10/7-9 雨は降らん降らん 城ヶ島の磯に

クラシックギターで「城ヶ島の雨」のソロを練習中。それならやはり城ヶ島に行きたくなるし、神奈川県ついでに海老名で劇場版レヴュースタァライトを観たい。それらを軸に旅の計画を立てていたところ、静岡県沼津にある「あわしまマリンパーク」の経営がオタッシャ重点(手の施しようがないほど悪化している)との報道を目にする。いつ突然死するか分からない。

Yoki急遽予定を早め、木曜午前に所用を済ませたあとJR松本駅から列車に乗る。18きっぷに似た「秋の乗り放題パス(連続する3日間有効)」による鈍行の旅だ。今日は身延線経由、沼津駅まで。サンシャインカフェで夕食を摂り、定宿のグランドホテルで就寝。まどろんできたところで…地震! さすが東海地方はでっかい揺れるなぁ! しかし震源は千葉県で、沼津は震度3とのこと。ホテル9階なので長周期地震動による増幅を食らったようだ。

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Awa金曜、朝食バイキングを詰め込みチェックアウト。ジョギングで蛇松貨物線跡~御用邸砂浜などをつたい10数キロ、あわしまマリンパーク入口に到着。債権トラブルでAqours丸は差し押さえられたが、ちびAqours丸は健在のようだ。「これで淡島に渡れる」と安堵したのも束の間、昨夜の地震で島の水道設備が故障し、今日いっぱい休園になりますと告げられる。これはさすがにリトルデーモンの証(ツキがない)…。

作品の舞台を旅して、ただ「一緒、嬉しい」と感じたいだけのラブライブファンとしては、マリンパークの経営権が健全な業者に渡ることを祈る他ない。飼育生物が心配だし、現場スタッフさんたちのメンタルは持つのか…どうかお達者で。松月でみかんどら焼きを頂きつつ、やっぱり水族館めいたものが観たいので伊豆三津シーパラダイス(みとしー)に入場。富士山の眺めと共にイルカショーなどを楽しむ。

Rondoニュースによれば地震の影響で列車のダイヤ様がお乱れになっているので、早めに移動しておこう。路線バスで沼津駅に戻り、JR相模線の海老名駅に到着。ここのジャスコシネマ(元サティのワーナーマイカル)では驚異のロングラン上映をしているスタァライトに加え、その前作にあたるロンド・ロンド・ロンドもリバイバル、続けて鑑賞できるようになっている。しかも7番スクリーン、THXとやらの一番良い箱で。

ロロロはテレビ版の総集編、かと思いきや新作に近い出来栄えで、登場人物の行動原理が分かりやすく理解が深まる。そして、劇場版スタァライトは四回目の鑑賞になる。「同じ作品を映画館で観るのは三回まで!」というのが俺ルールだったのに、遂に破ってしまった。これは処方箋が必要だ。

相模鉄道の初利用で横浜駅に移動し、また安ビジホ。今夜は揺れるなよ。

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Canon土曜は寝坊したが、何とか朝食バイキングを詰め込み予定の電車に間に合わせる。京浜急行の三浦半島1DAYきっぷで、カナブン以南が路線バスを含め乗り放題になるというもの。京浜急行の横浜以南は初乗車。まず堀ノ内駅で下車しバスで観音崎へ。すぐにバスを乗り継ぎ、浦賀駅へ。また電車で堀ノ内に戻って乗り換え、南端の三崎口駅に到着。ここですぐ構外に出ず、次の電車の接近メロディを待つ。ふーねは ゆくゆくー♪ 「城ヶ島の雨」の転調部分が使われている。これをまず聴きたかったんだ。

Awasakiここから三崎漁港や城ヶ島が結構遠いのは、諸事情で鉄道が延伸出来なかったせい。日除けの帽子をして南へ駆け出す、のどかな丘陵地帯。ほんと、いつもと違う風景のジョギングは楽しい。通り矢を眼下にかつて有料だった大橋を渡り、城ヶ島に上陸。雨が降っていれば歌の通り風情はあっただろうけど、やはり晴れは気持ちが良い。まず北原白秋の記念館や歌碑に寄ってから、島の東側に向かう。元軍用地の開放的な公園になっていて、展望台からは遥か房総半島の鋸山を望み、渺々右に館山あたりか。海岸に降りると岩場探検がまた楽しい。下を見れば地層が縦になってて、うーん不思議だ。

