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9/14 のりくら裏日記

ザ・クロマニヨンズをごきげんに流しながらドライブしていたら、わっ!わっ!エンジンルームから煙が!? 長い登り坂と片側通行待ちでエンコ寸前。パニクってるうちにクルマは安房トンネルに突入し、スピードが出た所で温度は下がった。煙は見なかったことにしよう。

という訳でやってきました岐阜県の平湯温泉。寝坊して遅くなったけど、ここからはチャリンコで走るのだ。クルマは行儀良く有料あかんだな駐車場に停めておく。看板によれば17時までに退出しないとあかんだな? それを念頭に先を急ぐ。

11:40、標高1,283mの平湯をスタート。平湯トンネルへの道から分岐し、交通量が殆どない旧道を登って標高1,684mの平湯峠へ。あっ、ここにもクルマを停められたんだ。まぁ多めにトレーニング出来たって事で良しとするか。
12:10、平湯峠のゲートからいよいよ乗鞍スカイラインに入る。長野県民から見れば裏側だから、こっちを裏乗鞍と言っても良いでしょう? でもずっと二車線で整備されている、走り易い道だ。マイカー規制されているのでバスやタクシーの為の道となっているが、意外に行き来は少ないので空気は悪くない。むしろ自転車の方が多い気がするが、観光協会から目の敵にされているという噂も。熊出の看板あるけど、大丈夫かな?

Nskyline ある左カーブを曲がると一気に山岳風景の視界が広がる。キタキタキター! あそこが畳平か? この辺でやたら横に広がって走ってやがる自転車集団をパスする。すると一台がやる気になって付いてきた。わっ!わっ!私に勝とうと思うな。少々息を荒くして引き離す。
畳平へはもう一山あった訳だが、今度は桔梗ヶ原の大展望! 登山地図に書いてある「大海原のような広大なハイマツ帯」はダテじゃない。こっちの乗鞍もすーごいぞ。ゴール間近の平坦路は夢見心地のペダリングである。
Kikyougahara

13:30、写真を撮りながらにしてはまずまずのタイムで標高2,702mの畳平に到着。あんぱんとカロリーメイトを貪って、13:50に登山開始。ここまで来たからには剣ヶ峰山頂を目指さないと。急ぎたいのでジョギングしてみたら、一気に体中の酸素が欠乏した。これが空気の薄さというやつか。それでも位ヶ原のウネウネ道路を左に見下ろしつつ急行する。ランニングシューズでは少々厳しい路面もあるが、何とか。
Norikura_guts 14:30、乗鞍岳の最高点たる剣ヶ峰3,025.6mに登頂。周囲の三千m峰が軒並み雲に隠れているのは残念だが、ここだけ良く晴れているのはラッキーかも。こんなとてつもなく高い場所からの眺めは、何度来ても格別である。松本市街地もうっすら確認出来る。心の目には我がアパートのベランダまで見えているに違いないのだ。
のんびりエンコしてる暇はなく、写真を撮ったり遠くの雲を眺めたりしているうちに14:55、下山開始。これも出来るだけ急行するが、富士見岳には寄り道。ここからだと乗鞍エコーラインの県境部が良く見下ろせる。二週間前のサイクリングイベントの記憶が蘇る。

15:50、畳平のチャリに復帰。今まで長野県側からここまで登って来た時にいつも思っていた。「岐阜県側のあの道も走ってみたい」と。サイクリングイベントの完走者三千人も皆きっとそう思ったのではないか。今日はその夢が叶った日。すぅっと桔梗ヶ原へ漕ぎだす。
ブレーキはあまり要らず、実に快適な下山路だ。少々寒いけど。西日が明るく当たる樹林帯も良い雰囲気。あ、槍ヶ岳が晴れて来た。奥飛騨慕情を口ずさみつつ、平湯温泉まで無事降り切る。
温泉街を少々ぶらつく余裕もありつつ、あかんだな駐車場を16:50に退出。別に17時を越えても大丈夫だったっぽいけど。とにかく冷えきった体を温めるべく“神の湯”に入湯。露天風呂でしばらくまったりする。
あとは今日の景色を昔のように思い出しながら、クルマで松本へ帰る。三連休の中日らしい、充実のサイクリングだったと思う。

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