12月19日 神様は年少兵
朝イチ(といっても10時)の映画館へ『男たちの大和/YAMATO』を観に行く。あんま映画なんて趣味はないし、この作品も無関心なまま時が過ぎ去りそうなものだが、尾道を観光した時(このページ右のフォトアルバム参照)に実物大ロケセットに寄った勢いで特別前売券を買ってしまったものだから、しょうがない。でも初期評判は上々のようだし、楽しみに観る。
・・・泣けた。単に戦争憎し、平和万歳ではなく、すっかり忘れられてしまった大切なことが、メッセージに込められている。本当に日本人の心からそれが失われれば、また一気に戦争へと向かう。(私はいずれ戦争が起こることを前提に生きているが。) 朝日新聞社が一枚噛んでいるから、アンチウヨな方でも安心して観られるだろう。戦闘シーンについても「船一隻沈めるのにそんなに火力がいるのか!」と恐ろしくなった。映画の聖地巡礼がてら、また尾道を歩きたくなったよ。
余韻に浸りつつ、ランチを求めて街を徘徊する。ビルを見上げてみても、この街に大和の艦橋ほどの大きさを誇る建築物はない。一周したのち『野麦』という蕎麦屋に入った。週末なら行列ができる松本一の人気店だが、今日は季節柄もあってか、3つしかないテーブルに一組いただけだった。大盛1,300円を注文。ざるそばが大きな丸いざるに乗って出てくる。明らかに工業的に作られたものとは一線を画す舌触りが面白い。そしてたいてい2口以降はどうでもよくなるのに、ここのは最後の一口まで“蕎麦の味”を楽しませてくれる。シャキッとした気分で店を出る事ができた。
いいねぇ、うんうん。
#いや、全体的になんとなく。(写真含む)
投稿: ポールK | 2005-12-23 08:27