一旦丘に戻り、南側も城ヶ島のアイコンと言える「馬の背洞門」に降りてから岩の浜を走り、西側の観光街へ。ジョギング終了10数キロ、せっかくだから何か食べて行こうよ。行列の店は避け、小浜屋でまぐろ漬け丼を頂く。しっかり、まぐろの味だ。

Sagamiまたバスに乗り三崎めぐりの様相。窓に広がる青い海よ〜♪ 西海岸を北上する3路線を乗り継いで、逗子・葉山駅から電車で金沢八景駅下車。さらにバスで朝比奈峠を越え、鎌倉付近は人がわんさか。疫病騒ぎがあろうがなかろうが、鎌倉・江ノ島エリアは土日に来る所じゃねーな。やはりバスは定時性に難ありどんどん遅れるが、やきもきするのは勿体ない。終電まで十分に余裕はとってある。JRスカ線の鎌倉駅以南も初乗車で、終点の久里浜駅へ。えらい複雑な乗車経路の旅も、京急で横浜に戻れば非日常は終了、乗り放題パスの最後で松本に帰るだけ。

淡島は無念だったが、他は予想以上に大満足な旅だった。さあ、あとはギターの練習に専念しよう。

→Facebook投稿: 城ヶ島の写真ほか計45点

7/5-7 幕張ウルティラはいいぞ。

Koara金曜、松本から高速バスとモノレールで立川下車。ゆうちょ銀行で所用を済ませシネマシティへ。アニメ映画「ガルパン」最新話、どうせ観るならここの極爆上映が良い。相変わらずネタ満載で最高のエンターテイメント、福田かわいい。

高速バスでアクアラインを通ってみようか…という計画もあったが、せっかくの平日東京だし休日激混みの所を狙いたい。電車で有楽町に移動し、ソニービルの歴代ウォークマン展示をチラ見してから、日本初のツインドームとして昨年末にオープンしたというプラネタリアTOKYOへ。もちろん光学式投影機を備えたドーム2を選び、13時の回は久石譲コラボの「To the Grand Universe」。なかなかの音響で、まぁ都会のストレスフルな生活を送る人々向けのヒーリングものだった。

Miraiまだまだ行ける。ゆりかもめで国際クルーズターミナルに移動し、日本科学未来館のドームシアター14時30分の回「バースデイ」に間に合わせる。中国人で大賑わいの館内、3Dメガネ着用で宇宙の大規模構造等を見せてくれる。解像度に拘らなければ大町市のでも似たようなのを観られるけどね。

半日は潰せそうな科学館だが、また大急ぎで電車に乗り幕張新都心ジャスコへ。以前ここのウルティラと銘打ったスクリーンでplanetarianを観て、あまりの音響の素晴しさに泣いてしまったものだ。その際のチューニングがガルパン用のをアレンジしたものだという。ならばここでガルパンを観ない訳にはいかない。

今日立川で観たのは極爆でもbスタジオという2番目の箱だったので比較するのはフェアではないが、断然こっちのが上。特にジャングルシーンの雨音や牛蛙のリアリティーは誰でも解るレベルで違うし、この作品で重要な女声曲もずっと生きている。椅子が振動する重低音も遜色ないし…幕張新都心ウルティラはもっと評価されて良い。

またあたふたと電車を乗り継ぎ、つくば駅から春日4丁目まで急ぐ。今日は小走りする度に汗が吹き出す、さすが関東という湿度の高さ。それぞれ距離は短いのでジョギング記録には加えないが、夏場のレースに向け、効果的なトレーニングになっているかも。

Ranranランランという食堂が、店舗面積を半分にして老夫婦のみで営業を再開している。平日しかやってないし、もうほとんど来る機会が無い。という訳で本日のラスボスは「BIG丼」しかも大盛。学生時代も大盛は一度しか頼まなかったし、緊張で胃がしゅくしゅくする大チャレンジである。着丼して一応写真を撮ってからすぐに取っ掛かる。昔より量が少ない、なんてことは無いように見える。六種の具のうち特に野菜炒め、豚肉、麻婆豆腐が好き。これがランランの味だぁ、この世で一番美味しい食い物だぁ! そしてもう半分食った頃だろうと思って良く見ると、まだ1/4しか減ってないという絶望感。

終盤「ヤバい」と焦りつつ、ズボンを緩めてラストスパート。15分弱で完食した。やはり私には大盛までが限界で、特盛は不可能。とにかく最高の満足度、これでつくばに思い残す事は何もない…いやまだエキスポセンターのプラネタリウムがあった。またの機会に。

