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2/19-20 岡崎の 岡の先には 藪の道

Kaitoku実家転居に伴う混乱が落ち着き、ようやくトレーニングを再開したところで右足首を痛めてしまった。体重も高止まりしているなど、やや情けない状態でレースの週末がやってくる。

土曜。お金をじゃぶじゃぶ使えるはずもなく、往路は東京から普通列車での東海道線。三島駅でのっぽパンを食べて、ここからも長いがスマホゲームをする時間が確保できれば良い。豊橋から名鉄本線の快特で1駅、東岡崎駅に到着。岡崎の中心市街地に一番近い駅である。岡崎…巨人軍背番号5の体躯か、冬季オリンピックの朋美スマイルを連想するが、全然関係ない。

Castle小雨が降り始めている。乙川河川敷でイベントの準備作業を眺めつつ、岡崎城へ。昨年ベストアニメの一つ「シキザクラ」の聖地なのでテンション上がるわ。もたもたして資料館などは閉館してしまったけれど。

せっかく岡崎に来たので、釜春本店で八丁味噌煮込みうどんを頂く。コシのある切れない麺と濃厚な味噌。塩分補給はバッチリだ。ビジネスホテルながらアンティーク感のあるオーワホテルに泊まる。

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15f日曜、朝食会場15階からの景色が良い。太陽も顔を出してきたし、気持ちの良いランニングができそうだ。軽い頭痛はいつもの事、もういちど岡崎城をぶらぶらしつつ、フィールドディスカバリーゲームin岡崎乙川の会場入りする。前回蒲郡よりは暖かいが、風が強いのが気掛かり。

優勝争いを(多分)期待されている私であるが、今日はそこまでのテンションは無い。今使える力を出し切って、この街を誰よりも楽しめれば良い。9時30分一斉スタート、南のスポットから西に大外を回っていくスタンダードな作戦。地図読みの調子は良く、他の参加者と差がついていく。矢作川の橋は強風で帽子が飛ばされないように外して渡る。帽子は良いけど地図が飛ばされたら大変だろう。

Wander徳川家康を扱った小説で登場した大樹寺は是非来てみたかった。競技中なので門を撮るだけだけど。「ここまでは普通のロゲイニングじゃん」と思いつつ、5時間制限の半分が過ぎて東側の山岳地帯へ突入する。のっけから道が不明瞭になり、ロストしかけた。コンパスを頼りに藪を漕ぎ漕ぎどうにか抜けたが、タイムロスが大きい。

さらに、不明瞭どころかぬかるみの谷に嵌まり込む。「シューズを泥だらけにしちゃったら帰りの新幹線に乗れないじゃないの」なんて意識が余計敗色を濃くする。山を巻こうにも藪で進めないし、引き返すべきと思いつつ、もうちょっと進むと広い沼地に出た。かつて山で遭難しかけた悪夢が脳をよぎるが、向こうから三人組がやって来た。抜けられるんだ! さっそく情報交換…進むも地獄、戻るも地獄か。結局彼らは諦めて引き返すらしい。

Route全然普通のロゲイニングじゃなかった。こんなに廃道探索をご用意して頂けたなんて、面白すぎる。けれど予定時間を大幅にオーバーし、平松山ピストンで最高点を稼いだ後は撤退戦に移行する。もう一つ無理に近道をしようとしてまた藪に嵌まるが…。

「走る、滑る、見事に転ぶ」の繰り返しでぼろぼろだし、いよいよ脚が言うことを聞かなくなってきた。それでも、我々市井の一般人が冬季オリンピック等を観戦して得られるものって、例えば「最後まで諦めない姿勢」なんだよね。時間ぎりぎりまで街中のスポットを稼ぎ回り、制限2分前にフィニッシュ。ああ、楽しかった。

FinishIさんYさんと奮戦を労い合いつつ、シューズの泥を歯ブラシで落とすなど身支度を急ぐ。結果は男子3位(総合4位)で、副賞を持ち帰れるし御の字。足が治ったらまた走力を付け直して、山でロストしないスキルを磨きつつ上を目指したい。優勝者のインタビューによればやはり同じ場所で嵌まったらしくシューズも泥だらけだが、私よりは上手く抜けたんだろうな。東岡崎駅の土産屋が閉まっているので豊橋駅で買いつつ、ひかりの速さで東京へ帰る。岡崎市、またゆっくり訪れたい。

→Facebookアルバム: フィールドディスカバリーゲーム in 岡崎乙川 2022(得点証明となる全通過スポットの写真ほか)

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また、去年4月のFDG初戦みよしステージ参戦記(詳細版)をむらよしギムナシオン臨時サイトにアップ。あれ以来、勝ってないな…。

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