2015/12/29-30分 その先の四国へ。
信州の小雪舞う早朝、中央西線の始発列車に間に合わせるべく松本駅へ駆けるが…乗り遅れたー。でも後続の中央東線に乗れば、塩尻で追い付く仕組みに救われる。青春18きっぷの旅は中津川〜名古屋〜大垣〜米原〜大阪と乗り継ぎ西九条。阪神電車で難波に寄り、姪たちへ土産を買っておく。JR難波〜久宝寺〜柏原、近鉄で道明寺〜古市。姉宅で一泊。
翌朝に近鉄古市から道明寺〜柏原に戻って、18きっぷの旅は今日からが本番。久宝寺〜天王寺〜大阪と来て、舞子で高速バスに乗り換えることが出来る。初めて渡る明石海峡大橋で、あっという間に淡路島に上陸。日本の原風景を残す車窓が良い。尤も向こうから見れば高速道路なんて無粋な建造物かも知れない。もう一つのハイライト大鳴門橋を渡れば、どっきん四国の徳島県。電車が存在しない県。鳴門バスストップを降り、少し歩いてJR鳴門線に乗り継ぐのは18キッパー特有の行動と言えよう。他にそんな人は見当たらないけど。
池谷で高徳線に乗り換え、徳島の駅ビルで徳島ラーメンを頂く。半端な乗り継ぎ時間に丁度良い。よしの川ブルーラインこと徳島線は、不思議なほど広く真っ直ぐな谷を西へ進む。中央構造線って言うんだっけ? 阿波池田で土讃線に乗り換え南へ。ここから高知までの区間は既乗だが、大歩危小歩危の渓谷美に釘付けになる。高知県に入って日が暮れればさすがに疲れて一眠りし、あとは「昔どの道を走ったんだっけ?」と学生時代のWeb旅日記を読み返してるうちに高知着。列車近接音がアンパンマンマーチだったりするし、夕食代わりにあんぱんを買い食いしつつさらに西へ。四国の列車って停車中にドア開けっ放しでもそんなに寒気が来ないのが、信州とは違うな。
須崎からは特急あしずり号を利用する。ずっと鈍行ばっかだったから、優等列車の快適さが全身に染み渡る。案内アナウンスの度に自分が呼ばれた気がしてビクッとする終点の中村は、一度寄ってみたい街だが土佐くろしお鉄道線内は途中下車出来ないのよね。そのまま普通列車に乗り継いで四国のさいはて、宿毛(すくも)に終着した。LANもない安宿、ホテルあさひに泊まる。寝るには十分。
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