東京の実家に到着するまで、今日はひたすらタイトなスケジュールだった。列車遅延がなかった幸運もあるが、体力ってのはレースのためじゃなくてこういう日のためにあるものだ。

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土曜は午前に三郷公園等をジョギング、午後は病院へ父の見舞い。長野マラソン3年連続サブスリー賞の表彰楯を父に見せる。そのために諦めずに頑張ったんだ。まぁそんなものかという反応だが。

実家のすぐ近くに五年前からタピオカ屋さんがあって、気になったので寄ってみる。駐車場もない小さな店。だか昨今のブームでクルマで来る人がいるなど大変な近所トラブルを抱えてしまったらしく、食べログとかにはアップしないでと言う。「細く長くやっていきたいからさ」。私自身軽い気持ちだったことを反省し、ツイートは控えておこう。確かに上質で旨い。また来るよ。

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Domekat日曜も雨が小康なうちに近所をジョギングしておく。家を出て、傘をさし一時間弱歩くと葛飾区郷土と天文の博物館に着く。プラネタリウムが昨年リニューアルされたが、引き続きオリジナル製作番組が凄い。13時の回は「シンフォニー・オブ・ユニバース第10番」。クラシック曲を組曲仕立てにして、テーマに沿った映像を見せてくれる(ナブッコとか流れると、昔部活の合奏でやった曲だからあああってなる)。今回のテーマは、ここ30年ほどにおける宇宙像の変化について。観測技術の進化で人類が知る宇宙の姿は大きく変わった。第2楽章と第3楽章の間に行う最新の光学式投影機を用いた星空解説も抜かりがない。これほどの感動があるプラネタリウムって他になかなか無い(しかも公営だから激安)。これからの30年でまた宇宙像はどう変化するだろうね。

唯一の心配は番組制作担当の方が異動・退職したらどうなるのかってこと。上手く引き継いで欲しい。上野で少し買い物をして、最後に特急あずさ号で松本へサヨナラ突撃する。あずさ回数券廃止・全席指定制になって初めて利用したが、急な出張等の社会人からはがっつり正規料金を毟りつつ、2週間前までの予約なら安いので先々の予定が立て易い学生には値上げ感はないかも。座席上のランプで隣に人が来るかどうか分かるので、荷物を置いておけるか判断できるのはメリットと感じた。

列車が松本平に入ると雲間から夕日が顔を出す。けれど織姫と彦星は見られそうにない。旧暦七夕に期待しようか。

2018/1/1-4 一富士二映画三箱根

元日は山奥の牛伏寺までジョギング往復27kmだけして、これが初詣になる。二日も寝正月で、近所の田溝池ジョグ13kmだけ。

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Rotary三日、青春18きっぷ消化のため仕方なく中央東線で東京方面に下る。元々は立川で映画だけ観てトンボ帰りするつもりだったが、せっかくだから多摩モノレールの未乗区間(甲州街道以南)を制覇したい。日野からあかね色の列車めがけて1.5km小走りし、わくわく乗車。さらに調べてみたら多摩ニュータウン駅の近くから「耳をすませば」の聖地が続いているので、ジョギングで巡礼することにする。雫の団地ってここにあったんだ。ロータリーをぐるぐるして、金比羅神社では柄にもなく御神籤を引く。うわあい、大吉だー…。

Irohaいろは坂を下り、なんかいけ好かないイメージの聖蹟桜ヶ丘駅前を通過。太陽サンサンだが多摩川を渡る風が強い。府中で親戚の墓参りもしつつ、立川駅まで14km走行。例によって立川マシマシのマシライスライスマシとヤサイを食って、熱血パワー充填。シネマシティで新作の極爆上映を観る。ガルパンはいいぞ。

旅の構想がどんどん膨らみ、急遽、本厚木にカプセルホテルを取っておいた。相模線の厚木駅で下車。いわゆる偽厚木で、本当の厚木まで結構歩く。サクサク行きましょ。

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Yumoto四日、本厚木から小田原駅までオバQに乗る。今日はここからジョギング開始。そう、箱根駅伝の山登り区間を走ってみたくなったのだ。未明の小田原城を見てからコースイン、やがて日が昇り、風祭の小田原中継所(去年からここ)を通過。今日はボクが箱根のラブライバーだ。さすがの国道1号で交通量が多く、小田急(東急)系と西武系のバスも頻繁に行き交う。今でも箱根山戦争してるのかしら?

