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12/7 富士の病

Kawaas 河口湖マラソン後は、膝の関節痛が意外に長く続いた。明らかにズボンがキツく感じるような太り方が原因なのだろう。気休めに関節用サプリメントをばりぼり食う日々。もう今年のトレーニングは終わりにしよう。でもこれから一体どうすればいいんだ。

厳寒のオフシーズンを前に2008年を振り返れば、記録に残るのはサブスリーを達成した4月の長野マラソンということになるが、記憶に残るのは5月の野辺山ウルトラマラソンだ。それは言葉にできないほどあまりに強烈すぎて、その後は意志がすっかり挫けてしまった。数少なくなった参加大会のMt.サイクリングin乗鞍、河口湖マラソンとろくな練習をせず記録は落ちる一方。まさに栄光と挫折の一年。楽しむだけならそれでもいいけど、成長を諦めるには勿体ない早さだったのかも知れない。
しかし持久走趣味で培ったリソースを他の何かに活かすって言ったって、何も思い付かないし絶望の影が忍び寄るだけなんだ。余計太るだけ。だったらどんなに辛かろうが次の目標を決めて、そこに向かって面かぶりクロールでもしてた方が楽なんじゃないか。これは逃げじゃない転進なんだと思い込みつつ。

そんな折り舞い込んだランナーズ・ウェルネスのダイレクトメール。中には来年のウルトラマラソン案内が入っていた。4月にチャレンジ富士五湖か…。もう二度と走るまいと思った超長距離だが、長野マラソンを申し込みできずにぽっかり空いた時期に、心のどこかで引っかかっていた大会である。納豆ブームやバナナブームのように最近メタボホイホイ化しつつもあるフルマラソンならともかく、ウルトラは一般人には完全に理解不能で気持ち悪がられるだけの、こっそりとしか楽しめない廃人趣味。…だから俺に合っているのか。
この大会には100kmの部もあるけど、出るなら富士五湖を全て周回する112kmの部だろう。野辺山でサブテンを達成した身なら、もう100kmぴったりにこだわる必要は無いのだから。それでも目標はデッカくサブテン!…って言うだけなら簡単なんだけど。生半可な練習ではぶっ壊れてしまうだろうが、失われた意志力を取り戻して挑みたい。
いや、ホントに出るの? 早まるな、考え直せ。どれだけ生活上の犠牲が大きいか思い出してみろ。無理だ諦めろ。

あと意識しない訳にはいかないのが、7月に標高差三千mを駆け上る富士登山競走の時間内完走。体質・脚質によってはこれが一番困難とも云われるが、達成すればサブスリー&サブテンと合わせてマラソンのグランドスラムになるらしい。誰がそんなこと言い出したんだか、馬鹿馬鹿しくて話のネタにもならないかも知れないが。でも一生に一度で良いから富士山という山に登ってみたいんだ。近年はトイレが溢れるほど登山者が殺到しているから遠慮すべきだけど、「富士山に一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」という格言もあるし、大会のついでならいいよね? これは前向きに参加を検討したい。
さらに来年は申し込むつもりの6月Mt.富士ヒルクライム。富士山をテーマにした一年間があっても良いんじゃない!? うっかり信用取引に手を出して最後は樹海行きなんてオチにならなきゃいいが。

あと6月のツールド美ヶ原はもちろん軸として、8月のMt.サイクリングin乗鞍も抽選を通れば参加したい。秋にはやっぱりフルマラソンをひとつ走っておきたいな。
なに、一気に来年の予定を考えてんだか。という訳でとりあえずトレーニング再開、浅間温泉から田溝池へ上がる12.5kmをジョギングしておく。まだ膝が痛む。

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