨年の大崩落現場を過ぎ、国道は酷道の様相に。久保尾辻という峠を越えると「天空の茶産地」が視界に広がる。初摘みの季節で風情たっぷり。今日は繋ぎの日であるつもりが、いきなり絶景を得た。
北上もとい大井っち川に沿って北上し、道の駅中川根でお茶を買って行く。大井川鐵道の千頭駅はトーマスに人だかりが出来ている。自分もゆっくり観光し、川根茶ソフトクリームを食べてリスタート。
ここからの坂がキツい。概ね二車線化されてるものの、12%坂が延々と続く。最高所を過ぎた展望所に恋人峠と書かれた鐘がある。鳴らしておくか…。下りはさらに狭く急な坂で、手が疲れるばっかりだ。茶畑の景色は相変わらず素晴らしい。
安倍川を渡る橋から富士山が見えてくる。静岡市内の銭湯に…あれ、調べておいた場所のは潰れたようだ。確かもう一軒あったはず、とスマホで調べる。私にとって旅とは原始回帰の機会でもあるから、スマホに頼るなんて負けた気分。ともかく体を洗ってスッキリし、東海道を東へ急ぐ。時間が押してる。どこでゆっくりし過ぎたかな?
薩埵峠(さったとうげ)は残念ながらスルー。せっかく海に来たんだから、海のものを食おうぜ。由比で桜えび定食を注文し、生と釜あげとかき揚げを味くらべする贅沢。それにエビの成分が膝の回復に効きそう。暗くなって、富士川河口近くの公園に到着。がたんごとん、しんかんせーんが鉄橋を渡る音を聞きながらテントに眠る。予定では明日が一番キツいのだが、ちょっと体力を消耗し過ぎたかも。
コメント