Ashinoko

函嶺洞門、ヘアピンカーブ、登山鉄道の踏切、小涌園…数々の名場面を自分の目と脚で体感しながらガンガンズンズングイグイ上昇。連日の疲れで推進力は失われていくし、気温マイナス6℃表示にビビる。標高874mが最高地点で、あとは芦ノ湖へ駆け下りろ。富士も映え、なんと風光明媚な。風祭から箱根町港フィニッシュまで駅伝選手なら1時間15分前後のところ、ひょこひょこ寄り道してたとは言え3時間弱掛かった。小田原駅からの走行距離は26km。

Byuoやっぱり箱根峠を越えてさらに駆け下りる余力は無いずら。路線バスに頼って三島駅まで下り、18きっぷ最後の一回を使用。沼津駅で途中下車し、港まで2km小走りして丸勘の海鮮丼を頂く。やっと沼津らしいものが食えた。びゅうお水門を渡って駅に戻り、ディッパーダンのクレープで身体を労う。のっぽパンを頬張りつつ身延線経由で松本に帰還。

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初詣だの映画だの箱根だの、随分と正月らしい正月だったじゃないか。さて今年のレーススケジュールは、四月に長野マラソン・・・それだけ。とは言え断絶する勇気もないので、ぽちぽち何か入れていこう。

11/23-25 プラネタリ途中下車の旅

Vina_2木曜、JRの切符で松本から八王子へ。横浜線、相模線を乗り継ぎ海老名に降り立つ。ららぽーとは松本ジャスコみたいなショッピングモール。ビアードパパのシュークリームでも食っとけ。駅の反対側、ビナウォークは空間的に面白い。さらにダイエーや元サティもあるし再開発ガンガン進んでるし、海老名ってスゴイ。ビナウォークに戻るとたまたまプリキュアショーが始まり、劇やダンスをしている。興味無い振りして通り過ぎるが、前期ED「ぴょんぴょ〜ん」の所で危うく体が跳ねそうになった。恥ずかしいから心だけにする。^

とにかく体力〜と続けたいがもう疲れた。サティで親子丼を食べながらうだうだして、映画の時間。『ヤマノススメ おもいでプレゼント』は30分ほど。ひなたとあおいどっちがどっちか忘れてたくらいだが、ささやかなプレゼントという感じだ。

続けて、映画館での視聴は自己最多3回目となる『planetarian〜星の人〜』リバイバル上映。THXのスクリーン7「エビナナ」は流石の重低音だが、本当に雨の廃墟にいるような臨場感は幕張のウルティラが一枚上手だった。何れにせよ悲しさと嬉しさが畳み掛けて迎えるエンディング…ちょっと無理してでも観に来て本当に良かった。これが、最後になるだろうか。

茅ヶ崎で東海道線に乗り継ぎ横浜西口のカプセルホテル、グランパークに泊まる。

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Yoko_2金曜、未明のジョギング。最近は肋骨が壊れているので慎重に汽車道、桜木町、みなとみらいを周る。朝食バイキングは別料金なので利用者は少ないが、下手なビジホを軽く凌駕する内容で、つい3周。シャワーを浴びて、上野東京ラインの列車に乗り込む。はじめはラッシュの一員となるが、徐々にガラガラになる。

Washi_2時間がけっこう余りそうなので、 ぶらり途中下車することにした。久喜から東武線に一駅だけ乗ると鷲宮。木崎湖や大洗などと共に有名なアニメ聖地である鷲宮神社は、平日午前で同業者こそ少ないが境内の散歩は楽しい。らきすたと言ってもこなたとつかさどっちがどっちか忘れてたくらいだが。

東鷲宮まで歩いてまた東北線に乗り、黒磯でも途中下車して街を探索。古い建物が所々に残るし、黒磯神社は足のカミサマなんだとか。めっちゃ速くなりますように。目的地の福島県郡山に到着しまたビアードパパ食って、ヨドバシでスマホグッズを買い揃えて来月のAQUOS SENSE lite着弾に備える。発売前の機種だが、もう専用のケースやフィルムが置いてあって助かった。

Koori_2さて地上高世界一のプラネタリウム、スペースパーク宇宙劇場。ここの『planetarian〜ちいさなほしのゆめ〜プラネタリウム特別版』にまた来てしまった。途中の星空解説シーンが秋バージョンになり、しかもプロジェクタではなく光学式投影機スーパーヘリオスが見事なシンクロで使われる。ゆめみ心地の、こんな平和が続けられると良いのに。

