3/18-20 シューズレアリスム
土曜、例年緒戦となる「春の松本ランニングフェスティバルin信州スカイパーク」。メインカテゴリはすっかりハーフとなったが、6月の安曇野ハーフにエントリーしたため今年も10kmの部で出場となる。8時半の出走に間に合うよう自宅からチャリを飛ばすが、ランニングシューズでは足が寒すぎてキツかった。風は少なめでレースには良いし、花粉も少ない気がする。
そのシューズは下ろしたての戦車、アディゼロ匠錬ブースト3。キロ4分半を切るようなトレーニングはしてないが毎年ぶっつけ本番だし、ターゲットペースを3'53"/kmつまり10kmで39分切りとしている。初めてのブースト、効果はいかほどか。号砲を受け、序盤からぶっ放す。3〜4kmラップが3'36"/kmと出て、これは距離が間違っているのではと疑問に思いつつ、その前後は3'50"/kmほどで推移。後半苦しさを感じながらも、戦略ミスを認めたくない一心で粘る。結果としてほぼフラットなペース配分となった。競い合いがなく一人旅になってしまったのは残念。トラックに戻り、呼吸器を壊すか壊さないかギリギリのスパートでフィニッシュ。38分33秒、24位(申込400名中)というリザルトだった。順位は落ちているが、今年の好調ぶりを示す自己ベスト更新は嬉しい。
豚汁やおにぎり等々のサービスを受け取り、ハーフのスタート前で賑やかだが早々に会場を後にする。休日出勤を断ったことによって発生した昨日の激務と、今日の激走…肉体的な負担は相当なもので、昼から寝込んでしまった。
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日曜、体力回復。トレランシューズを履いて北へ、善光寺を目指すことにする。序盤は趣向を変え、馬飼峠へ。北側に危険箇所あり、ここからもう不穏だった。刈谷原トンネルの直上に城山があるけどスルー。それを西に巻くトレイルが地図上にはあるので行ってみる。うわ廃道だわこれ。崩落箇所を強引に進み、北側まで回り込んだが、いよいよロストして立ち往生。枯れた木の根を掴み崖登りを余儀なくする。どうにか稜線にたどり着くと、複数の空堀。予定外だが鷹巣根城跡の山頂に到達した。西へ鉄塔巡視路を下りて行き、遭難は免れたがここまで時間が掛かりすぎ。
善光寺参りなんて諦めムードで、スーパーで自棄食いしてもうちょっと北へ進んでみる。すると背後からランナーに追い付かれる。まさかの、ロゲイニング日本選手権でチームメイトとなるガクさんだった。とは言え直近の生坂ロゲでは敵なので、再起不能なまでに打ちのめしてやらないといけない。つい意地になってペースアップするが立峠へのトレイルで突き放され、打ちのめされたのはこっちだった。
その後も作戦会議をしつつ速めのペースで中ノ峠、大切り通しを越え、麻績セブンでお別れ。おかげさまで時間的にはだいぶ持ち直した。彼はさらに峠を3つ4つ越えて自走で松本に戻ると言う。おっそろしいなあ。こちらはガッタリとペースダウンし、あと一つの猿ヶ馬場峠。峠の聖湖はまだ全面結氷してるし、その先のトレイルは半端に硬い雪道やぬかるみに足を取られ、すっかり泥だらけ。でもトレランシューズだと靴が喜んでいるような気さえする。
稲荷山から延々右カーブが続く地獄のロードは、やはり気力が必要。暗くなる前にやっと善光寺に辿り着いた。自宅から64km、積算標高差1400mくらい。アルプス温泉という銭湯に入って、長電「しなの」そばを食って電車で帰る。
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祝日の月曜は、もう動く気なんてしない。けどもう一足シューズを買ってあって、生坂ロゲまでに慣らしておかないといけない。サロモンセンスプロ2というロードもトレイルも行ける、準レース向け仕様だ。もうすっかりシューズ沼だなと自嘲しつつ、桜ヶ丘トレイルを登っていく。若干ヒモを緩めたほうが良さそうだな。プラネタリアンの布教活動がてらピラータで昼食を頂き、もう少し登った作業道長畑線から北に伸びる尾根を下りてみる。やがて踏み跡は地図上の線より西へ外れたが、ウオッチに取り付けた方位磁針も活用して現在地は把握できている。かくして南沢林道に降りた。ついでに林道を南下すると、突き当りに舟ヶ沢から美鈴湖へ通じる水路を発見。なるほどこうやって水量を維持していたんだ。
三才山本村から浅間峠を越え、御殿山遊歩道を下りて帰宅し走行20km、積算標高差740mくらい。生坂ロゲで履くのはロードシューズにすべきか迷っていたが、下り坂の安定性はやはりトレランシューズが抜群だ。センスプロ2で行こう。突如来松した友人と会食し、連休を終える。しばらく脚休めしたい。
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