8/2 あいたた あいた 会田宿
土曜出勤の帰り道、クランクをいつもより多めに回してみたいと思い立って、逆方向に走り出した。赤紫に染まる北アルプスを背に、穂高から明科、そして四賀に向かう頃にはまっくら森の道。辿り着いた旧四賀村の中心地は、かつて善光寺街道の会田宿として栄えた宿場町で、今もその面影を残す。夜になって走ってみるのも味があるものだ。
ここからは月明かりも届かぬ果ての風情のなか、松本に向かう。周り山なら峠道 遠い町まで帰りたい。火葬場トンネルを抜け、大口沢まで下ればいつもの通勤ルート。今日の帰路はいつもの3倍の35kmぐらい、獲得標高差は360mくらい。
しかし自宅はスルーしてそのまま松本市街地へ降りる。長野県下最大のカーニバル「松本ぼんぼん」その夜なのだ。もう終わってる頃かと思いきや、まだ2回の踊りを残しており一安心。上半身の持久力が無い私からは信じられない程、みんなエネルギッシュに踊り狂っている。これで一年分のパワーを使い切ってしまうから、松本人は普段大人しいのだろう。去年は絶望にふさぎ込んで何も見えなかったが、今年は少し元気を貰った気がした。
こうして信州の盛夏は終わりを告げる。既に寝冷えをしてしまい、昨日から喉が痛い。
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