駅のフードコートでローストビーフ丼を食って、街はずれのセントラルホテルに泊まる。

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Tsuru_2土曜、シンプルながらバランス良いホテル朝食を摂り小雨の郡山を発つ。磐越西線の車窓はやがて雪景色となり、猪苗代は積雪深60cmとか。突然の冬にダイヤも乱れ気味。会津若松で途中下車し少し離れた鶴ヶ城へ歩くが、べちゃ雪が悩ましい。城の風情はあるけれど。予定の列車がウヤになってしまったので、とりあえず駅前でソースカツ丼を食っとく。

Genrai_2

次の列車で、SLと行き違いつつ喜多方にも降り立つ。ラーメンなんて年に2,3杯しか食わなくなったけど、やっぱりここではね。駅近くの、元祖という源来軒でいいや。最初と最後がいい感じ。ちょっとだけ蔵の街も探索して、また磐越西線へ。

旅先では五感で土地を吸収するのが大事だからスマホいじりは最小限だが、新津まで来ればもういいや。タブレットでブログテキスト打ちながら信越線、えちごトキめき鉄道、しなの鉄道、篠ノ井線で夜遅く松本まで、ぐるっと鉄道一周を終えた。松本も光害や排ガス汚染は相当なものだが、標高が低い街に比べれば桁違いに星が多く輝く。

一つの作品にいつまで振り回されてるんだよと思うが、予定を詰め込まず余裕を持って方々ぶらぶら出来たのも含めて、充実した旅だった。きっかけは何でも良いのだ。予備日の日曜は安静にして、早く体を治したい。

4/29-30 この木なんの木アルビノの木

Hakuba土曜、自転車で北へ向かう。追い風たすかる〜。木崎湖畔の縁川商店ことYショップニシでまたおやきを買い食いし、さらに北へ佐野坂峠を越える。白馬連峰の残雪がまだ凄い。ちょっと遠回りだが大出吊橋を経由して、国道406号を東へ。雨降宮(あめふりのみや)嶺方諏訪神社をお参りした所で本当に雨が降ってきたが、まだぽつぽつ。

ランドナーの聖地とも云われる嶺方峠の絶景を抜け、鬼無里村(現長野市)に入る。いろは堂という垢抜けた感じのおやき屋さんがあって、店内で食べてみるとこれが絶品。ワイルドな生坂おやきと対照的な上品さで、これはこれでファンになってしまった。

Irohaさらに天候が怪しくなり、長野市街地に入って土砂降りに。私を叩くこの雨にも、何か意味があるのでしょう。どうにか権堂アーケードにある国内最古級の映画館、相生座に行き着く。あの毛無峠・小串鉱山でロケを行ったという「アルビノの木」がようやく長野県内でも封切りとなり、その初日なのだ。メインロケ地だった須坂市からの客が多いと思われ、72席という狭いスクリーンながら午前の回は満席、そしてこの午後回も半分くらい埋まった。松本でも5/3のみ上映されるが、その日は別用があるので長野へチャリで来た。

低予算映画らしく、演技にしろ展開にしろ突っ込みどころが多い。そのテの作品が好きな人にはたまらないだろう。だが大自然の雄大さをこれでもかと詰め込んだ映像の美しさは、期待を遥かに上回った。個人的には小串鉱山が必要以上に「命を飲み込む死の谷」に見えてしまうというバイアスがあって困る。それでも観に来て良かった。終了後には初日舞台挨拶で監督と主演が登場。是非写真を撮ってSNSにがんがん上げろと言う。質問コーナーでは昔小串鉱山に住んでいたという方からも声が飛んでいた。

長野駅の明治亭でソースかつ丼を食べ、マラソン時に買った特急回数券が余っているのでしなの号で松本へ帰る。

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日曜は天気良好なれど、自室にカンヅメ。夕方にようやく、近くの芥子坊主山へジョギングに出る。もう走り方を忘れているな。

