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2/22 平瀬で冷や汗

いのちと平和の森 芥子望主山の近くに「いのちと平和の森」という場所がある。どこかの宗教団体が鳥葬か散骨でもしてるのだろうと思って今まで立ち寄ることはなかったが、どうも様子が違うのでジョギングで行ってみることにした。標高800mほどの狭い丘に、松本市長や小澤征爾らの植樹がある。活動の趣旨は解らないが、勝手に入っても良い事だけ判れば十分。すぐ近くの一千舎展望台よりずっと視界が開ける好展望地だった。

さて一千舎展望台から少し進んだ左手に、下の平地まで降りて行けそうな山道がある。思い切って進んでみたが、やがて道が無くなってしまった。右に左に迷ってみても獣道しかなく、仕方ないからカンに任せて真っすぐ下る。木々にしがみつきながら何とか降りる急斜面で、ポケットのデジカメを落としたことに気付いた。斜面には落ち葉が堆積し、モグっていたら非常にやっかいである。それともさっき崖下に落ちていった石のようなものがデジカメだったのか? もしかして大ピンチ? しかし最後に写真を撮ったあたりをもう一度よく探したら見つかった。助かった―。
八滝神社 松本トンネル入口付近まで降りたところで、八滝神社なる建物を発見。半壊しているが廃社されてる訳でもなさそう。地図にもWebにも載ってないし、こうして迷わなければまず出会えない神様だ。

料金所の駐車場でスポートドリンクを買い飲みし、さらに平瀬川集落まで降りて踏切を渡ると謎の丘がある。私有地だとヤバいかなと思いつつ裏手から登ってみると、「坂下一号古墳」という標柱があった。これも地図やWebにはない、レアな物件である。

平瀬城跡 国道19号を北に走った下田集落に「平瀬城跡入口」という大きい標識がある。ずっと気になっていたので、今日こそ登ってみよう。山道は急斜面を巻いてはいるが、走れるほど緩くはない。やがて本郭と思われる平坦な頂に出る。712.7mの三角点があり、犀川を真下に西側の景色が非常に良い。思わぬ収穫をずっと眺めていたくなる。かつてこの強固な山城に篭もった武将204名が討ち死にしたらしいが、武田晴信にとっては赤子の手を捻るようなものだったのだろうか。

ここから下田まで引き返すのは面倒臭いので、稜線をそのまま登る。強烈に深い堀割があるわけでなく、概ね踏み跡もあるので簡単に上の車道に出た。でもこっちから平瀬城を目指すと別の尾根を下りてしまう危険はあるだろうな。

芥子望主山をかすめて帰宅。距離は17kmでも3時間半かかった。勝手知ったるような近所の山でも、まだまだ知らない場所が沢山あることを実感。むらよしの冒険はいま始まったばっかりだ。

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