5/26分 その先の群馬へ。
松本から始発電車に乗って長野駅着。チャリを組み立て、エムウェーブを経由して須坂へ。ちょっと多過ぎたかと後悔するほど食料を買い込み、まもなく高山村に入る。これで、長野県の現存市町村はすべて自転車かマラソンで走ったことになる。コンプガチャリンコ。
まぁせっかくだから峠の一つでも越えて行こう。県道112号のキツい坂をひたすら登り、標高差1600m程で鞍部。あとは下り基調で毛無峠に着いた。索道跡、そしてネットで有名なリアル群馬県の標識があり、景色はまさに「吼えろ!アフリカ・サバンナ・キリマンジャロ」。
昼食をがっつり摂ってから、手近な破風岳にも登り下りする。一帯の眺めを堪能したし、いざその先の群馬へ。「この先危険につき関係者以外立入禁止」「遭難多発地帯」の標識もあったが、ネット上には無数に探訪記があるし、甘く見てしまえ。砂利ダートを降りて行くと、小串鉱山跡に到着する。
日本有数の硫黄鉱山としてかつては2100人が暮らし、スーパーや映画館もあったと云うが、今は所々潰れた建物が残るのみ。元住人が再建したのか地蔵堂だけは新しく、中には最盛期の貴重な写真が展示されていた。
薮道を経た学校跡には、回転ブランコだけが立っている。これでキャッキャと遊んだ子供はいまいずこ。
ここからさらに群馬側に徒歩道路があるはず。それらしき所を降りてくが、沢筋にはまる一方で道は見つからない。まずいことに地形図も紛失した。もはや戻ることも出来ず、じゃぶじゃぶ浸かったり必死にチャリを押したり担いだりしながら、でもあまり進まず時間ばかりが経過する。当然ケータイは圏外。
体中が疲労でガクガク振るえ、今日中に嬬恋村大前へ降りるのは到底無理と悟った。僅かな平地で緊急キャンプとし、夕食はウイダープロテインinバー1本とポカリPET半分だけ。明日に残した食料はカロリーメイト1箱、ポカリもう半分、梅チューブ少々。
これが噂に聞く秘境群馬県ですかぁ・・・なんか関東地方とは俄に信じがたい景色ですね。こりゃスゴイ。なんでも群馬県の奥には谷川岳という世界で一番遭難死者が多い山があるそうで・・・恐々
投稿: kinotty | 2012-05-28 21:06
グンマーまじ遭難します!
でもこの峠付近は素晴らしい景色なんで、長野県側からのピストンならオススメなんです。めちゃめちゃ登るけど。
投稿: むらよし | 2012-05-28 23:25