という訳で去年ゴールデンウィークの自転車キャンプツーリング記「じっくり佐渡」をアップロード。今年のGWは別のことに使う予定。

1/14-15 すずと生きるエントリー

先日、仕事帰りに丁度良い上映時間かつメンズデーだったのでアニメ映画「この世界の片隅に」を観てきた。タイトルにちなんで片隅の席を取ったが、そのことを忘れて眠くもならず引き込まれた。大泣きするつもりだったのに自分の涙腺を刺激するものでなかったのは意外だが、それを肩透かしとは感じない充実した2時間だった。子供の頃って広島や東京の空襲、沖縄戦等を扱った作品をさんざん見てたような気がするし、それが価値観のベースの一団になっている(ご飯粒ひとつたりとも食い残しするべからず、サイレン音コワイ、とか)。なるほど、もっと多くの人に観てもらえたらいいと思う佳作だった。

「この世界の片隅に」が過去に実際起こりえた物語なら「プラネタリアン」は未来に実際起こりうる物語であり、共にヒロインは穏やかな平和の象徴として存在する。そして小野D

Icesskという訳でブログを本来のトレーニング帳に戻す。と言っても相変わらず平日はサボっていて、土曜に美ヶ原温泉〜浅間飲泉〜洞信号の15km弱、日曜に薄川水力発電所〜美ヶ原温泉〜浅間飲泉の20km弱という近所ジョギングをしただけ。気温が昼でもマイナスという真冬日続きで若干の積雪もあるが、アイスバーンに気をつければまだ走るのには困らない。

あと一気にいくつかのレースにエントリーし、今年のイベント参加スケジュールがおおよそ固まった。

去年自転車ではそこそこの戦績を収めたがマラソンは悔しい思いが続いたので、今年はかなりランニング志向となる。例年は4月の長野マラソンが終わると飽きて自転車に移行するが、今年は夏場も続けるということ。例外として松本→善光寺ウルトラオリエンテーリングよりはグランフォンドKOMOROを優先した。目立つ格好が不許可のAACRよりはアニメ好き向けかと。

12年前、自分が初めて参加したランニング大会である三郷アップルマラソン。その流れをくむ安曇野ハーフマラソンにようやく初めてエントリーした。代わりに信州スカイパークはハーフではなく10kmの部に縮小。ともかく怪我の悪化に気をつけて、飽きずに頑張りたい。

1/7-9 ハリハリ幕張

Mshiruko寝正月の続きをしたい三連休だが、今冬の青春18きっぷをまだ3回しか使っていない。土曜は仕方なく始発に間に合うよう早起きして、どの方角にするかぎりぎりまで迷ったが名古屋に向かう。つるみゃあで降りてつるみゃあ公園からジョギング開始。御器所を経由して坂を登れば霊峰喫茶マウンテン、また来ちゃった。そういえばローリングガールズの聖地でもある。スタンプ埋めのため期間限定のいちごスパをと考えていたが、壁メニューを見て抹茶しるこスパをオーダーする。やがて魔女釜と云われる深い土鍋になみなみと注がれた、毒々しい真緑の抹茶スープがやってくる。中には甘口抹茶を練り込んだスパゲティ、2個のミニ鯛焼き、数個の餅が入っている(幸か不幸かあんこ玉を入れ忘れられていたようだ)。量的に余裕と思ったが、途中で気付く。「スープもちゃんと飲み干さないと遭難扱いでは?」…これが激甘だし、土鍋だからいつまでも熱い。定番の甘口スパ四天王より難易度が高いと感心する。どうにか登頂したが、激苦のストロングコーヒーを飲もうが水を飲もうが、口の中にはいつまでも激甘抹茶の粉っぽさが残るのであった。これが名古屋だ。

Okhazamaもう二度と食うものか!って後悔してもまた来ちゃうんだよね。気持ち悪さを堪えつつ、ゆっくりジョギングを再開する。熱田神宮にお参りするか?東山公園でコアラを見るか?…地図とにらめっこしてると隅に桶狭間古戦場跡を発見、これに決定。南に走った国道1号で豊明市に入り、石碑が並ぶ古戦場伝説地をゴールとする。狭く急な谷をイメージしていたが、平地に若干の起伏がある程度なんだな。言わずと知れた今川義元の討死地で、大河ドラマ「直虎」の父もここらで亡くなっている(後で調べたら桶狭間古戦場とされる場所が名古屋市側にもあり、どちらが本家か対立している様子なのが面白い)。少し引き返し、旧道の有松宿を散策する。東海道五十三次には数えられない間宿だが、古い町並みと、絞り染めの伝統が良く残る穴場的な観光地だった。名鉄を名古屋まで乗り、JR側の駅は君の名は。の聖地。駅のきしめんでやっと口をしょっぱくするが、まだ甘い感覚を残したまま帰松。

