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8/13分 廃鉱めぐりヤリキレナイ

最終キャンプで使ったコッヘルは洗わない作戦で、さっさとチャリに積み込み出撃。幸福の黄色いハンカチ広場は入場時間前で、中に入らないとハンカチは見られない。でも若菜メインストリートには左右に黄色いハンカチがあしらってあり、高倉健さん気分を味わえる。さいはての駅、夕張の小さな駅舎の裏には大きなホテルがある。マウントレースイだ。ここを買収したことが市財政破綻のダメ押しになったと伝わる。今は加森観光系が運営しているが、外資が興味を示してくることを待っている気がする。早くしないとここも廃線になっちゃうよ。

Advfami寂れつつも名画看板の数々が楽しい本町を抜け、「石炭の歴史村」に入る。かつて泊まったキャンプ場はどこ? 建物もほとんどが閉鎖され、石炭博物館のみが意地でも維持されている。奥に進むと廃遊園地「アドベンチャー・ファミリー」がある。ここは立入禁止じゃないから、詳細をブログに書いても大丈夫だよね? 園内トロッコ列車跡は草ぼうぼう、夢の世界の入口だったゲートは雪で押し潰され、お化け屋敷は今の姿の方が怖い。極めつけはプールのウォータースライダーで、バリバリに崩れ落ちている。「バリバリ夕張♪」という楽しげなCMの成れの果てが、…なんという光景だろう。

廃校の窓が割れまくっているのも悲しい。ドラクエ4のアッテムト鉱山にもよく例えられる夕張の破滅は、他人事なのだろうか。それとも日本自体が夕張化しつつあるのか。一応土産物は買っていくが、やり切れない思いで西へ、ヤマを下りる。上を向いて走ろう。そこに現れるのが、夕張郡由仁町の一級河川「ヤリキレナイ川」。小さな流れだが、ネタ的に寄ってみたかった。同じく夕張郡の栗山町は道が広く駅舎も立派。ゴーゴー夕張こと栗山千明さんと関係あるのかは不明。

Utonaiレンガ壁が美しい岩見沢駅まで走って輪行、街の食堂で昼食をとってから列車に乗る。なかなか乗る機会がない室蘭本線の岩見沢〜沼ノ端間を体感してみたかったから。晴天の下さっきの栗山、由仁と南下していき、沼ノ端までで目的を果たしつつ千歳線に乗り換える。美々(BiBi)駅に降り立つと、駅ノートにはラブライバーによるイラストが。美々川を少し下ったところがラムサールなんたらのウトナイ湖。これは北海道のイメージらしい広々とした景観だ。ハスカップソフトクリームを食って、いよいよ北海道ラストラン。苫小牧フェリーターミナルまでがんがんペダルを漕ぐ。

Sunflowerもう何日か駆けずり回りたいけれど、北海道&東日本パスの期限と、それに合わせて帰りのフェリーも予約してあるから仕方ない。さんふらわあさっぽろに乗船してまず風呂を済ませ、18時30分出航。先月末に同航路のさんふらわあだいせつが火災で大変なことになったからビビったが、こちらは予定通り運航してくれて助かった。

徐々に離れていく苫小牧の街並みと北海道の山々。またこの島に来られるだろうか。あとは文字通り大船に乗った気分だし、ディナーバイキングで限界まで食いまくる。

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