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日曜は市内ジョギング程度。夜は雪かきに追われるが中途半端に終わる。

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Ultira月曜、18きっぷ最終回を消費するため仕方なく始発で東京へ下る。どうせ雪でストップするだろうし行ける所まで…と思ったら定刻通りに高尾、東京、そして海浜幕張に到着。でっかいジャスコの映画館まで猛ダッシュすれば11:30の回に間に合う! 予告編が始まっていたけどぎりぎりセーフで「planetarian〜星の人〜」のウルティラ上映に滑り込んだ。知る人ぞ知るセンシャラウンド/9.1ch向けの音響施設を微調整したとのことで、確かに戦闘シーンや雨音などが半端なくクリア。また廃墟プラネタリウムの中という独特の空気感もリアルに再現されていて、それだけで悲しい世界にいるみたい。ちょっと見慣れた浜松の街並み、そして前回観たのとはまた別のシーンでも目からお湯が噴き出して止まらなかった。圧巻のLiaエンディング曲まで、この設備で観ることが出来て本当に良かった。テレビメディアを味方に付けず、高評価なクチコミも大抵Keyファンが持ち上げているだけという扱い止まり(私なんぞはKey嫌いだったのだが)。で甲信地方の劇場では総スカン。はっきり言って人気のないこの作品を、館長の趣味?でよくぞやってくれているものだ。このまま「もっと評価されるべきアニメ」で終わるのか、プラネタリウム番組化?の話もあるようだが。

Makuhariフードコートで昼食後、モールで欲しい物は特に無いしジョギング開始…すぐ止めてしまった。松本の積雪状況が心配で、体力を余したかったから。とぼとぼと幕張メッセを歩き、駅前でもう一休みしてから往路と同じルートで帰松する。もう当面、長野県外に出る用事も金もないな。

9/3-4 名古屋プラプラ節

土曜、毎月恒例のカフェピラータギターサークルのためジョギングで美鈴湖へ上がる。ぼちぼち発表会とかありそうだが大丈夫か?

Alpico日曜、朝イチの高速バスは満席だったが首尾よくキャンセル分を確保して、栄まで乗る。名古屋市科学館にはオープン45分前に二百名弱の行列が出来ている。さすが名古屋、世界最大のプラネタリウム…これでも一時の狂騒は落ち着いたのだろう。16:40最終回狙いで、A3という良席をゲット。再入場が可能なので、とりあえず一般展示をざっと見ておく。科学のあれこれ、マリワカ気分。また、カールツァイスIV型投影機の静態展示だけでもテンションが上がる。大昔、渋谷の五島プラネタリウムで見た記憶がおぼろげに。

8tamaここから西南に向かってジョギング。雨予報だったので日焼け止めを持って来てないのに、暑くてかんかん照り。道が広いのもさすが名古屋。港近くのでっかいジャスコまで何とか耐え、スガキヤでラーメンセットを摂る。

隣接するトーホーシネマズで、お目当の映画はプラネタリアン。電子ノベル版や配信アニメ版の内容を一言で表すなら「廃都市で30年間客を待ち続けたロボットがスッゴイカワイソ」であり、キャッチコピーの「Keyが贈る珠玉のSF感動作」以上でも以下でもないのだろう。しかし廃墟とか宮沢賢治とか、かつて憧れていたはずのプラネタリウムとか宇宙とか、そういうものに私は心の琴線をかき鳴らされ、あとは製作者の意のままに涙腺を蹂躙されるばかり。こんなに泣いたのはかみちゅの廃墟回以来だよ。映画は総集編プラス後日譚なので、配信版を観てなくても大丈夫そう。観終えた後にパンフレットも購入。思い出すたび、また水分と塩分を持っていかれるんだろうな。

Univからの、実際にプラネタリウムを観るというシナリオが我ながら最高なの。あおなみ線と地下鉄東山線で栄に戻れば、間もなく上映時間。解説員はおっさんだけどこれも味がある、大人向けのプログラム。無限遠にも思えるドームで、都会で見る星のまたたききから産業革命前の漆黒の澄み切った夜空まで再現、ちょっと驚く立体的な映像もある。ああ、私も「星の人」になりたい。今は細々と、サイクリングやジョギングの趣味を語るのみ。

アップル名古屋栄で、ツールド美ヶ原の7年ぶり自己ベスト更新とマウンテンサイクリング乗鞍の7年ぶり1:20'切りを達成した自分への褒美として、新しいトラックパッドとキーボードを購入。レビューは次回? 名鉄瀬戸線とJR中央本線で松本に帰る。

乗鞍のチャリ載映像を、5倍速、等倍速ともユーチューブにアップした。これから美ヶ原と合わせた「松本ヒルクライム」ダイジェスト版をニコニコ動画向けに作る…余裕はあるかなー。
→YouTube: 【5倍速】全日本マウンテンサイクリングin乗鞍2016
→YouTube: 【等倍速】全日本マウンテンサイクリングin乗鞍2016

2/26-28分 アマイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ

※ブログシステム不調の為、更新が大幅に遅れました。

Theque有休の金曜、松本から名古屋へ鈍行で向かう予定だったが大寝坊。慌てて特急しなのに飛び乗り、千種駅で下車する。雑居ビルの一室にあるのが名古屋シネマテーク。席数40のミニシアターだが、かなり積極的に営業している印象だ。間もなく「パンターニ 〜海賊と呼ばれたサイクリスト〜」が始まる。名古屋での最終上映回で、席は半分以上埋まった。とある欧州の山岳巧者、のお話。果たして自転車ロードレースに「かじる程度」の興味しかない私が観て面白いのか?

…結果は十分な見応えだった。繰り返しの表現がクドく感じる部分もあったが。最近機材にかなり手を入れたとかで、シアター音響は意外に良好。それにしても、プロスポーツ界に限らず日本の芸能界から政治界に至るまで、マフィアによる経済汚染は見て見ぬふりをするしかないのか? 社会は自浄能力を持ちえないのか? これは人類存続にも関わる問題ではないかと、勝手に話を広げて考えてしまう。

Toaru800…からの、山岳制覇へ。少しジョギングして「名古屋の山」こと喫茶マウンテンでおやつにする。さっきパンターニに先立って「甘くない砂糖の話」という映画の予告編を見たばかりで、砂糖ヤバイよと思いつつ。ここはローリング☆ガールズの聖地でもあったね。注文はソフトコーヒーと、多分初めて挑戦する甘口バナナスパ。熱くて甘いが旨い旨い。食べ終わるころ油っぽいかな?と感じる程度で無事登頂する。甘い物でお腹いっぱいにしたい欲でコーヒーフロートも追加し、満足気分で食後のジョギングへ。めーでゃー(名大)や胡散臭い清明神社を経由し大曽根駅まで走って、鈍行で松本に帰る。

土曜も大寝坊で、トレーニングなし。連れと「ヒトラー暗殺、13分の誤算」を松本シネマライツで鑑賞する。同監督のヒトラー〜最後の12日間〜は動画サイトの嘘字幕MADでかなり有名だろう。いずれも、迫真の演技で時代の閉塞感が伝わってくる。2日連続でとんでもなく重い映画を観たが、カラッとすぐ忘れてしまう娯楽大作よりは良い。

Nakaone日曜はジョギングに出られた。いつもは弘法山から中山霊園へ登っていく、意外な痩せ尾根の遊歩道を、逆ルートで走ってみる。千鹿頭神社や山辺ワイナリーを経由して帰宅。2月は250km走る計画が、その半分程度で終わった。閏年だからあと1日ある?…いや3月から頑張ろう。

7/25-26 映画応報

Ireirope土曜の朝、うーさーでも観ながら食事をしていたら二度寝したくなり、次に気が付いたらもう午後。慌てて炎天下の激坂を自転車で駆け登る。一応タイムを計るが奮わず、慰霊塔までで終了。こんな日は無理すまい。美鈴湖に下りてカフェピラータでゆっくりする。最近ここに来てもなかなかサイクル野郎を読み進められなかったが、今日ようやく30巻まで…四国編が続く。んで普段自宅では観られないBS放送のツール・ド・フランス録画も楽しいし、ランスマは飛騨高山ウルトラマラソン特集。いつか、ウルトラにも復帰したいと思いつつ。

日曜は薄川沿いの信州家で蕎麦を食べてからシネマライツで映画「バケモノの子」を観る。バトルシーンの音響が良いアクセントになり、何でもありっぷりがどんどん畳み掛けてくる。連れと「これはもう一回観よう」という話になった。めぐろでとんかつを食べ、コメダでゆっくりして。あれ、身体を動かしていない。今日は心を動かしたからいいや。

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